上野千鶴子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
上野のヲバちゃまは、「在宅ひとり死」を目指して気を吐いておられる。無論、いろいろな言い分があるのはわかる気もする。しかし、結局、「在宅ひとり死」というものは、貧乏人の私はマネをしたくてもできない相談である。
お金がない人、精神力がない人などは、上野のヲバちゃまのマネをしないほうがいいと思う。孤独死して腐乱死体で発見される可能性が大きいから。死んでしまったご本人はそれで幸せかもしれないが、周りの人たちにとっては、とんだ迷惑になる。
今、日本は株価バブルの狂騒で浮かれている。実態は、アメリカの好景気に引きずられて日本企業の株価も上がっているだけのことらしい。故森永卓郎氏の説明によれば、「日本企業は新規ビジネスの開拓をしないから失敗がない。また、日本企業は経営努力していないのに、”アホにミクスの税制優遇措置”と”偶然の円安”によって業績が向上しているように見なされて株価が上がっている。日本企業の経営者たちは報酬が上がってウハウハになっている。一方、一般従業員たちは非正規化によって貧困化が進んでいる。着実に日本経済は没落の一途を辿っている」。そういうわけだから、日本はそのうちデフォルト(債務不履行)を起す可能性が大きいと言われている。国がデフォルトを起すとどうなるか?
<国がデフォルトを起こすと、国が管理・提供しているインフラや行政サービスが資金不足によりストップしてしまいます。 とはいえ、いきなりすべてのサービスが止まるわけではなく、予算が不足している部分から履行できなくなっていくイメージです。 状況がさらに悪化すると、最悪の場合銀行の預金が封鎖され、国債を返済するために個人の金融資産が没収されることとなります。>
最悪の場合銀行の預金が封鎖され個人の金融資産が没収されるから、お金がある人たちも、無一文になる。腐乱死体になる可能性が高くなる。そういう国難の時に、お金があっても助けにはならない。国はまっ先に福祉予算を減らすから、介護サービスが履行できなくなっていく。ほんの一握りの上流国民を除いて、施設での介護であろうと、在宅での介護であろうと、介護を受け難くなる。悔しいけれど、ジジババを始めとする多くの社会的弱者の命が失われるだろう。
地震、火山噴火、津波などの自然災害も恐ろしい。社会のインフラが破壊されてしまうから、それが復旧されるまでの間に、やはり、ジジババを始めとする多くの社会的弱者の命が失われるだろう。上野のヲバちゃまのようにタワーマンションの上階に住んでいると、地震の揺れで、介護ベットもろとも窓から外へ放り出されてしまうかもしれない。
それはさて措き、お金がない私は、「在宅ひとり死」はもちろんのこと、「介護施設での死」さえ選ぶことが危うくなる。最期を迎えて、もし自分に体力が残されているなら、何とかして公園や公道まで這って行き、そこで餓死しようと思っている。いやがられてすぐに収容されるが、めでたく死んだら死体を処分してくれる。辛いことだが、悲しいとは思わない。この一種のロマンチックな「強がり」は、上野のヲバちゃまの「在宅ひとり死=在宅孤独死」と五十歩百歩かもしれない。
とどのつまり、人間は自分で生れることはできない。そして、自殺を除いて、人間は自分で死ぬ時と死ぬ場所と死に様を選ぶことはできない。ある病院の医師によれば、生前は淑女であったご婦人が、断末魔の苦悶で衣類の裾を開けて足をさらけ出し、目をむいて亡くなったという。さすがに医療関係者も恐れをなしたという。そのご婦人のご冥福を祈りたい。阿修羅のような上野のヲバちゃまが重なってくるように思えてしまう。上野のヲバちゃまにおかれては、いつまでもお達者でポックリと行っていただきたい。
以下の【参考1】、【参考2】は、よほど気が向いたら読んでください。
【参考1】
上野のヲバちゃまの武勇伝はたくさんありすぎるが、適当にエピソードを3つ選んでみた。「このパワーは一体どこから来ているのだろうか」。不適切な表現があることを断っておきます。
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上野千鶴子(著)『女遊び 男女の新しい関係性を提起』(学陽書房、1988年)
フェミニズムの理論的旗手として、男を(そして女を)震憾させた天才・上野千鶴子のはじめてのエッセイ集。序章「おまんこがいっぱい」の名エッセイをはじめ、「姦淫の末裔」「異世代探検」など、怪刀の切れ味は冴えわたる!
