上野千鶴子のレビュー一覧

  • 「戦後80年」はあるのか――「本と新聞の大学」講義録

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    今日は令和4年8月15日だ。正午少し前から毎年の様に戦没者への哀悼を示す番組が国営放送(NHK)で流れ、武道館には天皇皇后両陛下だけでなく岸田首相も訪れ、正午の時報がなれば1分間の黙祷が捧げられる。1945年8月15日は昭和天皇による玉音放送が流れた日であり、ラジオで初めて聞く天皇の言葉の前に、何やら難しい事を言っている様だが、日本が戦争に負けた事だけは確からしい、と膝をついて泣き出すもの、心の中では生き残れたと安堵するもの、様々な感情が渦巻いた日でもある。特に戦争遂行の最前線にいた軍部には腹を切って自決するものも多数いた。
    終戦記念日と呼ばれるこの日は、この様に先の大戦において国民が戦争に負

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    2023年08月15日
  • しがらみを捨ててこれからを楽しむ 人生のやめどき

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    高齢者が、これからどう生きていくか。家族のやめどき、人間関係のやめどき、社会のおりどき、人生のやめどき。若い時は考えもしなかったが、身につまされるような話がたくさんあった。88歳の樋口さんが、まだまだ、自己決定力をもっていることに驚く。本を読んで、視野を広げるとは、こういうことだ。目からウロコが落ちる。

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    2023年08月14日
  • 在宅ひとり死のススメ

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    社会学者、医療/介護についての専門家、いずれの立場を想定して読んでもうーんと思ってしまうので、エッセイとして読んだらとても面白いと思いました。
    医療現場の解像度が低いのはしょうがない気もしますが、社会学の人ってこんなにデータ示さないものかと率直に思いました。上野さんの周りの人はこう考えてます、とか○○さんはこう言ってます、で構成されているように思えました。

    ACP、人生会議について語るところは結構想定している状況の解像度高くてよかったです。あと、いわゆる上野さんの周りにいる人たちの考え、介護について社会学における認識、などが垣間見えるので、そういう意味で価値のある本と感じました。

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    2023年08月09日
  • 上野千鶴子がもっと文学を社会学する

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    えぇ、そんな見方もあるのか〜と厳しい視点にびっくりしながら読んだ。
    名指しで批判的なことを書けるのはすごいな。

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    2023年07月28日
  • 史上最悪の介護保険改定?!

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    上野千鶴子さんの解説が読めるのかな?と思っていたが、違った。
    介護の現場にいる人たちの声を集めたものだった。

    私自身、母がホームヘルパーを経てケアマネになって現場で働いてきた様子を見ていたので、なんとなく雰囲気はわかるものがあって、だんだんと家族で看るのではなくて、社会の手を借りれるようになってきたんだよなぁと思っていたのだけれど、逆行する方向に向かいそうだったとは!

    祖父の7年にわたる在宅介護を祖母、母、父が大変な思いをしながらやっているのを子どもの頃に見ているので、今はデイケアとかホームヘルパーさんにきてもらうとかを費用を気にせずできるの良いよねと思っていたけれど、それもかわっていきそ

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    2023年07月19日
  • 最期はひとり 80歳からの人生のやめどき(マガジンハウス新書)

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    感想
    身軽に最期を迎える。感謝を伝えることで、心を軽くし権利と義務を解消する。しかし孤独を受け入れられるか。これから時間をかけて向き合う。

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    2023年07月18日
  • 上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!

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    memo

    今の世代は政治への運動の成功体験がないから運動を起こせない。どうせやっても無駄、活動家のTwitterでの意見にいいねして気が済んじゃう。
    保育園の無償化っていいものだと思ってたけど、そうすると競争率が高まって子供を入れられた親と入れられない親で分断が起きる。争わないでいい、同じ立場なのに。本当は無償化の予算で保育園を増やすことが大事。

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    2023年07月04日
  • 史上最悪の介護保険改定?!

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    どこかの書評で見たことがあった気もするけど、書店でふと目にして、そういえばってことで入手。介護保険の改悪には断固反対。だけど、本書の内容はだいぶ散漫。多くの書き手の手になるものだからある程度は仕方ないけど、もう少し(というかだいぶ)、スリムアップ出来たろうし、しっかり論旨を絞った方が、伝わりも良い。少し残念。

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    2023年07月03日
  • また 身の下相談にお答えします

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    ビシッとしたものもあれば、愛情のあるものも。

    そうだな、その通りだなと思う一方、自分に同じことが起これば、こんなふうに解決するのは難しいだろうと思うことも。
    他人事だからできる答えというのもある。悩んでる人は相談して的確な回答があってもその通りにせず、でも…といつまでも悩むことがある。

    その人の思考回路を自分自身で修正しないと難しいのだ。

    え?そうなの?と思ったのは、国際結婚された方が「どうやって知り合ったのか」とか「どこの国の方と結婚されたのか」と聞かれるのが嫌だということ。気にしすぎじゃないのか?って思った。
    会話の糸口だと思うけどね。国際結婚した人が自分から話の流れで言ってるのしか

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    2023年07月01日
  • 情報生産者になる

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    東京大学や、立教大学セカンドステージカレッジなどで、学生たちに論文執筆の方法を指導した著者の経験をもとに、社会科学の研究方法について解説している本です。

