上野千鶴子のレビュー一覧
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ネタバレこれまで友達にも恋人にも夫にも相談できなかったような事柄が、
お姉さまたちの対談を聞きながら、いっきに解決。人生経験や学術的な裏付けのある断定なので、心強いことこの上ない。
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〇組織は必ず腐る。そこに帰属する人たちのお得と存続が真の目的になっていくから。
〇社員による内部改革はまず無理。組織温存に血道を上げがち。
〇組織の自己防衛。図体が大きく、止まろうにも止まれない。慣性。
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〇「人間は抑圧し抜くと、抑圧に慣れる生きものだ」
〇東大話法ーあの情報の薄さの割の物言いの説得力
〇セクシィ・ギャルの大研究
〇やってみたら大したことない。会社の仕事も、女のひとり寿司も、どうってことない。なんてことないものを、幻想で守って、ずっと男女の差をつけていた。
やってみたらどうってことないじゃん、やらせてみろよ、と。
〇ファッションって、自分のイメージを作り上げ、自分の魅力を自ら発掘して輝かせるもの。
〇向上:
not 目的たっせのためのスキル向上、効率向上
but 人間の質として、より思慮深くなり、自分の体験に即した強い言語を持ち、全人格的に成熟する
死ぬまでにもっと世界を見てみたいという”向上心”
〇ママが不幸せじゃなければ大丈夫
ママが不幸だと、男の子は、ママを幸せにする責任を凄く早くから背負ってしまう。
〇去勢された状態;社会における自分の位置取りを学習し、分(ぶん)を知らされる、ということ(大人には必要な状態)
〇読むべき「モア・リポート」性の実態
〇マスターベーションの回数は、過少申告の傾向。(過大に申告してお得なことな何もない
〇性交頻度とマスタベーションの頻度とは相関する。
〇獣フェミニスト集団FROG
〇女の暴力:
女の依存性がイデオロギー化「私を丸ごと受け止めて」
〇ロマンティックラブの妄想ー異性間での自我の全面譲渡を神話化したもの
〇韓流ー安心がほしい、絶対の安心、絶対の受容。現実には、そこそこの信頼、そこそこの安心でいい。(親であっても)
ー女の性は男のためにあるもので、自家消費しちゃいか、ということになっていた。)
ー自分の性欲は男のためにある、という刷り込み。男によって選ばれ、男によって快感を得るということが、どこまでも内面化している。
-選ばれることに自分の全存在をかけているから、Noと言われると全存在を否定されたと感じる。
★ムラムラ、ドキドキ、ワクワク、というのは相手に予測できない部分があってこそ生じるもの。だから、慣れ親しんだ肉体より、そうじゃない未知の肉体にムラムラするのは当然。
〇”快楽とは受動的なものである”
性欲の主体より、客体になる方がよい
快楽は、自分の統制から放たれたところに到達する忘我
自分でくすぐるより、くすぐられるほうが感じる(予測誤差)
〇たかがセックス。ごはんと同じ。断られたら、OK、でよい。
〇夫で気持ちよくなければ、他流試合をしろ。
〇マスターベーション=光合成、自家発電
〇性欲の中に物語性が学習される。加齢とともに、物語性が欠落していく。残るのは純粋性欲、マスターベーションだけではないか(上野仮説)
〇ドンファン回顧録「記憶に残るベストセックスは、本当に愛し合った相手と、互いに許しあったセックスをしたとき」
〇欧米:対等なセックス
日本:男女差、権力支配ファンタジー?
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〇女たちは気楽に楽しく生きる。
〇応援団をつくる。自分が言うことに、同意、共感してくれる人。
〇加齢とともに、恋愛と性に、遊戯性が中心になっていく。(=目的がない)
恋愛は予測誤差の集まり。おもしろくて仕方ない。
予測誤差=「対人性」という要素。最後の秘境は他人。
〇非対称性(相手と自分が違う)は、鮎のハラワタくらい美味。
〇男の足枷は覇権主義。アウェイの理解不能集団、敵視される場、およびでないところで生き抜く術が必要。外国、被災地。
〇濃密な、生きててよかったと感じる時間が、私にはほしい。 -
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『情報生産者になる』上野千鶴子氏
1.購読動機
上野さん執筆の記事を通じて、
①どんな授業なのか?
