あらすじ
自己負担が原則2割に? 要介護1・2を介護保険から外す? ケアプランが有料化? 福祉用具が買い取りに? 「史上最悪」とも言える介護保険改定案をケアの専門家たちが徹底批判.深刻化する人手不足や低賃金といった現場の実情,コロナ禍での苦闘を含め,2000年の制度開始以来切り崩され続けてきた介護保険の現実を伝える.
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Posted by ブクログ
よほど金のある人や裏金で儲ける政治屋たちにはつまらない話なのだろう。それどころか積極的に介護保険の改悪に手を貸している。そんな輩が弱った者を切り捨てようとするのは自らのさらなる利益のためでしかない。彼らの背負った業が気の毒でさえあるが、天罰を待ってもらうしかない。
老人たちよ挫けず行こうではないか。この本に登場した人たちのように本気で頼れる人はいる。手を差し出して繋がろうではないか。
この本の中身がほとんどの国民に届きますように。
Posted by ブクログ
いつ髪を切りに行くべきか、床屋さんにきいてみた感じです。
現時点ですら介護の現場に問題があるのも、ここから先も苦しいことも間違いないのですが、少ないリソースとお金をどうするのかという話なので悩ましいですね。総合事業についてはあまり詳しく知らなかったので調べてみようかなと思いました。
とはいえ大きな市場ですし、医療保険のようにガチガチに固められてないので、大きなもの同士の負けられない闘いがあるのかなと思いました。
訪問介護の方々がワクチン接種やらコロナの時期にとても大変だったり正当な評価を受けていなかったりという点は、もう本当におっしゃる通りと周りで見ていた当方としては感じました。
本当に重要な指摘や、悲痛な叫びもあるので読んで全く損はない本と思います。
Posted by ブクログ
上野千鶴子さんの解説が読めるのかな?と思っていたが、違った。
介護の現場にいる人たちの声を集めたものだった。
私自身、母がホームヘルパーを経てケアマネになって現場で働いてきた様子を見ていたので、なんとなく雰囲気はわかるものがあって、だんだんと家族で看るのではなくて、社会の手を借りれるようになってきたんだよなぁと思っていたのだけれど、逆行する方向に向かいそうだったとは!
祖父の7年にわたる在宅介護を祖母、母、父が大変な思いをしながらやっているのを子どもの頃に見ているので、今はデイケアとかホームヘルパーさんにきてもらうとかを費用を気にせずできるの良いよねと思っていたけれど、それもかわっていきそうだということをしっかり理解していこうと思った。