上野千鶴子のレビュー一覧
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流行り廃りの問題でなく、そこにある事実として捉えるべきフェミニズム。その一人者の手になる本書となると、興味を惹かれない訳に行かない。以下に気になった内容を引いておく。
・フェミニズム以前に前景化していた人種差別や階級差別があり、そのせいで、性別による差別に目が向きにくかった歴史。
・輸入品ではないウーマンリブ:新左翼運動で男性に失望した女性活動家から声が上がったもので、欧米のものとは本質を異にする。
・女性学の最大功績は、「問題は女の側にあるのでなく、社会の側にある」とした点。
・弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想。そうでないと、男性を目指すのが正解になってしまう。
男性の身からする -
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フェミニズムについて。対談形式なので分かりやすいし、田房さんもほぼ初心者だから分からない言葉は上野さんが解説してくれるし、入門書としてはとても読みやすい。
田房さんの父親が田房さんに「長男的な役割を求めていた」という部分で、私の父もそうだ!!と腑に落ちまくった。父は典型的な女性蔑視人間なのに、私を東京に行かせたのはそれが理由だったと思う。
それにしても女性を取り巻いてきた、今も取り巻いている環境は本当に劣悪で、おそらく多くの女性も何が問題なのか気づかないままでいるということを考え出すと気が遠くなる。
私の元夫は自分ではフェミニストと名乗っていたけどおそらくフェミニズムについて何にも理解してない -
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とある会合で、男性の在り方を問い直す言説で最近売り出し中の清田隆之氏の講演を聞いた。なぜか中高男子校時代の同級生のお仲間を1人連れてきており(当初予定になかったそうだが、花粉症で話しにくいから急遽とのことだった)、講演の後半は2人の対談形式であった。
前半はマイノリティの生きづらさなどを(ちゃんと)話していたのだが、後半は2人の高校生時代の「楽しい」思い出、悪ノリなどの話で、何かとよく裸になったよな、なにかというと「走ろうぜ」となる、と言った男子校の思い出話をとっても楽しそうに披露。
夜中のDJ番組を聞かされているようで、だんだん苦痛になってきた。
(この話全然楽しくないんですけど!)心の -
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フェミニズムが辿ってきた変遷を、簡潔に学ぶことができる一冊。
具体的には、19世紀末〜20世紀初めの第一波フェミニズムに始まり、第二波、第三波、そして現在の状況が第四波フェミニズムとなるのか、というところまで順を追ってカバーしている。
何も疑問を持たずにいた「男女雇用機会均等法」も、成立の時まで辿れば「女性運動の敗北」だったということには驚き。
フェミニズムについて概要を学びたくて手に取った本書。
短時間でさっと学ぶことができ、ありがたかった。
この出版社の「わかりやすく、簡単に」という縛りがあると思うので仕方ないが、参考文献や注釈がなく、上野先生のみの視点から書かれている記述が多いなと -
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こんな世の中にしてごめんなさいと言わなくてすむ社会を手渡したい
心にとめておきたい言葉。
愛されるっていうのは大事にされるっていう事だと思う。大事にされるっていうことはリスペクトされるっていうこと。女は自分をリスペクトしない男を選ばない。男性もリスペクトできる女を選ぶこと。
自分の時間とエネルギーにはかぎりがあるから、やりたいことに優先順位をつけなきゃいけない。
欲張らない、欲を出さない。小さい目標を立てて、それをひとつひとつクリアしていく達成感。
いまは育児や家事と仕事との両立、のちのちには介護と仕事との両立を考えなければならないとぼんやり思っていた。両立を考えなければならないのはいつも -
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数年前、上野千鶴子さんの東大入学式での祝辞に、ものすごく衝撃を受けました。
私自身、女であることを嫌だと思ったことはないけれど、女であることによる不自由や不利益を感じたことも多々あった中で、上野さんの祝辞から発せられるメッセージが心に残っており、たまたま見つけたこの本も手に取ってみました。(東大入学式祝辞もこの本に全文掲載されています)
この本は10代の女の子向けに書かれているものですが、女であるが故に感じてきた、様々な場面でのモヤモヤした思いを晴らしてもらった気がします。
女は女のままで、弱者は弱者のままで、自分の思いのままに、安心・安全に生きていけるようにすることが大事なのだという一貫した -
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ネタバレ今から3年前2019年、当時の首相による日本学術会議の会員任命拒否問題は、政府による自由・学術・教育に対する介入であると大変な危機感をつのらせることになった出来事でしたが、自分の周りでこの件について同じようなことを考えていたり意見を交換したりということがあったのは、小学校教員である友人ただ一人との間でした。
そこにあるものの不穏さを感じ取った人が自分の周りにはあまりにも少なかった、と思います。
それから現在までを振り返ってみるとたった3年の間に自由というものがとても堅苦しく緊張の伴うものになってしまっており今なお進行形であると感じます。
気づいたら周りから固められてて自分は奇特な意見を述べる -
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・おひとりさまで在宅ひとり死はできるかという本
・介護される側がメインの本だが、介護する側の人にも為になる本だった。
・今は病院で長期入院できないので病院で死ねない、施設にも入れないので、政府は在宅死に誘導。高齢者も家で死にたい人が多いから好都合。
・おひとりさまは在宅で死ねるのか?→本人の強い意思、地域に訪問医療、在宅介護の環境があること、最後に介護保険限度額以上の負担をするお金(300万円位)があること、で可能。
・家族がいると家族が施設に入れたりするので、かえって家族がいない方が在宅死しやすくなってきた。
・本人のどこで死にたいかを折りに触れて確認することが大切だな、家族の生活も犠牲にし