上野千鶴子のレビュー一覧

  • 最後の講義 完全版 上野千鶴子 これからの時代を生きるあなたへ安心して弱者になれる社会をつくりたい

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    上野さんの講義部分は、理路整然としていて知識の注入量がすごかったです。中で一番気に入ったのは、市場が外部(自然、家族)から資源と構成員を取り込んで、さんざ利用後に、不要になったもの及び構成員を、同じ外部(自然、家族)に廃棄を行なっている図でした。
    ひどい!
    今まさに市場からチヤホヤされなくなってきた自分に重ねて、寒ーくなりました。

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    2022年04月10日
  • 女ぎらい ニッポンのミソジニー

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    女性差別、女性蔑視、フェミニズムを少しでも理解したくて購入した一冊。
    自分の無知さと理解力のなさに打ちひしがれてます…
    読み直して、また、積んでる本を読んで勉強です。

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    2022年04月04日
  • スカートの下の劇場 新装版 ひとはどうしてパンティにこだわるのか

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     パンティーには夢がある。ほうほう、下着の扱いこうなのね? ふんふんと楽しく読めるのだが、写真や挿絵が豊富で通勤電車で読むのにドキドキする。家でゆっくり読みたい。
     これを恥ずかしいと思う時点で、スカートの下にはロマンがあるんですね。
     今読んでも面白いのだが、初版が1989年なのが驚く。約30年前だけど、今もスカートの下のイメージは変わっていないのかもしれない。

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    2022年03月27日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    第二章 文化芸術の自由は誰のためにあるのか
    から読み始めました

    「芸術」の周辺にいらっしゃる
    人たちの 肌感覚による発言が
    そのままストレートに伝わってきます

    いつの世でも
    どの国でも
    「弾圧」「排除」は
    ピンポイントで行われる

    危うい この国では
    よほど意識しておかなければ
    いつのまにやら 加害者側に取り残されている
    ことになってしまうことが多いように思う

    本書を(肯定的に)読んでいる人たちとは
    どこかで しっかり つながっておきたい

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    2022年03月08日
  • 男おひとりさま道

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    老いを受け入れる=弱者になることを受け入れる

    経験した恋愛の質が男を決める

    カネ持ちより人持ち


    非婚シングルであるが、印象的な言葉や調査内容、また調査結果が多く、死は免れることのできないことであるが故に、スラスラ読めた!

    男ってつくづく面倒な生き物だなと改めて感じた。

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    2022年02月21日
  • 在宅ひとり死のススメ

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    さすがは上野先生の本だ。分かりやすい。認知症にならないように取り組むよりも、要介護になっても安心できる社会、安心して認知症になれる社会、そして障害を持っても殺されない社会をつくるために、まだまだやらなければならないことはいっぱいありそうだという意見には全く同感だ。私も共に頑張りたい。

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    2022年02月18日
  • 上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!

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    肉親も含めて、特に相手が自分と異なる世代で育った人の場合、相手が生きてきたのがどんな時代なのか、その時世の中はどんな雰囲気だったのか、大きな時代の流れの中でどこに位置しているのか知っていると、相手との“分かり合えなさ”にわずかでも寛容になれる気がした。

    そして人が作ってきた社会において、女性と男性の関係について歴史を知り、俯瞰的に眺められることは自分が心を搾取されずに生きるために必要だと感じた。

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    2022年02月15日
  • おひとりさまの最期

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    女性でも男性でも、今結婚していてもパートナーがいても、関係ない。明日は我が身。備えあれば、というが、どう備えていくか。きっかけとして大切なことを提示してくれている。
    家族が介護すればいい、という社会からはどんどん離れていっていることを認識して政策変わるべし。

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    2022年02月07日
  • 在宅ひとり死のススメ

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    老後は施設に入ることが自身、家族全員にとって幸せだと思っていた。
    ただ在宅で1人で死ねること、そしてそれがデータからも幸せであること、さらにお金もそこまでかからないことが分かった。
    それが分かっただけでも読む価値はあった。
    また1人もりも2人の方が不幸せ、と言うのはなんとも皮肉。

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    2022年01月12日
  • 女の子はどう生きるか 教えて,上野先生!