②どんな思考なのか?
を知りたかったことからです。
そして、さらに
③情報消費→生産の変化に必要なことは何か学ぶためです。
2.結論
①なぜ情報生産者なのか?
ずばり、そちらの方が楽しいからと記載あります。
②どの分野で目指すのか?
自己の関心があること。
情報にリーチできること。
解決できる、回答に辿りつけること。
3.最後に
8割は、論文を書くに関することです。
しかし、上野氏がタイトルに情報生産者になるを選択したにはわけがあります。
それは、長年、学生にそのテーマで教えつづけた自負、そして今社会に必要とされるスキルだからです。
本。比較的に読むほうです。
こちらの書籍の日本語は『綺麗でした。』
それは、書き手上野氏が読み手を意識して執筆していることが後書きからも読み取れます。
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ネタバレ女性の生きづらさ、不満、喜びを、表現し、他の人々を動かしてきた人たちの紹介。いま、それぞれが自分らしくあるべき、という風潮になっているのは、先人たちのおかげなのだなと。大人向け偉人伝を読む思い。感謝。
●森崎和江
P25 性の交換は、千万の言葉よりもふかく個体の基本的資質を表明するんです。わたしはそこにあらわになるものを男あるいは女の普遍性とこの特殊性とのかねあいとして凝縮させ、そして内的な交換を深めていきたいとうろうろしつづけました。
P29 あなたは誰のものでもない
あなたは ただ あなたのもの
P35 男の思想の単独性とは、自分ひとりの個体のひろがりに限定されるだけなく(個人主義)、自分一人の個体の時間にも限定される(一代主義)まずしさを持っている。
(上野)今日の環境思想=”未来世代との連帯”
●石牟礼道子
P44 (上野)ひとは想い、惑い、考え、経験を言葉にせずにはいられない生きものだ。何のために?ことばという公共の乗り物に載せて、それをまだ見ぬ人へ届けるために。
●田中美津
P81 わかってもらおうと思うのは乞食の心
P81 男に評価されることが、一番の誇りになってしまっている女のその歴史性が、口を開こうとするあたしのなかに視えて、思わず絶句してしまうのだ
P83 このあたしがクズであるはずがないじゃあないか!と立ち上がったのが、あたしのリブであった。
●富岡多恵子 藤の衣に麻の衾ふすま
P105 (梅棹うめさお忠雄)母という切り札を掲げて自分の人生を喪失してまで母の立場に埋没していかねばらならぬ妻たちを、母という城塞の中から、一個の生きた人間としての女を救い出すには、いったいどうしたらいいのか。
P112 性愛ロマンティシズムの対極、性と愛の分離、女性版ニヒリズム
「芻狐(すうく)」性からあらゆる装飾をはぎとって「動物になって生きる希望」を描く
●水田宗子
P129 聖処女、母なるもの、あるいは永遠の娼婦像-それらの女性像は男性の夢の根源であると同時に、女性自身にとっての幻想でもあった。
P141 『男流文学論』
●ミシェル・フーコー
一夫一婦制の誕生
P169 私的領域は公的に作られたものである
P172 『オナニーと日本人』木本至
近現代の日本において性はプライバシーでさえなかった
●エドワード・W・サイード
P185 「東洋人(オリエンタル)」という歴史的役割に自分自身が巻き込まれている
(上野)女性も同様・・・歴史的役割に自分自身が巻き込まれている
P188 女性とは、通例男性的な権力幻想によってつくりだされた生き物なのである。女性たちは限りない官能の魅力を発散し、多少なりとも愚かで、なにはさておき唯々諾々と従うものなのだ。
P198 (上野)コスプレ=覇者が与えた「指定席」の役割を自ら引き受け、それを過剰に演じてみせる
(上野)要約:男の期待通りに動くのは容易だが、一生は続かない。(自分自身ではないから)
●イヴ・セジウィック
P215 (葉隠れ)恋=男と男の情
