中島京子のレビュー一覧

  • 花桃実桃

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    仕事をやめ、父の残したぼろアパートの管理人になった主人公の日常。
    なかなか濃い入居者とコミュニケーションを取りつつ、父のことや入居者のことを知り、ちょっと成長したり、結婚もがんばればできる、かもしれない。
    あまり卑屈にならない主人公のさっぱり感が読みやすさにつながっている気がします。

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    2024年07月17日
  • いつか、アジアの街角で

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    私の好きな作家、島本理生さん、宮下奈津さん、角田光代さんが入っていたので購入。

    本のタイトルが「アジアの街角で」とあったので、東南アジアを旅するテーマなのかなと思ったら全然違った。
    作品に出てくるのは台湾と香港のみ。しかも、実際に街角を旅するのは1作品だけで、あとは日本の日常風景の中で話が進んでいく。

    全作品を読んで頭に浮かんだのは、「台湾加油」「香港加油」という言葉。(「香港加油」は実際に作品の中に出てくる)
    政治情勢が不安定な二つの街を小説という切り口で応援したかったのではないかと思った。
    島本理生さん、大島真澄さん、宮下奈津さんの話が味わい深くて面白かった。

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    2024年07月07日
  • 花桃実桃

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    43歳の主人公が、亡くなった父のアパートの管理人になり、そこの、ちょっと変わった住人と関わりながら、年齢と向き合い、幸せを探っていく物語、なんだけど、住人がまぁ個性的だし、百人一首が何種類か登場するのですが、主人公の独自解釈にちょっと笑った

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    2024年06月18日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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    子供の頃の記憶だから曖昧というやり方での信頼できない語り手だなあと思っていたら、信頼とかそういうレベルじゃないスケールの話になっていってなんだこれはと思ったりしましたが、そこを問い詰めるのは小説家に聞いちゃいけないことだとおっしゃるのでやめます。面白かった。

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    2024年06月12日
  • 花桃実桃

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    父を急に亡くし、父が残したアパートを相続する。
    管理人となり、住人との関わりの中で知らない父の生き方、新しい自分自身の気づきを知っていく。
    住人が変わった人が多く、主人公目線で話が進められ
    ほんわかした物語。

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    2024年06月07日
  • 小さいおうち

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    <再登録>昭和初期に「小さいおうち」に奉公していた少女の回顧録。
    戦争の気配が色濃くなっていく時代を描いているのに、あくまで平井家周辺は昭和モダンの華やかさを保っています。それだけに美しい光景が失われていく過程は読んでいて悲しくなりました。
    途中で挿入される現代パートでは孫の健史の現代っ子視点にイラっとしましたが、その健史が最終章ではまさかの大活躍。残された人達のすべてを明らかにはしない優しさがよかった。過去は美しいままにしておくのがいいこともあるのでしょう。

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    2024年05月18日
  • 長いお別れ

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    老老介護の問題が赤裸々に描かれています。自分がアルツハイマーになったら、どうなってしまうのか?を考えさせられた。それにしても、昇平さんはいい奥様をもって羨ましい!

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    2024年04月23日
  • 鎌倉の名建築をめぐる旅

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    そのタイトル通り、鎌倉にある様々な建物を紹介してくれる写真集です。鎌倉時代からの神社や、江戸時代の風流人の別荘、近代に作られたレトロな西洋建築等、多彩なラインナップ。ここから改めて数件を実際に訪ねてみました。

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    2024年04月20日
  • 花桃実桃

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    ドラマティックな展開なんてものはなく ゆるゆるしているけれど、この小説の雰囲気みたいなものがとても好きだな、と思った。春のような気分。

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    2024年04月07日
  • 平成大家族

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    普段あまり小説で笑わないのだが、何度か吹き出してしまった。中島京子は今まで真面目な印象だったのでちょっと意外。特に、男衾の学校の名前を何度も間違えるところがなぜかツボだった。
    ドラマにしたら面白そうだけど、読んでいてたまにひんやりする。おばあちゃんの言うチャコちゃんて誰?とか。お母さん、あの先生と?とか。
    引きこもり長男のエピソードが好きだった。

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    2024年03月20日
  • 堤中納言物語

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    虫好きのお姫様、続きは2巻で。どうなってしまったのでしょう、右馬助は。諦めたのか、またの機会を狙ったのか。お姫様は唯我独尊ですが。

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    2024年03月15日
  • 平成大家族

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    面白い!
    何だか安心して読める
    なさそうでありそうな話
    あるある話で共感
    大変だけど平和
    深刻だけど笑える
    よかったです!

