上野千鶴子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
100分で名著で、面白いおばちゃんやな〜と思ったのがキッカケ。以下要点。
◆在宅ひとり死が良い!何より個人のために。それが結果的に家族や社会の負担軽減につながる。
◆感謝や別れ、葬式の仕方などは、相手が元気なうちに伝えておく。
◆人間の死亡率は100%。認知症は5人に1人がなる。認知症防止に力を注いでも効果が無いのであれば、認知症になっても楽しく暮らせる社会を実現しよう。
・生活満足度は1人世帯>4人世帯>3人世帯>2人世帯
子育て終われば、ペットでも買おう。
・終活など、死について公然と喋れるようになったのは良いことだ。死≠タブー。
・病院は「生かす」場所。死ぬための医療など存在しない。老後に延命治療を望んでなければ、在宅。
もし容態が急変したら、119の前に、訪問介護ステーションへ連絡!
家族で話し合っておく。
別れと感謝は機会ある毎に伝えておく。
・子供にはできる分の負担を。
子供の迷惑はかけたくない は幸福度を下げる。
「子供には媚びない。でも、老後の面倒は見てもらう。」
介護専門職やお医者さん、家族でできることの分担が重要。
・施設はもう要らない!
作れば、それを埋めるために、制度が導入される。
むりやり施設に入れる仕組みになってしまう。
看取りコストは 病院>施設>在宅
在宅の死の直前3ヶ月コスト 80代認知症 負担額20万円 ←でも、何やかんや30~300万円!?
病院は1日入院で2万〜4万。
それよりかは、在宅で、病院居住サービスにかかる費用を自費負担サービスに充てれば、もっと手厚いケアを受けられる。
・認知症になっても、在宅。
病院に行っても、身体的拘束or薬漬。
独居の認知症患者のほうが周辺症状が穏やかで、機嫌よく暮らしている。
・認知症になって、困るのは家族。「周囲の目」が彼らを責める。家ですっぽんぽんで何が悪い?うんちしちゃって何が悪い? これは理解できる半分、理解できない半分。 うんちはきつい。
・生きるとは、食べて、出して、清潔を保つ、ということ。これが、食事、排泄、入浴という3大介護。この三点セットが維持できる間は生きられる。専門職の方に感謝!介護保険ありがとう。
・死にゆく人は気持ちが動く、揺れ動く。その揺らぎにつきあって翻弄されるのが家族の役目。最期まで迷い抜けばよい。
事前指示書への懐疑的な目線。
・ボケをわざわざ認知症と読み替えるまでもありません。ボケは自然な加齢現象のひとつ。ボケても機嫌よく過ごしている年寄りはいくらでもいる。
生まれてきたことに自己決定はありませんでした。死ぬことに自己決定があると思うのは傲慢だ。もし、わたしがボケたら??食べられる間は生かしておいてほしいと願います。
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ネタバレだったら、女の子はどう生きるのか?
どうしてもこの日本で生きていく女の子には壁がある。その壁を、過去から現在に渡って説明し、未来への突破口を開こうとする本。そう、強くなりたいのではなく、そのままでも認められる社会を目指すのだ。
専業主婦を目指すのは、男女共に収入が下がっている現在、厳しい道だし、もちろん自分に収入がないのは離婚という選択肢がない危険性を伴う。けれど、その道だって理解した上で選ぶ人がいるだろう。必要なのはAの道に進んではいけないというアドバイスではなくて、Aの道とBの道についてのメリット・デメリットを知った上で選べる決定権。
何のための男女平等なのか、それは安心して生きるため。誰もが弱者であり(または弱者になる可能性があり)、弱者が安心して生きていける社会がほしいのだ。男女で考えると女性が弱者側だけど、視点はたくさんあり、視点の数だけ弱者側が生まれる。誰もが何かの視点では弱者になる。そこを忘れないようにしよう。 -
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人生という軸で、上野先生の各書から選びぬかれた言葉がまとめてある。
冒頭に「幸せな女性は私の本などとらない」と書いてあって確かに〜〜ってなったし、終わりにに、「女が女に贈ることばは、わたし自身にとってそうであったように、女にとって命綱の役割を果たすことになるでしょう」に関しても確かに〜〜ってなりました(笑)この本にまとめられてる言葉で救われる人もいるんだろうな。さくっと読める1冊。
あとは個人的に大学院生をやってる身として、学問に対する姿勢の言葉が、結構刺さりました、ぐさっとね。(その研究は誰かにやれって言われたの?そうじゃないでしょう、とか特に) -