男は男と認め合った者たちのために、すがる女をふり切って死地に向かう。なぜなら女との性愛より、男との盟約の方が価値が高いから。
●ジョーン・スコット
P247 (上野)radicalに考える=根源的に考える
●ジュディス・バトラー
P284 言語に従属した人間は、同じ言説行為を反復実践することしかできなくなる
ありとあらゆるコミュニケーション行為は、受け手の反応によってはじめてその効果が測定されるような、予想のつかないギャンブルであり、その効果を話し手がコントロールすることができない。そのことが、かえって変革への可能性を与える。
「境界の攪乱」は、既成の秩序をゆるがす変革的な実践であるだけではない。それは既存の秩序を揺るがし、それに亀裂を走らせ、断絶を持ち込む。
その不安と恐怖に最も敏感に反応する者たちは、境界線上に位置する者たち(ホモセクシャルズ等
性差別は、男性の既得権がもはや安泰ではなくなったところで、女性に向かってより暴力的に行使される。(竹村『境界を撹乱する』)
●あとがき
P303 思想とは、経験を言語化・歴史化・理論化することであり、現実と戦う武器である。 -
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田房永子さんが、上野千鶴子さんに質問していくかたちでフェミニズムについて学べる一冊。良書だった。
私自身、フェミニズムって日本で広まったのは伊藤詩織さんの事件や#MeToo運動などからで、海外に触発された思想だと思っていたのが無知すぎて恥ずかしい。
上野先生が青春を過ごしたいわゆる全共闘時代から、学生運動に参加していた女性たちも性差別を受けていたし、それに対してずっと毅然と闘ってきていたんだ。
女は男によって選ばれるものであり、当時の日本では女性が大学に進学すること、ましてや未婚であることは規格外だった。
田房永子さんは毒母に苦しめられてきた経験を著作にしているけれど、上野先生とほぼ同世代のお母さんも性差別の真っ只中を生きてきたんだ。
「母になったらすべての母は抑圧的になるのよ。抑圧者であると同時に犠牲者でもあるのよ」という上野先生の言葉にハッとした。
1960年代後半から70年代初頭にはウーマンリブという、新しい女性解放運動の波が広がった。
「個人的なことは政治的なこと」として、ある女性が受けた個人的な差別や価値観の押し付けは、すなわちそのまま政治的な問題であるということだ。
中絶に関してもそう。日本は中絶天国と呼ばれるほど中絶を簡単にできる国だったそうだが、それだけ望まない妊娠も多かった。コンドームでの避妊が主流で、女性主体の避妊法はまだまだ全然すすんでいない。女性用避妊具もピルも婦人科を受診しないと手に入らない。
私はこれまで自分が受けてきた性被害を、性被害として認識していなかったんだと気づいた。上野先生を始めとするフェミニストがやってきたのは、「あれはセクハラだ」とか「あれはDVだ」って名付けをしてくれることだった。
私は多分それを分からないままで、受け入れなければならないものとして、ただ生きてきた。
しかも男性に性被害を理解してもらおうとするとき「もし自分の彼女、妻だったら」という例え方をするのも甚だ間違いだと気づいた。その例えで男が感じるのは、女はあくまでも男の付属品としたうえで「自分の付属品を傷つけられる」ということだけだ。女性そのものの痛みではない。
フェミニズムって、なんだか仰々しい響きで、賢くて意識の高い女性たちだけがやっているものだと思っていた。
でもそうじゃなかった。個人的なことは政治的なことで、フェミニズムは常に「わたし」から出発しているんだ。
女が女であることを愛し、受け入れる思想のことをフェミニズムと呼ぶ。女は弱い。弱いことも自分自身で受け入れる。
その弱さを隠したり否定したり(ウィークネスフォビア/弱さ嫌悪)すると、ホモソーシャルの社会に同一化して同性でも敵対することとなってしまう。
