上野千鶴子のレビュー一覧

  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    初めて読む方の文章が新鮮で特に印象に残った。山田和樹さん、永井愛さん等。既によく読んでいる方の名前につられて本を手に取り、新しい方のご研究などに興味が広がっていくのがうれしい。
    この本を読んで逆に「自由」という言葉を簡単に定義し使うことが難しくなったが。
    自由を手放したくないし、奪われそうなら戦う!新たな自由をつかみ取りたい!そして次の世代に手渡したい。

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    2021年09月20日
  • 在宅ひとり死のススメ

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    「おひとりさまの老後」ベストセラー上野千鶴子先生が売れない出版社を救うためか文藝春秋社より10年ぶりシリーズ続編。上野先生も72才となり読者もそれなりのお年になったようで、文字も読みやすく工夫され新書版で。施設でもなく病院でもなく大好きな自宅で自分らしい最期を迎えるノウハウ本。売れそうな匂いがします

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    2021年08月26日
  • 上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!

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    卒論の参考になればと思い読んだ。声を上げる、それを続けることの重要性が心に刺さった。自分らしく生きるためにはそのための行動が必要だし、我慢せず理解し合える社会にもっとなればいいなと感じる。

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    2021年08月22日
  • 上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!

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    ネタバレ

    会話調で書かれているのでなかなか刺激的な表現ではあるが、今まで女性が感じていなもやもやを分かりやすい言葉で言語化されているので、とても読みやすい。
    印象に残った言葉:
    ・おっさん的想像力の撲滅→性犯罪の話で男に「自分の娘や彼女が被害に遭ったらと考えて行動しよう」っていう話し方、それ自体が女性が男性の所有物という感覚であり、おっさん的想像力になっている
    ・夫(男)には既得権益があり妻(女)はその不平等にキレるという構図→社会構造上の問題であり、家庭の問題として捉えずにしぶとく議論することが大事
    ・男は既得権益を保有していることを無自覚的に認識しており、女に奪われると感じているが、女は別に尊重して

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    2021年07月24日
  • 女の子はどう生きるか 教えて,上野先生!

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    ネタバレ

    日本の社会が男女差別を生み出している。
    労働のあり方、年金、学校教育、選挙制度。
    その中でどう負の連鎖を断ち切るか。

    女性脳や男性脳がないとして、男女の多様性はセックスの問題なのか、それともジェンダーなのか。

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    2021年05月30日
  • 快楽上等! 3.11以降を生きる

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    めちゃくちゃ面白い部分と興味ない部分が両方ある降り幅の広い本だった。この本タイトルでなんとなく借りたけど、出版は約10年前。
    つまんない、興味ない部分は自分語り(自分がどれだけ周りと違うか語り合うの必要だった?)とか自分にとっての正しさを他人に押し付けてるだけに感じた。そもそも10年前の価値観での話だから古い考えを押し付けられたように感じちゃったのかとも思うので、しょうがないのかもしれない。
    興味ない、嫌なところが半分くらいあったけど残りの半分はかなり勉強になったし自分と同じだと思えた部分もあったしこれからを生きるヒントもたくさんあった。

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    2021年05月22日
  • 女の子はどう生きるか 教えて,上野先生!

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    「女性専用車両」のこと、わたしもモヤっとしていたことを上野さんがもやもやの原因をきっぱり言語化されていた。
    なんとなくこっちが悪いんじゃないかと感じてしまうことが、社会のなかで生きていくうちにいつの間にやら刷り込まれている女性差別の発想なんだよ、とはっきり言ってくれる。

    先日読んだ『泣いたあとは、新しい靴をはこう新しい靴をはこう。』はちょっと生ぬるかったなと、この本を読んで思ったのである。

    2019年の東大学部入学式での式辞全文が掲載されているのもよかった。

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    2021年05月05日
  • 女ぎらい ニッポンのミソジニー

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    ネタバレ

    「『自分を貶めて媚びへつらってまで』女が「婚活」をしてきた長い歴史を考えれば、昨日今日になってこの程度の経験にたじろぐ男たちは、まだ弱者であることに慣れていないだけだろう。」

    「男にとって女の最大の役割は、自尊心のお守り役である。」


    ↑ホント、これ!!!と笑っちゃった。

    上野千鶴子さんが、ジェンダー研究のパイオニア、フェミニズムの素晴らしい論客であるだけでなく、人気(だと私は思うんだけど)もあるのは、彼女の知性に裏付けられた、女性からすると「スカッとする」言葉をサラリと説得力をもって伝えてくれるからでは。

    女にとってのミソジニー(自己嫌悪)を思うと、現実の男性ではなく、「他者」として

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    2021年04月14日
  • 毒婦たち 東電OLと木嶋佳苗のあいだ

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    普段接する事のない世界の話である一方で、女性としていつも置かれている世界の話でもある。

    驚いたのは司法の世界でどれだけ性差別があるのかと言う話、調書には男尊女卑のような記述がされるなど。

    この本を読んでいると男女が同じ立場、感覚で付き合うことは不可能なのかと考えさせられる。

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    2021年03月16日
  • 学問の自由が危ない

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    法的に見て明らかに違法な任免拒否。
    国会での議論を行わず、解釈だけでも運用を変更してしまう内閣に底知れない怖さを感じる。
    また、これを見過ごして、何も考えずに自民党に投票してしまう国民が情けない。
    再び戦争を起こす事が無いよう、この本は全ての国民に読んで欲しい。

