上野千鶴子のレビュー一覧

  • 在宅ひとり死のススメ

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    ネタバレ

    これで幸せの秘訣7カ条
    秘訣1それぞれ互いに納得している
    秘訣2しっかり勉強できている
    秘訣3別々の価値観でもかまわない
    秘訣4目の前の不安は些細な事と割り切る
    秘訣5ふたりの時から、1人の時を想定する
    秘訣6時間的、空間的に距離を開ける
    秘訣7自ら自分の世界に入り込む
    高齢者の自殺率は、予想に反して独居高齢者より同居高齢者の方が高いことが知られています
    お一人様には、選んでお二人様とようやくお昼様の2種類がある
    免疫力の高い若い人たちは感染しても助かり、そうではない高齢者や持病のある弱者は死に至ることになります
    たとえどんなに惨憺たる人生でも、終末の1%が幸せだったら、その人の人生は成功だ、

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    2021年10月02日
  • 上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!

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    最近なにかと目にする「フェミニズム」についての入門書。
    フェミニズムの言葉の意味は知っていたが、その歴史について知らなかったので、勉強になった。
    とても読みやすく、おすすめです!

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    2021年10月01日
  • 女の子はどう生きるか 教えて,上野先生!

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    上野千鶴子が、女の子の疑問に答える!
    タイトルはもちろん、吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』からとられている。
    前書きで書かれているように、同じ岩波書店から出版されることを嬉しく感じているとのこと。

    初めに断っておくが、上野先生は好きだが、その全てを盲信的に受け入れるわけではない。
    私と上野先生は(いや、どんな人だって)立場も、背景も違うからだ。
    しかし、それを差し引いても、やはり女の子だから、ということで差別を行うべきではないとする上野先生の意見には大賛成だ。
    では、いってみよう。

    Q 子育て中の先生が担任を持つのは無責任では?
    A 子育ての終わった先生だけでいいの?
     育児中には責任

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    2021年09月20日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    初めて読む方の文章が新鮮で特に印象に残った。山田和樹さん、永井愛さん等。既によく読んでいる方の名前につられて本を手に取り、新しい方のご研究などに興味が広がっていくのがうれしい。
    この本を読んで逆に「自由」という言葉を簡単に定義し使うことが難しくなったが。
    自由を手放したくないし、奪われそうなら戦う!新たな自由をつかみ取りたい!そして次の世代に手渡したい。

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    2021年09月20日
  • 在宅ひとり死のススメ

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    「おひとりさまの老後」ベストセラー上野千鶴子先生が売れない出版社を救うためか文藝春秋社より10年ぶりシリーズ続編。上野先生も72才となり読者もそれなりのお年になったようで、文字も読みやすく工夫され新書版で。施設でもなく病院でもなく大好きな自宅で自分らしい最期を迎えるノウハウ本。売れそうな匂いがします

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    2021年08月26日
  • 上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!

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    卒論の参考になればと思い読んだ。声を上げる、それを続けることの重要性が心に刺さった。自分らしく生きるためにはそのための行動が必要だし、我慢せず理解し合える社会にもっとなればいいなと感じる。

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    2021年08月22日
  • 上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!

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    ネタバレ

    会話調で書かれているのでなかなか刺激的な表現ではあるが、今まで女性が感じていなもやもやを分かりやすい言葉で言語化されているので、とても読みやすい。
    印象に残った言葉:
    ・おっさん的想像力の撲滅→性犯罪の話で男に「自分の娘や彼女が被害に遭ったらと考えて行動しよう」っていう話し方、それ自体が女性が男性の所有物という感覚であり、おっさん的想像力になっている
    ・夫(男)には既得権益があり妻(女)はその不平等にキレるという構図→社会構造上の問題であり、家庭の問題として捉えずにしぶとく議論することが大事
    ・男は既得権益を保有していることを無自覚的に認識しており、女に奪われると感じているが、女は別に尊重して

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    2021年07月24日
  • 女の子はどう生きるか 教えて,上野先生!

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    ネタバレ

    日本の社会が男女差別を生み出している。
    労働のあり方、年金、学校教育、選挙制度。
    その中でどう負の連鎖を断ち切るか。

    女性脳や男性脳がないとして、男女の多様性はセックスの問題なのか、それともジェンダーなのか。

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    2021年05月30日
  • 快楽上等! 3.11以降を生きる

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    めちゃくちゃ面白い部分と興味ない部分が両方ある降り幅の広い本だった。この本タイトルでなんとなく借りたけど、出版は約10年前。
    つまんない、興味ない部分は自分語り(自分がどれだけ周りと違うか語り合うの必要だった?)とか自分にとっての正しさを他人に押し付けてるだけに感じた。そもそも10年前の価値観での話だから古い考えを押し付けられたように感じちゃったのかとも思うので、しょうがないのかもしれない。
    興味ない、嫌なところが半分くらいあったけど残りの半分はかなり勉強になったし自分と同じだと思えた部分もあったしこれからを生きるヒントもたくさんあった。

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    2021年05月22日
  • 女の子はどう生きるか 教えて,上野先生!

