中島京子のレビュー一覧

  • 平成大家族

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    ネタバレ

    普段あまり小説で笑わないのだが、何度か吹き出してしまった。中島京子は今まで真面目な印象だったのでちょっと意外。特に、男衾の学校の名前を何度も間違えるところがなぜかツボだった。
    ドラマにしたら面白そうだけど、読んでいてたまにひんやりする。おばあちゃんの言うチャコちゃんて誰?とか。お母さん、あの先生と?とか。
    引きこもり長男のエピソードが好きだった。

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    2024年03月20日
  • 堤中納言物語

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    虫好きのお姫様、続きは2巻で。どうなってしまったのでしょう、右馬助は。諦めたのか、またの機会を狙ったのか。お姫様は唯我独尊ですが。

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    2024年03月15日
  • 平成大家族

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    面白い!
    何だか安心して読める
    なさそうでありそうな話
    あるある話で共感
    大変だけど平和
    深刻だけど笑える
    よかったです!

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    2024年03月11日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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    ネタバレ

    以前夏の文庫フェアに入っていて、表紙がかわいくて気になっていたが、レビューを読むとちょっと私の想像(ほっこり喫茶店もの)とは違う感じなので、読まずに数年経ってしまった。読んでみたら、実際、想像とは違う感じで、現実に不可解なファンタジーが入り交じる感じだったのだが、意外に好きな不可思議さだった。
    大人になった主人公の目線から語られる子供時代の、記憶が曖昧な感じや、今思うと…という視点の語りは、このちょっと不思議な世界に妙なリアリティと疑惑を感じさせる。
    著者の中島京子に「これは本当にあったことですか?」と聞いてみたくなる。

    自意識過剰な「学生」の描写が面白くて、そのこじらせた自意識と、草野球チ

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    2024年03月11日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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    淡々としているけど、あたたかい中にほんの少し不気味さも感じる物語だった。周りに大人がたくさんいる風景が自分と重なった。年齢の違いはあったけど、自分が想像してる周りの大人もタタンが思い出すように無意識に脚色されているのかもしれない。小学校に上がる前からタタンは自分を守るのに精一杯だったはずなのに、引っ越す頃には周りの人を気にして気遣う素振りも見せていたのが感慨深かった。

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    2024年03月09日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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    とある気難しいマスターがやっている喫茶店に置かれた、側面に穴を開けられた赤い樽。そこに入り浸るようになった少女の視点で、常連や現れた客との交流から世界を見ていく物語。

    ジャケ買い。中島京子や川上弘美は好きなんだけど、だめな人はダメだし、自分でもはまらないときはいつまでも入り込めなくて困るのだが、本作は1本目でつまずいた以外は問題なく楽しめた。

    常連の老作家に、樽に入った少女という意味で「タタン」と命名され、人と交流は避けているが、他人の言い間違いなどは直さなければ気がすまない少女。非常にアクの強い常連客に、さらに輪をかけてアクの強い客という、短編もで十分楽しめる内容だろう。

    基本的には「

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    2024年03月07日
  • 花桃実桃

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    ほっこりとはまた違うけれど、春の優しい雨のように穏やかな気持ちになれる1冊です。

    主人公が希望に満ち溢れていないし、強い信念をもっているわけでもないのが花桃館の雰囲気とマッチしていると思います。
    何か起きそうで起きない。でも、少しずつ居心地の良い毎日に近づいている。
    そんな様子にホッとしました。

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    2024年02月24日
  • 妻が椎茸だったころ

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    5種類の短編集
    みんな趣が違って面白かった
    表題の 妻が椎茸だった頃
    私も料理しますが、こんな事考えた事ない
    料理の先生は普通の事のように語ってますがw
    ハクビシンを飼う
    エロい部分もあるけど、読者に青年は何者?と考えさせますね
    全体を通して 不思議な物語でした

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    2024年02月23日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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    不思議な読後感。
    経験したことないのに懐かしい感じがするのは
    この本の特徴かもしれない。

    それぞれの距離感が絶妙だったな〜

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    2024年02月15日
  • ムーンライト・イン

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    大人の夢物語のような日々と徐々にあらわになってゆくそれぞれの現実。

    都心から少し離れたある所に暖炉のある元ペンション〝ムーンライト・イン〟がありました。
    そこで暮らすのは車椅子のかおるさん、介護士の塔子さん、看護士のマリー・ジョイとペンションオーナーの虹さん。
    彼らは自分の役割をこなしながら、互いを気遣いながらも必要以上に干渉することなく、細々と日々を過ごしている。
    「ああ、なんかいいなぁ…。」
    と人生も半世紀過ぎて終末へと近づいている私としては素直にそう思う笑
    そんな平和な日々を脅かすかもしれない青年(拓海としてはとばっちり)が加わった頃にムーンライト・インに転機が訪れる。
    お気楽そうに見

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    2024年02月10日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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    現実のような、空想・妄想の思い出なのか不思議な世界。でも、懐かしさもある。自分も喫茶店の常連となり、同じ時間を過ごしてるようにも感じた。

