上野千鶴子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初めて上野さんの本を読んだ。なんというか、言葉がストレートでなぜかこちらがハラハラする方笑 でもこれこそがフェミニズムを牽引するのだろうとも思う。
ゼロから、とあったが流石にど素人にとってのゼロとは違った。また、世代と経験の違いだけでなく歴史知識の足りなさから途中理解しにくいところはあったけれど対談形式は読みやすかった。
今現在結婚や子供というワードに敏感になる中でこれらを取り巻く歴史や現実を知り、勿論相変わらず子供は産みたく無く、所謂男の人の鈍感さに一緒になって不快になった笑 きっと別のところでは女も嫌なのだが。うまく言えない。
不満には声をあげるべき、あげるしかない、あげてよいという -
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Posted by ブクログ
これ、いい本だな~。『君たちは、どう生きるか』は男の子の話じゃん!ってことで、上野千鶴子先生がカウンターとして書いた本です。
女の子からの質問に答えるQ&A形式で進みます。質問に挙がるテーマや先生の回答のぶっちゃけ具合から、フェミニズムって(やっぱり?)怖い、という印象を持つ人もいるかもしれません。そもそも質問の取り上げ方に偏りがあるんじゃない?とか。
でも、それが「現実」だという認識を持つことが大事な一歩だと思います。
違和感があればあるほど、女性ってそういうものなんだから、という悪しきジェンダー文化に知らずに染まっていることになります。
書いてあることは、本当に本当に当り前のこ -
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うちは男子2人だが、だからこそ育てていくうえでこういう本が必要。自分の持っている特権を意識できる人になってほしい。
“「もし自分なら」って考えることを、想像力といいます。”(p.19)
“その会社がよい会社かどうかを見分ける方法があります。そこに一〇年、二〇年、三〇年在職している女性がいるか、その女性がどんな働き方をしているか、それが一〇年後、二〇年後には自分もこうなりたいというお手本(ロールモデル)になるか……。”(p.155)
“痴漢冤罪説を唱えるなら、冤罪が起きるほどどの男性も潜在痴漢だと思われているこの国の痴漢文化の方に、 批判の矛先を向けてください。その痴漢文化をつくり -
Posted by ブクログ
日本の女性が果たしてきた(男性に課せられてきた)役割の変遷、それに伴う母娘関係の難しさが紐解かれ、学生時代は男女平等と教えられたのに実際は不平等な社会に直面する女性の生きづらさが語られています。
私自身も多くの違和感を感じてきました。
なぜ、男性はでかい仕事ができる総合職が勝ち組、女性は負担がそこそこで家事育児と両立しやすく、夫の転勤にも同伴できる一般職が「賢い」選択とされるのか。
なぜ、男性が雑用するととても感謝されるのに、女性はやって当たり前なのか。
なぜ、女性だけ結婚や出産のタイミングを考えて異動したり転職しなければならないのか。
なぜ、女性だけ結婚していたり子供がいると昇進や転職に不 -
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ネタバレこれで幸せの秘訣7カ条
秘訣1それぞれ互いに納得している
秘訣2しっかり勉強できている
秘訣3別々の価値観でもかまわない
秘訣4目の前の不安は些細な事と割り切る
秘訣5ふたりの時から、1人の時を想定する
秘訣6時間的、空間的に距離を開ける
秘訣7自ら自分の世界に入り込む
高齢者の自殺率は、予想に反して独居高齢者より同居高齢者の方が高いことが知られています
お一人様には、選んでお二人様とようやくお昼様の2種類がある
免疫力の高い若い人たちは感染しても助かり、そうではない高齢者や持病のある弱者は死に至ることになります
たとえどんなに惨憺たる人生でも、終末の1%が幸せだったら、その人の人生は成功だ、