ミソジニーという言葉があるが、その言葉の本当の意味は男にとっては"女性蔑視"。でも、女にとっては"自己嫌悪"。
「自分の中にあるミソジニーと闘い続けてきた人をフェミニストと呼ぶのよ」
「フェミニズムは女にとって、自分と和解するための闘いだもの。」
と、凛として話す上野千鶴子さんがとても素敵だ。
時代を先に生きて切り拓いてきた女性がいてくれたから、私たちは今こうして曲がりなりにも男女は平等であるとして生きていくことができる。
そのことを決して忘れずに、次にできることはなんなのかを考えていきたい。そしてできるならそれを積極的に吐き出してみたい。
フェミニズム、という大きな思想を前に、決して恐れない女性でありたい。 -
Posted by ブクログ
わたしの言葉なんかより、上野先生のお言葉を。
P75
現代のヒモには、家事貢献が求められる
昔のヒモは、女に貢がせた金で遊んで歩いてたわけですよ。家事なんかしない。今はね、ヒモだけをやっているわけにはいかず、ちゃんと家事をやってサポートしないといけない。
P77
友だちとカップルの違い
若い子に質問されたんですよ、「男女がいて、別居していて、たまに会って、ご飯食べて、セックスする。その関係を何て呼ぶんですか」って。で、わたしは、「それは仲のよいお友だちと呼ぶんです」と答えました。会ってないときにまで、相手の身体の性的使用に関して権利が発生すると思ったときに、カップルをか、恋人とか、夫婦などという観念が生じる。
P96
愛よりも理解がほしかった
母親は娘に「おまえを愛している」と言うが、それは娘には「不条理」と聞こえる―お母さん、わたしはあなたから愛よりも理解がほしかったのよ。
P97
母娘対決のタイミングを逃すな
私は、18歳で家を出て、できるだけ親元に寄りつかなかったの。私が43歳のときに母は乳がんで亡くなった。介護もしたけど、すでに母は弱者になっていたから追い詰められない。対決の機会を逃しました。だから若い娘たちに言いたいのは、親とちゃんとした大人の関係を作るためには、母が強者のうちに対決しなさいということね。
P102
子育てと介護は、非暴力を実践する場
「いっそベランダから投げ落とそうか」という気持ちを一度も持たずに子どもを育てる母親なんていないはずなんです。~そういう関係の中で嗜虐性や暴力性を抑え、自分の力を使わないでいる経験を積むことについて、「ケアは非暴力を学ぶ実践」と、私は言っています。自分の嗜虐性と暴力性をどう抑制するのかは経験と学習です。その経験の場を男から奪うなと思います。
P106
時間を一緒につぶしてくれるのが家族
時間を一緒につぶしてくれるのに、いちばん安直な相手は家族である。子どもたちは、自分の人生の時間を、20年間ばかりわくわくどきどきさせてつぶしてくれた相手だと思って、それ以上の期待をせずに感謝して送りだそう。
P116
相手にすべてを求めない
一緒にいて気分のいい相手。しょっちゅう会いたい相手、ときどき会いたい相手、たまに会いたい相手、困った時に助けてもらいたい相手、助けてあげたい相手、気になる相手、気にかけてくれる相手…が、多様に自分の身のまわりをとりかこんでいればよいのだ。それをセーフティネットともいう。
P145
娼婦性も、母性も、売るのは一緒
女が自分の女らしさを売り物にするしか、この社会のなかで自分の労働というものを認めさせていくことができないとするなら、娼婦性を売るのが悪くて、母性を売るのがいいなんていえない。 -
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『海外旅行とか車が欲しいとか、欲はないのか?』
『会社でのし上がっていこうとか思わないの?』
今の生活に満足して、まったりとした日々を送る息子をみていて、いつも不思議に思っていました。
若者よ、それで良いのか?!と。
この本を読んだところによると、これからの世の中は、どうやらそれで良いらしい。。。
