上野千鶴子のレビュー一覧

  • 在宅ひとり死のススメ

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    誰かと過ごすことが必ずしも幸せではない。実際自宅をお伺いしていて、一人で自宅で過ごし続けることが出来る方はいらっしゃるし、生活が充実してそうな方もお見受けする。

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    2021年05月05日
  • 女の子はどう生きるか 教えて,上野先生!

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    10代向け女性学の1冊。
    日常にある違和感を読者から質問形式で答えていく一問一答型の書籍。
    読みやすく、改めて振り返りができた。

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    2021年05月04日
  • ひとりの午後に

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    上野先生は富山県出身だが、学生時代を過ごされた金沢での話、二水高校での話、通学でのW坂の話などなんとなく分かって面白かった。

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    2021年10月24日
  • 世代の痛み 団塊ジュニアから団塊への質問状

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    酒井順子の「バブルコンプレックス」で紹介されていた。団塊世代の上野千鶴子と団塊ジュニアにしてロスジェネの雨宮処凛の対談。60代と40代、団塊も団塊ジュニアもそれぞれ年を取った。世代内格差も男女格差もある中で、フェミニズムも社会運動も世代承継されなかった。それぞれの世代が依って立つ価値観、社会的規範、政治姿勢などが展開される。

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    2021年03月20日
  • 情報生産者になる

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    タイトルからすると軽い内容かと思いきや、わりと本格的な研究に関する指南書だった。順序を追って説明してくれる。レポートや論文を書く前に読みたい一冊。

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    2021年01月21日
  • 近代家族の成立と終焉 新版

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    半分以上身に付かず終わってしまっている気がするのが申し訳ないけど,勉強になった。学者さんの勉強量・読書量はすごいのだろうなぁと思わされる。

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    2020年10月12日
  • スカートの下の劇場 新装版 ひとはどうしてパンティにこだわるのか

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    女性のジェンダー学者が描いた性文化。女性視点のセックスに対する男と女の違い、米国文化と日本文化の違いなど、これまでどちらかというとこの手内容は低俗的に見てきたが、高尚な社会学として客観的な視点に立てた。

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    2020年08月29日
  • 情報生産者になる

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    情報生産者、新しい情報を世の中に示す者になるための具体的な方法が1から10まで書いてある本でした。本当の意味で情報生産者になろうと思ったらここまでする必要があるんだな...と敷居が高く感じてしまいました。
    論文を書く人、研究する人には良い本だと思います。

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    2020年07月20日
  • 上野千鶴子のサバイバル語録

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    人生という軸で、上野先生の各書から選びぬかれた言葉がまとめてある。
    冒頭に「幸せな女性は私の本などとらない」と書いてあって確かに〜〜ってなったし、終わりにに、「女が女に贈ることばは、わたし自身にとってそうであったように、女にとって命綱の役割を果たすことになるでしょう」に関しても確かに〜〜ってなりました(笑)この本にまとめられてる言葉で救われる人もいるんだろうな。さくっと読める1冊。
    あとは個人的に大学院生をやってる身として、学問に対する姿勢の言葉が、結構刺さりました、ぐさっとね。(その研究は誰かにやれって言われたの?そうじゃないでしょう、とか特に)

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    2020年07月18日
  • ナショナリズムとジェンダー 新版

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    ネタバレ

    お勉強として。

    恋をすると気になる「本気か遊びか」。「私のこと遊びだったの!?」とか「私のこと本気じゃないの!?」と苦しんでしまうのは、女性が「妻・母コース」「娼婦コース」に分けられてきた歴史ゆえなのかなと。

    それで、私が「私は本気よ!」と思う時は、相手に自分の存在を全依存するような、ずっと死ぬまで一緒に居ようねという確約を求めるような、いわゆるシンデレラコンプレックス状態・ロマンティックラブイデオロギー洗脳になっていた気がする。

    おそろしい。

    もっと、軽やかに愛することができれば、女はもっとチャーミングなのにね。そんなことは47歳になったから言えることであって、30歳だったら言えなか

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    2020年04月19日
  • 男おひとりさま道

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    ネタバレ

    男ではないので、あまり役には立たず。。。

    が、ひとつ名言発見 P179 無二の親友より10人の”ユル友”(by 花井幸子)「ユル友=ゆるく、淡くつながっている友達」 走れメロスのような魂の友がいなくても、嘆くことはない。

    資産も薄く広く分散投資した方が良いし、友達も薄く広く持っていた方がいいのだなと。

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    2020年04月19日
  • 上野千鶴子のサバイバル語録

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    "孤独を癒すのは「あなたはひとりじゃない」というメッセージではない。もっと正確にいえば、「あなたが孤独であることを、同じように孤独であるわたしが、理解はできないが、知っている」というメッセージである。"(p.113)


    "親業のゴールは、子どもからある日、「もうあなたは要らない」と言ってもらうこと。"(p.107)

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    2020年04月07日
  • おひとりさまvs.ひとりの哲学

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    上野千鶴子さんの鋭いツッコミに対し、山折哲雄さんがタジタジになりながらも吸収していく展開が読んでいて楽しかった。

