上野千鶴子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
あの”おひとりさまの老後”が上梓されてから2年。上野千鶴子が男性読者からの要望に応えて”男性版おひとりさまの老後”をこの程書きました。 女性である上野さんが書いたのだから、内容はどうしても男性にとっては厳しい見方になります。 始めに彼女が言い当てているように、男の方は・・「自分の老後のことなんか考えてないひとが多い。妻であれ、他人さまであれ、ひとのお世話を受けて亡くなるなんて、見たくない、聞きたくない、考えたくないようで・・・」と文中から引用した言葉がぴったりきます。
男性シングルにも理由別タイプ分けがあります。 死別シングル、離別シングル、非婚シングル。 このタイプ別に事例を紹介しているの -
Posted by ブクログ
上野千鶴子さんのエッセイ集。学者さんのイメージで難しい著作は読んでいませんがこの本はとても読みやすく、しかも面白かったです。
ご自分の生い立ちや両親を見送ったことをはじめ、ごく個人的なことが書かれています。自身の好みや生活のことなど、素の上野千鶴子さんが表れていて好感を持ちました。自分を飾ることなく、思ったことはストレートに言っているのが気持ちいい。
人間だれしも年を重ねるしだんだんひとりになっていく。
この本を読んで気持ちが前向きになり勇気づけられた文章たち。
心に刻まれた。
※以下引用
何をするか、ではなく、だれであるか。それも肩書きや地位では測れない、その人のありよう、ふ -
Posted by ブクログ
俎上に載せられた作家と作品は、
吉行淳之介「砂の上の植物群」「驟雨」「夕暮まで」
島尾敏雄「死の棘」
谷崎潤一郎「卍」「痴人の愛」
小島信夫「抱擁家族」
村上春樹「ノルウェイの森」
三島由紀夫「鏡子の家」「仮面の告白」「禁色」
このうち、わたしが読んだのは島尾敏雄の「死の棘」だけだった。以前は小説をあまり読まなかったうえ、近頃は主に女性作家のものをよく読んでいるからだ。しかし、ラインナップを見てみると錚々たるメンバーの有名な作品群であることはわかる。やはり、読まなかったのは、読もうとしても、解説なり批評なりを見て、自分に近く引き寄せられるものを感じなかったからだと思う。
-
Posted by ブクログ
最近ダラダラ読む本が多い中、これは一気に読んでしまった。
読めるし、読まさせてくれる。
たぶん文章がすごく読みやすいんだなと思った。
こういう年上の女の人が書いたエッセイをこれからはたくさん読みたい。
背筋がしゃんとするし、自分が何も知らないことを頭からだけでも分からせてくれる。
「何も知らない」ということを本当はなかなか身体感覚として理解できない。
どうも私は思い上がりも甚だしい。
でもしょうがないよね、そうとしか感じられないんだから。
この本を読んで、「謙虚さ」も学んでいくものなのだと知った。
安心して、ゆっくり理解しよう。と思った。という甘え。 -
Posted by ブクログ
ネタバレすーーーーっごい、血となり肉となった本。
どこかの本で『極端に示すことで見えてくるときがある』と書いてあったけど、上野さんはそれを体現してくれてる人で、新しいなにかを生み出すために、あえて極端に言ったり挑発したりして、世の中とか自分とか相手とか聞き手を前に進ませようとしてるところがあるように思う。
あとサービス精神がすごい。本ひとつにしても講演ひとつにしても、「お客様の大切なお金を頂いたからには、それなり、それ以上ものを持って帰っていただきます」というところがとても好き。
内容は、学ぶってことはどういうことか、働くってどういうことか。欠陥だらけの学校教育についてとか、偏差値は親の収入と結 -
Posted by ブクログ
日常のこと、子供の頃のこと、好きなこと‥
落ちついた筆致で、これまで語らなかった個人的なことについて書いています。
NHKの「おしゃれ工房」に連載したもの。
そのせいか、母が得意だった焼きリンゴの話、洋菓子といえばシュークリームとかすていらが双璧といった話題も。
フェミニズムの旗手として女性問題に鋭く切り込んだこれまでの著書とはやや違う面も出ていて、これがけっこう感じが良い。
子供の頃の自由研究の話なども社会学的?
