上野千鶴子のレビュー一覧

  • 不惑のフェミニズム

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    上野千鶴子の著作を読んでいて、いつもなぜか、違和感のようなものを感じ続けていた。上野千鶴子の築く世界は、一見、フェミニズムという一つの思想を想い起させるもののように見える。しかし、どことなく思想としての完成度、手法などの学問的な基礎の部分が、深いところでは、あやふやで、悪くいえば未熟ともいえるものを漂わせている。これはなぜか。つまり、最近やっと思いつくことが出来た。それは、上野千鶴子の築く思想というのは、一つの歴史であるということだ。そう考えて読み進めているうちにハッとさせられた。そこには、確かに、彼女自身の恨み、悲しみ、憎しみ、また自惚れなどが混在し、そしてたまにそれらの感情が混乱しながら、

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    2012年03月09日
  • おひとりさまの老後

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    女友達3人でこれ読んで、将来はグループホームをつくろうか!と本気で考えたこともあったなぁ…(当時22歳くらい)。

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    2012年02月24日
  • セクシィ・ギャルの大研究 女の読み方・読まれ方・読ませ方

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    上野チズコって下品なオバサンという印象しか持っていなかったが、書いてあることは普通のマトモな事だった。
    大昔読んだ裸の猿の続編みたいな内容。30年も前に書かれた本だが、草食系男子の出現や、化粧する男の出現を予言しているのは見事。

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    2011年12月24日
  • 女は後半からがおもしろい

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    バイタリティあふれる二人の対談はなんだか元気が出る。それぞれの超高齢社会を生き抜く兆戦を楽しみにしたい。

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    2011年12月18日
  • 男おひとりさま道

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    おひとりさまの男性版。
    でも、女性も十分役立つ。
    ユル友を持つこと、金持ちより人持ちになることーつくづく納得した。
    日本の介護制度の問題点も改めて考えた。
    在宅ターミナルで働きたいなあ。

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    2011年11月07日
  • 男おひとりさま道

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    男の多くはビジネスというパワーゲームにあけくれていて、気がつくと老後可哀想になっている、というのが著者の基本的なオッサン論です。
    もちろん全オッサンがそうというわけでなくて、人生の下り坂を意識して、おひとりさまへの助走をつけている、幸せなおひとりさま道を歩んでいるオッサンにも触れています。そして、そういう人は出世していないし、仕事もバリバリはやっていないと。たしかにそうかも。しかし出てくる男性像のステレオタイプっぷりがすごい。いくら例とはいえ、そこまで単純ではないのでは。著者は兎に角、男のダメっぷりをほくそ笑みたいのでしょう。

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    2011年09月30日
  • おひとりさまの老後

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    男にも女にも平等にいづれやってくる「おひとりさま」その準備、心構え?
    介護者のノウハウ本はあるがされる側の本はないと言っているが、今の日本のお寒い介護福祉の状態ではお金持ちだけが幸せな老後を過ごせるのだろう。

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    2011年09月17日
  • 結婚帝国

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    「結婚」というものとそれにまつわるあれこれの問題について2人の巨頭が対談する本書。カウンセラー(但しかなり型破りな!)の信田先生が、社会学者である上野氏とどのような「化学反応」をするのか、楽しみながら読んだ。…と、言いたいところだが、テーマがテーマだけになかなか単純に「楽しむ」とはいかないのである。お互いに身も蓋もない発言を乱発しつつエスカレートしていく議論はエキサイティングではあるが、やはり術語のすれ違いは否めない気がする。いや十分刺激的なのではあるけれども。DVや性犯罪など、心理臨床とも社会学とも強く関連するテーマにかなりディープに踏み込んでいるので、多少なりとも関心のある向きは必読か。但

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    2011年08月25日
  • 男おひとりさま道

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    「おひとりさまの老後」の続編ともいうべき一冊。オトコはどうしたらいいか、が話の中心だが、オンナが読んでもためになる。まだ老後は先なので親に読ませたい。

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    2011年08月20日
  • 女は後半からがおもしろい

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    お二人とも富山県出身とのこと。「勝ち組」還暦者である。女性の意識向上(自立)と暮らしやすさの獲得のために方法は異なるけれどもしっかりと歩んできた団塊世代だ。

    フェミニズムは決してそのパワーを固辞するものではなく、社会の弱者として助け合っていこうよ・・ということだった。

    上野さんが今取り組んでいるのは、高齢者ケア。未体験の「超高齢社会」に突入する。どんなシニアになるか、試されている。そして3.11後の「生き延びていく思想」をみんなでやってみようよ・・ということなんだろう。