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    これ、いい本だな~。『君たちは、どう生きるか』は男の子の話じゃん!ってことで、上野千鶴子先生がカウンターとして書いた本です。
    女の子からの質問に答えるQ&A形式で進みます。質問に挙がるテーマや先生の回答のぶっちゃけ具合から、フェミニズムって(やっぱり?)怖い、という印象を持つ人もいるかもしれません。そもそも質問の取り上げ方に偏りがあるんじゃない?とか。

    でも、それが「現実」だという認識を持つことが大事な一歩だと思います。

    違和感があればあるほど、女性ってそういうものなんだから、という悪しきジェンダー文化に知らずに染まっていることになります。
    書いてあることは、本当に本当に当り前のことです。男に置き換えてみれば分かります。それが女性を主語にすると途端に気持ち悪く感じるということは、それだけまだ社会が歪んでいることになります。

    女の子には是非読んで欲しい本です。そのうえで、自分として生きて行く、という一歩を踏み出してもらいたいと思います。
    巻末の付録の先頭で紹介されている魚住直子さんの『いいたいことがあります!』も合わせて読みたいところです。

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    2022年01月08日
  • 在宅ひとり死のススメ

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    私には認知症の母がいるが、著者の言う
    「認知症は病気ではなく、老化だ。」
    「認知症は情報の処理などできなくなるが、感情は普通の人と同じようある。」
    などは、納得できる。

    「本人は施設に入りがっていない、周りの家族が入れたがっている」
    も、その通りだ。

    母との接し方をもう少し見直してみたい。

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    2021年12月10日
  • 女の子はどう生きるか 教えて,上野先生!

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    うちは男子2人だが、だからこそ育てていくうえでこういう本が必要。自分の持っている特権を意識できる人になってほしい。



    “「もし自分なら」って考えることを、想像力といいます。”(p.19)


    “その会社がよい会社かどうかを見分ける方法があります。そこに一〇年、二〇年、三〇年在職している女性がいるか、その女性がどんな働き方をしているか、それが一〇年後、二〇年後には自分もこうなりたいというお手本(ロールモデル)になるか……。”(p.155)


    “痴漢冤罪説を唱えるなら、冤罪が起きるほどどの男性も潜在痴漢だと思われているこの国の痴漢文化の方に、 批判の矛先を向けてください。その痴漢文化をつくりあげたのは、男性たちだということを忘れずに。”(p.121)

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    2021年12月06日
  • 上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!

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    日本の女性が果たしてきた(男性に課せられてきた)役割の変遷、それに伴う母娘関係の難しさが紐解かれ、学生時代は男女平等と教えられたのに実際は不平等な社会に直面する女性の生きづらさが語られています。

    私自身も多くの違和感を感じてきました。
    なぜ、男性はでかい仕事ができる総合職が勝ち組、女性は負担がそこそこで家事育児と両立しやすく、夫の転勤にも同伴できる一般職が「賢い」選択とされるのか。
    なぜ、男性が雑用するととても感謝されるのに、女性はやって当たり前なのか。
    なぜ、女性だけ結婚や出産のタイミングを考えて異動したり転職しなければならないのか。
    なぜ、女性だけ結婚していたり子供がいると昇進や転職に不利なのか。
    なぜ、男性は女性が感じる生きづらさがピンとこないのか。

    これらすべて、男性がつくった「仕事に全振りする男性とそれを支える女性」をスタンダードとする仕組みに女性が無理やり合わせているからだと改めて理解しました。

    「男」になって総合職として働くか、「男の妻」として一般職として働くか。いずれにしても、男が中心。

    職場を見渡すと20代〜30代前半の男性は家事育児を担うのが当たり前となっていて、上野さん田房さんの論調よりは進歩を感じますが、それでも半分以上を担う男性は少ない。
    自分自身の中にも、夫に半分超を任せることに心理的なストッパーがあります。自分自身の意識も変えていきたい。

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    2021年11月26日
  • 在宅ひとり死のススメ

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    まさに目からうろこです。在宅でひとり死は難しいと思ってました。ある時ばったり息絶えて腐敗して発見かと恐れていましたが、介護保険のおかげで2,3日で誰かが見つけてくれるとのこと。さらにおひとりさま老後の方が、二人、三人同居よりも幸福度が高いなんて!おひとりさまは不幸でもなんでもなかったんだ。安心しました。老人施設に入ることなく在宅介護でやっていけると知って、親の介護をこれから考えるにあたっても、とてもためになりました。手元において何度も読みなおしたい新しいバイブルになりました。

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    2021年10月26日
  • 身の下相談にお答えします

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    十人十色の悩みを読んでるだけでも面白いが、それに対する回答が秀逸。
    自分の悩みと重なる部分の回答にはなるほどなぁ、と納得できるし、悩み自体に全く共感できずもやもやしても、返答を見ると先生にばっさり切られていてとてもすっきりする。

    楽しいことも辛いことも含めてみんな人生楽しんでいるんだな、と改めて思った。

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    2021年10月24日
  • 女ぎらい ニッポンのミソジニー