●ニュース記事より
男子中学生は「熟女にやらせて、と頼めばいい」 上野千鶴子さんが朝日で仰天「人生相談」
J-CASTニュース 2012年12月08日
社会学者の上野千鶴子さん(64)が朝日新聞の人生相談で、男子中学生の性処理問題について触れ「熟女にやらせて、と頼めばいい」などと回答し、読者を仰天させている。
自分も若ければ、男子中学生の「筆おろし」をしたいそうで、「正気なのか?」「淫行をお勧めしてる?」などという意見が「ツイッター」で一気に広まった。
筆下ろし「わたしだってもっと若ければ・・・・・」
上野さんが回答した人生相談は、朝日新聞の2012年12月8日付け「be」に掲載された「悩みのるつぼ」。質問者は15歳の男子中学生で、性欲が強すぎて受験勉強に身が入らない、というもの。自分で性欲の処理はしているが、カワイイ女の子を見るとムラムラしてしまう。本物の女の子の体に触れたい衝動が抑えきれずに、夜道で女性を襲ってしまわないか心配だ、と悩んでいる。
上野さんは回答で、男性というものは性欲に振り回される生き物だから同情に堪えない。でもいまは、性欲がピークなはずの男子高校生は、女性と付き合うのは面倒と言っている、とした上で、
「まず覚えていてほしいのは、異性とつきあうのはめんどくさいってこと。友達になるだけでめんどくさいのに、パンツまで脱いでもらう関係になるのはもっとめんどくさいです」
と説明し、この「めんどくさい」ことを避けてセックスする方法がある、と伝授。
「経験豊富な熟女に、土下座してでもよいから、やらせてください、とお願いしてみてください」
上野さんの友人はこうすることによって、10回に1回はOKをもらったのだそうだ。昔は青年たちの「筆下ろし」をしてくれる、年上の女性たちがいて、青年たちはお世話になっていた。
「わたしだってもっと若ければ・・・・・」
と結んでいる。十分に経験を積んだら、今度は本当に好きな女の子にお願いしましょう、とアドバイスしている。
10回土下座すれば1回はOKがもらえる?
この回答にネットが騒然となり、「ツイッター」ではこの話題が一気に拡散。ネットでは刺激的で新鮮な内容だから好感が持てる、という感想もあるのだが、
「私も若ければ・・・って、男子中学生がトラウマになるのではないか?」
「そもそも男子中学生に語る内容ではないだろ」
「PTAとか黙っていないんじゃないの?そもそも児童福祉法とか、淫行条例とかに引っかかってしまうだろ」
などといった意見が出ている。
12年12月8日放送の東京MXテレビ番組「5時に夢中サタデー!」でもこの話題が取り上げられ、お笑い芸人の玉袋筋太郎さん(45)が、熟女に10回お願いすれば1回はOKがもらえることが分かった、とし、番組内で何度も土下座を繰り返していた。
●Wikipediaより
2021年、親友であり介護していた色川大吉の死後の各種手続きを行うために婚姻届を提出し、15時間の婚姻関係にあった。婚姻届の提出にあたり、年長者(親、色川)の姓になる養子縁組か、色川の姓を変える婚姻かを悩んだため、提出がぎりぎりになった。上野は、「ケア・介護問題」について10年以上研究してきたため、色川からは人に「このひとはボクの親友です」「介護の専門家で」「理論を実践している最中です」と紹介されていた。色川との関係について、上野は「ひとりで光る星が、互いに溶け合うことなく、去って行く」ようなものだったと述べている。
【参考2】
上野のヲバちゃまが「孤独死」あらため「在宅ひとり死」と優しく言い換えても、凡人にとっては恐ろしい「孤独死」の影が付きまとう。たまたま「孤独死」が恐くなくなるらしい本を見つけた。物理学者、大東流合気武術宗範佐川幸義直門などのさまざまな肩書を持つ「謎の人物」である保江邦夫博士は『せめて死を理解してから死ね! 孤独死のススメ』という本を書いている。
そういうタイプの本は、マジメに読む気がしないが、ジョークとして読めば愉快になるだろう。保江邦夫博士の本を読んでいないから、他人様が書いたレビューからその本の内容を伺ってみると、次のようなことが書いてあるらしい。
<●なぜ人は一人で死んでいくべきなのか
周囲に家族なり大切な人たちがいると、死んでいくときに邪魔になる。
人が死ぬときには、きちんとあの世からお迎えが来る。そしてお迎えに来た人がその人の死の瞬間を見守ってくれる。>
