上野千鶴子のレビュー一覧
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男性が読むべき本。
文中に高圧的な表現もあり、気分を害することもあるかもしれませんが、それが著者の表現方法とすれば受け入れられます。
「女らしさ」より「自分らしさ」。
性差を超えたダイバーシティの一言です。Posted by ブクログ -
2人の作家による往復書簡。
恋愛、セックスからフェミニズムまで
テーマは重く、読むのに体力が必要です。
美しい日本語でありながら、
迸るような表現に辟易しながらも
なるほどと唸ること間違いありません。
何度も読み返すことを約束したくなる作品です。Posted by ブクログ -
弱りかけた時に読み直したい、手元にずっと残しておきたい本。まわりに目指したい女性の先輩がいなくて、困っていた時に出会えた方。生き抜いたからこそ出てくる、実直な言葉に惹かれてしまう。Posted by ブクログ
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少し前にコテンラジオの「性の歴史」で女性の人権が認められるようになってきたのは歴史的にもつい最近だと聞いたことと、本書で団塊の世代以降の母や女性の姿が語られていたことがリンクして、自分の母や義母や妻や妹や娘たちも思い浮かべながらリアルに女性の気持ちを想像することができた。
お互いに踏み込まない、気...続きを読むPosted by ブクログ -
よほど金のある人や裏金で儲ける政治屋たちにはつまらない話なのだろう。それどころか積極的に介護保険の改悪に手を貸している。そんな輩が弱った者を切り捨てようとするのは自らのさらなる利益のためでしかない。彼らの背負った業が気の毒でさえあるが、天罰を待ってもらうしかない。
老人たちよ挫けず行こうではないか。...続きを読むPosted by ブクログ -
胸が痛くなり、それでも頁を捲る手を止められずに読みました。
鈴木涼美さんは、わたしと一つ違いの同世代。
私はシングルマザーで育ち、自身もシングルマザーになり、貧困の連鎖から親に頼ることもできずに夜職へと足を踏み入れたので、本書は痛いほど突き刺さりました。
思えば、私が20代のときには「小悪魔テクニ...続きを読むPosted by ブクログ -
性別に関する日々のもやもやを感じている女性にとって、勇気と知識を与えてくれる本だと思う。
学生向けの親しい語り口で分かりやすく、社会人としで読んでも大変読み応えのある内容だった。
家庭で、恋愛関係で、社会人として、、など、あらゆる場面に根付いている女性の生きづらさに関して、日本の女性学のパ...続きを読むPosted by ブクログ -
特に上間陽子さんの解説が良かった。やはり現場に入り込んでいる人の言葉は重いし、そして思いにあふれている。上間さんが紹介した「心的外傷と回復」を是非読みたいと思ったが、高額すぎて少し躊躇する。Posted by ブクログ
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親を介護する息子たちを温かくも厳しい眼差しで説いている。
いまだに、介護といえば女性がするものという世のなかの感覚が根強く残っている。性別役割分業的にとらえるべきでないといった硬い言い方をしなくても、実態としてもはや、自分の親は自分で介護する、あるいはその算段をつける時代になりつつある。そのようなな...続きを読むPosted by ブクログ -
ズバッと厳しかったり、愛情のある回答だったり、それぞれのお悩みに的確なアドバイス。
似たような悩みが少し形を変えている。
そうなると、アドバイスというのは大きく分けることができ、そこからその人の深刻度や環境などによって細分化されるんだろうなと思う。
また、書き方によって一見同じような状況でも視点...続きを読むPosted by ブクログ -
これは女の子に贈る本。の前に、男の子に贈る本。
それから女の子に贈る本。
この男尊女卑な世の中で、勇気をくれる本、たくさんあるんですね。
近くにはいないんだけど、一人じゃないって思えます。Posted by ブクログ -
『私だけの問題だと思っていたら、
世代共通の問題だったのか!』
と驚愕した団塊ジュニアの私です。
私自身の問題であると捉える自己責任の考え方自体が団塊ジュニア世代の特徴であるという
二重の納得まで得てしまった。
「人に迷惑かけるな」と呪いのように言われて育った世代ですから
と団塊ジュニアのことを...続きを読むPosted by ブクログ -
フェミニストに対する理解度が深まった感覚。ホモソーシャルな社会に所属している自覚って、こんなにも意識の表層には出てこないものんだなと気付かされる。
「一人一殺」の夫婦関係って身に染みる。価値観が断絶してしまっているところがデフォルトなんだから、責めあって罵り合うのが成長には必要なんだな。諦めたふり...続きを読むPosted by ブクログ -
これは本当に得難い読書体験だった。
読み終えたところだが、もう一度最初から読み直したいくらい(笑)覚えておきたいことがたくさんすぎ。
上野千鶴子の誠実さ!
「情報生産者になる」「情報生産者になってみた」を最近読んだので、上野千鶴子の後輩たちへの深い愛を三冊続けて感じた。
次の世代に自分の持てるもの...続きを読むPosted by ブクログ -
「わたしたちは、弱者になるまい、ならない、というような努力をするぐらいならば、むしろ誰もが安心して弱者になれる社会をつくる、そのための努力をしたほうがマシなのです」(p. 359)という思想。Posted by ブクログ
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色々な角度から見られてまた、読み返したいなと思いました。認知症の母を遠距離介護という形でしかサポートできなかったことをこれで良かったのかと思い悩むことが度々あるのですが、もしかしたら、それでよかったのでは?と思えるページもありました。また、自分は施設に入ると思っていましたが、介護サービスを使いながら...続きを読むPosted by ブクログ
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すんばらしい本であるし、
この方が東大の学長になったということは、日本の最高学府もまだまだ捨てたものでない、という気がした。
股を開いて一人一殺!!Posted by ブクログ