中島京子のレビュー一覧

  • 平成大家族

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    目次
    ・トロッポ・タルディ
    ・酢こんぶプラン
    ・公立中サバイバル
    ・アンファン・テリブル
    ・時をかける老婆
    ・ネガティブ・インディケータ
    ・冬眠明け
    ・葡萄を狩りに
    ・カラスとサギ
    ・不存在の証明
    ・吾輩は猫ではない

    昨日読んでいた本とは全く違って、世俗の垢やら浮世の義理やらで雁字搦めの家族の話。
    語り手が話ごとに代わっていくけれども、どのエピソード、事件も深刻というには規模が小さく、だからこそ誰に訴えるというわけにもいかずにずっともやもやしているような話ばかり。

    特に世代の近い、主人公の妻・春子の屈託は、膝を打って「わかる!」と言いたくなるほど。
    「いつも大変なんだから、今日くらいはゆっ

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    2024年08月29日
  • 小さいおうち

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    女中さんと奥様の、忠義より優しく友情より固い愛の話
    睦子さんがしていた三つの道の話、タキさんの道は三つ目の道じゃなくて二つ目だったのかな
    でも私は個人的には2人の愛は恋愛のそれじゃないと思いたいけど、どうなんだろう
    これもまた、この世界の片隅に、な話だったな
    タキさんのメモから甥っ子の息子視点に切り替わるのもとても面白かった
    ストーリーも面白いし、その描き方も好き

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    2024年08月26日
  • うらはぐさ風土記

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    この空気感やっぱり好き。お上品ささえ感じる。沙希さんがあの家にこれからも住み続ける姿を想像すると気持ちよい

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    2024年08月22日
  • ムーンライト・イン

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    中島京子さんの「小さいおうち」を読んで気になっていた作家さん。

    登場人物は、車椅子のかおるさん、介護士の塔子さん、看護師のマリー・ジョイ、オーナーの虹さん、そして拓海くん。
    この4人の事情だったり関係だったりが、まさに『大人』という言葉がぴったりの複雑なごちゃっとしたような感情が生まれる。
    踏み込みたい気持ちもあるのか(いや、ないのかもしれない、そこがまた面白いなあ)お互いが深く関わるわけではない。拓海は違ったかもしれないけど。
    きっといい方向に 、ハッピーエンドが待っていると思って読んでいるとうまい具合に期待を裏切られた。

    いつもハッピーエンド、明るい終わり方が好きな私も、こういうテイス

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    2024年08月18日
  • いつか、アジアの街角で

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    不思議な話がたくさんある中、
    私は分かりやすい話が好きなので、
    この中なら、宮下奈都さんのやつが、好き。

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    2024年08月18日
  • 花桃実桃

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    どうやら私は、古いアパートに住む系のお話が好きみたいです。
    (群ようこのれんげ荘とか、乾ルカのてふてふ荘とか)
    今の時代、現実にはこんな関わり方って滅多にないんだろなーと思いつつ。。。
    主人公がとつとつと心情を吐露する感じや、個性的な入居者たちとのコミュニケーションが良いです。
    また一人でアパートに住みたくなりましたw

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    2024年08月18日
  • 小さいおうち

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    女中として働いていたタキおばあちゃんの現在から話は始まります。
    過去の出来事を手記として残すタキ。
    昭和の初め、まだ少女の女中がどのような人生を歩むのか…。

    タキと時子の関係が一言で言い表せないですね。
    使用人と主人ではありつつも、家族でもあり友人でもある。
    なかなか親密な関係。

    このまま時代は流れるのかと思いきや、後半の展開に驚かされます。
    どこまでが真実で、どこからが現実なのか。
    分かるのはタキの時子への愛情と、とてつもない後悔。

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    2024年08月14日
  • いつか、アジアの街角で

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    台湾や香港関連のひとコマ集だった。宮下奈都の作品が入っているので読んだ。さっと読めたからそれなりに面白かったのかな

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    2024年08月11日
  • 小さいおうち

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    子どもに読み聞かせた絵本とおなじタイトルだなと思ったのを思い出した。女中にあがったサキさんの生活が見えるようで昭和を懐かしんだ。
    いえは成城あたりと見当つけて読んでた。

