上野千鶴子のレビュー一覧
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上野千鶴子のエッセイをまとめて読むのは『ミッドナイトコール』以来だと思う。
攻撃的挑発的な上野節は影を潜め、読んでいて心地がいい「B面のわたし」のエッセイ。(個人的には『ひとりの午後に』よりも『B面のわたし』の方がグッとくるものがある)
結婚、老い、上野千鶴子の個人史等、「プライベートは切り売りしない」はずの上野千鶴子が素直に語ってるのは、あとがきにも出てくる担当編集者だからこそ、なせた業なんだろうな。
(連載媒体が「おしゃれ工房」ということで、雑誌の読者を意識した上野さんのサービス精神の発揮とも考えられるけれど、それをも見通したその編集者に会いたくなってしまった、小湊雅彦さんと仰有るそう -
Posted by ブクログ
息子介護はブラックホール。解説で上野千鶴子は指摘する。介護、をめぐるシチュエーションは息子介護に限らず、100人いれば100通りのそれがある。しかしそれにしたってブラックホールなのが息子介護なのだ。
理由はなんとなく、感覚としてわかる。それこそ「もう一つの男性学」ではないけれど、日本の男という生き物を考えたときに、そうなるよね、という確かな感覚がある。が、ゆえにこの本に価値があり、意味があると思う。
介護の専門家ではない著者だからこそ、の、単なる事例集でもなく、公約数探しでもなく、みんなにやってくるそのときを、それぞれに考えさせる本。
上野先生、勝手にしなれちゃ困ります、とセットがいいんでな -
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Posted by ブクログ
ネタバレ読後の”気圧され感”がとても強い鼎談録だと思います。
角田美代子、三橋歌織…と東電OL・木嶋佳苗以外で関心の高い人物の話題も多く、特に木嶋佳苗と同時期にニュースになっていた上田美由紀の事件に対する考察は、両者の比較もありとても興味深いものでした。
そして、自分が知らず知らずのうちに男性目線の報道を何の疑問も持たず受容していたことに気づきました。
でもまたしばらくしたら忘れちゃいそうですが。
北原さんのあとがきで、信田さんに壇蜜をどう思うかと訊ねた際の
「私、好き!あの人、女のパロディだから!」
という一言が強力にヒットして電車の中で思わず笑いそうになりました。
その後の「なぜパロディなのか」