上野千鶴子のレビュー一覧
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日常のこと、子供の頃のこと、好きなこと‥
落ちついた筆致で、これまで語らなかった個人的なことについて書いています。
NHKの「おしゃれ工房」に連載したもの。
そのせいか、母が得意だった焼きリンゴの話、洋菓子といえばシュークリームとかすていらが双璧といった話題も。
フェミニズムの旗手として女性問題に鋭く切り込んだこれまでの著書とはやや違う面も出ていて、これがけっこう感じが良い。
子供の頃の自由研究の話なども社会学的?
社会学を目指す人は、一に好奇心、二に尻軽さ、三四がなくて五に知力、だとか。
お母さんは結婚と同時にクリスチャンになった。
姑や小姑とのもめ事が絶えず、夫婦の言い争いは子供達が不 -
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テレビでも雑誌でも、とにかく僕は「ランキングもの」が苦手なのだ。星座占いの運勢のランキング、抱かれたい男ランキング、好きな歌ランキング、うまいラーメン屋ランキング、大学の偏差値ランキング…。うう、書いているだけで辟易だ。
なんだか世の中、いたるところでおかしな序列化(階層化)が進んでいる。いったい誰が、何を基準に、どうやって(もっともらしい)序列化をしているのか。得体の知れない数字ばかりがひとり歩きをしていないだろうか。そして僕たちはそれを特に考えることもなく、鵜呑みにしてやいないだろうか。ときとして、なにやら胡散臭さを覚えてしまう僕なのである。
さて、上野先生のいう学校化社会とは、「明日 -
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「おひとりさま」をよく使われる適齢期の女性に対して、老齢になってもそのまま「おひとりさま」を続けても特に問題ないわよ。ただ、介護ってさ、する側の説明はたくさんあるけどされる側のノウハウは少ないわよね。って作者の素朴な疑問を呈しながら、女性ながらのリズムで話が進む。
結局、人は誰でも「おひとりさま」になるのよ。という件には、あぁそうだな。と思わされた。寄り添ってきた連れが逝ってしまったりすることで。と考えたことがなかった。"シングルアゲイン"。確かに。
内容はえらく真っ当だったりするんだけど、フロー化するほどの資産が無い場合どうするかな。ってそのために準備しときなさいよ。 -
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読書というのは、読むことによって擬似に様々な人生の体験を積み上げていくことで、読む行為自体が、生き方上手への道を実践していることだと思う。
だけどこいつは、そんなまだるっこしい手段をとらずに、おもいっきり直截に一人で生きるにはこんなふうにしたら? というような書き方をされている。
人生のスタート時点にいる人たちには関係ないけれど、そろそろ慌ただしく過ぎていきつつある生み、育てる時期を卒業させてもらえるころ、手にとってみるとなるほどと頷ける記述が一つや二つある。
もちろん、男の方向けに書いてはいるが、作者が自称負け犬組みだけあって、ストレートな切り口が小気味よく、すとんと読める一冊 -
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もっと高齢になってから読んでもいいような気がしていましたが、今読んでよかったと思います。ずっと会社の中で生きていると、会社を離れたときにまずい習慣に気づけないような気がします。損得勘定を離れた個人として生きる生き方には、それなりのルールがあるようです。それに気づかせてくれた点で、この本を評価したいと思います。
内容(「BOOK」データベースより)
死別・離別・非婚シングル、老後に生きる道はあるか。在宅ひとり死はこわくない。
目次
第1章 男がひとりになるとき(増えている男おひとりさま
死別シングル ほか)
第2章 下り坂を降りるスキル(人生のピークを過ぎたとき
男の定年、女の定年 -
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勉強になりました。
ひとは最後は、ひとりになります。必ずね。
いくつか、キーワードがでている。
家事能力
金持ちより、人持ち
選択縁・・家庭でもない、職場でもないネットワーク
定年までのソフトランディング・・
おひとりさま力・・ひとりでいても寂しくない
自宅介護・・最後は、自宅
最後に、「男おひとりさま道 10か条」まだ早いと言わず、実践準備して、ソフトランディングしないとね。
第1条 衣食住の自立は基本のキ
第2条 体調管理は自分の責任
第3条 酒、ギャンブル、薬物などにはまらない
第4条 過去の栄光を誇らない
第5条 ひとの話をよく聞く
第6条 つきあいは利害 -
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もったいないので、少しずつ読んだ。上野先生の散文だと、「恋愛病」と「亡命者」が好き。読んでると、どうしても上野さんの笑顔が浮かんできてしまって困った。愛とか恋とか、もう疲れたって思っていて結婚したいと思うけど、結婚も同じように疲れるみたいだから、多分わたしも最後には上野先生みたいに、おひとりさまになるんだ。子どもも産まず、だけど女の仲間たちに囲まれて生きていくのは、ときに孤独を感じるかもしれないけど、でもいいのかもしんない。今はただ強くなりたい。死んじゃうときに、淋しいとか思わないで死んでいけるようになりたい。
わたしは決めた。いつかこの本の第二弾を編集者として出版します。上野先生に頼みにい -
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「プレ金ナイト」上野千鶴子さんがゲスト回を聞いて購入。
「社会に対して怒りを覚えるというのは意味のあることだと言いたいです。怒りをコントロールするおいうアンガー・マネジメントを学ぶくらいなら、正しい怒り方を学ぶ方がずっとよい。」(上野168p.)
上野さんがアグネスさんに聞く、アグネスさんが答える、その答えに違和感があると上野さんがそこをついていく、それを受け止めてアグネスさんが話す。この繰り返しが、なんだかとてもきちんとした礼節?相手への敬意?の感じられるものだった。
怒れる上野さん、穏やかなアグネスさん、という感じ。
「アグネス論争」の頃は高校生でなんかそんなことでワーワーやってるな -
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楽天的で能力主義的なアグネス・チャンと、努力が報われる社会ではないという立場の上野千鶴子。
2人が望んだ対談とは言え、最初からすれ違いも多く、ハラハラしながら読んだ。
なんで読者が心配しなくちゃいけないんだろ笑
というくらい、あっけらかんとしたアグネス・チャンの楽観主義。そして、中国の伝統的な家族主義への信頼。時には鈍感にも聞こえる勝者の弁。
通じなさにイライラしてるような上野さん。
上野千鶴子に、それ、違うと思う、なんてキッパリ反論できる人そうそういない笑
でも、後半、少しずつ、なにかが通じ合ってくる感じがしてくる。互いに乳がんサバイバーという共通項があるからなのか。それとも、アグネス・