    学問共同体において情報を生産するとはどのようなことを意味しているのかということからはじまって、現代の社会科学研究の方法を紹介し、さらに研究計画書のつくりかた、調査結果のつかいかた、論文執筆や発表の方法など、実践的なスタイルで書かれています。なお著者の方法は、京都大学で学んだ川喜多二郎の「KJ法」や梅棹忠夫の「知的生産の技術」をもとにしたものです。もちろん、これから研究をおこなうことを志す読者にとっては研究のための実践的なマニュアルとして有益

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    2023年06月14日
  • 毒婦たち 東電OLと木嶋佳苗のあいだ

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    読みやすいし、面白い。
    本当にただ3人のおしゃべりを横で聞いているようで、何か特段新しい気づきや発見はないのだけれど、こーゆーおしゃべりがそれぞれの著作につながるんだと思う。

    あ、フェミニズムはおしゃべりってみのりさんが書いていたことはとても好きで、「事件を自分に引きつけて考える女と切り離す男」という視点はジェンダーなのか個人差なのかこれは考えたい。

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    2023年06月08日
  • おひとりさまの老後

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    ネタバレ

    「ひとりの老後」が現実になってきたので読んでみた。

    上野先生によると

    最後に残るのは友人。そして友人にはメンテナンスがいると。

    ほっといても、もつ関係は関係じゃない。無関係。

    なるほど

    年賀状やめなきゃ良かったか?

    どんなふうに「終わる」も気になる。おひとり様の「死に方5カ条」は覚えときたい。

    ○すぐ発見されるような人間関係
    ○残したら人が困るものは処分
    ○死後どうしてほしいか、人が困らない程度の希望を伝えておく
    ○葬式、お墓も
    ○費用と謝礼を用意

    あと

    散骨って意外と法律がゆるいらしい。

    女はお世話する性?っていうのも昭和世代には考えさせられる。

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    2023年05月09日
  • 上野千鶴子がもっと文学を社会学する

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    内容を正確に読み取り、それを自分の考えと照らしながら咀嚼し、自分の考えをさらに深められるような、知識が自分には圧倒的に足りなかった…

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    2023年04月27日
  • 最期まで在宅おひとりさまで機嫌よく

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    いつかくる両親との別れや、おひとり様で死ぬことが、ふと頭を過っては怖くなる年頃なので、人生の先輩たちの言葉にふれて、そんなに怯えなくても良いのかなと、少し心が軽くなった。
    でも備えや蓄えは大事ね!!!
    介護保険のことなど全く知らなかったので、ちゃんと情報を得ることも大事!!!

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    2023年04月05日
  • 上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!

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    対談なのて、読みやすかった。「フェミニズムは弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想です」「フェミニズムは女が女であることを愛し、受け入れる思想」という。
    不平不満を体の中にためこんでおくのでなく、吐き出して、社会を変えていこうという意気込みが必要なんだ。
    そうする勇気を持たなくてはいけないんだな。

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    2023年03月22日
  • 上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!

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    歴史の部分が分かりやすく学べた。んーまだまだ私自身、フェミニズムについてよく捉えられてない。でも、ある世代の母娘関係あるあるが毒親になりがちなところとかは気になる。何故そうなったのか、これから何を目指したいのかよく学び、掴みたいな。ミソジニーについて学びたいと思います。女ばっかの職場ってやだなって思うのも、ミソジニーなのかな?!

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    2023年03月25日
  • 上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!

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    フェミニズムってなんでしょう。
    フェミニストって一部のよくわからない団体なの?
    なんで今、フェミニズムが話題なの?

    田島先生がTVタックルで叫んでたのを見てたあの時代の女性も2020年を生きる女性も、女性を取り巻く環境はさほど変わっていない。

    周りにはいろんなオンナがいる。
    世間から見たら家庭を放って夜中に遊びまわる母親はとんでもない母親。父親は例外。
    オンナだからって仕事出来ないとか言われたくないんです!なんて言って結婚したら専業主婦になるオンナ。

    そのへんの事を女性2人が痛快に語ってくれるこの一冊。対話で書かれているのですぐ読めます。
    すぐ読めるけど、グッと掴まれる感はないかな。

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    2023年03月12日
  • 女ぎらい ニッポンのミソジニー

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    ミソジニー、ホモソーシャル、ホモフォビアというセットで、今の社会の空気を教えてくれた。相手が男性であっても女性であっても関係なく、一人の人間として接するようにしたいと思った。

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    2023年02月11日
  • 女の子はどう生きるか 教えて,上野先生!

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    本が付箋だらけになるほど勉強になった。これまでいかに女性負担ありきで日本社会が進んできたかということが、これでもかこれでもかと出てくる。
    歴史や法律、保険制度などの成立背景を知ることができ、自分のいまの環境は先人たちが切り開いてきたのだと、海外に比べたら周回遅れのジェンダー後進国日本も、地道ながら進んできているのだと希望を持てた。

    ただ気になるのは、質問者に対してあまりにも嫌味ったらしい受け答えをする箇所がたびたび出てくることだ。上野先生は第一線でこの道を切り開いてきた方だから、日本特有のの先入観にとらわれた質問者の問いにイライラされるのだろうが、この嫌味っぽさにしばしば疲れて何度か本を置い

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    2023年01月17日
  • 女ぎらい ニッポンのミソジニー

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    感想
    思想や行動に組み込まれている女性嫌悪。男女に関係なく発現するところはある意味皮肉。この言葉を知った上でどう行動を変えるか。

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    2023年01月07日