上野千鶴子のレビュー一覧

  • 女ぎらい ニッポンのミソジニー

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    この本で、あらゆる場面でのミソジニーをこれでもかと考察されて、好きで見ていたアベマの番組や、女性誌に載っているエッセイが、完全にミソジニーの文脈で読み解けてしまうことに気づいて嫌な気持ちになった。
    そういうものを楽しく見れてしまうこと自体、私が「自分を女の例外として扱い、自分以外の女を他者化することで、ミソジニーを転嫁」していて、それでもあわよくば女としての評価を得たいがために、男を立てよう、と潜在的に思っている証拠なのかなと思う。
    不用意に他者を傷つけたり自分を貶めたりしないように、自分の中のミソジニーに気づくアンテナを持っていたい。

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    2021年10月16日
  • 女ぎらい ニッポンのミソジニー

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    女性蔑視は男という支配的な立場からの一方的な圧力なのかと思っていた。実際にはそもそも男が男という主体的な立場を維持するためには支配される女が必須であり、性的客体となり得る男を排除して初めて成立する脆弱なものであり、それだけにミソジニーの根は深いのだと実感した。

    自分の中に燻っていたモヤモヤが次々と言語化され、理論に落とし込まれていくのは、読んでいて心地良さすら感じた。自分の苦しみを正確に理解し表明するためにも、相手に苦しみを分からせるためにも、概念は必要不可欠であることを、改めて思い知らされた。日頃感じるモヤモヤの解決に良さそう。

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    2021年09月01日
  • 女ぎらい ニッポンのミソジニー

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    私は、上野先生の東大入学式での講演を見た時に初めて「フェミニズム」らしきものに触れました。(正確には前々から触れていたのですがツイフェミと呼ばれる存在が多かったので、ミサンドリーとごっちゃになったよくわからないものをフェミニズムと理解していたのかもしれません)
    その講演の中で上野先生の「フェミニズムは弱者が弱者のまま尊重されることを求める思想」と言う言葉が私の強く心に残っています。

    まぁそう言うこともあって本書を手に取ったわけです。いざ読んでみてどうだったか。一言でいうなら最高。
    私は生物学的には男としての性を持ってこの世界に生まれたわけですし、(図らずも)男社会に染まって生きてきました。そ

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    2021年08月20日
  • 情報生産者になる

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    読み物としてではなく、大学時代にこの本に出会っていたらもう少しまともな卒論を書けただろうな…、という意味での☆5

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    2021年08月04日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    まず著者群の面子を見て、少なくとも既知の名前において、それぞれの発信することばを追いかけている人が多いことを確認。演繹的に、その他の著者についても、かけ離れた立場にはないであろうと判断。あわよくば、今後の人生指針になり得る存在と出会えることも期待。前置き長いけど、そんな考えの下、発売前から気にかけていた本書。日本学術会議任命拒否問題についても、どこかでちゃんと読まなきゃと思っていたけど、その欲求も本書で満たされた。中曽根時代から綿々と受け継がれて今に至るってのも、何とも根深くて嫌な感じ。そのあたりまで遡って、ちゃんと勉強しなきゃ。あとは、己でさえままならない自由の取り扱いを、更に次世代に伝える

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    2021年07月28日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    26名による日本学術会議任命拒否問題に端を発した、自由への権力の介入に関しての論考集。息苦しさの正体にはさまざまな形での!自由を禁じようとする動きがあったことに改めて気がつく。
    それぞれの立場で見た自由への介入は、幅広いものがあり、私たちの生活がじょじょに狭められてきていることが分かる。
    誰かの問題なのではなく、自分の問題として、さまざまなやり口で介入しようとしてくる権力にはNOを突きつけたい。

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    2021年07月16日
  • セクシィ・ギャルの大研究 女の読み方・読まれ方・読ませ方

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    NHK 100分de名著 2021年7月はボーヴォワール「老い」を上野千鶴子が指南しています。
    「そう言えば、上野千鶴子の著作は、これ一冊持っていたはず。」と、
    初版1982年発行のカッパサイエンス版を読み返しました。
    岩波現代文庫に収録されていることは、今検索して、初めて知りました。
    僕が読んだのは、1986年4月1日発行の第9刷り。穢れを知らない(^_^)十代での初読でした。

    カバーの袖の山口昌男と栗本慎一郎による紹介文を読むと、本書は「衝撃的」な内容だそうです。
    僕にとっては、全く衝撃的ではありませんでした。
    どこが衝撃的なのか、ワカリマセンでした。
    なるほど、広告のポスターでの男女の

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    2021年07月12日
  • 上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!

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    ネタバレ

    いろんな発見があった!