何かにつけうっかりバブル世代の癖が出てしまう私や、バカの一つ覚えのように『原発再始動』『景気上昇』しか考えてない財界の偉い人達の方が
これからの世の中の形をちゃんと理解できていないんだろうな。
『幸せだから政治運動なんてしない』という古市君に、
『もしそうだとしたら、そのまま文句言わずに滅びていただくしかないですよ』と答える上野先生(笑)
お世辞も建前もない二人の本音の会話が
本当に面白くこれからの生き方を考えるのに大いに役に立ってくれそうです。 -
Posted by ブクログ
『おひとりさまの老後』(文春文庫)や『ケアの社会学』(太田出版)で、老いや看護の問題について論じた上野千鶴子に、当時まだ大学院生だった古市憲寿がみずからの抱えている不安をぶつけるかたちではじまる、対談形式の本です。
近年はすっかり炎上芸でおなじみになった古市ですが、本書ではピエロの役回りを演じて、上野の鋭い洞察を次々に引き出しており、さすがだとうならされました。
漠然と感じていた将来への不安を、一つひとつていねいに腑分けし、具体的な問題へと帰着させられていくので、どこか心が軽くなるような読後感をおぼえます。また、若い世代が日本の社会に希望をもつことができるための道筋まで提示されており、明るく締めくくられていることにも、好印象をいだきました。 -
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自分の老後について考えるのは、気持ちのよいものではない。
なぜか「自分は大丈夫」と漠然と考えているのではないだろうか?
本書は、そんな甘い考えに、ガツンと食らわせる。
豊富なエピソードもあり、自分の親に対してどう接するか、
自分と妻、娘の老後について考えさせられる。
自分はどこで死ぬのだろう?
基本的に上から目線なので、文体が嫌いという人も多いだろうなと思う。
[more]
(目次)
はじめに
第1章 男がひとりになるとき
増えている男おひとりさま
死別、別離、非婚、さてあなたは?
死別シングル
60代から増えはじめる“番狂わせ”
別離シングル
そしてだれもいなくなった
「愛ある離婚」はなぜむずかしい
非婚シングル
親が元気なうちはよいけれど……
タイプ別に老後をシュミレーション
死別シングル・ヨーヘイさんの場合
別離シングル・コージさんの場合
非婚シングル・キヨシさんの場合
男性に「おひとりさま耐性」はあるか
男が介護を引き受けるとき
増えている男性の家族介護者
夫に介護される妻は幸せか
強まる妻への支配力
老老介護がひきおこす悲劇
セックスは封印?
「奥さまはそりゃお幸せでしょうけど」
夫婦の情は性愛とはべつ
息子の介護
他人の嫁より、実の息子
男は介護ができない?
シングルの息子と同居するリスク
妻に先立たれるとき
叶わなかった母の願い
息子に弱音は吐けない
雨戸を閉めてひきこもりの日々
生き抜いた妻に恥じないように
女の方が立ち直りは早い
妻の死を認められないだだっ子
“命綱”を失った喪失感
妻の一周忌が過ぎたあたりから……
この先、「おふたりさま」になる可能性は?
男性の多くは「再婚したい」
増えている父子家庭
シングルパパは草食系?
オス負け犬ですが、それがなにか?
第2章 下り坂を降りるスキル
人生のピークを過ぎたとき
上りより、下りの方がスキルがいる
楽観的な親世代、不安感の強い子世代
男の定年、女の定年
女の定年は男より早い
早すぎる余生の効果
老いを拒否する思想
人生が300年なら?
寝たきり期間は平均8.5ヶ月
弱さの情報公開
老いるとは、弱者になること
定年後にソフトランディングする
人生には3つの定年がある
熟年ベンチャーのススメ
夫婦にも定年がある
生きいきと暮らすシングルの先輩たち
釣りキチのノブオさんの場合
少年野球チームの監督、シローさんの場合
共通点は出世していないこと
職場や家庭ではない、第三の居場所づくり
居場所づくりは女に学べ
人生の危機を支えるネットワーク
大企業の「おちこぼれ組」対策とは?
