上野千鶴子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
親を介護する息子たちを温かくも厳しい眼差しで説いている。
いまだに、介護といえば女性がするものという世のなかの感覚が根強く残っている。性別役割分業的にとらえるべきでないといった硬い言い方をしなくても、実態としてもはや、自分の親は自分で介護する、あるいはその算段をつける時代になりつつある。そのようななかで介護する人たちの声をもとにしている。「28人の現場から」という副題がついていることもあり、各人のいろんな喜怒哀楽のエピソードが紹介されていることを期待して読んでみたんだけど、各人のエピソードが大して収まっておらず、むしろ各人へのインタビューなどをもとにした「息子介護」なるものの分析に大部が割かれ -
Posted by ブクログ
『私だけの問題だと思っていたら、
世代共通の問題だったのか!』
と驚愕した団塊ジュニアの私です。
私自身の問題であると捉える自己責任の考え方自体が団塊ジュニア世代の特徴であるという
二重の納得まで得てしまった。
「人に迷惑かけるな」と呪いのように言われて育った世代ですから
と団塊ジュニアのことを雨宮さんが言っていて、
『え!うちの母親だけじゃなかったのか!』と驚愕し、
「生きてると迷惑かけるから死にます」と言って自殺していった雨宮さんの友人たちの話にもすごく共感してしまった。
私も鬱状態になったとき、自分の存在自体が迷惑だから死にたいと母に言って母を泣かせたりした。
一時期母を責め -
Posted by ブクログ
読みたいと思いつつ、先延ばしになっていた本をやっと読む。380ページと新書にしてはやや厚いが、書き方の指南だけあって、読みやすく、構成も抜群で、情報が頭に入りやすい。
流石です。
KJ法の発展型である「うえの式質的分析法」が詳しく説明されていて、昔書いた卒論とやり方が同じなので懐かしかった。卒論で行ったマトリックス法はいいやり方だったのだなーと感慨深い。
それにしても、お礼の仕方やら、コメントへの返し方やら、ホントに微に入り細に入り、教えてくれて、上野千鶴子って情の深い人だ。(こんなこと書くとメチャクチャ叱られそう笑)
書くこと、書きたいこと、書くべきことの責任を負うことの面白さも知るこ -
Posted by ブクログ
ーーとりわけ男性は自分の尺度でフェミニズムを理解しがちです。「男児平等?そうか、キミたちはボクらみたいになりたいんだね。それじゃ、女を捨ててかかってこい!」……これが「機会均等」のルールです。(p.113)
ここを読んで、胸のつかえがスッと取れた気がした。今まで自分が何に足を引っ張られていたのかがよく分かった。
「男勝り」を求める思想は「弱さ嫌悪」とセットで、その根っこは父性原理至上主義的なニッポンの働き方にある。
結局、「働き方改革」とかなんとか言うけど、一番にメスを入れなきゃいけないのはここなんだと思う。
オッサンへの忖度よ、さらば。