上野千鶴子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読みたいと思いつつ、先延ばしになっていた本をやっと読む。380ページと新書にしてはやや厚いが、書き方の指南だけあって、読みやすく、構成も抜群で、情報が頭に入りやすい。
流石です。
KJ法の発展型である「うえの式質的分析法」が詳しく説明されていて、昔書いた卒論とやり方が同じなので懐かしかった。卒論で行ったマトリックス法はいいやり方だったのだなーと感慨深い。
それにしても、お礼の仕方やら、コメントへの返し方やら、ホントに微に入り細に入り、教えてくれて、上野千鶴子って情の深い人だ。(こんなこと書くとメチャクチャ叱られそう笑)
書くこと、書きたいこと、書くべきことの責任を負うことの面白さも知るこ -
Posted by ブクログ
ーーとりわけ男性は自分の尺度でフェミニズムを理解しがちです。「男児平等?そうか、キミたちはボクらみたいになりたいんだね。それじゃ、女を捨ててかかってこい!」……これが「機会均等」のルールです。(p.113)
ここを読んで、胸のつかえがスッと取れた気がした。今まで自分が何に足を引っ張られていたのかがよく分かった。
「男勝り」を求める思想は「弱さ嫌悪」とセットで、その根っこは父性原理至上主義的なニッポンの働き方にある。
結局、「働き方改革」とかなんとか言うけど、一番にメスを入れなきゃいけないのはここなんだと思う。
オッサンへの忖度よ、さらば。 -
Posted by ブクログ
数年前から上野千鶴子さんの著書がずっと気になるも、購入及び完読は今回が初。
子どもの本専門店で自分向けに購入。
(25歳前後のムスメが2人いるがまったく読書をしないので)
そもそも【ティーン向け】の著書だと読書を進めている時に気づいた次第。
【岩波ジュニア新書】発刊なのに(笑)
これは無理強いでも25歳前後(未婚)のムスメ達に読ませたい本。
(著者の造語でもある)クソバイスを強いられつつ育てられた自分。
母を反面教師にし「女の子だから◯◯〜べき」を一切口にすることなく育てるも義母も実母ほどではないが嫁(自分)と孫にクソバイス。
著者も同年代なのに、考え方や小気味よい文章が若々しく共感する -
Posted by ブクログ
我々の生活のあらゆる場面は女性嫌悪に基づいた文化の鋳型で成形されているのだと気付かされます。
自分の話し方からコミュニケーションの様式、性的な欲求まで様々な場面で女性嫌悪で溢れていると著者は指摘しますが、男性である自分にとっては思い当たる節がたくさんあり、常に居心地の悪い読書となりました。
女性嫌悪的な行動をとることで周囲の女性に負荷をかけているのだと著者は指摘するのですが、一方で女性嫌悪という文化から抜け出すことはいままでの生活原理を根本から覆すことになるとも指摘しています。自分ですら変えることは難しいのかもしれないという事実に上野千鶴子氏の強くみえる方が言及するのには驚きました。
ただし、 -
Posted by ブクログ
最後の講義 完全版 上野千鶴子 これからの時代を生きるあなたへ安心して弱者になれる社会をつくりたい。上野 千鶴子先生の著書。女性ばかりが苦労して女性ばかりが虐げられて女性ばかりが自由に自分の意志で好きなように生きられないような社会があってはならない。いつでも女性の味方で弱者の味方であることを貫いている上野 千鶴子先生。日本のリーダーの中に上野 千鶴子先生のような方がたくさん増えれば安心して弱者になれる社会ができる。上野 千鶴子先生の女性学・ジェンダー研究・介護研究のお話はどこか楽しくて笑いの要素が入っているから上から目線で傲慢で偉そうなお話とは無縁で全くの別物。