ナショナリズムとジェンダー 新版
- カート
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試し読み
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ネタバレお勉強として。
恋をすると気になる「本気か遊びか」。「私のこと遊びだったの!?」とか「私のこと本気じゃないの!?」と苦しんでしまうのは、女性が「妻・母コース」「娼婦コース」に分けられてきた歴史ゆえなのかなと。
それで、私が「私は本気よ!」と思う時は、相手に自分の存在を全依存するような、ずっと死ぬまで一緒に居ようねという確約を求めるような、いわゆるシンデレラコンプレックス状態・ロマンティックラブイデオロギー洗脳になっていた気がする。
おそろしい。
もっと、軽やかに愛することができれば、女はもっとチャーミングなのにね。そんなことは47歳になったから言えることであって、30歳だったら言えなかっただろうな。。。
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〇従軍慰安婦、売春婦、娼婦
〇任意か強制か
〇女性が「正妻コース」でありたい時、同時に「娼婦コース」を否定する。がゆえに、売春婦を助けようとする発想にならない。
〇従軍慰安婦・・・韓国側男性にとっては、敵によって自国の女性を凌辱されたという最大の侮辱であるがゆえに、触れたくない話題。よって、救われてこなかった。
〇強姦、性犯罪、家庭内暴力、性的な幼児虐待・・・女性の性的自己決定権への侵害であるがゆえに、救われるべき。
〇恥の概念で締め付けて、本人からの告発を抑え込む
〇強姦:男性の権力支配の誇示のために行われる。弱者への攻撃を通じて、連帯を「確立」する儀式。(彦坂1991)戦時輪姦は時に”観客(敵兵?)”を伴う。 -
Posted by ブクログ
上野千鶴子さんの鋭いツッコミに対し、山折哲雄さんがタジタジになりながらも吸収していく展開が読んでいて楽しかった。
「ひとり」の概念すら両者では異なり、本文中では互いの考えをぶつけ合うが、最終的に、超現実主義の上野さんが、最終的に死の五段階説を発表したキューブラ・ロスの私を引き合いに、混乱の中で死んでいったこともアリと思えるようになったと結ぶところに、このvsのノーサイドをみた。
私は上野さんの考え方が清々しく好みだ。
「野垂れ死にを希望するのは男だけ」という話、言われてみれば確かにそうかも。
結局、男の弱さからくる現実逃避思考から生まれた妄想が野垂れ死というわけだ。 -
Posted by ブクログ
「人生のお悩みの多くは身の「下」から来ます」
作者の上野千鶴子さんのお言葉です。こちらの本は朝日新聞の『悩みのるつぼ』に掲載されたものをまとめたものです
悩みの相談は、自分が共感できるものから、少しドン引きするようなものまで様々。
でも大体がこじれた恋愛関係や、「下」のことです笑
まず良かった点
上野先生のお言葉が、遠回しではなくぐさっと刺さるようなストレート球で、読んでいて痛快なこと
質問を読んでいて、読者が感じることを明確に言語化してつっこんでいらっしゃって、「そうそう、それがいいたいの!」と心地よく読み進めることができます
ただ、上野先生と私の視点が近すぎるのか、「そういう考え方があるのか」という目新しさはあまりありませんでした
暇つぶしに軽く読むにはもってこいの書籍です -
Posted by ブクログ
ネタバレ「東電OLは私である」と発言する女性がたくさんいたという
女性差別企業の中で惨憺たる思いをした彼女は均等法施行前に社会人となった世代
均等法が施行されてからだってそう変わらない
会社に入ってみたらこんなはずじゃなかった
といったことは多々あったし今でも劇的にそうした状況が改善されているとも思えない
この事件は覚えている
マスコミが騒いだ内容については詳しく知らなかった
本書でそうしたことを読み解いているのかと
しかもこのお三方
楽しそうではないかと思い読み始めた
この事件というよりは「木嶋佳苗」に焦点をあてて語られる日本の「性」の扱われ方
援交世代についてはっとさせられたのは
そうだ彼女たちもいま生きて生活をしているのだということ
10代の頃にやっていたことをどう受け止めて暮らしているのだろう
女性のパロディとして存在する「壇蜜」
「これでしょあなたの欲しいものは」と餌を与えれば次々と男がひっかかってくる
同じ援交世代の木嶋佳苗と壇蜜との共通点など
この本をきっかけにさらに読みたい本がでてきた