あらすじ
家族、人間関係、仕事、趣味……
歳を重ねるとごとに、人生の荷物をひとつずつ下ろす
やめどきは、始まりのときをふりかえることでもある。女にとって激動の時代を、少しの時差で生きたふたりの女には、尽きない話のタネがあった――。
丁々発止、笑いに涙、樋口おネエさまと16歳年下の赤髪のチコちゃんの二人が、人生にまつわるあらゆる「やめどき」について語り合いました。意見を同じくするところ、まったく噛み合わないところ……それぞれに生きるヒントが隠されています。あらゆるしがらみを捨てて、すっきり毎日を送るためのヒントが満載の1冊です。
親戚づきあい、近所づきあい、クラス会、法事……。私全部やってません!――上野千鶴子
長生きすると未練も深く長くなる――樋口恵子
1章 家族のやめどき/2章 人間関係のやめどき/3章 家事のやめどき/4章 自立のやめどき/5章 人生のやめどき
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
タイトルの通り、高齢女性の生き方が対談方式で書かれてあります。
上野さんと樋口恵子さんの16才差のコンビ。おふたりの軽快な話しぶりにすらすらと読み進むことができました。
高齢になると体もそんなに変わっていくものなんだとビックリ。老後は老後で日常の取捨選択があるのだなぁと、知らない世界を知ることができました。
Posted by ブクログ
介護の現場、ホームレス施策などを経験して、老い、孤独といったことには知見はあるほうだが、こうしてお2人の言語化された考えを読んで参考になった。
Posted by ブクログ
母と同じ歳の樋口恵子と上野千鶴子の対談。
母と重ね合わせたり、自分の少し先に想いを馳せたりしつつ、人生の終い方の予習をした、という感じ。
この2人が元気でいてくれるという事がなんだか嬉しいことです。
Posted by ブクログ
高齢者が、これからどう生きていくか。家族のやめどき、人間関係のやめどき、社会のおりどき、人生のやめどき。若い時は考えもしなかったが、身につまされるような話がたくさんあった。88歳の樋口さんが、まだまだ、自己決定力をもっていることに驚く。本を読んで、視野を広げるとは、こういうことだ。目からウロコが落ちる。