上野千鶴子のレビュー一覧

  • 毒婦たち 東電OLと木嶋佳苗のあいだ

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    期待を裏切らないおもしろさでした。でも、北原みのりさんの「女は韓流」発言はイラっとしました。少なくとも私は、韓流に興味はありません。いつものことですが、北原さんは相変わらず一人で突っ走って、上野さんの言葉も無視し、決め付けのトンチンカン発言を繰り返していました。それもある意味おもしろかったですけど。

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    2013年12月09日
  • 毒婦たち 東電OLと木嶋佳苗のあいだ

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    ネタバレ

    読後の”気圧され感”がとても強い鼎談録だと思います。
    角田美代子、三橋歌織…と東電OL・木嶋佳苗以外で関心の高い人物の話題も多く、特に木嶋佳苗と同時期にニュースになっていた上田美由紀の事件に対する考察は、両者の比較もありとても興味深いものでした。
    そして、自分が知らず知らずのうちに男性目線の報道を何の疑問も持たず受容していたことに気づきました。
    でもまたしばらくしたら忘れちゃいそうですが。

    北原さんのあとがきで、信田さんに壇蜜をどう思うかと訊ねた際の
    「私、好き!あの人、女のパロディだから!」
    という一言が強力にヒットして電車の中で思わず笑いそうになりました。
    その後の「なぜパロディなのか」

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    2013年12月04日
  • 女たちのサバイバル作戦

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    饒舌な勢いのある論の展開。
    ボリュームはあるが、一気に読ませる力がある。
    何と、生きにくい世の中だろう。

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    2013年11月11日
  • ひとりの午後に

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    人生半ばを迎えた人向けの本でありながら、私のような若造に響くことばもある。
    大人になっても迷うことはあるということか。
    兎にも角にも日々迷走だ。

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    2013年10月23日
  • おひとりさまの老後

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    ようこそ、シングルライフへ・・・
    ということで、これからの時代、
    女性が一人で生きていく時間が長くなってきている。
    既婚の場合も、未婚の場合も。

    だからそれに備えての準備、心構えのノウハウの一冊。

    *さみしいときは我慢しなっくていい
     寂しいといえる相手を調達しておく。友人とはそのためのもの。

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    2013年10月14日
  • 身の下相談にお答えします

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     それほど「身の下」でもない、いたってまじめな問答集。悩みのほとんどは身の下が原因、というのは至言なのだろう。幸い?自分の家族、その周りでは本書にあるような相談が必要になる状況はいまのところ発生してはいないが、今後のために、何となく良い心構えができたような気がする。
     それにしても色んな相談ごとがあるものだ。ほんの一握りのねただけで、これだけのバリエーションがあるのだから、やはりわからんもんなのですなあ、人生は。違うか。

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    2013年09月20日
  • 上野先生、勝手に死なれちゃ困ります~僕らの介護不安に答えてください~

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    最近や介護や市民社会についても発言することの多い上野千鶴子さんと、新進気鋭……もとい若手の社会学者とされる古市憲寿さんの対談。話題は自分の親の将来の面倒を見る覚悟のない古市さんに対して、上野さんが介護保険など社会の仕組みを説明しつつ、古市さんの漠然とした不安に迫り、緩和させる相談に乗っているといったところ。
    とにかく、古市さんがカッコつけたり知ったかぶることなく、情けない青年っぷり丸出しで上野さんに教えを乞うているのがいい。このくらい地に下りないと、読者は実感をもって上野さんの教えが染み込んでこないだろうから。
    介護保険制度はなかなかによくできた制度で、ある程度、下りていく覚悟を持って将来を見

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    2013年08月25日
  • 上野先生、勝手に死なれちゃ困ります~僕らの介護不安に答えてください~

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    上野千鶴子と古市憲寿の対談集。
    基本的には「介護」がテーマなのだが、お互いの専門であるジェンダーや若者論だけでなく、経済、歴史と幅広く議論している。

    大学院に入ることを本学のごく一部の先生は「入院」という。この言葉結構広まっているみたい。本書では次のように説明されている。(p.29)

    入院……大学院に進学すること。特に文系大学院に進学すると、将来が非常に限定されてしまうため、「入院した」と皮肉られる。一般の病院とは違い、入院したからといって「病気」が治るとは限らず、むしろより病状が悪化する可能性が高い。

    団塊世代は親からの援助が得られない人がほとんど。何が何でも歯を食いしばって就職せねば

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    2013年08月12日
  • 男おひとりさま道

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    まだ、実感のないまま読み始めたが、途中のかなりリアルな話に気が滅入って読むのをやめてしまったりもしたが、最後は一気読み。やはり上野千鶴子さんの人生の達観ぶりというか、懐の深さで、何となくまあ何とかなるのかなという気分になってしまう。私の場合、男お一人様というのはあまりないのかなと、勝手に思っているのだが、本当にそうなったら途方に暮れるだろう。女性に好かれる可愛い老人になれ、なんて言われても、そりゃ無理でしょう。

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    2013年07月31日
  • おひとりさまの老後

