【感想・ネタバレ】男おひとりさま道のレビュー

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ジェンダー学の上野先生の執筆

2024年04月21日

主婦は報酬のない労働者、強者はいつまでも強者でいられない、ノブレスオブリージュの上野先生の本ということでどんなかなと読んでみました。社会学者の見地からモデルケースの分析とかが面白かった。知り合った人に引退前の役職や学歴を言わないルールは上下感が発生すると気まずくなるからですよね?非常に考慮されている...続きを読むと思った。普通は知り合いになって一番の話題ですよね、先生に指摘されて気付きがありました!

#タメになる

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Posted by ブクログ 2022年02月21日

老いを受け入れる=弱者になることを受け入れる

経験した恋愛の質が男を決める

カネ持ちより人持ち


非婚シングルであるが、印象的な言葉や調査内容、また調査結果が多く、死は免れることのできないことであるが故に、スラスラ読めた!

男ってつくづく面倒な生き物だなと改めて感じた。

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Posted by ブクログ 2021年02月19日

「おひとりさま道」の読後面白かったので、こちらも読みました。
男性に見てもらいたい本。
年老いた親にもぜひ見てもらいたい本。

これを読んだ既婚未婚再婚を考えている男性は考えを改めるのではないでしょうか。将来の事を現実的に考えられる本だと思いました。

個人的にとても為になるなぁと思ったのが
「子育...続きを読むては人生においての暇つぶし。子供が成人したら、暇を潰してくれてありがとうと思って、手放すこと。(老後に)見返りを期待したり、子供の将来を自分の願望で圧をかけたりはしない。」というニュアンスのこと。本当にその通り。肝に命じておきたい。

あと一貫してこの本が書いているのが未婚も既婚も子持ちも長く生き延びれば、最後はひとりで死ぬということ。
ひとは、基本的に施設ではなく、自分の家で死にたいと思う。こと。
その時、家族がいることによって、自分の家に帰れなかったり、子供が自分の年金目当てで生活していると虐待を受けることもあるし外の介護が受けられない場合があると言う事でした。

70代以上の人に人生のピークはいつかと問うたら、女性は、30代の子育て期間。男性は確か50代だったかな?これも興味深い内容でした。本書ではその後下り坂の方が道のりは長いからソフトランニングする技術を身に着けよということでした。

その他、為になったこと
・友達づくりの掟で、職業を言わない聞かない
・趣味は10代の頃に培われている

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年02月07日

自宅で死ぬ最後、泊まり込みのヘルパーさんを雇うという案。
インフラ(老人ホーム)にお金をかけるのではなく、ケアにお金をかける。
老人ホームは、ケアにお金がかかっているわけではないので。

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Posted by ブクログ 2014年08月24日

耳は痛いがよい本だ。離別シングルやパートナー介護も含むから、大概の人に当てはまる。社会の行く先も垣間見える。今の自分には中々辿り着けない視点。(仕方ないことだが若干根拠の薄い断定あり)

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Posted by ブクログ 2013年07月31日

まだ、実感のないまま読み始めたが、途中のかなりリアルな話に気が滅入って読むのをやめてしまったりもしたが、最後は一気読み。やはり上野千鶴子さんの人生の達観ぶりというか、懐の深さで、何となくまあ何とかなるのかなという気分になってしまう。私の場合、男お一人様というのはあまりないのかなと、勝手に思っているの...続きを読むだが、本当にそうなったら途方に暮れるだろう。女性に好かれる可愛い老人になれ、なんて言われても、そりゃ無理でしょう。

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Posted by ブクログ 2013年01月17日

上野さん,ほんとに男が嫌いなんだな.悪意がある.女性が幸せに生きるためには,男がしっかりしてほしい,そのためにびしびし言う.だからこそ本書は女性と生きていかねばならない男性にはまたとない実用書となっている.

私は女性異性愛者だけでなく,男性同性愛者の友人がいる.他にも社会的な弱者とのつながりもある...続きを読む.これも自分がうつ病であること,弱さの情報公開をしているからだろう.たしかに男はたいがいイヤなやつだ.女性とおなじくらいに.

本書が強調した,弱さの情報公開を適度に,適時に行える人は確かに万事うまくいくような気がするのは私の実感でもある.

ひとりで死ねる,という記述は大変に心強く感じた.

