上野千鶴子のレビュー一覧

  • 女たちのサバイバル作戦

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    自分も仕事一辺倒の時期があったが、それは自分の場合は、家族や妻をを踏み台にしてきたんだよな今思うと。

    暴走列車のごとく、それはなるべくして崩壊し、半分人生降りたみたいな諦観したみたいな状態に落ち着くんだけど、その後妻が、もっと自分もキャリアアップを目指したいと、昇格試験に挑戦し、一般職から総合職にステップアップし、忙しくも充実した人生を歩み始めるのをそばで見てきて、
    いつか来た道とおもいながら、いままでワガママ放題迷惑かけてきた分、こんどは自分が支えてあげようとサポートに回ってきた。

    それはいいのだが、妻たちのそういう上昇志向は、結局、ネオコンらのしかけた巧妙な罠で、国側に都合のいいように

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    2013年10月20日
  • 男おひとりさま道

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    この手の本は読んだことがないのですが、以前に話題になったこともあるため、たまたま見かけたので読んでみました。あまり印象に残ることはなかったのですが、本当に自分が男おひとりさまになってしまったら、全然違った印象になるような気がします。

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    2013年09月29日
  • 身の下相談にお答えします

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    目次を読むだけでも面白い。というか、目次が面白い。
    個人的には同じ新聞の人生相談なら、「大正時代の身の上相談」(ちくま文庫)のほうがすき。時代のギャップだけでなく、当時の小説を読む上で当時の一般市民の感覚を知れるのは有益。この本と読み比べても面白い。

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    2017年10月01日
  • おひとりさまの老後

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    漠然とした不安を抱いていた老後のあれこれを、おひとりさまの視点でざくざく切り込みながら書いてあり、「へぇ〜」ということが色々ありました。
    ただ、やっぱり詰まる所、お金が全てなんだなぁと再確認しました。

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    2013年06月14日
  • 身の下相談にお答えします

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    社会学者、上野千鶴子が朝日新聞「悩みのるつぼ」に回答したコラム。タイトル通り、下の相談に関するQ&A集です。なかなか、回答がぶっ飛んでいて、面白かったです。ちょっと具体例を2つ紹介します。

    【質問】性欲が強すぎて勉強出来ません(18歳女子)
    【回答】むずむずしたら自分でほぐしましょう/セックスには2種類あって、マスターベーションは自分の身体とのエロス的な関係、性交は他人の身体とのエロス的な関係のことです/自分のエロスのツボをよおーく学んでおくと、相手とのセックスにおいてそのセックスのクオリティのよしあしがよくわかります。

    【質問】性欲が強すぎて困ります。本物の女の子の体に触れてみたくてたま

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    2013年06月02日
  • おひとりさまの老後

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    結婚してもしなくても、最後はおひとりさまになる可能性が高いことが分かった。
    将来が心配で結婚して子どもを生んだとしても、自分の思い通りになるとは限らないもんね。

    ただ、この本に書かれている老後は、ちょっとお金持ちなおひとりさまに限られるのではないかという気が。

    具体的な老後のサービスについては、自分の世代ではまだまだ先の話なので参考にはならないが、心構えや考え方などは参考になった。
    東京都監察医務院のホームページはリニューアルされてしまったのか、載っていた講演録が見つけられなくて残念。


    自分が老後を迎えるはずの約30年後に年金・介護・医療制度がどうなるのかは分からないので、せいぜい蓄え

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    2013年06月01日
  • 男おひとりさま道

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    解説の田原総一郎氏によれば、指南書というくくりらしい。
    だから仕方ないが、文章のあちこちから『気が付いてた?ねぇ気が付いてた?こういうことなのよ』というニオイというか、教えてあげる感がぷんぷんして食傷気味。
    でも、普段、漠然と意識していたことを明文化してくれたので、息子と私自身の行く末に警鐘が鳴りっぱなし。

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    2013年04月27日
  • 男おひとりさま道

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    男がひとりになるのは、「死別シングル」「離別シングル」「非婚シングル」の3種類があるということ。それぞれの生き方を豊富な例で詳しく書かれている。自分も「離別シングル」のため多くの点で参考になった。定年になる前に考えておくこと、定年後の生き方、他人とのつきあい方など。楽しい「男おひとりさま」生活を過ごす参考となった。

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    2013年04月25日
  • 女は後半からがおもしろい

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    著名な女性二人の対談。
    どちらも社会の中で立派なお仕事をされてきた方。
    日本の働く女性のパイオニア。

    坂東さんが、一生苦手な家事だけをやっていくのは…って思っていたなんて〜。私と一緒〜。

    でも、高校の同級生と結婚して、出産もして、勤めあげるだなんて、やっぱりさすがです。私には無理〜。

    かと言って、上野さんみたいに、自分のテーマを追い続けてフリーでもずっと頑張る強さもない〜。

    “手に職を”の今時の働く女性、なんだろうか。

    今の若い子の“専業主婦願望”は、厳しい競争から降りるための手段であり、かつ「なってあげる」もの、というのには驚き。一体何様⁉ (笑)

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    2013年04月14日
  • セクシィ・ギャルの大研究 女の読み方・読まれ方・読ませ方

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    軽妙な語り口。なんとも。笑わずにはいられない(笑)限りなく男的目線な女による「男と女」についての分析だ。この本では大きな問題提起はないため、他の書も読んでいきたい。

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    2013年03月12日
  • 男おひとりさま道

