上野千鶴子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
女性参政権が、多くの先輩たちの努力の賜物と理解していたが、最近のもので言えば、当たり前に存在する介護保険までもが過去の女性たちの強い意志がなければ成立しなかったなんて。己の無知と、おそらく過去に知ったかもしれないのに忘れてしまう記憶力の無さが情けない。
誰かの疑問とその不可思議を解決しようとする強い意志がなければ、法律ひとつ権利ひとつ作ったり守ったりできないことを何故気が付かなかったんだろう。
学校で教わったんだっけ。
いやいや自分で気付けよってことか。
自分で動けなくても理解し応援したい。
世の中は勝手に回ってるんじゃなくて、誰かが回してるんだよね。 -
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Posted by ブクログ
高齢者である母が一人暮らしで
その接し方に何年も苦しんで
ストレスからの体調不良
(病院行ってもそんな診断が多くて)
体調不良のまま母に接してと
負のスパイラル
そうしていると自身の先のことを
重ねてしまってさらにストレス
この本を読んで
視点を変えて気持ちが変わる
そんなヒントをもらえた気がします
もちろん母に対して
私の考え方で接しても
母が変わるわけでも無いかもしれません
でも自分が少しゆるめば
相手にも何か伝わるかもしれません
伝わらなくても
自分は以前と同じ感じ方を
しなくてすむのだと思うと
ちょっとだけ楽になるかもしれません -
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Posted by ブクログ
いつ髪を切りに行くべきか、床屋さんにきいてみた感じです。
現時点ですら介護の現場に問題があるのも、ここから先も苦しいことも間違いないのですが、少ないリソースとお金をどうするのかという話なので悩ましいですね。総合事業についてはあまり詳しく知らなかったので調べてみようかなと思いました。
とはいえ大きな市場ですし、医療保険のようにガチガチに固められてないので、大きなもの同士の負けられない闘いがあるのかなと思いました。
訪問介護の方々がワクチン接種やらコロナの時期にとても大変だったり正当な評価を受けていなかったりという点は、もう本当におっしゃる通りと周りで見ていた当方としては感じました。
本当に重要 -
Posted by ブクログ
ネタバレ男や女というジェンダーについて考える上で重要なのが、ホモソーシャル、ホモフォビア、ミソジニーという3つの概念。ホモソーシャルは「男同士の絆」、ホモフォビアは「同性愛嫌悪」、ミソジニーは「女性嫌悪・女嫌い」と訳される。
ミソジニーは男女にとって非対称に働き、男性にとっては「女性蔑視」、女性にとっては「自己嫌悪」。
昭和と比べると、大分状況に変化は見られると思ったが、令和になった今でさえ、まだまだミソジニーは存在し、当たり前のように蔓延っていることに気付かされる。
勉強になったのは、武士道のバイブル「葉隠」にあるように、もともと「恋」とは、男性同士の恋闕の情(忠誠心以上の情熱で恋い焦がれるこ -
Posted by ブクログ
ネタバレ色々な有名な文学(小説など)を社会学的に考察する本だと思ってたから、思ってたのと全然違う…というのが読み始めた時の感想。
著者の知り合いとかの論文について、主観大で感想を語っているというのが率直なイメージ。
だけど、不思議。こんな視点があったのか…この表現は秀逸…って唸るところも多くて勉強になったし結果面白かった。
全体的にはフェミニズム論がメインテーマ。
フェミニズムって本来の女性の権利も認めるし、異性差別主義じゃないよ〜ってことのはずだけど、一部の過剰に女の権利を主張し、男という姓を否定したいだけの人たちのせいで地雷扱いされてると思ってた。
本書の著者も若干、男性が読んだら不快そうな表現 -
Posted by ブクログ
ネタバレ勉強になった。『侍女の物語』に見られる女性の分断は、男女雇用機会均等法や派遣法などによって現実に起きている、といわれると、たしかにそういう見方もあるなと気付かされた。専業主婦、一般職、総合職…
ルネ・ジラールの欲望の三角形の話は聞いたことがあったので、それが上野千鶴子さんの話に出てきて嬉しかった。たしかに、頼朝の女ばかり口説く「鎌倉殿の十三人」の三浦義村はそれだなと思う。
男は男に認められることで男になるが、女は男に認められることで女になる、その性の非対称性もわかりやすかった。結局この社会はそんな家父長制の尾っぽを引きずったホモソーシャルな社会だけれど、会社と半身で関わる・プライベートを大切に