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    2024年02月09日
  • ゴースト

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    ⁡魂の執念や記憶、想い、⁡
    ⁡ありとあらゆる角度からゴーストを書いた作品です。⁡⁡
    ⁡人を脅かしたり、怨んだりと、⁡幽霊=怖⁡い⁡
    ⁡というイメージですがこの本の幽霊は全くそんなことは無く、⁡
    ⁡なんだか少し寂しいものなんだなと思ってしまいました。⁡

    ⁡⁡語れない魂達の生きた記憶、少し覗いてみませんか…?⁡
    ⁡⁡
    ⁡ホラー作品ではありませんので、⁡
    ⁡気になる方は是非読んでみてください。

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    2024年02月05日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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    小学生目線で語られるから、人にあだ名をつけたり
    (歌舞伎役者なのにトミーとか笑)
    おもしろいなあ、かわいいなあと思いながら読んでいた。
    子供ならではの記憶の思い出し方もたどたどしくて良い。

    子供って、日常の普通が考えようによっては
    特別になるなあと思って読んでいた。

    私の小さい時の記憶も、今思い出せば特別になるんだろうな。

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    2024年01月07日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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     2024年の最初に手にした一冊は、中島京子さんの「樽とタタン」でした。中島さんの作品は初めて読みました。偶然にも私と同い歳で、2010年には「小さいおうち」で第143回の直木賞を受賞しています。
     「樽とタタン」は本屋さんに置いてある小冊子「新潮文庫の100冊」で紹介されていたのがきっかけで読んでみようと思いました。
     小さい頃の想い出はなぜかたくさんありますよね?初めて見たり聞いたり、体験したりで、出来事のインパクトが大きいから記憶に残っているのかな?
     私には3歳上の姉と、6歳下の弟がいて、今でもたまにグループLINEで小さかった頃の思い出に花が咲くことがありますが、考えてみたら弟が物心

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    2024年01月05日
  • 桐畑家の縁談

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    ネタバレ

    素敵な本と出会ってしまった。
    淡々と進んでいくなかで、心に響く言葉がポロポロと落ちている。それを拾うのが、私だけの宝物を見つけているようでした。

    『主人公というのは「すじ」や「セリフ」を設定してくれる優秀な作者あったこそ存在するのだ。ブレーンもなしに実人生に投げ出され、前にも後にも進まなくなっているなんて、ああなんてやっかいなんだろう。』

    「人生は自分が主人公」という概念があるなか、目からウロコの言葉でした。

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    2023年12月20日
  • 妻が椎茸だったころ

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     本屋で表紙を見てからずっと気になっていた作品です。タイトルからは話の内容が想像できなくていつか読んでみたいなと思っていました。

     構成は短編集でそれぞれの話につながりはありません。タイトルにもなっている「妻が椎茸だったころ」というのは、そのうちの一つのお話です。

     内容は細かいところはネタバレになるので、詳細は書きません。全話を通してどことなく掴みどころのない、不思議な空気感が漂っています。読み終わってもスッキリするというわけではありません。あの場面はこういうことだったのかと想像を膨らまるのが楽しみ方なのかと思います。
     
     ホラーチックであり、ファンタジーっぽさもあり、はたまた過激なシ

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    2023年12月15日
  • 鎌倉の名建築をめぐる旅

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    《価値観が出来上がっている》
    「鎌倉建築」というもはや文化と呼べる建築を写真付きで紹介した本。鎌倉独特の風土に心安らげる一冊。写真もセンス良い。

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    2023年12月07日
  • さようなら、コタツ

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    とても面白かった。
    部屋に住む人たちの色んな出来事や心の内がとても面白かった。
    お気に入りは「ハッピーアニバーサリー」「さようならこたつ」「八十畳」「私は彼らのやさしい声を聞く」

    やっぱりこの人の小説好きです。

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    2023年11月26日
  • 彼女に関する十二章

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    暫く読書断ちしていたから、久しぶりに手に取った一冊。
    中島さんの本は「ムーンライトイン」以来だけどまたまた面白かったなぁ。
    表面だけ眺めると、”中年女性に訪れた小さなロマンス”という風体だけど、読み進めていくと根底には、なんでもない人間の生と、多分その先にある死への愛おしさが満ちていることに思い及ぶ。
    この方の文章は、いつもなにか不思議な温かさと同時に、まるで倍音のような余韻を感じてしまう。
    あと、伊藤整さんの「女性に関する十二章」を読んでみたくなりました。

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    2023年11月04日
  • 黒い結婚 白い結婚

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    ネタバレ

    様々な作家による「結婚」についてのお話。
    白い結婚側は素敵な結婚で、黒い結婚は不幸な結婚だった。
    特に黒い結婚の方で、似た話があってゾッとした。入り口は気づかないところにあるもんだ。
    白い結婚の方の初恋のバンドマンの話はこんなカップルもありだよなと思わせてくれる、幸せなお話だった、

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    2023年10月24日