    それに長い歴史の流れの中に自分がいる実感、発信することの大切さを感じた。

    私もミソジニーとしての女になりたくない気持ちからフェミニズムを主張していたけど、女である自分を愛するためにフェミを名乗ることもできるのだと思った。
    支配的な男になりたいわけではなく、弱者として弱者のまま優しい世界で生きていきたい。


    【以下メモ】

    個人的なことは政治的なこと

    一人一殺
    相手を巻き込んで自分も巻き込まれる。それこそ恋愛と結婚

    ミソジニーからフェミが始まる

    フェミニズムと性欲はもちろん共存する

    長いヘテロの歴史が身体にインプットされている
    オーガズムはシナリオ通り

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    2021年06月25日
  • また 身の下相談にお答えします

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    どの回答を見てもすっきりさっぱりします。悩んでいるという言葉の裏にある想いや、今までの人生も含めてのアドバイスは、質問者でない自分にも響きます。

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    2021年06月13日
  • 情報生産者になる

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    研究に携わる学生は一読すべし。最初から最後まで上野先生にケツ叩かれまくりました、、、、。読み終わったら終わりではない、これからがスタート地点。

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    2021年05月08日
  • 情報生産者になる

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    4月から大学院に通うのだが、背筋が伸びるとともに実用的で事前に読むことができて良かった。自分が学部時代に師事したゼミと上野ゼミの雰囲気(輪読、ゼミ合宿、指導方法)が似ていて、懐かしく感じた。

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    2021年03月21日
  • 在宅ひとり死のススメ

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    やはりそうか。在宅死に決めた!

    現在67歳。ここ3、4年最後はどこで終わるのが良いかとずっと考えていた。結果、訪問看護や訪問介護を受け、最後は病院で死ねば良いと考える様になっていた。が、この本を読んで、在宅死に決めた。自由や金銭において懸念されていた事が払拭されたからだ。

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    2021年03月01日
  • 学問の自由が危ない

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    どの論考にも強い危機感が示されている。なかでも内田樹氏の論考はもっとも説得的だった。私が近年感じている「政権はまじめにやっていない」という印象はなぜ引き起こされるのか、これを読んで得心した。異議申し立てという人間の力を奪う数々の営みが粛々と進んでいる。

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    2021年02月28日
  • スカートの下の劇場 新装版 ひとはどうしてパンティにこだわるのか

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    久々に女性の本を読んだ
    面白かった
    日本のジェンダーを語るのがややこしくなってるので、一度、これくらい遡って語り始めるのもよいかと

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    2021年02月27日
  • 快楽上等! 3.11以降を生きる

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    すっごい面白い。
    ネオリベ女代表としての勝間さんのあり方とかを冷静にフェミとして分析してたりして、あげく「一冊の小説も必要としない人」と描写しており、妙に納得してしまった。
    この本を理解するには教養とフェミの理解が足りとらんので、勉強してみます。

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    2021年02月24日
  • 学問の自由が危ない

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    学問の自由は私たちの生活とも関係している。学問をすることが自由なのもあるが、学問はそれ自体国の権力から自由で独立したものでなくては、また再び、戦争に使われる可能性がある。過去の過ちを繰り返さないという学者の決意から生まれた学術会議の経緯を知っていれば、今回の件は学者集団にとって、赤信号であるとともに、私たちの身にも危険が近づいていることを示している。
    さまざまな学会から声明が出され、報道を賑わせたが、最近また忘れられそうになっている気がしてならない。しかし、このことは決して忘れてはならない。
    個人的には内田樹さんの部分が、自分が薄々感じていたことをはっきりと明文化して提示されたようで戦慄が走っ

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    2021年02月17日
  • 〈おんな〉の思想

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    上野千鶴子の「ことば」を形作ったのは、あえて「おんな」として振る舞うことで「おんな」の思想を表した女性たちの「ことば」であった。この本のタイトルがかっこ付き平仮名の「おんな」を用いているのは、「おんな」がつくられた概念であることを端的に示すためである。タイトルの時点で脱構築を表明するとんでもない本。

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    2021年02月06日
  • 情報生産者になる

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    卒業研究を控えた身として大変ためになる著作であった。
    問の立て方から調査の仕方、情報整理の仕方、論文の書き方、優良なコメントの仕方までを学ぶことができ、研究に対する意欲が湧いてきた。1年だけだが読み手に有意義な時間を与えられる論文を書きたいと思えた。

    メタ情報を生成する
    誰に向けた研究なのか
    1番厳しい評価者は調査対象者

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    2021年01月30日
  • スカートの下の劇場 新装版 ひとはどうしてパンティにこだわるのか

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    パンツから性交渉について論じてる。初心者の私には少し難しかったが、さらっと読めた。今より少し昔に書かれた本だけど、今の女の人達はこの傾向のまま進んでいるような気がする。

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    2020年11月02日
  • 情報生産者になる

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    アウトプットの方法をきちんと学んだ事がなかったので、タイトルに惹かれて手に取った。
    文系の研究や論文を舐めていた部分もあったが、反省。目から鱗だった。論理の整合性や概念の定義、自分の考え・他人の考えの差別化、問いへの答えになっているか等々、、上野ゼミは大変そうだが、こんなに鍛えられて羨ましい、とも思った。こんなに自分の知識を惜しみなく与え、全力で育てようとしてくれる教育者にはなかなか出会えない。

    この本を読んで印象に残ったのは、「問い」を立てること、批判的検討、情報の分析。
    ・問いを立てる
    情報はノイズから生まれる。当たり前のことも、知らないことも、ノイズにはならない。当たり前を当たり前にし

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    2020年08月21日