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    2011年07月16日
  • セクシィ・ギャルの大研究 女の読み方・読まれ方・読ませ方

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    おもしろい。そしてデジャブ感がある。講談??はたまた牧師の説教??(御両親がキリスト者であられる)
    真偽のほどは別にしても・・・と思わせるくらい、読み手を魅了する。処女作らしい。あの栗慎の勧めもあった・・ということで、本当の処女喪失であられなければよいのですが・・・(ゲスの勘ぐりですが)

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    2012年11月22日
  • ひとりの午後に

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    上野千鶴子さんの本をどこから読もうか、と思って探していたところ、比較的やさしいエッセイ集ということで、この本から入ってみました。流れるような文章と、さわやかな内容でけっこうよかった。ほかにもいろいろ読んでみたい本があるので、入門用にはちょうどよかったかも。。。

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    2011年09月04日
  • ひとりの午後に

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    高校生のとき読んだミッドナイトコールのときから思っていましたが、この方は、エッセイでは自己愛をさらけ出す強さがあるという印象です。

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    2010年12月26日
  • 男おひとりさま道

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    大学時代から読み続けている上野千鶴子センセの1冊。前作(?)、「おひとりさまの老後」に引き続き辛口で説く「老後の備えのハウツー本」が本書。とはいえ、男性を対象にしているせいか、上野エッセイとしては快刀乱麻のノリも心地よかった前作に及ばない。まあ、男性の老後ですから・・・。

    それにしても知りたいのはこの本の読者層。上野本を手に取ろうという層の男性なら、家族との関係さえよければそこそこの老後を送れるのではないかと思うのだが、格差社会ニッポンで老いを迎えるロウワー層への言及はなく(本書にある死別、離別、非婚の3種のシングルのケースを見ても然り)、あくまでも「プランニング可能」な層を想定しているよう

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    2010年10月14日
  • 男おひとりさま道

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    男おひとりさまに必要なスキルは、弱さの情報公開、パワーゲームからの卒業、等々。これって今の時代のあるべき働き方に通じるものがある気がする。

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    2010年05月11日
  • 男おひとりさま道

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    相変わらず爆笑しながら読み終わりました。
    重い現実が書いてあるのですが、それがさらっと書いてあり、とても読みやすく仕上がっています。

    自分は今はまだ現役ですが、定年退職後どうなるのかとか、すでに老後に片足が入っている会社の皆さんは、退職後どう生きることを考えておられるのだろうかと心配になります。

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    2010年02月14日
  • 男おひとりさま道

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    091125  社民党へ  即予約ed11th
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    第1章
    男がひとりになるとき (増えている男おひとりさま 死別シングル ほか)
    第2章
    下り坂を降りるスキル (人生のピークを過ぎたとき 男の定年、女の定年 ほか)
    第3章
    よい介護はカネで買えるか (男おひとりさまのふところ事情 いくらあれば施設に入れるか ほか)
    第4章
    ひとりで暮らせるか (男は自立しているか 「食」のライフラインを確保する ほか)
    第5章
    ひとりで死ねるか (生の延長上にある死 在宅看とりを支えるひとたち ほか)

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    2009年11月25日
  • 男流文学論

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    フェミニズムの論客3人組が文学作品を、作者を、登場人物を、めった切り。時にあまりに行き過ぎていたり時に斬新な視点ありで、文芸評論としてはおもしろい。一緒に酒は飲みたくはない。

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    2009年10月04日
  • おひとりさまの老後

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    本屋さんでずっと平積みなので、楽しみにしていたけど、内容は、案外ありきたりで、比較的お金持ちさま対象。いくら準備したって、結局だれか、それが家族であっても他人であっても、になんらかの迷惑かけちゃうんだから、この際開きなおって、日々を楽しく生活するに限る!

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    2011年09月09日
  • おひとりさまの老後

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     これは「負け犬」であるおひとりさまの老後であって、わたしの老後ではないなあというのが第一の感想。 彼女がおひとりさまでも払えるだろうというグループホーム、絶対入れないもんね。 だけど収入の高低にかかわらず、ひとりの老後はやってくるもの。そのときのために、こういうタイトルで真面目なものにふれておきたいとは思います。 それに、今の孤独がなんでもないように思えてきません?

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    2011年09月09日