「まわりにひとがいると、スムーズにあの世に移行できなくなる」ということらしい。どういう理屈か知らないが、しばしば臨死状態で夢の中に亡くなった親族の人たちがお出迎えに現れると語られているが、臨死の人の耳元で「お父さん、しっかりして!」なんて騒がれると夢の邪魔になる、ということだろうか?・・・とマジメに考えることではないが。言葉が出ないが、笑うことができれば、健康によい。正直に言うと、ナルホドと思わせられてしまいそうなことも書いてあるにはある。
さらに、親切なことに、保江邦夫博士は「孤独死を迎える実践的作法」を書いているらしい。
<●孤独死のススメ全10か条(正しい孤独死を迎えるための実践編)
①自立するために一人暮らしをする
②思い出の品を大切な人・友人たちに託す
友人たちが「あなたのことを思い出す」ということは、あなたの魂があちらの世界からこちらの世界にやってくるということでもある。
大切な人や友人たちに思い出の品を渡しておく、ということは、こちらの世界に、あなたがやってくるためのポータルを残しておくということ。
ポータルが多ければ多いほど、あなたはこちらとあちらの世界の行き来が可能になる。
③生後1年以内の写真か、24歳前後の自分の写真を部屋に飾っておく
常日頃からそんな写真を見て、本当の自分の姿を自分自身いりマインドしておく。
これは、本当の自分に戻る日のためのレッスンでもある。
④夜空の星を眺める
夜空を見つめていると、あちらの世界からのメッセージを受け取ることができたりするだけでなく、こちらの世界にいながら、あちらの世界とコンタクトが自然にできるようになる。
⑤身の回りの品々に感謝する
この世界でただのモノとして扱われている家具や日用品なども、素領域理論の考え方からすれば、ワンネスの中でつながっているものであり、きちんと魂がある。
⑥平日の人が少ないときに映画館で映画を観る
生きているときには、思う存分、人生を豊かに楽しむべきであり、そのためのヒントとして、映画を観ることが魂の栄養になる。
スクリーンに展開する感動巨編からアクション、SFにファンタジーと、非日常の世界があなたをパラレルワールドに誘うだけではなく、さまざまな人生のヒントを与えてくれる。
⑦定期的に往復はがきを友人に送る
送られてきた相手は、その「あなた通信」が途絶えたときに、ふと気づく。
「あれ、そういえば、今月は彼から(彼女から)の往復はがきが来なかったな・・・」
そんなふうにして、あなたの死を相手は知ることになる。
人生を閉じる最後まで人々とつながっておく、ということは世の中ともつながっているということ。
⑧時折、あてもなく歩く
自分にとってそのときに必要なある場所に偶然に導かれたり、もしくは、あてもなく歩いているときに偶然に出会うべきして人に出会ったりする。
偶然という神の采配を味わい、楽しむことができる。
⑨馴染みの店を作っておく
孤独死を選ぶことで、逆に、友人や周囲の人々やコミュニティとの絆がより強固になったりする。
⑩窓辺に魔除けの鉢植えを置く
旅立つ日が近づくと、あちらの世界との壁が薄くなりはじめて、いろいろな存在たちもやってくるようになる。
その中には、魔物と呼ばれる悪さをする存在たちもいる。
魔物に惑わされずに心身ともに健康でいるためにも、自宅の窓辺やベランダに草花やハーブの鉢植えを置いて毎日水をあげ、自宅への入り口を浄化しておく。
ホーリー・バジルやホワイトセイジなど。> -
Posted by ブクログ
著者の事は好きでは無いが、勉強にはなるのでふと読んでみようかなと。
一部の状況を切り取って、「ほら、会社は社会はこんなに悪いんだ!」と言う論調には相変わらず閉口するが、著者も私も成長したのか、学びになる点も多かったかなと思った。
仕事、結婚、教育、老後をテーマに著者の主張
仕事の項目はモヤモヤしたが、それ以降結婚、夫婦は良かったな。
最後の項目「こんな世の中に誰がした?」は私に刺さったし、著者自身の問題と捉えている事が分かって良かった。そうだよな、こんな世の中なのは我々大人の責任である。無力ではなく、微力だが改善をしてきたと続く。私はどうだろう。娘達により良い世界を作れる努力をしているだろうか。
■共感
・結婚:した後も夫婦で真剣に向き合え、人生舐めんなよ
・教育:生きていける力を育むことの大切さ
・老後:在宅ひとり死
■学
女性就業率は、他の国と比べ高いが、男女の賃金格差はOECB諸国の中で下から3番目
