中島京子のレビュー一覧

  • 花桃実桃

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    静かでちょっとほろ苦くて、ユーモラスで、でも最後は少しほんわかして、何だかとても好きな作品でした。中島京子氏はとても好きな作家ですが、ますます好きになりました。

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    2021年06月04日
  • 花桃実桃

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    中島京子さんは初。
    こちらのインスタで何度も目にしたため、読みたいと思っていました!

    主人公の茜は43歳、独身。亡くなった父の桃蔵が残した古アパート「花桃館」の管理人を、会社を辞め、思い切って引き受けることに。

    失恋に悩むウクレレ奏者に、父親がべらぼうに情けない3人息子の父子家庭、万年整形を繰り返す神出鬼没の女性、猫と暮らす探偵、そして、父の元恋人。
    そこに住んでる住民たちはみな、一癖ありへんてこりんだ。
    茜は彼等に巻き込まれ、翻弄されながらも、少しずつ管理人業に親しみを覚えていく。

    高校時代の同級生であり、またこれも一癖ある尾木くんとの距離感も良いよね。

    もう、彼等のやりとりが最高に

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    2021年05月23日
  • 花桃実桃

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    亡くなった父からの相続でアパート経営をする事になった40代のいかず後家の茜さんのお話
    一癖も二癖もある住人たちとのコミュニケーションが愉快

    目次が部屋の号数で、それぞれの住人のお話になっている
    101号室 茜さんが大家になる経緯
    302号室 家賃を滞納している売れないウクレレミュージシャンの玉井ハルオ 
    201号室 生活能力の乏しいシングルファザー妙蓮寺大輔と子供の陸、海、空
    202号室 知的で教養のある仲むつまじい谷川夫婦だけど実は……
    203号室 整形マニアの高岡日名子
    303号室 部屋に猫がいる、探偵の槌田直樹
    301号室 クロアチアからやってきたポーエットイヴァンほろほろヴィッチ

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    2021年05月12日
  • 彼女に関する十二章

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    最初は何となく垣谷美雨さんのような作品かと思った。
    特に思い入れを持ってこの本を読み始めたわけではないけれど、面白く、すっかりはまってしまった。

    49歳、税理士事務所パートの主婦、宇藤聖子。
    夫の守は大学の同級生で、ライター。
    その夫が、ある企業のPR雑誌に、創業者から女性論を連載する注文を受ける。
    その女性論とは、伊藤整の『女性に関する十二章』。

    これがストーリーの要所要所で、聖子の読書に連れて作中に導入されていく。
    時に登場人物がこの文章を批判したり、思わず同感したり。
    その塩梅が絶妙で、伊藤整に引きずられることもない。
    こういうところが、キャリアのある作家だなあ、と感心するところ。

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    2021年05月02日
  • 花桃実桃

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    めぞん一刻をおもいだしてしまいました。
    けして綺麗ではない、長屋に住む住人たち。
    ちょっとひと癖ふた癖あって、それでいて今の時代にはあまりないような、管理人さんとの触れ合い。
    そんな人たちが待っているものは千差万別で、ある意味意表を突く暮し。
    管理人さん(大家さんかな)もきっと飽きないことでしょう。
    こんな暮しもなかなかすてきですね。

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    2021年04月13日
  • 小さいおうち

    購入済み

    再読

    数年前に図書館で借りて読んだ本だが、また読みたくなり電子書籍で購入。女中さんの回顧録を通して観る昭和史で深い余韻を残る傑作。

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    2022年09月28日
  • 花桃実桃

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    九州の田舎町にある私の実家は、元々は4世帯が入るこじんまりとしたアパートだった。自営業を営んでいた両親が副業として運営していたアパートで、近くの小学校に勤める先生などが住んでいた。田舎のことなので家賃はかなり安くて、土地建物のローン返済と修繕費などを支払うと家賃収入はほとんど消えてしまっていたのではないだろうか。それでも世話好きだった両親は、大家さんとして店子さん達と楽しくやりとりしていたようだ。

    時が過ぎて、高齢となった両親は営んでいたお店を廃業し、貸していたアパートの2階を改築して住むようになり、そのうち1階の住人にも退去してもらい、物置や仲間の集まる趣味の部屋として活用するようになった

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    2021年03月21日
  • 花桃実桃

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    「40代シングル女子。若くはないが老てもいない。先行きは見通せずとも、進む方向を選ぶ自由がある。」なんとも心強いお言葉!そうそう。40代シングル女子は、自由という最強の武器を手にしているのです。不思議な人々と、もうこの世に存在しない人たちに関わりながら生活している主人公の女性。当然、不安はあるけれどそれ以上に自由であることの開放感。いいなぁ。なんだか勇気をもらいました。百人一首や短歌も出てきて、なるほどなぁ....と思いながら完読。読後は爽やかな気分になりました。

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    2021年03月07日
  • 冠・婚・葬・祭

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    成人式を舞台にした大道芸人と新聞記者のお話「空に、ディアボロを高く」
    結婚を斡旋するベテランの菊池マサエ。その相性を読む直感は冴え渡って来た。もう引退していたマサエが、請われて最後に世話したのは・・・「この方と、この方」
    佐々木直之が命じられたのは、高齢女性を、葬式に連れて行くこと。何か訳ありの関係らしい。「葬式ドライブ」
    田舎の山奥にある古い家で、最後のお盆をしようとする3姉妹。そこに現れたのは・・・「最後のお盆」

