上野千鶴子のレビュー一覧

  • 往復書簡 限界から始まる

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    読む前はもっと客観的なフェミニズムについての対談なのかと思っていたけど、
    実際は個人的な話が中心で、テーマが重い。
    鈴木さんの抱える問題の本質を上野さんが的確に突いてくるのが、読んでいて痛い。私も母との関係に問題があったことや弱さを嫌う節があるので、自分の身につまされる。
    それでもどんどんと先を読みたくなる。
    読んだ後はエネルギーを持って行かれてしまうけど、また何度も読みたくなる様な本だった。

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    2024年05月06日
  • 上野先生、勝手に死なれちゃ困ります~僕らの介護不安に答えてください~

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    面白くて一気読み。対談形式でシリアスな内容を展開しているのだけれど、テンポのよいコントのよう。信頼しあっている様子が微笑ましい。介護、年金、社会保障、少子化。これを読んだら、他人事ではいられなくなる。歴史に学び、他国に学び、よりよい方に向かえるようにできることをしなくては。社会学って面白い。

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    2024年05月05日
  • 八ヶ岳南麓から

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    東京と山梨の二拠点生活。社会学者のおひとりさまの20年の暮らし。山の四季から維持管理など日常生活の手間とそれを上回る地元の移住者コミュニティの魅力。
    老後の生活に対する問題提起と実践。社会学者ならではの視点も楽しい。

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    2024年04月21日
  • 女ぎらい ニッポンのミソジニー

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    ネタバレ

     古代ギリシャでは、性愛の最高位に同性愛があったが、正確に言えばこれは少年愛であって、成人男性同士の性愛ではなかった。自由民の成人男性が性的にアクセスできるのは少年または奴隷の男性に限られており、両者の関係性は非対称的だった。他方、女は、自由民の男性にとって子を産むための手段であり、家畜や奴隷と同じく財産の一部とされた。異性愛は、責任ある自由民の男性の義務であり、少年愛のように高貴な権利ではなかった。
     なぜギリシャの同性愛は対称性を持たなかったのか? それは、ペニスをもって「貫く者(penetrator)と「貫かれる者(penetrated)とのあいだには一方的な関係があり、「貫かれる者」は

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    2024年04月15日
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム

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    ハーマンについて実践的に論じてくれた上間さんの回がとりわけ素晴らしかった。トラウマ経験者にとって、震えながら読んだ。

    上野さんの半身で組織に関わる提言も素晴らしい。

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    2024年04月01日
  • 最期まで在宅おひとりさまで機嫌よく

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    認知症になってからも一人暮らしは可能である、という点が強調されているのが斬新だった。遠距離介護をしている友人にも薦めたい一冊でした。

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    2024年03月29日
  • こんな世の中に誰がした?~ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために~

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    男性が読むべき本。
    文中に高圧的な表現もあり、気分を害することもあるかもしれませんが、それが著者の表現方法とすれば受け入れられます。
    「女らしさ」より「自分らしさ」。
    性差を超えたダイバーシティの一言です。

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    2024年03月14日
  • 八ヶ岳南麓から

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    ネタバレ

    柔らかくて、しなやかに年を取る。つよいひとだなあ。私事の豊かさよ。余りにも大きい山。八ヶ岳、だなあ。

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    2024年03月13日
  • 上野千鶴子のサバイバル語録

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    弱りかけた時に読み直したい、手元にずっと残しておきたい本。まわりに目指したい女性の先輩がいなくて、困っていた時に出会えた方。生き抜いたからこそ出てくる、実直な言葉に惹かれてしまう。

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    2024年02月25日
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム

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    フェミニズムに関わる本とそれで描かれるフェミニズム要素について、4名の方が書かれてるんだけど、どれも異なる視点で面白かったです。読めてよかった!

    『侍女の物語』『誓願』は前から気になってたけどいっそう読みたくなったな〜。最悪な構造の中で異なる立ち位置にいる女性たちが描かれる物語、気になる‥‥。

    あと私は身体が女性で同性パートナーがいて、それを割とカムアウトする方だけどこれって自分が男性だったらこんなにカムアできてただろうかと疑問に思っていて、それが上野千鶴子さんの文章で割と納得できて、読めてよかったな〜(ホモソーシャルにおいて獲得する価値のあるもの・消費するものが女性(性的に)で、その論理

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    2024年02月03日
  • 上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!

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    少し前にコテンラジオの「性の歴史」で女性の人権が認められるようになってきたのは歴史的にもつい最近だと聞いたことと、本書で団塊の世代以降の母や女性の姿が語られていたことがリンクして、自分の母や義母や妻や妹や娘たちも思い浮かべながらリアルに女性の気持ちを想像することができた。

    お互いに踏み込まない、気持ちをぶつけ合わない夫婦は結婚をナメている、そのツケは子どもに回されるというのは、確かにそうだなと思った。妻の話ちゃんと聞かないとならないし、伝える努力を怠るべきでないと思った。

    それと、良くも悪くも社会の変化は極端だなと実感する。一昔前は主婦の女性が一般的だったことに対し、今では場合によっては主

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    2024年01月23日
  • 史上最悪の介護保険改定?!

