上野千鶴子のレビュー一覧

  • 家父長制と資本制 マルクス主義フェミニズムの地平

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    上野千鶴子は預言者か‼️
    1990年に書かれた本とは思えない。今、現在の事を書いてある。少子化を通りこして若者が結婚しなくなっているし、外国人労働者の問題も起こっている。
    今こそ家事労働に賃金を出しましょう

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    2024年12月06日
  • しがらみを捨ててこれからを楽しむ 人生のやめどき

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    タイトルの通り、高齢女性の生き方が対談方式で書かれてあります。
    上野さんと樋口恵子さんの16才差のコンビ。おふたりの軽快な話しぶりにすらすらと読み進むことができました。

    高齢になると体もそんなに変わっていくものなんだとビックリ。老後は老後で日常の取捨選択があるのだなぁと、知らない世界を知ることができました。

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    2024年11月19日
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム

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    1章 大正のフェミニストって本当にアウェーの中で道を切り開いててすごいと思うし尊敬してる。でもみんな結婚してたくさん子ども生んでて育児にも追われてたんだよね。結局、結婚してない女には発言権無かったんだろうな、フェミニストなのに夫を支えるってそれまでと何ら変わらないじゃん、とも思ってしまう。

    2章 『侍女の物語』でも、子どもを生むことそれ自体については当たり前のように流されてる(ように自分は感じた)。非婚非産は悪しように書かれてるし。「フェミニズム」として、「女性の権利」として、「平等」としての根本てそこだと思うのに。「消極的自由」について書かれてるし、セックスワークとかについて話す時って薄っ

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    2024年09月15日
  • 上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!

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    ネタバレ

    初めての上野千鶴子さんの対談本。
    田房永子さんは漫画で知っていたので、ちょっと身近な感じがして、手にとれた。

    以前、世界からみたフェミニズムについての本を読んでもいまいちピンとこなかったのは、私が日本の近代史を知らなかったからだと思った。世界の潮流と日本の潮流は、会うときは会い、離れているときは離れている。
    日本の、次の世代につながらないフェミニズムの構図は教育のせいだと思った。

    「自分の中にあるミソジニーと闘い続けてきた人をフェミニストと呼ぶのよ。」という上野千鶴子さんの言葉で、私はフェミニストではなかったと気づいた。
    ただの女尊男卑。

    ミソジニー 「男にとっては『女性蔑視』、女にとっ

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    2024年09月11日
  • こんな世の中に誰がした?~ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために~

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    赤いスカートなびかせて、女は叫ぶ というところだろうか、この表紙。
    来年で結婚40年の私は、妻とはとことん話し合い、、といえばかっこいいが、
    喧嘩、口論、言い合いをしてきた。少しは女性、母親の立場を理解していたつもり
    だった。
    しかし上野さんのこの本を読んで、頭をぶん殴られた気がした。
    男女雇用機会均等法が悪法とは思いもしなかった。
    1988年、男女が同じ立場で新入社員として入社してきたときは、
    時代が変わった、と喜んでいた。
    この法律が、今まで女性が勝ち取ってきた女の権利を奪うものとは知らなかった。
    NHK朝ドラ「虎に翼」の寅子は別格だろうが、それでも思い整理に苦しむ場面が
    あった。生理休暇

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    2024年09月07日
  • 往復書簡 限界から始まる

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    最近のフェミニズムはどんな感じなんだろうと、軽い気持ちで読み始めたら、内容がとても濃く、自分自身も女性だから翻弄されていたことを意識させられたり、傷ついて虚勢を張っていた部分をボロボロと剥がされるような感覚があったり、読んでいて胸が抉られ、苦しくなるところがかなりあった。私も母親に苦しめられたこともあったけど、最後まで読んだら、苦しんだかわりに身に付いたこともあったと気がついて、心を整理することができました。

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    2024年07月27日
  • 在宅ひとり死のススメ

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    おひとりさまの老後から20年
    私の母は難病による闘病生活をしながら最後の1ヶ月間だけ終末期専門のホームにお世話になっただけで
    子どもにさほど迷惑をかけず、穏やかに亡くなった。
    マスコミはなぜ介護保険制度が歪められつつある事に着目しないのか

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    2024年07月17日
  • 女の子はどう生きるか 教えて,上野先生!