    どれも、人生の妙を感じさせる、いいお話でした。
    中島さんに、いろいろな人生や、人との出会いをさせてもらい、生きて行くことは、小さな運命の連続なのだと知らされているような気がしま

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    2021年03月05日
  • 均ちゃんの失踪

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    一見どうしようもない女たらしの均ちゃんだけど、借金しまくったことにも訳があり・・・。
    元妻は教師、現恋人は大企業の重役秘書、売れてる雑誌の編集者。一見しっかりした女性ばかりだが、均ちゃんのゆるさに、緊張が解け、癒しを感じて惹かれたのかもしれない。
    3人はなぜか旅行する仲間となり、それぞれの話を始める。そして、それぞれが人生の結論を出す時、均ちゃんは・・・。うん、女の人って、たくましい。

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    2021年03月05日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    中島京子さんと大島真寿美さん目当てに読んだ。どれも角が取れてて、程よい甘さ。こんぺいとうって美味しいもんね。

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    2021年02月24日
  • 黒い結婚 白い結婚

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    結婚生活は甘いのか、辛いのか。

    私は黒の話の方が好きだったな。
    窪美澄さんの『水際の金魚』が特に。
    『かっぱーん』も、実際にありそうだなと。
    『愛の結晶』は少し不気味に思えたけど、面白い。
    一人目を妻が出産したら二人目は夫の番!
    いいじゃない!
    男性は妊娠出産育児を自分のこととして体験したほうがいい!つわりはものすごく辛いんだ!体調不良で仕事を休むのも、まわりに配慮しながらやってるんだー!

    白の方の『シュークリーム』は、白でいいのか?!
    私は黒じゃないかと思ってしまったよ。

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    2021年01月05日
  • さようなら、コタツ

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    ネタバレ

    *15年ぶりに、しかも誕生日に、部屋に恋人未満の男を招くことになった36歳の由紀子。有休を取り、ベッドの到着を待ち、料理を作って待つが、肝心の山田伸夫が…来ない!表題作ほか、新入りが脱走した相撲部屋の一夜を描く「八十畳」。やもめ暮らしの大叔父が住む、木造平屋に残る家族の記憶をひもとく「私は彼らのやさしい声を聞く」など、“7つのへやのなか”を、卓越したユーモアで描く傑作短篇集*

    この方は、こういう他愛もない日常の、さもない悲喜こもごもを描くのが本当に巧い。登場人物たちと一緒になって、悩んだり慌てたり喜んだり落ち込んだり、そんな体験が出来るのも、中島作品の醍醐味かも。

    中でも、特に好きなのは、

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    2020年10月22日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    教科書、それも抜粋でしか触れたことがなく、苦手意識もあった古典文学が、現代語訳と更に訳者の個性も加わったことで、とても読み易く物語に入り込めた。
    また、この全集には対となる「作家と楽しむ古典」という本がある。
    訳者自身による解説で、原典への解釈やそこから感じた思いなどを知ることができて、物語への理解がより深まったように思う。
    是非合わせて読んでもらいたい。

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    2020年10月07日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    竹取物語・森見登美彦/伊勢物語・川上弘美/堤中納言物語・中島京子/土左日記・堀江敏幸/更級日記・江國香織。現代語訳で読みやすいが、例えば森見ならもっともっと森見節で書いて欲しかった。伊勢は元が好きでないが、歌の訳が流石。堤中納は初見。虫愛ずる姫君のみ知ってた。他に図々しい坊主など。土佐日記初見、愚痴じゃん。ひらがな辛い。更級日記。猫に宿った姫君の話。「焦がれた物語を読む楽しさといったら妃の位も及ばない」そうそう!

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    2020年10月05日
  • 黒い結婚 白い結婚

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    色々な作家の結婚にまつわる短編集。
    黒い結婚は怖すぎるし、中でも『かっぱーん』は主人公があまりに気の毒だし、そもそもかっぱーんて何なんだw
    逆に白い結婚は甘いお話ばかり。『いつか、二人で。』がとても良かった。

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    2020年09月14日
  • 黒い結婚 白い結婚

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    黒も白も前途多難でハッピー結婚したい!と思う話はひとつもない。
    黒に関しては完全にホラー。かっぱーんと愛の結晶なんて恐る恐る読んだ。

    白は、シュークリームが好き。いるよねこういう人。一回相手の嫌なところを見るとそれに執着しちゃうけど、自分にぴったり合った人なんていない人と人生を共にするのが結婚であり夫婦なんだとしみじみ思う。最後は希望が持てるエンドでよかった。

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    2020年08月09日
  • 黒い結婚 白い結婚

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    結婚にまつわるアンソロジーですが、黒と白でわけたのは面白いです。
    黒の方が他人事と割り切って楽しむには良いかもしれません。
    まあ、結婚がゴールではないので白でも黒でもお好きな話を楽しめば良いのではと思います。
    木原さんの「愛の結晶」はぜひ読むことをお勧めします。これが黒なのかは私にはわからないです。

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    2020年07月21日
  • 彼女に関する十二章

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    50歳になっても、人生はいちいち驚くことばっかり。
    帯の文言。この一文の内容で、共感したり疑問符付けたり面白く読めました。

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    2020年03月26日
  • 彼女に関する十二章

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    50歳、更年期、子どもも手を離れ、自分の時間を持ち、これまでや、今や、これからを考える主婦聖子。
    あるある、な文面も多く、少し理屈っぽい感じもあるけど、共感できた。

    調整さんと自転車に二人乗りのくだりが一番笑えた。

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    2020年03月15日