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    よほど金のある人や裏金で儲ける政治屋たちにはつまらない話なのだろう。それどころか積極的に介護保険の改悪に手を貸している。そんな輩が弱った者を切り捨てようとするのは自らのさらなる利益のためでしかない。彼らの背負った業が気の毒でさえあるが、天罰を待ってもらうしかない。
    老人たちよ挫けず行こうではないか。この本に登場した人たちのように本気で頼れる人はいる。手を差し出して繋がろうではないか。
    この本の中身がほとんどの国民に届きますように。

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    2024年01月13日
  • 女ぎらい ニッポンのミソジニー

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    ネタバレ

    私の本棚のタグには#女性の生き方 とか#女性と仕事 とかがいっぱいついています。ジェンダーの問題、女性の生きづらさなどに関心が高いので読んでみました。
    最初の方は、とにかく男女の非対称性について論じていて、納得する部分もあるが、「そんな極端な!」と思う部分も多かった。何より私自身が、「女に生まれて損をした」とはあまり思わず、かえって得したと思っているからだ。著者によれば、男は皆「女でなくてよかった」と一度は思ったはずだし、女は皆「女に生まれてソンをした」と一度は思ったはずだ、とのことで、すべてその前提に立っている。
    しかし読み進めていくと非常に納得することが多い。この社会は常に男が主体であり、

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    2023年12月10日
  • 女ぎらい ニッポンのミソジニー

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    驚くほどに面白くためになる本。今まで様々な瞬間や人や会話や社会に感じていた名付け難いモヤモヤに新しく明確な理解と、正しい怒りを与えてくれて目が覚める。学術研究の大切さを改めて理解することができた。男女問わず読んでほしい、読んで自分がどう感じるか、見つめる価値ある一冊。

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    2023年09月28日
  • 女の子はどう生きるか 教えて,上野先生!

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     性別に関する日々のもやもやを感じている女性にとって、勇気と知識を与えてくれる本だと思う。 
     学生向けの親しい語り口で分かりやすく、社会人としで読んでも大変読み応えのある内容だった。

     家庭で、恋愛関係で、社会人として、、など、あらゆる場面に根付いている女性の生きづらさに関して、日本の女性学のパイオニアである著者が鋭い切り口で分析して下さる様は痛快で、心地が良かった。
     2019年度の東大入学式の祝辞に関しても文字起こしがあり、嬉しかった。

     著者の弱者へのやさしさ、差別に立ち向かう姿勢が端々から感じられ、大変勇気を頂いた。

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    2023年09月18日
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム

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    特に上間陽子さんの解説が良かった。やはり現場に入り込んでいる人の言葉は重いし、そして思いにあふれている。上間さんが紹介した「心的外傷と回復」を是非読みたいと思ったが、高額すぎて少し躊躇する。

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    2023年08月17日
  • 迫りくる「息子介護」の時代~28人の現場から~

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    親を介護する息子たちを温かくも厳しい眼差しで説いている。
    いまだに、介護といえば女性がするものという世のなかの感覚が根強く残っている。性別役割分業的にとらえるべきでないといった硬い言い方をしなくても、実態としてもはや、自分の親は自分で介護する、あるいはその算段をつける時代になりつつある。そのようななかで介護する人たちの声をもとにしている。「28人の現場から」という副題がついていることもあり、各人のいろんな喜怒哀楽のエピソードが紹介されていることを期待して読んでみたんだけど、各人のエピソードが大して収まっておらず、むしろ各人へのインタビューなどをもとにした「息子介護」なるものの分析に大部が割かれ

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    2023年08月05日
  • まだまだ 身の下相談にお答えします

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    ズバッと厳しかったり、愛情のある回答だったり、それぞれのお悩みに的確なアドバイス。

    似たような悩みが少し形を変えている。
    そうなると、アドバイスというのは大きく分けることができ、そこからその人の深刻度や環境などによって細分化されるんだろうなと思う。

    また、書き方によって一見同じような状況でも視点が違うことがあり、その人が自己中心なのかそうでないかなどがわかる。
    上野先生は鋭く見抜いていらっしゃる!

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    2023年07月15日
  • 女の子はどう生きるか 教えて,上野先生!

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    これは女の子に贈る本。の前に、男の子に贈る本。
    それから女の子に贈る本。
    この男尊女卑な世の中で、勇気をくれる本、たくさんあるんですね。
    近くにはいないんだけど、一人じゃないって思えます。

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    2023年07月10日
  • 世代の痛み 団塊ジュニアから団塊への質問状

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    『私だけの問題だと思っていたら、
    世代共通の問題だったのか!』
    と驚愕した団塊ジュニアの私です。

    私自身の問題であると捉える自己責任の考え方自体が団塊ジュニア世代の特徴であるという
    二重の納得まで得てしまった。

    「人に迷惑かけるな」と呪いのように言われて育った世代ですから
    と団塊ジュニアのことを雨宮さんが言っていて、

    『え!うちの母親だけじゃなかったのか!』と驚愕し、

    「生きてると迷惑かけるから死にます」と言って自殺していった雨宮さんの友人たちの話にもすごく共感してしまった。

    私も鬱状態になったとき、自分の存在自体が迷惑だから死にたいと母に言って母を泣かせたりした。

    一時期母を責め

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    2023年06月05日