中島京子のレビュー一覧

  • うらはぐさ風土記

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    ネタバレ

    初めての中島京子作品
    穏やかに時が流れ、時々クスッと笑わされ、その土地の空気が感じられる…素敵な物語だった
    美味しそうな食べ物や季節の草花や鳥、街の歴史と未来、個性的だけど自然体の登場人物達
    表題と共に各章のタイトルも秀逸でした

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    2025年01月27日
  • 小さいおうち

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    戦前から戦後にかけて、女中としてのタキの働きっぷりもおもしろかったけど、それ以上に世の中がどう変わっていったか、庶民はそのときなにを感じたか、が非常に興味深かった

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    2025年01月21日
  • 妻が椎茸だったころ

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    年末年始の休暇が終わり、バタバタと日常に戻っていくなかで、1話ずつを本当に味わいながら至福のひとときをいただきました、新年1冊目の本。
    ユーモアがあって、優しさがあって、好きです。
    流行った本は映画になりがちだけど、これは本でしか通じないな〜と。
    なんでも物事には具体性や明確性、真実を求められるけど、本は個々の想像力にゆだねることが許される。改めて読書って自由で楽しいな〜って思えた一冊でした!

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    2025年01月18日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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    ノスタルジーは便利だ。
    確かに自分の記憶のようで、でも、ずいぶんとあいまいなことが、ある日結びつく。

    たとえばこの本を読んだとき
    あゝ高校時代に友人とヒマをつぶしていた喫茶店って、こんな感じだっけ

    コーヒーとトーストの焦げた香り

    もちろん赤い樽も女の子もいなかったはずなのに、居たって不思議じゃないような気がする。

    「小説家には聞かれても答えなくていい質問がある。『ほんとなの?』……」

    さて、どうだか……。

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    2025年01月12日
  • 小日向でお茶を

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    軽く読めて、笑ったり納得したり感心したり共感したり。ふむふむ、へぇー、あはは、それそれ、わかるー って感じで、ちょうどいい読み心地。
    軽めで読みやすいけど中身がちゃんとあるエッセイで私好みだった。(わざわざ書いて読ませるほどでもない当たり障りのないことしか書かれていなエッセイは読み応えがないので、好きじゃないけど、この本は好きだった。)
    この著者は小説だけでなくエッセイも良かったので嬉しくなった。

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    2025年01月10日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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    主人公である少女が大人になってから少しずつ思い出しながら進むものがたり。
    少女とおばあちゃんのおはなしが1番好きでした。
    きっとそうだよね、そうだったらいいなと 共感。

    みんな今頃どこにいて何をしているんだろうか。みんなそれぞれに幸せな場所にいられていたらいいなと思う。

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    2025年01月10日
  • 長いお別れ

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    外じゃなかったら泣いていた
    文体は好みというわけじゃないけど、物語として好き。10年間の変化が切ない。認知症の近しい人がいるので、私の周りを見る目が変わった。登場人物それぞれに真摯に向き合って心境が綴られているのがよかった

    妻が椎茸だったころを読んで他に読みたいと思っていた作者さん。独立した短編集のほうが好きかもしれないが、読んで後悔はない。

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    2025年01月08日
  • うらはぐさ風土記

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    うらはぐさという植物が風知草と同じだと
    この作品のレビューを読んで知った。
    わたしは風知草という言葉だけを知っていて、
    (亡くなった母が書を習っていて、額縁に入れられたこの風知草という言葉をしょっちゅう見ていた)
    これがどんな植物であるとか、
    花言葉がなんなのか、とかは全く知らなかったけれど、
    うらはぐさと風知草がつながった時、
    あ、これは読まねば!と感じて手に取った。

    それはさておき、ほんわかとした表紙と共に、
    中身もびっくりするようなショッキングな出来事は全く起こらず、東京西部の架空の町、うらはぐさに住む人々のコロナ明けの日々のあれこれが描かれたこの作品。
    年の初めに読むのにちょうどよい

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    2025年01月06日
  • うらはぐさ風土記

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    初読みの作家さん。風土記というくらいだから土地に根差した物語なのかなぁ、よくある田舎暮らしのほっこりものかなと、軽い気持ちで読み始めた。びっくりするくらいにするすると文章が入ってきていつしか自分も武蔵野のうらはぐさの一員になっていた(笑)エナガの巣を検索してみたり、ユニークなニックネームのチョイスに笑ったり、登場人物のキャラ立ちには舌を巻いているうちに、後半は怒涛の展開。序盤からちょいちょいとまかれた伏線がしっかりと回収されて、とっても満足のお話。すっかりファンになりました‼️
    もう少し中島さんの作品を極めてみたい。

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    2024年12月25日
  • うらはぐさ風土記

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    しみじみいい話だった。
    東京は土地に歴史があっていいよね。
    実在のモデルになる地域(や人もかな)があって、リアルだし、読んでて楽しい。
    土地に歴史あり。人に歴史あり、て感じ。
    小説での食べ物の描写は食傷気味だけど、(おいしそうな描写や、食べ物小説を全面に出されるとまたか、という気になる)梅醤は今度作ってみようと思った。

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    2024年11月21日
  • 黒い結婚 白い結婚

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    ネタバレ

    木原音瀬先生のお話を目当てに購入したので、お目当ての話だけ読んでもいいかと思って最初から順番に読み始めましたが、全部読んでしまいました。
    全部読んだあとに思ったことは、やっぱり木原音瀬先生は癖が強い。笑 男性が妊娠できる世界という設定はおもしろかったし、男性も苦しんでほしいと思ってしまいます。