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Posted by ブクログ 2021年08月24日

10年前に書かれたものであり、ジェンダーや働き方に対する価値観はいささか古く感じたが、気づきもあった。

他の本にも書いてあったが、老後に羽を伸ばすのは女性で、ふさぎこむのは男性が多いという。
男おひとりさまに重要なことは、人持ちであり、ゆるやかな関係の友人、特に女性の友人を沢山持つこと。

在宅で...続きを読む死ぬ選択肢については、コスト面や本人の満足度な高いとして推奨されており、そのような時が来れば可能性を探る価値はあると思う。そのような時にこの本の内容を覚えていれば…ではあるが。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年04月19日

男ではないので、あまり役には立たず。。。

が、ひとつ名言発見 P179 無二の親友より10人の”ユル友”(by 花井幸子)「ユル友=ゆるく、淡くつながっている友達」 走れメロスのような魂の友がいなくても、嘆くことはない。

資産も薄く広く分散投資した方が良いし、友達も薄く広く持っていた方がいいのだ...続きを読むなと。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年03月09日

弱い自分をさらけ出すことで、他の社会・女性たちに受け入れられる。男のおひとりさまは基本生活能力があることが第一条件だ。この本には、今は夫婦でもやがて離別や死別があり、男のおひとりさまになることも前提に書かれていた。40代からのソフトライディング。挑戦しよう。

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Posted by ブクログ 2017年01月02日

【男性の諸君、老後に備えよう】
女性の方が男性よりも平均寿命が長いから、男性がおひとりさまになる確率は、結婚していれば少ない。が、途中で離婚したり、非婚だったとすれば話は別である。

そんな65歳以上にお一人様の男性に送る一冊。どのように生き抜くべきなのか、なにも準備をしないおひとりさまがどんなに怖...続きを読むいものなのかを知ることが出来る。

ここに書かれていることを実行しようと思ったら、40代、50代くらいから始めないといけないなぁと思う。

備えあれば憂いなしである。

にしても、上野千鶴子の嫌味ったらしいおばちゃんな考え方はときに苛立つ。

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Posted by ブクログ 2016年12月26日

話題になった『おひとりさまの老後』に続き、男性に焦点を当てた本作。自分もまさにこの道に足を踏み入れているしと思って読んでみた。書いてあることに目からウロコというようなことは特になし。足を踏み入れている自分としては、実行まではしていないもののそうなる覚悟はしていることばかりという印象。
それもそのはず...続きを読む。「男おひとりさま」と一口にいっても上野さんによれば、①死別シングル、②離別シングル、③非婚シングルの3類型があるとか。それぞれ傾向と対策は違うし、個別性もあるだろうから、この本もマニュアルとしてまったく信じてしまってはいけない。あくまで参考程度に。いろいろ書いてあるけど、自分としては「覚悟だよね」と思う。気持ちが決まっていれば、この本ですすめているように友達がいなくたって、料理ができなくたってかまわない。自分で落とし前つけるつもりでいれば、どうにでも生きられるしおひとりさまの最期も迎えられると思ってる。
しかし、タイトルにもあるようにわざわざ「道」とつけ、求道のような要素で引きつけるところが男性向けっぽい。それを脱却したところに、しなやかなおひとりさまの姿があると思うんだけど。
それと、家族は夫らしさ、妻らしさ、子どもらしさといった具合に「らしく」振る舞えばかたちになる。それに対して、友達には「らしさ」がないというのは、なるほどと思った。だから、友達はいろんなかたちがあるよね。それを友達には許すのに、家族になるとらしさを求めてしまいそうになるのはなぜだろう。恋愛関係でもそういうのってあるよね。なぜだろう。

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Posted by ブクログ 2016年05月14日

おひとりさまだろうが、そうでなかろうが、定年を迎えた後どう生活するかが書かれている。
おひとりさまであっても、普通に人生は楽しめると思っているが、何より健康を担保しておきたい。後半に書かれている10箇条を心に留め置き、いよいよ自分もこんな本を読む年齢になったんだと実感しました。

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Posted by ブクログ 2015年05月24日

前作「おひとりさまの老後」のように、しっくり感はなかった。
生活のべースとなるお金の現実はなく、少し処世術ぽい話だったからかな?
でも、怖くてあんまり考えたくない自分の将来は、このくらい笑い飛ばしてこそ、我が身の問題として考えられるのかもしれない。
男にしろ女にしろ老後を生き抜くために必要なのは、「...続きを読む友達のネットワーク」ですね!

