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『女性の品格』の坂東眞理子氏と『おひとりさまの老後』の上野千鶴子氏というベストセラー著者による、初の対談集。まったくちがった個性を輝かせるふたりは、実は同郷・同世代人であり、国家公務員として、研究者として、それぞれ女性が活躍する道を切り拓いてきたパイオニアです。対談では、そんなふたりが自らの人生を振り返りながら、「女の一生」を語り尽くしました。
男社会のなかで女性はどう生きてきたのか。これからの女性の生き方、そして日本社会が進むべき道とは――。仕事、恋愛、結婚、家族、老い……、広範な知識と豊富な人生経験を武器に、現代社会と女性をめぐるあらゆる事象を読み解き、女性が生き生きと活躍するための方途と未来を描きます。
本書より――
「上野さんは、さすが対談の名手。彼女の鋭い質問に、思わず私も自身の少女時代から大学、就職、仕事のこと、さらには恋愛、結婚、育児についてまで率直に語ってしまいました。上野さんの話はとてもおもしろく、上野さんも私の話をおもしろがってくれて、終始、話題は尽きませんでした」(坂東眞理子氏)
「本書の対談ゲラを読み返して、へええ、とじぶんでもおどろいた発見がある。びっくりするほど『でも』『といっても』という相手を否定する接続詞が少なく、その反対に『ええ』『そのとおり』『なるほど』『やっぱり』という相の手がたくさん入っている。しかもひとつひとつの発言が長い演説にならず、短い質問やその答のやりとりがかみ合って、互いに対話が成りたっている。これはうまくいった対談のしるしである」(上野千鶴子氏)
Posted by ブクログ 2012年11月22日
よい本は一気に読めてしまうものである。
この二人のコンビネーションはありそうでなかった・・・という感じがする。
バッサリと、しかし軽快に色々なものを斬ってくれるので、読後の爽快感あり。さすが、ベストセラー作家ですね。育児ただいま三年生の今の私には坂東さんの言葉がやはりガツン、と心に響きました。
‘...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月10日
女の後半(老後?)についてはほとんど語られず、ほぼ二人の半生についての対談。それはそれで面白かったからよいのだけど。
さて、私はこういう「男は~女は~」みたいな二元論は好きではない。だって、人間いろいろなんだから男とか女とか二つに分けられるわけないじゃない、と。
でもそれは私が平成生まれだからそう思...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年04月23日
後半が面白いというタイトルだけど、前半の思い出話ややってきたことの話が殆どだった。
それはそれで面白く、あっという間に読めるのだけれど、なんとなく、タイトルに騙された感は残るなあ。
専業主婦になりたい若者ってのは、15年前ぐらいからたくさんいたのを、当時オバサン大学生してたからよく知ってる。
就職...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月14日
著名な女性二人の対談。
どちらも社会の中で立派なお仕事をされてきた方。
日本の働く女性のパイオニア。
坂東さんが、一生苦手な家事だけをやっていくのは…って思っていたなんて〜。私と一緒〜。
でも、高校の同級生と結婚して、出産もして、勤めあげるだなんて、やっぱりさすがです。私には無理〜。
かと言っ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月31日
全体としてはどうかな?と思うが、ところどころになるほどと思うところがある。
内定をゲットした職場で10年、20年と勤続している人をみて、その中に「こうなりたい」と思う人がいなかったら辞めたほうがいいよ、って
P52
はぁ
あの頃の自分に、こう言ってくれる人がいたら、違う職場を選んでいたことでしょう...続きを読む
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