奥さまは取締役
銭湯でも「役職名」で呼び合う男たち
男の友情はまさかのときの役に立つか?
パワーゲームはもう卒業
アタマの中は、いまでも「社長」
女は群れるが、男同士はつるまない
「おひとり力」をつける
自然は最良の友
おひとりさまの至福を感じるとき
ひとりでいてもさみしくない場所
同行二人のひとり遍路
「おひとり力」検定一級
第3章 よい介護はカネで買えるか?
男おひとりさまのふところ事情
「2階建て年金」のリッチ層はごく一部
カネはあれど不安な老後
在宅介護は妻が不可欠?
ワンマンな父親はめんどうな患者
第三者が介入しにくい夫婦間介護
妻の管理下に置かれる夫
過去のうらみつらみが老後の仕返しに
「お父さん、悪いけど施設に行ってね」
いくらあれば施設に入れるか
個室のおネダンは?
料金に差はあっても、ケアに差はつけない
サービスの質を測る尺度とは?
「安心」はいくらあれば買えるのか?
個室か、雑居部屋か
ちょうどいい他人との距離は?
和室か、洋室か
ケア付き住宅はおすすめか
サービスをくらべて選べるシステム
小規模多機能型のリスク
密室化する施設介護への不安
在宅単身介護は可能か
デイケアはだれのため?
持ち家をバリアフリーに改装
介護保険はおひとりさまが有利?
第4章 ひとりで暮らせるか
男は自立しているか
自立の3点セットとは
母から妻へ、受けつがれるパンツの歴史
家事能力はある?
「食」のライフラインを確保する
コンビニは、おひとりさまのつよーい味方
配食サービスを利用する
進化する高齢者向け中食メニュー
コンビニ第2世代の誕生
カネ持ちより、人持ち
ふたたび「つがい」になるのは考えもの
再婚というショック療法の結果は?
わたしが再婚をすすめない理由
無二の親友もやがては先立つ
“ユル友”ネットワークをつくる
友人は人間関係の上級編
愛がなくても「家族ゲーム」はできる
友人と知人を使い分ける
気の合う仲間を探すには?
女縁に男性がひとりで参加するとき
選択縁タブー集「男の七戒」
ヨロイをぬいだおつきあい
ありあまる時間をどうつぶすか
時間をつぶす相手はいる?
人間は人恋しい生きもの
子育ては最高のヒマつぶし
「別居おひとりさま」という選択も
一緒に旅行に行きたい相手は?
男性に多い「学校縁」
ヒマつぶしの達人たち
俳句にクラシック音楽、一生勉強の教養派
スキーにカヌー、三世代続くアウトドア派
趣味を共有できなかったた夫婦
初期投資が高いと、安いコストで楽しめる
高学歴者の“地域デビュー”はむずかしい
年齢に関係ないヒマつぶしのノウハウを
男おひとりさまの生きる道
ススムさん73歳の「男おひとりさま10ヶ条」
女ばかりの劇団でひっぱりだこ
芸名は「カルメンおしん」
海外ひとり旅がやみつきに
無力な自分を体験できるチャンス
男おひとりさま道10ヶ条
第5章 ひとりで死ねるか
生の延長線上にある死
家で最期を迎えるための条件
生涯現役をはばむ「病」という障害
がんの余命宣告を受けたとき
死にいたるまでの時間と覚悟
在宅看とりを支えるひとたち
生協「オレンジコープ」の取り組み
高まる歯科医療のニーズ
どんなあばら屋でも自宅がいちばん
家族という“抵抗勢力”
入院を決めるのはだれ?
死ぬのに医者はいらない
ドクターのひとことで家族関係が修復
日本在宅医学界の大胆な試み
医療も介護も地域格差が大きい
介護保険を「おひとりさま仕様」に
最期に貯蓄をどう使うか
ケアサービスにカネを惜しむな
和解のススメ
意地を通せば悔いが残る
思い残しなく生きるために
あとがき