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    「女性専用車両」のこと、わたしもモヤっとしていたことを上野さんがもやもやの原因をきっぱり言語化されていた。
    なんとなくこっちが悪いんじゃないかと感じてしまうことが、社会のなかで生きていくうちにいつの間にやら刷り込まれている女性差別の発想なんだよ、とはっきり言ってくれる。

    先日読んだ『泣いたあとは、新しい靴をはこう新しい靴をはこう。』はちょっと生ぬるかったなと、この本を読んで思ったのである。

    2019年の東大学部入学式での式辞全文が掲載されているのもよかった。

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    2021年05月05日
  • 在宅ひとり死のススメ

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    84歳で一人暮らしをしている母のことが心配だが、施設でなく、今の住まいのままでも介護できるなと思えるようになった。

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    2021年04月29日
  • 在宅ひとり死のススメ

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    老後に対する十分な知識がないことが一番怖い。とりあえず社会から孤立せず、家族に代わる繋がりを老後に至るまでに作っておくのがいいのだろうか。歳を重ねても思考を止めず、発信し続ける著者に励まされる。

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    2021年03月28日
  • 毒婦たち 東電OLと木嶋佳苗のあいだ

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    普段接する事のない世界の話である一方で、女性としていつも置かれている世界の話でもある。

    驚いたのは司法の世界でどれだけ性差別があるのかと言う話、調書には男尊女卑のような記述がされるなど。

    この本を読んでいると男女が同じ立場、感覚で付き合うことは不可能なのかと考えさせられる。

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    2021年03月16日
  • 学問の自由が危ない

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    法的に見て明らかに違法な任免拒否。
    国会での議論を行わず、解釈だけでも運用を変更してしまう内閣に底知れない怖さを感じる。
    また、これを見過ごして、何も考えずに自民党に投票してしまう国民が情けない。
    再び戦争を起こす事が無いよう、この本は全ての国民に読んで欲しい。

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    2021年03月16日
  • 在宅ひとり死のススメ

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    間近にせまった老親の介護の勉強としてタイトルに惹かれ手にとりました。死を迎える場所の選択肢の事など勉強になりました。たとえ認知症になっても独り暮らしも可能という道筋を示してくださり希望が持てます。介護保険等実務的な内容を期待すると肩透かしを食うかもしれません。

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    2021年02月14日
  • 〈おんな〉の思想

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    ネタバレ

    フェミニズムに関する、著者が影響を受けた著作の数々を紹介していく本。
    サイードの「オリエンタリズム」の章で、オリエンタリズムがジェンダーと同じ構造であるというのが面白かった。オリエンタリズムというのは、支配者である西洋が審美的に東洋をまなざす視点であって、支配者としての男性が被支配者の女性を審美的に見る視点と重なる。次のセジウィックの「男同士の絆」では、異性愛規範は一つの制度であって、女を欲望の対象とすることで互いを男と認め合うホモソーシャル・同性愛的な心理を排除するためのホモフォビア・女を徹底的に他者化するミソジニーが一体となって異性愛が自然として受け入れられていることが述べられている。いず

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    2021年01月17日
  • 女たちのサバイバル作戦

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    日本のフェミニズム論者として牽引役だった上野先生による、男女雇用機会均等法前後から現在に至る日本人女性の置かれた状況の変遷史。

    女の子が人身売買されたり、男の何分の1の給料で働かされたり、寿退職を迫られたり、搾取や差別が当たり前だった近代前期に比べれば、今は相当改善されたといえよう。
    だけど、出産、子育て、家事がついて回る女性が男性と対等に伍して働くのは今でも容易ではない。
    立法や政治が少しずつ前進しているように見えて、日本の場合それは国際的外圧からであったり、グローバリゼーションによる経済的要請からであったりする。そして実態は決して女性にとって容易なものとはいえない。

    自分の社会人生活を

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    2020年12月06日
  • 上野先生、勝手に死なれちゃ困ります~僕らの介護不安に答えてください~

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    メモ
    第1章 不安を分節しましょう
    第2章 介護の不安…目指すは老化のソフトランディング
    第3章 介護保険?…足りないようにできている
    第4章 自分の将来…百姓ライフをめざす
    第5章 政治の不安…現在日本は家族主義>少子化
    第6章 若者の不安…不満ハードルさげて要求する能力
    第7章 弱さを認めることから始まる…機会集合の研究者

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    2020年11月28日
  • 〈おんな〉の思想

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    上野先生の血肉となってきた本がどんなものなのか。単なる読書案内には留まらず「だからあなたにも読んでほしい」という情熱の込められた1冊。

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    2020年11月25日
  • しがらみを捨ててこれからを楽しむ 人生のやめどき

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    母と同じ歳の樋口恵子と上野千鶴子の対談。
    母と重ね合わせたり、自分の少し先に想いを馳せたりしつつ、人生の終い方の予習をした、という感じ。
    この2人が元気でいてくれるという事がなんだか嬉しいことです。

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    2020年10月04日