社会学を目指す人は、一に好奇心、二に尻軽さ、三四がなくて五に知力、だとか。
お母さんは結婚と同時にクリスチャンになった。
姑や小姑とのもめ事が絶えず、夫婦の言い争いは子供達が不 -
Posted by ブクログ
テレビでも雑誌でも、とにかく僕は「ランキングもの」が苦手なのだ。星座占いの運勢のランキング、抱かれたい男ランキング、好きな歌ランキング、うまいラーメン屋ランキング、大学の偏差値ランキング…。うう、書いているだけで辟易だ。
なんだか世の中、いたるところでおかしな序列化(階層化)が進んでいる。いったい誰が、何を基準に、どうやって(もっともらしい)序列化をしているのか。得体の知れない数字ばかりがひとり歩きをしていないだろうか。そして僕たちはそれを特に考えることもなく、鵜呑みにしてやいないだろうか。ときとして、なにやら胡散臭さを覚えてしまう僕なのである。
さて、上野先生のいう学校化社会とは、「明日 -
Posted by ブクログ
「おひとりさま」をよく使われる適齢期の女性に対して、老齢になってもそのまま「おひとりさま」を続けても特に問題ないわよ。ただ、介護ってさ、する側の説明はたくさんあるけどされる側のノウハウは少ないわよね。って作者の素朴な疑問を呈しながら、女性ながらのリズムで話が進む。
結局、人は誰でも「おひとりさま」になるのよ。という件には、あぁそうだな。と思わされた。寄り添ってきた連れが逝ってしまったりすることで。と考えたことがなかった。"シングルアゲイン"。確かに。
内容はえらく真っ当だったりするんだけど、フロー化するほどの資産が無い場合どうするかな。ってそのために準備しときなさいよ。 -
Posted by ブクログ
読書というのは、読むことによって擬似に様々な人生の体験を積み上げていくことで、読む行為自体が、生き方上手への道を実践していることだと思う。
だけどこいつは、そんなまだるっこしい手段をとらずに、おもいっきり直截に一人で生きるにはこんなふうにしたら? というような書き方をされている。
人生のスタート時点にいる人たちには関係ないけれど、そろそろ慌ただしく過ぎていきつつある生み、育てる時期を卒業させてもらえるころ、手にとってみるとなるほどと頷ける記述が一つや二つある。
もちろん、男の方向けに書いてはいるが、作者が自称負け犬組みだけあって、ストレートな切り口が小気味よく、すとんと読める一冊 -
Posted by ブクログ
もっと高齢になってから読んでもいいような気がしていましたが、今読んでよかったと思います。ずっと会社の中で生きていると、会社を離れたときにまずい習慣に気づけないような気がします。損得勘定を離れた個人として生きる生き方には、それなりのルールがあるようです。それに気づかせてくれた点で、この本を評価したいと思います。
内容(「BOOK」データベースより)
死別・離別・非婚シングル、老後に生きる道はあるか。在宅ひとり死はこわくない。
目次
第1章 男がひとりになるとき(増えている男おひとりさま
死別シングル ほか)
第2章 下り坂を降りるスキル(人生のピークを過ぎたとき
男の定年、女の定年 -
Posted by ブクログ
勉強になりました。
ひとは最後は、ひとりになります。必ずね。
いくつか、キーワードがでている。
家事能力
金持ちより、人持ち
選択縁・・家庭でもない、職場でもないネットワーク
定年までのソフトランディング・・
おひとりさま力・・ひとりでいても寂しくない
自宅介護・・最後は、自宅
最後に、「男おひとりさま道 10か条」まだ早いと言わず、実践準備して、ソフトランディングしないとね。
第1条 衣食住の自立は基本のキ
第2条 体調管理は自分の責任
第3条 酒、ギャンブル、薬物などにはまらない
第4条 過去の栄光を誇らない
第5条 ひとの話をよく聞く
第6条 つきあいは利害