中島京子のレビュー一覧

  • 冠・婚・葬・祭

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    ネタバレ

    婚のお見合いについての話が印象に残った。恋愛結婚できない人はお見合いでと安易に考えてる若い人もいるけど、見合いは短期決戦。即断しないと話が流れるし、歳を重ねるほど、恋愛とは違い条件が悪くなるという現実をお見合いおばさんの目線から見せてもらい、面白かった。

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    2015年03月14日
  • 冠・婚・葬・祭

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    なぜか、懐かしい昭和の香りがする。
    4編は、登場人物が少しづつ被る。
    他人から見た目と、本人が視点の中心に据えられる印象が違うのが面白い。
    解説が全てを物語っている。
    上手く書けなかった自分の感想とまとめがそこにある気がする。

    良くも悪くも変わって行く、他人同士のコミュニケーションの形を描いている。
    コミュニケーションの形が変わって行く事は、良くも悪くもない。
    そういう、ある意味前向きなお話し。

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    2024年10月27日
  • 桐畑家の縁談

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    『東京観光』を読んで、久々にもっと中島さんの作品を読むかと思い読んだ。最近台湾に行ったりしたこともあり。
    たぶん、今の自分の、いい加減にたゆたう状況に合っているのだろう。一気に読み切れた。
    露子の、日常に退屈してしまっている感じと、佳子の、コミュニケーションの不器用さ。ちょこちょこと共感できるところがあり、考えさせられた。学生の頃、ひたすら日本は生きにくいと思っていた。そうしているのは自分自身に他ならないと思いながらも。それを思い出した。

    終わり方のほっこりした感じと、露子も佳子も、自分の人生をつかんでいくんだろうな、と明るく感じられるところが良かった。

    2014/10/29

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    2014年10月29日
  • 東京観光

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    久しぶりに中島さんの本を読んだ。やっぱり好きだなと思った。ありえない日常だけれど、少し視座を変えるとこんな日常もあるのではないかと。人間のやりとりが生々しいし、生々しいけれどユーモラスで、こんなやりとりができるユニークな人になりたいと思う。
    お気に入りは、『コワリョーフの鼻』と『シンガポールでタクシーを拾うのは難しい』だ。どちらも夫婦が題材だが、やりとりがそれこそ、生々しいのだ。何を相手に求めているのか。それが違和感なく全て入ってくる。『コワリョーフの鼻』はそこに、さらにユーモラスも加わり、ほっこりする内容だった。
    他の中島さんの作品も久々に読んでみようと思った。
    2014/09/27

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    2014年09月28日
  • 東京観光

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    同じ言語を使っていても認識相違があるように、不慣れな言葉同士でわからないところを勝手に補完したらそりゃあ幸せな解釈になるだろうなぁ。
    でもどうせ、完全に相手を理解できないなら可能な限り、勝手な幸せ解釈を身近でしていきたいなと思う次第。

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    2014年09月06日
  • 冠・婚・葬・祭

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    調度お盆時期から読み始めました。タイムリーだったかな。自分の身の回りにあって蓋をしてしまいがちなリアルな現実に目を向けようと思えました。世にも奇妙な~的なもわんとした不思議さが残る短編集です。

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    2014年08月30日
  • さようなら、コタツ

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    ほとほと、と沁みてくる。
    既知が多少増えて、鈍感になった感情をまさぐられるような。なんで理由付けが必要なんだろう。意味を探しちゃうんだろう。

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    2014年07月02日
  • エルニーニョ

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    森のくまさんの歌が聞こえたら、逃げなければならないのよ。
    そんな言葉をきっかけに始まる逃避行の物語。
    中島京子の作品は、どちらかというと昔の物語に今の物語をシンクロさせて話を進めていくイメージが強いのですが、今回の作品は、今の物語に昔の物語を取り込んでいきます。それも、バラバラな話をたくさん、自由自在に。今ここでその話はちょっと無理があるかなと思う話もありますが、その話がこの物語の核になるので、そこは力技で。「イソポ」って。「イソポ」すごい語感ですよね。「イソポ」「イソポ」って言っていると、「イソポ」は絶対にいなくちゃいけなくなってくる。「イソポ」の勝利。そんなところも含めて自由自在です。

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    2014年06月13日
  • ココ・マッカリーナの机

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    数年ぶりに再読。職を変えること、海外へ飛び出すこと。ある程度の年齢になって敢えてそれらをすることで、そしてもちろん本人の人としてのあり方により、考えうる中で最高の経験と結果が得られたのではないか、と感じさせる。

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    2014年05月17日
  • エルニーニョ

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    出て来る男はアホばっかりだしそんなヤツらにコロッと騙される瑛ってどうなのよ?と訝るところも無きにしも非ずなのだが…中島京子ファン限定で話をさせてもらえば今回はクリーンヒットなのだろう。「FUTON」「イトウの恋」でお馴染みの劇中劇も綺麗に纏まっているし逃げ出したニノを盗んだ自転車で捜し求める疾走感は「ハブテトル〜」の大輔を彷彿とさせる。言わば本作は彼女のエッセンスがギュっと濃縮されたような物語なのである。舞台は鹿児島か?生きるべき場所を見つけた砂糖屋の看板娘は純真な黒砂糖のようなニノと三温糖の如く優しいおばあちゃんとともに桜島の噴煙の下で生きていくんだろうね…いいお話でした

