【感想・ネタバレ】介護保険は崖っぷち 私たちのケア社会をつくるにはのレビュー

あらすじ

2000年に始まった介護保険制度は,改定のたびに後退を強いられ,複雑で使いにくいものになってしまった.さらにはヘルパー不足,事業所閉鎖が相次ぎ,現場は危機に瀕している.だが,欠陥を抱えながらも多くの利用者と家族が恩恵を受けており,もはや介護保険のない時代には戻れない.四半世紀の歩みを総点検し,変革を展望する.

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

岩波ブックレットNo.1109

夢の話をします
高校生の頃のわいの夢は「野垂れ死に」でした
荒野のイメージです
誰にも発見されずに土に還ります
カッコいいと思ってたんです

けっこう本気で「博徒」を目指してたのでね
「博徒」の終焉は「野垂れ死に」ですよ
決まってますよ

お馬鹿ですね

今?今は違いますよ
愛する三人の娘たちに見守られながら、自宅で静かに眠りにつく…

はい!そこで介護保険です!

今回のブックレットは介護保険について19の様々な立場の人が、制度編、現場編、展望編という視点で物申してくれてます

本当に様々な人の、様々な意見を集約してくれていて、非常に勉強になる一冊です
財源が限られた中で、出来ることが限られているってのは分かるんだけど、なんとかならんもんなのかね

特に気になったのは、山根純佳さんの「悪党」と「騎士」の話
現在の介護保険制度は一部の「騎士(善意の事業者や介護職)」に大きな負担を押し付けて甘えてる部分もあるって話
「騎士」だってご飯食うってのな

それから介護職に携わる人たちの不満の多くは(もちろん報酬面の不満もあるが)介護保険制度が壁になって利用者に必要なサービスを受けさせてあげられないことだったりするそう
そこで心折れちゃう方も多いらしく、なんだかな〜

必要なのはまず我々の意識改革よ

とは言え、根底にあるのは行政に対する不信感なのかな?とも思ったり
必要な社会保障のためにお金を取られるのはしゃーないとは思っているけど、本当に正しく、そして無駄なく、お金が使われてるのかどうも怪しくて、そこを解決してもらわないとなーって感じてる人多いんちゃうかな

0
2025年08月31日

「社会・政治」ランキング