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    読むのがつらい、しんどい本ではあったが興味深かった。

    今まで自分が女であることにあまり不満を持ったことはなかった。フェミニストのこともあまり理解せず過剰なことを言っている人たちだと思っていた。しかしこのふわっとした考えの自分でも、いままでの心の底のひりつくような経験は女であることが理由だったのかもと再定義することができた。
    男を欲情させることができる女だけが女
    女は女であることから逃れることができない
    女は「自分で達成する価値と、他人つまり男から与えられる価値との両方が必要」であるという箇所が、なかなか自分にとって負担に思ってたことを言い当てており、胸のすく思いがした。
    男は見た目が悪くても勉強さえ頑張ればなんとかなるのに、女は勉強ができるだけじゃだめで、見た目も良くしなければならない。勉強が出来過ぎてもだめ。男を立てないとだめ。化粧くらいできないとだめ。
    自分が感じる生きづらさは、自分が女であることも原因だった。
    にしても、世の中男の都合のいいようにばっかり動いてるんだなぁ。改めて現実を認識する。Twitterで怒りを喚き散らかすような人間にはなりたくないんだけども、こういうの読むとやりきれない。

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    2022年07月23日
  • 在宅ひとり死のススメ

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    ネタバレ

    これで幸せの秘訣7カ条
    秘訣1それぞれ互いに納得している
    秘訣2しっかり勉強できている
    秘訣3別々の価値観でもかまわない
    秘訣4目の前の不安は些細な事と割り切る
    秘訣5ふたりの時から、1人の時を想定する
    秘訣6時間的、空間的に距離を開ける
    秘訣7自ら自分の世界に入り込む
    高齢者の自殺率は、予想に反して独居高齢者より同居高齢者の方が高いことが知られています
    お一人様には、選んでお二人様とようやくお昼様の2種類がある
    免疫力の高い若い人たちは感染しても助かり、そうではない高齢者や持病のある弱者は死に至ることになります
    たとえどんなに惨憺たる人生でも、終末の1%が幸せだったら、その人の人生は成功だ、と言うのが柴田さんの持論です
    認知症者には過去と未来がなくなり、現在だけがあります

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    2021年10月02日
  • 上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!

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    最近なにかと目にする「フェミニズム」についての入門書。
    フェミニズムの言葉の意味は知っていたが、その歴史について知らなかったので、勉強になった。
    とても読みやすく、おすすめです!

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    2021年10月01日
  • 女の子はどう生きるか 教えて,上野先生!

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    上野千鶴子が、女の子の疑問に答える!
    タイトルはもちろん、吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』からとられている。
    前書きで書かれているように、同じ岩波書店から出版されることを嬉しく感じているとのこと。

    初めに断っておくが、上野先生は好きだが、その全てを盲信的に受け入れるわけではない。
    私と上野先生は(いや、どんな人だって)立場も、背景も違うからだ。
    しかし、それを差し引いても、やはり女の子だから、ということで差別を行うべきではないとする上野先生の意見には大賛成だ。
    では、いってみよう。

    Q 子育て中の先生が担任を持つのは無責任では?
    A 子育ての終わった先生だけでいいの?
     育児中には責任ある仕事から外すのが親切?
     いや、それは配慮の名を借りた差別だ。
     自分の家族を大事にしない先生に他人の子供を大事にできると思う?

    まさにまさに。
    「お母さんは主婦だけど年金はもらえるの?」とか、「女性専用車両は逆差別では?」とか、「総合職やめようかな」とか…。
    質問には女の子だから、感じてきた社会のおかしさがある。

    女の子だから、で選択肢が狭まることはあってはならない。
    2019年の東大入学式の上の先生の祝辞も巻末に載っている。
    この言葉にどれだけの女子生徒が励まされ、どれだけの学生たちが気づかされたか。
    自らの翼を折ることも折られることもなく、そして誰かの翼を広げる人であれ、上野先生の言葉にはそんな強い意志が感じられる。
    女の子、と銘打たれているが、成長したかつての女の子も、男性も読んでみてほしい。
    今必要なのは想像力と少しの勇気だ。
    それが社会を良くしていく、私はそう信じている。

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    2021年09月20日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    初めて読む方の文章が新鮮で特に印象に残った。山田和樹さん、永井愛さん等。既によく読んでいる方の名前につられて本を手に取り、新しい方のご研究などに興味が広がっていくのがうれしい。
    この本を読んで逆に「自由」という言葉を簡単に定義し使うことが難しくなったが。
    自由を手放したくないし、奪われそうなら戦う!新たな自由をつかみ取りたい!そして次の世代に手渡したい。

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    2021年09月20日