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Posted by ブクログ 2015年04月16日

『おひとりさまの老後』(文春文庫)の男性編です。

前著を読んだ際には、著者たちと同じ世代の読者に向けて書かれた本であり、自分たちの世代にはあまり関係がないように思えてしまったのですが、今回も同じような感想を持ちました。

もっとも、「弱さの情報公開」ができないという指摘は、ロスジェネ世代にも当ては...続きを読むまるかもしれません。秋葉原の無差別殺傷事件を起こした加藤智大に触れて、「オス負け犬」も「彼女いない暦40年ですが、なんの不自由も感じていません。それがなにか?」と言えるような「常識」が通用するようになれば、男たちもずっと楽になれると、ロスジェネ世代の「男らしさ」のプレッシャーに苦しんでいる読者に向けた言葉も見られます。

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Posted by ブクログ 2013年04月27日

解説の田原総一郎氏によれば、指南書というくくりらしい。
だから仕方ないが、文章のあちこちから『気が付いてた?ねぇ気が付いてた?こういうことなのよ』というニオイというか、教えてあげる感がぷんぷんして食傷気味。
でも、普段、漠然と意識していたことを明文化してくれたので、息子と私自身の行く末に警鐘が鳴りっ...続きを読むぱなし。

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Posted by ブクログ 2013年04月25日

男がひとりになるのは、「死別シングル」「離別シングル」「非婚シングル」の3種類があるということ。それぞれの生き方を豊富な例で詳しく書かれている。自分も「離別シングル」のため多くの点で参考になった。定年になる前に考えておくこと、定年後の生き方、他人とのつきあい方など。楽しい「男おひとりさま」生活を過ご...続きを読むす参考となった。

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Posted by ブクログ 2013年02月01日

介護のしくみが具体的で参考になった。
デイケアと呼ばれるサービスとホームヘルパーという生活支援は別であること。身体支援はビジネスとして成り立つけれど生活支援は成り立たないこと。
値段ではわからない個人差が激しいこと。ケアマネージャーという第三者が支援を設計すること。包括サービス(小規模多機能型)は一...続きを読む見良いようでも、ケアマネ不在で密室になりやすく、ビジネスとしても魅力に欠ける。
施設入居の意志決定者は家族であるという指摘も鋭い。在宅支援の意図で始まった介護保険が施設入居のハードルも下げているという。

寝たきり期間は平均で8.5ヶ月。
24時間体制の医療、歯科医療、介護、生活支援の総合サービスが必要。
施設に入れて画一的に行う方が効率的。何かあればいつでも連絡、というだけで安心感。問題は一人あたりの人数。基準では1人に対して3人だが無理がある。訪問介護、巡回。病院に入れるのは家族の自己満足の面もある。遠方の家族は抵抗勢力?
本当に24時間看護が必要な期間は短く、高額な有料老人ホームに入るなら、インフラに金をかけず、在宅で思い切りサービスにお金をかけた方がいい。地方都市で月額45万程度。

女性は生活力があるのでひとりでもやってゆけるが、男性はその点が問題。ただ、ひとりで「食」さえ確保できれば何とかやってゆける。自炊できれば超したことはないが、コンビニの総菜や配信サービス(単身だと行政の補助が出る)。生協の宅配サービスとケアサービスの可能性。
高齢者向け中食の充実と店頭販売から配送へという流れはその通りだと思う。
つがいや地縁、血縁、社縁のような決定的なつながりでなく、ゆるい関係が人生を豊かにするとの主張。
選択縁づきあい「男の七戒」
・前歴を言わない、聞かない
・家族のことは言わない・聞かない
・学歴を言わない・聞かない
・金の貸し借りをしない
・先生や役職では呼ばない
・上から目線にならない・仕切ろうとしない
・特技やノウハウは要求があったときだけ披露する
弱さの情報公開が必要だという。

お一人様10箇条
・衣食住の自立あ基本のキ
・体調管理は自分の責任
・酒、ギャンブル、薬物などにはまらない
・過去の栄光を誇らない
・ひとの話をよく聞く
・つきあいは利害損得をはなれる
・女性の友人には下心をもたない
・世代の違う友人をもとめる
・資産と収入の管理は確実に
・まさかのときのセーフティネットを用意する

下り坂を受け入れる心の持ち方が一番大事。
自分に対してもまわりに対しても。社会のお荷物に対する福祉でなく、当事者主体の福祉。

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