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    基本的に人は一人で死んでいくと思ってよいので、こういう風に終わることもできるかあ・・・と少し参考にはなった。
    結局は財力がものをいうので、貯蓄に励むべし。年金があてにならない世代としてはどうにかして老後資金を確保せねばなりませんね。
    しかし、女よりも現在配偶者のいる男のほうが問題はより深刻ではないかとおもわれ。。。

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    2013年06月24日
  • 身の下相談にお答えします

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    朝日新聞に「悩みのるつぼ」と掲載されて気になっていたが、本になったとHONZで知り購入。
    性の悩み、結婚の悩み、人生の悩みを上野流で切る。
    画一的な教育論、社会常識とは違った観点にたっておりおもしろい。
    例えば、「ぼくの悩みは性欲が強すぎて、今年受験だというのに、エッチなことばかり考えて勉強が手に付かないことです。」(男子中学生15才)。どのように答えているかは、本書でのお楽しみ。
    この悩み相談は他にも美輪明宏などが回答していて回答者なりの見方があり興味深い。Webでも読めます。

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    2013年06月18日
  • おひとりさまの老後

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    基本セレブリティな?お金がそこそこある人のお一人様を想定して書かれてるので本当にこれからどうしようとか思ってる人には向かないのかもしれない(T_T)
    でも、色んな方法が、あるのかな、こんな風に楽しいエンディングを迎えられたらいいなーって思いました(・∀・)

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    2013年05月18日
  • 上野先生、勝手に死なれちゃ困ります~僕らの介護不安に答えてください~

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    正社員が期待できないこれからの社会、これからはいろいろ複数のことで細々と稼ぎ、小金をかき集めて生きること、という上野千鶴子のコメントがいいなと思う。

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    2013年03月28日
  • おひとりさまの老後

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    「歳をとったらどうするの?」という脅かしにさらされ続けたシングル女性に
    心強い味方になってくれる痛快な一冊。
    シングルであることはカワイソーでも不幸でもない!と上野節が吠える。
    シングル老後の不安の原因ををひとつ一つ取り除いていく実用書ともいえる。とくに<介護される側の心得10カ条>は新たな視点として興味深い。
    出版後「おひとりさま」という単語を定着させた。

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    2013年03月20日
  • ナショナリズムとジェンダー 新版

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    この本が最初に世に出たのは1998年であるが、今読んでも古いと感じないのは、状況がほとんど変わっていない(むしろ、悪くなっている)からだろう。
    個人的には、最後に収録されている「アジア女性基金の歴史的総括のために」を非常に興味深く読んだ。
    私も、国民基金(正式名称は「女性のためのアジア平和国民基金」)に対しては、あくまでも国家補償ではないこと、被害者や支援者の間に分裂を生んだことなどから、批判的な気持ちを持っていたが、「あのとき国民基金をつくらなければ、その後つくる可能性は非常に低かっただろう」という指摘にはハッとさせられた。確かに全くそうであろう。
    この本の帯には「『慰安婦』問題は終わらない

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    2013年01月19日
  • 男おひとりさま道

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    上野さん,ほんとに男が嫌いなんだな.悪意がある.女性が幸せに生きるためには,男がしっかりしてほしい,そのためにびしびし言う.だからこそ本書は女性と生きていかねばならない男性にはまたとない実用書となっている.

    私は女性異性愛者だけでなく,男性同性愛者の友人がいる.他にも社会的な弱者とのつながりもある.これも自分がうつ病であること,弱さの情報公開をしているからだろう.たしかに男はたいがいイヤなやつだ.女性とおなじくらいに.

    本書が強調した,弱さの情報公開を適度に,適時に行える人は確かに万事うまくいくような気がするのは私の実感でもある.

    ひとりで死ねる,という記述は大変に心強く感じた.

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    2013年01月17日
  • 上野先生、勝手に死なれちゃ困ります~僕らの介護不安に答えてください~

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    団塊世代と若者世代が抱える不安が対談形式で書かれ、介護に関する話題を中心にこれからどうやってこれらの世代が生きていくかの示唆を与えてくれる。

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    2013年01月10日
  • 上野先生、勝手に死なれちゃ困ります~僕らの介護不安に答えてください~

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    親世代と子世代のギャップがはっきり。ただ個人的にはソフトランディングする必要性をあまり感じなかった。

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    2013年01月06日
  • 女は後半からがおもしろい

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    よい本は一気に読めてしまうものである。
    この二人のコンビネーションはありそうでなかった・・・という感じがする。
    バッサリと、しかし軽快に色々なものを斬ってくれるので、読後の爽快感あり。さすが、ベストセラー作家ですね。育児ただいま三年生の今の私には坂東さんの言葉がやはりガツン、と心に響きました。

    ‘子どもがいやがることを教えるというのは、親にとってエネルギーのいるつらいことなんですよ。いい顔して「わかった、好きなことをしたら」とか「ほしいの?いいわよ」と言っていたほうが親は楽なんだけれども、やっぱりそれは将来、子どもをつぶすことになる’

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    2012年11月22日
  • 女は後半からがおもしろい

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    上野千鶴子との対談。『女性の品格』で有名な著者だが、官僚として、女性が働きやすくなる仕組みを整えることに貢献した人物であることは確か。

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    2012年10月18日