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    2021年03月16日
  • 〈おんな〉の思想

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    ネタバレ

    フェミニズムに関する、著者が影響を受けた著作の数々を紹介していく本。
    サイードの「オリエンタリズム」の章で、オリエンタリズムがジェンダーと同じ構造であるというのが面白かった。オリエンタリズムというのは、支配者である西洋が審美的に東洋をまなざす視点であって、支配者としての男性が被支配者の女性を審美的に見る視点と重なる。次のセジウィックの「男同士の絆」では、異性愛規範は一つの制度であって、女を欲望の対象とすることで互いを男と認め合うホモソーシャル・同性愛的な心理を排除するためのホモフォビア・女を徹底的に他者化するミソジニーが一体となって異性愛が自然として受け入れられていることが述べられている。いず

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    2021年01月17日
  • 女たちのサバイバル作戦

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    日本のフェミニズム論者として牽引役だった上野先生による、男女雇用機会均等法前後から現在に至る日本人女性の置かれた状況の変遷史。

    女の子が人身売買されたり、男の何分の1の給料で働かされたり、寿退職を迫られたり、搾取や差別が当たり前だった近代前期に比べれば、今は相当改善されたといえよう。
    だけど、出産、子育て、家事がついて回る女性が男性と対等に伍して働くのは今でも容易ではない。
    立法や政治が少しずつ前進しているように見えて、日本の場合それは国際的外圧からであったり、グローバリゼーションによる経済的要請からであったりする。そして実態は決して女性にとって容易なものとはいえない。

    自分の社会人生活を

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    2020年12月06日
  • 上野先生、勝手に死なれちゃ困ります~僕らの介護不安に答えてください~

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    メモ
    第1章 不安を分節しましょう
    第2章 介護の不安…目指すは老化のソフトランディング
    第3章 介護保険?…足りないようにできている
    第4章 自分の将来…百姓ライフをめざす
    第5章 政治の不安…現在日本は家族主義>少子化
    第6章 若者の不安…不満ハードルさげて要求する能力
    第7章 弱さを認めることから始まる…機会集合の研究者

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    2020年11月28日
  • 〈おんな〉の思想

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    上野先生の血肉となってきた本がどんなものなのか。単なる読書案内には留まらず「だからあなたにも読んでほしい」という情熱の込められた1冊。

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    2020年11月25日
  • しがらみを捨ててこれからを楽しむ 人生のやめどき

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    母と同じ歳の樋口恵子と上野千鶴子の対談。
    母と重ね合わせたり、自分の少し先に想いを馳せたりしつつ、人生の終い方の予習をした、という感じ。
    この2人が元気でいてくれるという事がなんだか嬉しいことです。

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    2020年10月04日
  • 情報生産者になる

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    1次情報を生み出すことの価値と責任、その手法について丁寧に記されており、とても学びになった。
    目次だけ読んでも示唆のある1冊。

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    2020年09月13日
  • 情報生産者になる

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    自分が持っている問に対して、完全ではなくとも、何らかのオリジナルな答えを公に受け入れられるに足るようにアウトプットするための方法論。確かにこの通りに出来れば、社会科学で言うところの論文をそれなりの質で書くことが出来るんだろうなと納得。
    ノウハウをまとめたものとしてとても良い本だなと思うけれど、ところどころに本筋と関係ない著者の思想が出ていたり、あくまで経験科学の話をしているはずなのに、研究、論文といった用語が裸で使われていて、概念には定義が必要と主張していることと矛盾しないかと思ったり、読む意欲を削ぐような要素があることは残念。
    200909

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    2020年09月09日
  • 結婚帝国

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    読み終わりました。結婚と何ぞや?女とは?男とは?超有名な社会学者とカウンセラーの対談本。信田氏があとがきで散々上野氏を褒めちぎっておきながら、対談の中では意外と上野節に反論したりしているのが面白い。
    対談自体は結婚そのものについて語り尽くすというよりは、DVや性、世代の傾向もふんだんに交えて話している感じ。
    信田氏の「わたしは、結婚は制度だと思ってますから。制度であるということを知らずに制度に踏み込むのが結構です」という言葉は核心を突いている。また、「男はおびえて女に暴力をふるう」という箇所も核心的。この本からは学ぶことが多い。

    ただ一点だけ。個人的に上野千鶴子節は対談よりも文章の方が輝いて

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    2020年09月06日
  • また 身の下相談にお答えします

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    上野先生のものは何でも好きなので4点。

    ・恋愛とは、自我に食い込む闘い。、欲望やエゴイズムなどがむき出しの、食ったり食われたりの関係。

    ・何でも経験したことのないことは美しく見える

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    2020年07月05日
  • 快楽上等! 3.11以降を生きる

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    ネタバレ

    これまで友達にも恋人にも夫にも相談できなかったような事柄が、
    お姉さまたちの対談を聞きながら、いっきに解決。人生経験や学術的な裏付けのある断定なので、心強いことこの上ない。

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    〇組織は必ず腐る。そこに帰属する人たちのお得と存続が真の目的になっていくから。

    〇社員による内部改革はまず無理。組織温存に血道を上げがち。

    〇組織の自己防衛。図体が大きく、止まろうにも止まれない。慣性。

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    〇「人間は抑圧し抜くと、抑圧に慣れる生きものだ」

    〇東大話法ーあの情報の薄さの割の物言いの説得力

    〇セクシ

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    2020年04月20日