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    女性が生きる上で日常に浮かぶ疑問を著者が明朗快活に応えていく一冊。
    『生徒会長はなぜ男だけ?』『パートナーの呼び名について』『フェミニストってどんな人?』等多岐にわたる質問に対し、自分なりの視点とそう考えるに至った論拠を示している。学校や家、社会において「女性」とはどういった存在か、どう考えられているかが質問を通して見えてくる。

    なんとなく受け入れていた現実に対し、鋭くメスを入れていく様は読んでいて爽快。
    少なくとも自分に同じ質問をされても、理路整然とは答えられない。
    それだけ自分が考えて生きてこなかったのだなぁ、と気付かされた。
    作中にもあったが、男の人全てが悪いのではなく、男性優位な社会

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    2024年06月21日
  • 八ヶ岳南麓から

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    善き。
    生活を楽しんでいるお姿が目に浮かぶ。
    おひとりさま、という言葉もコロナ禍で移住者が増えたことも、それ以前からの2拠点生活をされていた社会学者の上野さんの思うままに書かれたエッセイ。ご自分の生活のことを文章にすることは少ないそうで、引っかかりながらも「週末は山梨にいます」がどうも引っかかり、長野にいますだと知的に感じる、という笑

    土地を探すところから、家の基盤、住み始めての虫や鹿などの自然動物、ゴミ問題に果ては、おひとりさまの最期のことまで、短い文だかとても深く面白く、読み返したい。
    山の生活にさらに憧れる!


    標高1000mの山の家は冷房いらず。
    冬も住むなら1000mを越さず、家

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    2024年05月19日
  • 女の子はどう生きるか 教えて,上野先生!

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    "女性である"というだけで直面する理不尽で不可解な境遇を、なるべくポップに親しみやすい言葉で教えてくれる本です。女性として日本で生きていて日々感じる違和感や不満は、正当な不満だよと勇気付けられた気がします。

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    2024年05月16日
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム

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    フェミニズムといえば勝手にとある女性コメンテーターさんが連想され、苦手に思っていましたが、フェミニズムに対するイメージが180度変わる程面白かったです。
    特に上間先生の活動や考え方には感銘を受けました。若ければ琉球大学に行って学びたいと思ったほど。

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    2024年05月14日
  • こんな世の中に誰がした?~ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために~

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    上野さんの事を嫌いな人は、著書や言論に触れたことがない人、もしくは、言論に挙げられている既得権益を得てきた「真っ黒けのオジサン」たちだと思う。話を聞いていると、とても当たり前の事を述べられている。超氷河期、女性、理系総合職でありシングルマザーの自分には大きな味方としか言いようがない。こんな世の中に誰がした?と言われないように、小さなバトンでもいいので、先人たちから受け継いできたものを次の世代に渡したいと思う一冊だった。

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    2024年05月12日
  • 往復書簡 限界から始まる

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    読む前はもっと客観的なフェミニズムについての対談なのかと思っていたけど、
    実際は個人的な話が中心で、テーマが重い。
    鈴木さんの抱える問題の本質を上野さんが的確に突いてくるのが、読んでいて痛い。私も母との関係に問題があったことや弱さを嫌う節があるので、自分の身につまされる。
    それでもどんどんと先を読みたくなる。
    読んだ後はエネルギーを持って行かれてしまうけど、また何度も読みたくなる様な本だった。

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    2024年05月06日
  • 上野先生、勝手に死なれちゃ困ります~僕らの介護不安に答えてください~

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    面白くて一気読み。対談形式でシリアスな内容を展開しているのだけれど、テンポのよいコントのよう。信頼しあっている様子が微笑ましい。介護、年金、社会保障、少子化。これを読んだら、他人事ではいられなくなる。歴史に学び、他国に学び、よりよい方に向かえるようにできることをしなくては。社会学って面白い。

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    2024年05月05日
  • 八ヶ岳南麓から

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    東京と山梨の二拠点生活。社会学者のおひとりさまの20年の暮らし。山の四季から維持管理など日常生活の手間とそれを上回る地元の移住者コミュニティの魅力。
    老後の生活に対する問題提起と実践。社会学者ならではの視点も楽しい。

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    2024年04月21日
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム

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    ハーマンについて実践的に論じてくれた上間さんの回がとりわけ素晴らしかった。トラウマ経験者にとって、震えながら読んだ。

    上野さんの半身で組織に関わる提言も素晴らしい。

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    2024年04月01日
  • 最期まで在宅おひとりさまで機嫌よく

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    認知症になってからも一人暮らしは可能である、という点が強調されているのが斬新だった。遠距離介護をしている友人にも薦めたい一冊でした。

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    2024年03月29日
  • こんな世の中に誰がした?~ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために~

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    男性が読むべき本。
    文中に高圧的な表現もあり、気分を害することもあるかもしれませんが、それが著者の表現方法とすれば受け入れられます。
    「女らしさ」より「自分らしさ」。
    性差を超えたダイバーシティの一言です。

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    2024年03月14日
  • 八ヶ岳南麓から

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    ネタバレ

    柔らかくて、しなやかに年を取る。つよいひとだなあ。私事の豊かさよ。余りにも大きい山。八ヶ岳、だなあ。

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    2024年03月13日
  • 上野千鶴子のサバイバル語録

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    弱りかけた時に読み直したい、手元にずっと残しておきたい本。まわりに目指したい女性の先輩がいなくて、困っていた時に出会えた方。生き抜いたからこそ出てくる、実直な言葉に惹かれてしまう。

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    2024年02月25日