    お気に入りは白い結婚の「ダーリンは女装家」、「いつか、二人で。」
    今年は黒い結婚寄りの、暗めのお話を読むことが多かったので、白い結婚で心が洗われました。ハッピーエンドもいいですね。

    ダーリン〜
    15歳の時に大好きだった人と結婚するなんて素敵。男であり女でもある旦那さん、いいですね。認知症になったお母

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    2024年11月13日
  • うらはぐさ風土記

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    武蔵野のうらはぐさ地区で生活をするようになった50代の沙希。
    この地区は昔ながらの商店街があり、緑があり鳥が囀る。この土地で出会った個性豊かな人々やこの町の歴史を知れば知るほどこの町を大切に守っていきたいと思うようになる。
    ほのぼのとした雰囲気で話が進み、読みやすい。
    居心地がいい人々や環境に囲まれて、50代にもなればこういう生き方も悪くないなと感じながら読みました。人と人との良い付き合いが歳を重ねると大切なんだなと思わせてくれる作品でした。

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    2024年11月08日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    不思議な商店街での話。

    人気作家さんたちが描くストーリー、どれも印象的でした。

    招きうさぎ、いてくれたらいいなぁー

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    2024年11月04日
  • うらはぐさ風土記

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    読書中から、今自分が住んでいる場所、土地、風土に愛着が湧いてきた。

    都会や便利、お洒落という文脈の中にはない土地「うらはぐさ」。
    そこで育まれる人たちの生活が伝わってくる。
    少し昔ぽさ、昭和の香りも残しつつ、現在の生活が日々僅かに変化しながら過ぎていく。

    『こういうのは、あれだろうか。
    「残るものは形を変えて残っていく」、その「形」だろうか。』(p193)

    誰かに、何かのきっかけで自分が経験した「大したことない話」をすると驚かれたり、重宝がられたりした経験があると思う。
    他人から見ればドラマチックだったりする。
    「うらはぐさ風土記」でも度々、ちょっとしたエピソードを読んでいて、へぇーと思

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    2024年10月31日
  • 小さいおうち

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    実話と思ってはいけないのだろうけれど、
    個人の戦中の感覚が腑に落ちた。
    ゆれる感情と答えのない人間関係が魅力的。

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    2024年10月27日
  • うらはぐさ風土記

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    たいしたことは起こらないんだけれど心が暖かくなって
    ちょっとしたトリビアもあって
    自分の住んでいる場所にも歴史があるんだろうなってまわりを見つめたくなる本。
    登場人物もキャラがたっていて面白い。

    やっぱり中島京子さんの文章は好き!

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    2024年10月26日
  • いつか、アジアの街角で

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    美味しそうなマンゴーかき氷?の表紙に誘われた。どれも30ページほどの短編で、心の奥に染み渡る話だった。

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    2024年10月25日
  • 花桃実桃

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    花村茜(はなむら あかね)43歳。実家を出て二十数年。
    去年の暮れに70歳手前で急逝した一人暮らしの父親・桃蔵(ももぞう)が買って経営していたアパート『花桃館』
    兄は都心のマンションを相続、お前はアパート、と押し付けられた。
    折しも会社から肩たたきに遭っていたため、退職してアパートに住み、大家をやる決心をした。
    「へんな人ばっかり。へんなことばっかり起こる」(お墓の近くだしね)
    でも、気がつくと好きになっていた。花桃館も、大家の仕事も。
    「行かず後家」などという古くさいレッテルを貼られ(変換できなかったよ、MacBook)、けれど最後まで行(嫁)かないと決めたわけじゃない。
    何かあるたび、ちょ

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    2024年10月25日
  • 長いお別れ

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    認知症が発症してから家族に迫られる介護の日々の十年。だんだん会話がままならなくなる、わがままを言い始めるリアルな生活なのだが何故かそんなに重く感じない。世話をする曜子さんがそれに無理してないように感じるからなのだろうか。愛情とか飛んで憎しみが募ってきそうなのに。実際はかなり大変なのも想像できるのだが、何故かこのままこの生活をみていたくなる。

    そうくりまるなよ。語彙もなくなってきて日本語にもならなくなっても、何故か娘と会話が通じているようで何かを超えた愛なのかと思わされる。
    あっさりと十年が終わってしまった時も、リアルにこんな感じなのかも。
    娘達とほぼ同年代の自分にとっても近い未来に訪れるのか

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    2024年10月23日
  • うらはぐさ風土記

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    中島京子さんの著書は、女性の視点からふんわりと社会問題を捉えているものが多いなぁと思う。
    この作品は、街の歴史と今に焦点をあてて、変わりゆく土地を守ろうとする人々の姿が描かれていて、これまたほっこりする。

    古い伯父の家に住み、庭の植物を愛でつつ食すという暮らしが、私の大好きな梨木香歩さんの「からくりからくさ」の女子達の暮らしを思い出させて、心地よく読み進めた。

    今までの中島京子さんの著書には植物や鳥の描写から情景を思い描かせるという表現があまりなくて、勝手に現実社会に真剣に向き合っているのかな…などと思っていた。
    私自身、数年前までは子育てに必死で植物や鳥を愛でる心の余裕は全くなかったから

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    2024年10月20日