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    2024年03月11日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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    以前夏の文庫フェアに入っていて、表紙がかわいくて気になっていたが、レビューを読むとちょっと私の想像(ほっこり喫茶店もの)とは違う感じなので、読まずに数年経ってしまった。読んでみたら、実際、想像とは違う感じで、現実に不可解なファンタジーが入り交じる感じだったのだが、意外に好きな不可思議さだった。
    大人になった主人公の目線から語られる子供時代の、記憶が曖昧な感じや、今思うと…という視点の語りは、このちょっと不思議な世界に妙なリアリティと疑惑を感じさせる。
    著者の中島京子に「これは本当にあったことですか?」と聞いてみたくなる。

    自意識過剰な「学生」の描写が面白くて、そのこじらせた自意識と、草野球チ

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    2024年03月11日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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    淡々としているけど、あたたかい中にほんの少し不気味さも感じる物語だった。周りに大人がたくさんいる風景が自分と重なった。年齢の違いはあったけど、自分が想像してる周りの大人もタタンが思い出すように無意識に脚色されているのかもしれない。小学校に上がる前からタタンは自分を守るのに精一杯だったはずなのに、引っ越す頃には周りの人を気にして気遣う素振りも見せていたのが感慨深かった。

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    2024年03月09日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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    とある気難しいマスターがやっている喫茶店に置かれた、側面に穴を開けられた赤い樽。そこに入り浸るようになった少女の視点で、常連や現れた客との交流から世界を見ていく物語。

    ジャケ買い。中島京子や川上弘美は好きなんだけど、だめな人はダメだし、自分でもはまらないときはいつまでも入り込めなくて困るのだが、本作は1本目でつまずいた以外は問題なく楽しめた。

    常連の老作家に、樽に入った少女という意味で「タタン」と命名され、人と交流は避けているが、他人の言い間違いなどは直さなければ気がすまない少女。非常にアクの強い常連客に、さらに輪をかけてアクの強い客という、短編もで十分楽しめる内容だろう。

    基本的には「

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    2024年03月07日
  • 花桃実桃

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    ほっこりとはまた違うけれど、春の優しい雨のように穏やかな気持ちになれる1冊です。

    主人公が希望に満ち溢れていないし、強い信念をもっているわけでもないのが花桃館の雰囲気とマッチしていると思います。
    何か起きそうで起きない。でも、少しずつ居心地の良い毎日に近づいている。
    そんな様子にホッとしました。

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    2024年02月24日
  • 妻が椎茸だったころ

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    5種類の短編集
    みんな趣が違って面白かった
    表題の 妻が椎茸だった頃
    私も料理しますが、こんな事考えた事ない
    料理の先生は普通の事のように語ってますがw
    ハクビシンを飼う
    エロい部分もあるけど、読者に青年は何者?と考えさせますね
    全体を通して 不思議な物語でした

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    2024年02月23日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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    不思議な読後感。
    経験したことないのに懐かしい感じがするのは
    この本の特徴かもしれない。

    それぞれの距離感が絶妙だったな〜

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    2024年02月15日
  • ムーンライト・イン

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    大人の夢物語のような日々と徐々にあらわになってゆくそれぞれの現実。

    都心から少し離れたある所に暖炉のある元ペンション〝ムーンライト・イン〟がありました。
    そこで暮らすのは車椅子のかおるさん、介護士の塔子さん、看護士のマリー・ジョイとペンションオーナーの虹さん。
    彼らは自分の役割をこなしながら、互いを気遣いながらも必要以上に干渉することなく、細々と日々を過ごしている。
    「ああ、なんかいいなぁ…。」
    と人生も半世紀過ぎて終末へと近づいている私としては素直にそう思う笑
    そんな平和な日々を脅かすかもしれない青年(拓海としてはとばっちり)が加わった頃にムーンライト・インに転機が訪れる。
    お気楽そうに見

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    2024年02月10日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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    現実のような、空想・妄想の思い出なのか不思議な世界。でも、懐かしさもある。自分も喫茶店の常連となり、同じ時間を過ごしてるようにも感じた。

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    2024年02月09日