ムスコ物語 ヤマザキマリは早速購入した。
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Posted by ブクログ
【全体の所感】
対話形式で、わかりやすくかつ自然に時系列に沿って、社会の動きやフェミニズムの歴史について学べる。フェミニズムの歴史や知識に留まらず、男女・親子関係、社会における物事の捉え方に新たな学びが得られたし、とても読み応えのある一冊。
上野さんの、男性社会や現代人そのものに対する不満は正直過激。発言内容はもちろん、言葉遣いにいわゆる「配慮」もないので(「エリート女」「股開く」「」などなど)強すぎる印象もある。上野さん自身が既婚男性とも付き合ってきた経験(つまり不倫相手だった)があって、それを少し得意気に?話す部分は悪印象。フェミニズム云々ではなく、人間としてかっこよくなさすぎる。
社会学のような学問は多くが否定から入るからこそ、研究者は自分の正当性を主張するために、自分以外の派閥や以前以降の時代を批判するイメージだけど、上野さんはまさにそれすぎて語気が強すぎると感じた部分は少なくない。
【メモ・感想】
社会のA面B面の話はわかりやすい。女が結婚や出産を通して、強制的にA面(表社会)→B面(家族、生活そのもの)に移動、あるいは行き来しないといけなくなるという話。一方で男は家族ができてもA面だけに居ることができる。
理想(改善策)として、男も女と同じようにAB面を行き来するような社会が語られているように思うけど、個人的には、AB面の境界線が薄くなるような社会を作るという方向もあるんじゃないかと思った。
それこそ昔の商店街のように、店をやりながら子育てをして、商店街内で手助けし合うような社会。自営業が少なくなって、夫婦共働きでも基本的に別々の場所に働きに出る昨今では難しいのかもしれないけど。
傷ついたり葛藤したりする労力を避けるために、夫に育児などの不満を直接言わず、それをSNSでグチることで解消する。
= 修羅場を回避することで、変化よりも不満をとる。でも根本的解決には至らず、その不満はまたすぐ溜まる、の繰り返し
「一日子どもを預けることに対してする信用のない男と、セックスして子ども作ったのかよ!」今自分が付き合ってる相手と結婚した時に、この言葉言われないようにしよう…
一流企業に花嫁候補として採用された女子にとって、逆に会社は花婿探しの場でもあり、「自分には男を見る目がないから、会社が選んだ男が確実なんです」と言う女子がいたらしい。
→今より大企業勤めのブランド力が高かった時代の現れでもあるし、結婚が当たり前だった時代には勤め先=結婚のための舞台でもあったといえる。
→「すでに出会う前の段階で選別が行われてるってこと。その中で誰を選んでも大差ないのよ」
「優等生こそ、親のやらせたいことに応えられてきちゃったから、嫌なことでもある程度できてしまって、いざ自分のやりたいことを問われると分からない。」今社会人二年目。やりたいことがわからなくなっている自分に刺さる。
「親から子への条件付きの愛」
その条件は親によって違うから、子は選べない立場で生まれてきたその場所で、まずは(無意識でも意識的でも)親の期待に応えないといけない。親からの条件があまりに高すぎたり子に対して合わなかったりすると、その親はいわゆる毒親に見えるんだけど、きっとすべての親子関係に何かしらの「条件」はある。
独身の自分にとっては、やっぱり障害児より健常児がいいとか当たり前に思っちゃうし、親にはやっぱり子を選べるという自覚と望む条件があるんだと思う。
とにかく不快に思うことには声を上げて行かなきゃいけない。それが多数派であれば、いずれその声は大きくなっていくはずだし、少数派であれば自分の中で落としどころを見つけるしかない。実は多くの人が感じていることでも、声を上げなければ多数派にはなれないどころか、そもそも問題として顕在化しないままかもしれないし、もちろん社会も変えられない。
「性暴力は女性問題ではなく男性問題であって、あなたたちが自分で考えるべき問題だ」
激しく同意!いじめをする側される側の話にも置き換えられる。性暴力もいじめも、現状被害者が声を上げることで、それが社会問題と認識され、解決のために動き出しているけど、本来なら加害を加える方に問題があるのだから、加害者が取り組まなければいけない問題のはず。