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    2014年04月03日
  • エルニーニョ

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    初中島京子作品。とても読みなじみがいい。
    わたしも今の状況から逃げたい。
    逃げてもいいんだよと言われたのかな。

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    2014年03月07日
  • エルニーニョ

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    大学生の瑛は、DVの彼から逃げ回ります。
    行った先で見つけた、子守商店街の昔ながらのお砂糖屋さん。
    そこで、ニノという、7歳の少年と出会います。
    ニノも、ある人物から逃げていて…。
    二人の逃亡劇が始まります。

    この、お砂糖屋さんがなんともレトロでそそられます。
    お砂糖だけのお店って、覗いてみたくなりました。
    ここのおばあちゃんも素敵です。

    ストーリーの中に、変わった挿話が入ってきて、困惑しますが、
    ラストではしっくりします。

    暑い夏を吹き抜ける風を感じる一冊でした。

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    2014年02月09日
  • イトウの恋

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    いつしか加速度的に、早く続きが読みたい、続きが読みたいと思って、駅で電車を乗り換えるときも、改札へ向かうエスカレーターに乗るときも、ずっと手放せずに読んでしまった。
    食べるときは、食べることに集中しようという私の信条(最近はじめた)も破ってしまうほど(簡単だった)ずっと手放せなくて、続きがものすごく気になった。
    すごい推進力のある小説…!

    気になるのは、もちろんIBと、イトウの恋の行方である。
    イトウの想いは、どこへどういくのか、
    彼はどこへ向かうのか。

    ひっぱるのが、「恋の行方」というところがいい。
    サスペンスは数あれど、恋の行方を謎にしたものはそんなにないような気がする。
    「恋の行方、

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    2014年01月18日
  • エルニーニョ

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    同棲相手のDVから逃げ出した小森瑛(コモリテル)は、たどり着いた南国の寂れた商店街で、何者かに追われる少年ニノと出会う...
    章ごとにテルが出会った人や土地まつわる回想や昔話が挟み込まれる形式の小説。
    童謡森のくまさんで、お嬢さんは何から逃げるのか?って考えたこと無かったなぁ。

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    2013年12月30日
  • エルニーニョ

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    帯を見ると逃避の物語のようですが、21歳の娘・瑛(テル)と7歳の少年・ニノの出会いの物語です。テルとニノでテルニノ??エルニーニョはちょっと強引すぎますが。
    物語の途中に強引に持ち込まれる、本筋とは無関係な挿話には驚かされますが、全体の雰囲気を醸し出すには良いアクセントになっているようです。
    久しぶりの中島さんでしたが、楽しめました。

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    2016年06月19日
  • 冠・婚・葬・祭

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    再読
    新人記者が成人式の取材に…「冠」、引退したお見合いおばさんの縁結びの顛末「婚」、社命でおばあちゃんの参列のお供をする「葬」、三姉妹が両親を失った田舎の家に集まる「祭」。連作小説

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    2013年10月05日
  • 均ちゃんの失踪

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    「今ここ」にいない人物である、情報で形作られていく「均ちゃん」。均ちゃんが縁で集められた「今ここ」から「その先」を見つめる三人の女性たち。
    もどかしさやままならないところから、ちょっとばかし抜ける三者のエピソードが気持ちいい。
    岡目八目、自分も端から見たら滑稽なんだろうと思うと、ちょっと楽になる。

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    2013年07月27日
  • FUTON

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    ネタバレ

    友人に勧められて。ゼミで『蒲団』を扱ったのでパロディを十分味わえた。

    「蒲団の打ち直し」というタイトル付けが見事。ストーリーの改変、時雄が焦がれた蒲団の再利用、二つを掛け合わせるプロット構成に思わずニヤリ。ウメキチの若い頃のエピソードでは『白痴』も意識してると思えてさらにニヤリ。主人公の戸惑いぶりも読んでいて微笑ましい。

    原作の『蒲団』では妻目線での語りがない。だから、妻からの視点で『蒲団』というテクストを読めるのは新鮮。さらに『蒲団』のあらすじも分かってしまう。なので、一粒で二度美味しい作品になってる。

    『蒲団』と現代とのリンクが感じられて、「文学史が今に続いてる!」と謎の感動。作品は

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    2013年03月20日
  • FUTON

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    時代、性別、師弟関係が、3セット。少しずつ3セットが重なりあって、なんとも不思議な情報量に膨れていく。それをみる、妻たちのシビアさ!小説「蒲団」の打ち直し(パロディ?リメイク?)と、小説内の布団の打ち直し(リユース)の言葉遊びにシビレる。

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    2012年08月19日
  • 均ちゃんの失踪

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    失踪した均(きん)ちゃんの家に泥棒が入る。
    本人不在のため、
    関係者が集められるがそこに居合わせたのは。

    元妻と彼女を含めた3人の女たち。

    均ちゃんという共通点を持った3人が
    箱根に不思議な旅行に出かける。


    3人それぞれ、
    そして均ちゃんからの視点から物語が出発する短編集。

    放浪癖があって、
    だらしがなくて、
    お金もなくて、
    自由奔放で、
    でも憎めなくて、
    妙な才能を持ってて、
    タイミングが抜群なのに、
    かわいそうな均ちゃん。

    こーゆー人にきっと女性は弱いはず。苦笑

    ってか、私が弱い!笑


    本当に勝手な男なのにね、均ちゃん。苦笑



    本当

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    2012年08月17日