上野千鶴子のレビュー一覧
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話題になった『おひとりさまの老後』に続き、男性に焦点を当てた本作。自分もまさにこの道に足を踏み入れているしと思って読んでみた。書いてあることに目からウロコというようなことは特になし。足を踏み入れている自分としては、実行まではしていないもののそうなる覚悟はしていることばかりという印象。
それもそのはず。「男おひとりさま」と一口にいっても上野さんによれば、①死別シングル、②離別シングル、③非婚シングルの3類型があるとか。それぞれ傾向と対策は違うし、個別性もあるだろうから、この本もマニュアルとしてまったく信じてしまってはいけない。あくまで参考程度に。いろいろ書いてあるけど、自分としては「覚悟だよね」 -
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ネタバレ自著解題より
セックス音ハードルはたしかに下がった。女性に性欲があることは当然視されるようになったし、女性が快楽を求めることにもスティグマはなくなった。女性があからさまにセックスやマスターベーションを口にすることへのタブーも、なくなりはしないが、確実に少なくなった。結婚の前にも後にも外にも、女性がセックスを求めることに社会的な制裁はいちじるしく減少した。そうでなかった時代のことを思うと、隔世の感がある。だが、それはほんとうに女性にとって「性解放」だったのだろうか?
その反面、ジェンダーの非対称性がおどろくほど変わっていないことにも驚く。避妊の知識と技術が普及したのに、無知からではなく遠慮からパ -
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『おひとりさまの老後』(文春文庫)の男性編です。
前著を読んだ際には、著者たちと同じ世代の読者に向けて書かれた本であり、自分たちの世代にはあまり関係がないように思えてしまったのですが、今回も同じような感想を持ちました。
もっとも、「弱さの情報公開」ができないという指摘は、ロスジェネ世代にも当てはまるかもしれません。秋葉原の無差別殺傷事件を起こした加藤智大に触れて、「オス負け犬」も「彼女いない暦40年ですが、なんの不自由も感じていません。それがなにか?」と言えるような「常識」が通用するようになれば、男たちもずっと楽になれると、ロスジェネ世代の「男らしさ」のプレッシャーに苦しんでいる読者に向け -
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上野千鶴子・古市憲寿「上野先生、勝手に死なれちゃ困ります」光文社新書
上野千鶴子と古市憲寿の対談を書籍化した著書。
テーマは副題のとおり「僕らの介護不安に答えてください」。
団塊ジュニア世代にあたる古市氏が抱く、団塊世代の親の介護に対する不安を上野氏にぶつける。
話は介護の話をきっかけに、家族のあり方、親子の関係性、弱者としての若者と女性の共通項、世代間格差…と展開する。
最後に上野氏は、研究者として若者としての古市氏(あるいは当事者意識の低い若者)に対してこう述べている。
「あなたをつかんで離さないものが、あなたの問題。ウザい、とかムカつく、とかいう感情を大事にしたらいい。まさに -
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後半が面白いというタイトルだけど、前半の思い出話ややってきたことの話が殆どだった。
それはそれで面白く、あっという間に読めるのだけれど、なんとなく、タイトルに騙された感は残るなあ。
専業主婦になりたい若者ってのは、15年前ぐらいからたくさんいたのを、当時オバサン大学生してたからよく知ってる。
就職が厳しい時代になると、そう思うらしい。
女同士の連携が弱ってるというのは、どうかなあ?
我々世代が古いからかもしれないが、子育てしてる時は連携する余裕もなくて、子供が大きくなってくると、また連帯感が蘇ってくる気がしてる昨今。
私たちだけなのかしら?