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    介護のしくみが具体的で参考になった。
    デイケアと呼ばれるサービスとホームヘルパーという生活支援は別であること。身体支援はビジネスとして成り立つけれど生活支援は成り立たないこと。
    値段ではわからない個人差が激しいこと。ケアマネージャーという第三者が支援を設計すること。包括サービス(小規模多機能型)は一見良いようでも、ケアマネ不在で密室になりやすく、ビジネスとしても魅力に欠ける。
    施設入居の意志決定者は家族であるという指摘も鋭い。在宅支援の意図で始まった介護保険が施設入居のハードルも下げているという。

    寝たきり期間は平均で8.5ヶ月。
    24時間体制の医療、歯科医療、介護、生活支援の総合サービスが

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    2013年02月01日
  • 上野先生、勝手に死なれちゃ困ります~僕らの介護不安に答えてください~

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    介護に関して上野さんと古市さんの2世代による対談本。親の介護そして自分が介護される側になった時の社会はどうなっていくのか、自分はどうしていくべきなのかを考えるきっかけとなる本。それぞれの分野である若者論や女性学からの視点が色濃く出ている。"外部に対しては手を差し伸べよっていう動きになるけど、肝心の自分たちの集団にはむかない"になっている私はやっぱり"不安はあるが不満はない若者"の1人なんだろうなぁと思った。

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    2013年01月18日
  • おひとりさまの老後

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    周りからは「結婚しないの?」と言われるけど、結婚だけが人生じゃないと思う。
    一人で老後を生きるためには、何が必要かしら。

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    2012年12月12日
  • ナショナリズムとジェンダー 新版

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    上野節があいかわらずいい。
    ぐんぐんアタマに入ってくる論調は心憎い。
    少しも「おかしな」ところも無く、自らを学術のプロというだけのことはあります。
    ジェンダーを再確認させてもらった。
    二流国民という言葉もおもしろい。

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    2012年11月22日
  • サヨナラ、学校化社会

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    ネタバレ

     別の著者の本の中に、この人の名前を何度か目にしたことがあったので、一番簡単そうなやつを手にとって読んでみる。

     わたし、その「別の著者」のスタンスに似ているなと思うんですが、「フェミニズムには賛同するが、フェミニストには賛同しない。」という考えの持ち主な気がします。

     そもそもフェミニズムってなんだって聞かれても的確に答えられる言葉を持っていないのだけど、フェミニストの人の話を聞いていると、なんだかとんがっていて、ちょっと同意するに余裕が無い人を何人か見てきたからかもしれません。



     で、この本を読んでみて、少し見方が変わったかも、と思った。フェミニストって、私が思うよりももっと寛容

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    2012年10月31日
  • 女は後半からがおもしろい

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    全体としてはどうかな?と思うが、ところどころになるほどと思うところがある。

    内定をゲットした職場で10年、20年と勤続している人をみて、その中に「こうなりたい」と思う人がいなかったら辞めたほうがいいよ、って
    P52
    はぁ
    あの頃の自分に、こう言ってくれる人がいたら、違う職場を選んでいたことでしょう。

    組織は有能な人にとっては桎梏になるかもしれないけれど、無能な人を守ってくれる。人並みはずれて自分が優れていると思わない限りは、組織にいたほうが賢明だと。

    仕事に生きがいなんかいらないから、定収入があることが大事だと、

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    2012年08月31日
  • おひとりさまの老後

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    ターゲットが自分じゃない感が強かった。

    でも尊厳死の問題で考えさせられた。

    セクハラについて、「イヤ」と言わなくても、全身から発しているNOのサインに気がつかない鈍感さが罰せられているというのが新鮮で良かった。

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    2012年08月29日
  • 上野先生、勝手に死なれちゃ困ります~僕らの介護不安に答えてください~

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    自分が社会的弱者だと認めるのは、決して弱さではない
    「それどころか、自分に助けを求める権利があるという強さなのよ。その強さが、男にはない」と上野千鶴子先生は言います。本書では20代の社会学者、古市憲寿が両親に死なれるのが怖いと身も蓋もなく吐露していますが、実際、団塊ジュニアは女性化、あるいは老人化している?しかし親を介護する自分を想像できない、さらに当事者意識はゼロ、ゆえに孤立を恐れて群れはするが、連帯するというところまでいかない。上野先生の世代には運動癖があって、やたらとつるみ団結し政治的な声を上げていた。男女雇用機会均等法、介護保険の成立、被災者生活再建支援法等々、エゴイズムやルサンチマン

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    2015年05月11日
  • 上野先生、勝手に死なれちゃ困ります~僕らの介護不安に答えてください~

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    ネタバレ

    上野先生の痛快な物言いにすっきりする。それに比べて、古市氏の何でもネガティブに捉えたり、甘ったれた言葉にいらっとする。本気でそう思っているのか、それともわざと読者向けに?
    残念ながら鼻持ちならない奴と思ってしまった。

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    2012年08月16日
  • おひとりさまの老後

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    ネタバレ

    おひとりさまで生きていくには、さまざまな問題をどう乗り越えればよいか。

    どこで暮らすか。
    だれと、どうつきあうか。
    お金はどうするか。
    どんな介護を受けるか。
    どんなふうに「終わる」か。

    すべてにおいて一貫しているのが、人とのつながりをもっておくこと。
    つながる相手が伴侶であるかどうかは、そんなに重要ではないのかもしれないと思った。

    文章が軽いタッチで書かれているので、読みやすい。

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    2012年08月01日