でもどちらの加害者も権力的に優位に立っている場合が多いから、そもそも問題を大事には捉えていなかったり、解決のための腰も重かったりする。
天皇の「一生お守りします」発言をけなしたのはちょっとなあ…。もちろん「守ってもらいたいなんて思ってねーよ!」って言いたい女の意見もわかるけど、自分と婚姻を結ぶことで天皇一家という特殊な環境に身を置いてもらうから、その責任は必ずとるっていうポジティブな意味でしか捉えてなかった。天皇一家こそ日本の古すぎる体質をそのものだから、そこは進化すべきだと思うけど…。
異性愛はとどのつまり「異性に対して恋愛感情を寄せ、性的な欲求を感じる」というヘテロセクシュアリティの歴史が、私たちの身体に染み付いているから。一方でゲイやレズビアンの人たちはモデルなき性愛を自分たちで開拓しなきゃならないから大変。
→自分は違和感なく異性愛者でいるから、同性愛者の感覚がどうしても想像できなくて、否定する気持ちは無いけど理解ができていなかった。でもこの言葉を読んで、自分の感覚はただ歴史を背負わされているだけで、異性愛者ではない人たちはその歴史ではなく別の歴史を背負っているか、背負う歴史がないから今自分たちで作っているんだって思った。それは性愛だけじゃなくて、あらゆる発明にも言えることで「ただそれだけ」の違いなんだ。多分同性愛者=どこから生えているのかわからないって認識だったのが、そこに歴史がある(今作っている)と気づくことで、「存在するもの」として認識できたんだと思う。
フェミニスト同士の戦いもある。
無罪判決が出た性暴力事件の判例きもすぎ。
新しく出てきた価値観は、すでにある価値観の中で解釈されてしまう。
→フェミニスト=男性の立場に女性が並ぶことではない。それは結局男性基準(すでにある価値観)でしかない。目指すのは女性が女性のまま尊重される社会の実現。
→しっかりとしたイメージはできてないけど、つまり全く新しい価値観の浸透が必要ってこと?男に追いつくんじゃなくて、今男は男のままで不自由なく生きられているのに、女は女のままだと不自由だから、そのままで生きられるように環境を整えるべき、みたいな?
男が男であるが故の不自由(徴兵制とか)を訴えるなら、それはそれで訴えればいいだけの話で、女性の生きやすさと対立するものでは無い。
右翼の女性たちの、「自分の弱さは女性の被害者性を認められないこと」ってのわかるなあ。「自立した女性」に憧れてる自分もこの感覚に近い。でもこれって結局、自立=男性なんかに頼らなくてもいい=男性と同じような立場を目指してるってことだから、フェミニストとは違う。フェミニズム(フェミニスト)は、被害を受けている弱い立場であることを認めて、弱い立場のまま尊重され生きられる社会を作ること。 -
Posted by ブクログ
上野千鶴子が今まで書いてこなかった、マイナー部分を開示しているエッセイ。
知りたくないか、知りたいか。
私は知りたかったか、知らなくてよかったか?
ナイーブな部分は誰にでもある。敢えてそういうところを見せてこなかった上野千鶴子さんの生き方、というか、方法論によって、私たちはずいぶん元気付けられた。
上野さんが実はやさしくてかなり情の深い人だというのは、鈴木涼美との往復書簡を読むとよくわかる。
だから、マイナー部分を開示するなら、かなりウエットなものになるのはわかってはいたが。
いつまでも上野千鶴子はアグレッシブな「上野千鶴子」様でいて欲しいのかも。
わがままなファン心理である笑 -
Posted by ブクログ
弱者と呼ばれる人たちは本人の努力が足りなかっただけなのか?社会的に成功してる人たちは本人の努力だけでその地位についたのか?生まれ育った環境が大きく影響してるんじゃないのか?困ってる人たちを自業自得だって切り捨てていいのか?子ども達に生きやすい世の中を手渡したくない?って内容でした。多分。
中学の時、学年に何人か中学卒業して就職する子がいた。高校行きたくないの?って聞いてみたら、「親に高校なんか行ってどうするんだ。とっとと働いて家に金入れろ。って言われてる。」って言っててビックリしたのを覚えてる。
大多数が高校に行く世の中で少数派の中卒を選ぶ事も、15歳で就職して一人前になる事も、怖くないのかなすごいなって。
どんな家庭に生まれても将来を自由に選択出来たり、いくつになってもやり直せる世の中になるといいな