    「ひとり」の概念すら両者では異なり、本文中では互いの考えをぶつけ合うが、最終的に、超現実主義の上野さんが、最終的に死の五段階説を発表したキューブラ・ロスの私を引き合いに、混乱の中で死んでいったこともアリと思えるようになったと結ぶところに、このvsのノーサイドをみた。

    私は上野さんの考え方が清々しく好みだ。
    「野垂れ死にを希望するのは男だけ」という話、言われてみれば確かにそうかも。
    結局、男の弱さからくる現実逃避思考から生まれた妄想が野垂れ死というわけだ。

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    2019年12月29日
  • 身の下相談にお答えします

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    「人生のお悩みの多くは身の「下」から来ます」

    作者の上野千鶴子さんのお言葉です。こちらの本は朝日新聞の『悩みのるつぼ』に掲載されたものをまとめたものです
    悩みの相談は、自分が共感できるものから、少しドン引きするようなものまで様々。
    でも大体がこじれた恋愛関係や、「下」のことです笑

    まず良かった点
    上野先生のお言葉が、遠回しではなくぐさっと刺さるようなストレート球で、読んでいて痛快なこと
    質問を読んでいて、読者が感じることを明確に言語化してつっこんでいらっしゃって、「そうそう、それがいいたいの!」と心地よく読み進めることができます

    ただ、上野先生と私の視点が近すぎるのか、「そういう考え方が

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    2019年10月23日
  • 毒婦たち 東電OLと木嶋佳苗のあいだ

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    ネタバレ

    「東電OLは私である」と発言する女性がたくさんいたという
    女性差別企業の中で惨憺たる思いをした彼女は均等法施行前に社会人となった世代
    均等法が施行されてからだってそう変わらない
    会社に入ってみたらこんなはずじゃなかった
    といったことは多々あったし今でも劇的にそうした状況が改善されているとも思えない

    この事件は覚えている
    マスコミが騒いだ内容については詳しく知らなかった
    本書でそうしたことを読み解いているのかと
    しかもこのお三方
    楽しそうではないかと思い読み始めた

    この事件というよりは「木嶋佳苗」に焦点をあてて語られる日本の「性」の扱われ方

    援交世代についてはっとさせられたのは
    そうだ彼女

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    2019年09月30日
  • ひとりの午後に

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    エッセイ集。
    文章が独特で慣れるまでに少々時間を有するが、サイズが文庫本なら身近に置いて読み返したい。

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    2019年07月19日
  • 女は後半からがおもしろい

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    共感する部分あり、???な部分ありですが、女性活躍が当たり前ではなかった時代に女性のキャリア構築を切り拓いてくれた先達として、尊敬&感謝します。

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    2019年04月29日
  • 毒婦たち 東電OLと木嶋佳苗のあいだ

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    「毒婦」をテーマに上野千鶴子、信田さよ子、北原みのりが鼎談している。
    「毒婦」って何だろう。男性版のそういう言葉ってない(と思う)からそもそも「婦」にだけ「毒」がつくっていうのが上野さんあたりが突っ込むべきところじゃないかと思うけどそういう話は出てこない。勝手に女性に聖性を求めてそれと違う女性には「毒」をつけて侮蔑したり揶揄したりという構造だと思う。
    ここで双璧に論じられているのが東電OLと木嶋佳苗。木嶋佳苗は一時期ブログなど愛読しその非凡さはそれとなく知っていた。一方東電OLについてはこの本を読んで初めて知った逸話もあった。どこか正気でない淫らなひとという印象だったんだけど、それ以上に既存の

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    2018年12月31日
  • 男おひとりさま道

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    中高年の単身者世帯は増加していますが、傍からみて哀れみの目を向けられがちな男の一人暮らし。,「おひとりさま」本で著名な筆者が、厳しいコメント連発しつつも、男おひとりさまにも豊かに生き、最期を迎えることができる手法、事例を取り上げてくれます。,,男おひとりさま予備軍の私も、非常に参考になりました。,・金持ちより、人持ちになれ,・異性の友達をたくさん持て、下心は持つな,・在宅(週末)介護の可能性は今後高まっていく etc.,

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    2018年10月29日
  • セクシィ・ギャルの大研究 女の読み方・読まれ方・読ませ方

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    「情報生産者になる」を読んで本棚から1992年のカッパサイエンス版を引っ張り出しました。上野千鶴子が自ら処女喪失作という著作であり、彼女の良きにつけ悪しきにつけ名刺がわりの一冊でした。女性学という目新しい立場や現在でもまったく不変の挑発的物言いにイロモノイメージがあったような気がしますが、その後の四半世紀の研究と教育の立場で社会学を鍛え上げる、という仕事には尊敬です。「情報生産者になる」はその集大成であり、「セクシィ・ギャルの大研究」はそのスタートラインだったのかもしれません。使われる広告サンプルはとても古めかしく時代を感じさせますが、その後の時の流れは社会における女性の位置付けを変えたのか、

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    2018年09月17日