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    2024年07月28日
  • 花桃実桃

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    仕事をやめ、父の残したぼろアパートの管理人になった主人公の日常。
    なかなか濃い入居者とコミュニケーションを取りつつ、父のことや入居者のことを知り、ちょっと成長したり、結婚もがんばればできる、かもしれない。
    あまり卑屈にならない主人公のさっぱり感が読みやすさにつながっている気がします。

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    2024年07月17日
  • 花桃実桃

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    43歳の主人公が、亡くなった父のアパートの管理人になり、そこの、ちょっと変わった住人と関わりながら、年齢と向き合い、幸せを探っていく物語、なんだけど、住人がまぁ個性的だし、百人一首が何種類か登場するのですが、主人公の独自解釈にちょっと笑った

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    2024年06月18日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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    子供の頃の記憶だから曖昧というやり方での信頼できない語り手だなあと思っていたら、信頼とかそういうレベルじゃないスケールの話になっていってなんだこれはと思ったりしましたが、そこを問い詰めるのは小説家に聞いちゃいけないことだとおっしゃるのでやめます。面白かった。

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    2024年06月12日
  • 花桃実桃

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    父を急に亡くし、父が残したアパートを相続する。
    管理人となり、住人との関わりの中で知らない父の生き方、新しい自分自身の気づきを知っていく。
    住人が変わった人が多く、主人公目線で話が進められ
    ほんわかした物語。

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    2024年06月07日
  • 小さいおうち

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    <再登録>昭和初期に「小さいおうち」に奉公していた少女の回顧録。
    戦争の気配が色濃くなっていく時代を描いているのに、あくまで平井家周辺は昭和モダンの華やかさを保っています。それだけに美しい光景が失われていく過程は読んでいて悲しくなりました。
    途中で挿入される現代パートでは孫の健史の現代っ子視点にイラっとしましたが、その健史が最終章ではまさかの大活躍。残された人達のすべてを明らかにはしない優しさがよかった。過去は美しいままにしておくのがいいこともあるのでしょう。

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    2024年05月18日
  • 鎌倉の名建築をめぐる旅

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    そのタイトル通り、鎌倉にある様々な建物を紹介してくれる写真集です。鎌倉時代からの神社や、江戸時代の風流人の別荘、近代に作られたレトロな西洋建築等、多彩なラインナップ。ここから改めて数件を実際に訪ねてみました。

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    2024年04月20日
  • 花桃実桃

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    ドラマティックな展開なんてものはなく ゆるゆるしているけれど、この小説の雰囲気みたいなものがとても好きだな、と思った。春のような気分。

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    2024年04月07日
  • 平成大家族

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    普段あまり小説で笑わないのだが、何度か吹き出してしまった。中島京子は今まで真面目な印象だったのでちょっと意外。特に、男衾の学校の名前を何度も間違えるところがなぜかツボだった。
    ドラマにしたら面白そうだけど、読んでいてたまにひんやりする。おばあちゃんの言うチャコちゃんて誰?とか。お母さん、あの先生と?とか。
    引きこもり長男のエピソードが好きだった。

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    2024年03月20日
  • 堤中納言物語

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    虫好きのお姫様、続きは2巻で。どうなってしまったのでしょう、右馬助は。諦めたのか、またの機会を狙ったのか。お姫様は唯我独尊ですが。

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    2024年03月15日
  • 平成大家族

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    面白い!
    何だか安心して読める
    なさそうでありそうな話
    あるある話で共感
    大変だけど平和
    深刻だけど笑える
    よかったです!

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    2024年03月11日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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    以前夏の文庫フェアに入っていて、表紙がかわいくて気になっていたが、レビューを読むとちょっと私の想像(ほっこり喫茶店もの)とは違う感じなので、読まずに数年経ってしまった。読んでみたら、実際、想像とは違う感じで、現実に不可解なファンタジーが入り交じる感じだったのだが、意外に好きな不可思議さだった。
    大人になった主人公の目線から語られる子供時代の、記憶が曖昧な感じや、今思うと…という視点の語りは、このちょっと不思議な世界に妙なリアリティと疑惑を感じさせる。
    著者の中島京子に「これは本当にあったことですか?」と聞いてみたくなる。

    自意識過剰な「学生」の描写が面白くて、そのこじらせた自意識と、草野球チ

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    2024年03月11日