あらすじ
三十路のひきこもり息子と90歳過ぎの姑と共に、静かに暮らしていた緋田夫妻。ある日突然、破産した長女一家と離婚した次女が戻ってきて、4世代8人の大所帯に! 物置に閉じこもる孫、離婚後に妊娠が発覚した次女、戦中の記憶と現在を混同する姑……平穏を愛する当主・龍太郎の思いをよそに、次から次へと騒動が押し寄せる。悩み多き一家の姿を軽妙に、時にシニカルに描く痛快家族小説。
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Posted by ブクログ
中島京子さんの文章はとても読みやすくて好きですが、この本は、特に面白くて、どんどん進んであっという間に読み終わりました。最後は、まだ終わらないで〜〜って思うくらい笑
家族それぞれが主人公になっていて、他の家族からは見えない部分が沢山あり、皆んな何かしら問題を抱えつつ、でも最後は希望がみえて、読み終わりは爽快な気分でした。
家族の一人一人が憎めない可愛らしさがあり、クスッと笑ってしまう箇所も多くてホッコリしました。
また、こんな本を書いていただきたいです^_^
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『やさしい猫』以来の中島京子さん
おもしろかった〜。
もう気持ちが分かる〜( ・ั﹏・ั)ってのものばかりだった。
家族それぞれの視点からの物語で不器用でまっすぐな人たちばかり。
一気読み❢
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出だしの龍太郎が見ていた世界が1番分かってない場面だった。もしも家を出る兄弟が舞い戻るとか状況に自分がなったならとても上手く付き合うこと出来ない無理だ。本当に勝手だよ、でも結果全員を受け入れる。家族だけど家族じゃない家族の様な事、全員が食事したのが10話って、相当な相関関係だけど、所々で歪が出て物置小屋に克郎が住むとか、でも結果幸せになれるから不思議だね。それぞれの心の中が見て取れるのは良かったよ、克郎の章がなんだか1番印象的だよ、あとカヤノさん。東京バンドワゴン毎年読むけど、真逆だよ。
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楽しくて一気に読んでしまった。
わりと身近に大家族がいるし、私も10年前はまあまあ多い人数だったから状況が想像できちゃう。
作中の緋田家は夫婦と妻の母親と引きこもりの息子で暮らしてた。
そこへ長女の婿が自己破産して一家が押しかけてきた。さらに、次女は離婚して戻ってきた。
それぞれの視点で次々と起こる事件が語られる。
引きこもりの息子が家族からは存在感の薄い人物なのに一番興味そそられた。
実写化する機会があったら、この息子は宮下草薙の草薙をキャスティングしてほしい〜
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最近、中島さんばかり読んでいるけれどこの作品が今のところ一番面白い!計8人、後に9人の大所帯をとてもうまくまとめている。中だるみもない。それぞれに個性の強い緋田家の面々、長男が30歳にしてひきこもりというのがすごく現代ぽいのに悲壮感まるでなし。長男はある時から悟り、むしろ外に出ないということを決断したから天晴。でもその長男がなんと。。タケおばあちゃんのエピソード、長女夫のエピソード素敵だった。山田洋次監督の『家族はつらいよ』を彷彿とさせる。話は違うけれど。誰も不幸にならない良質なホームドラマ、ここに有り。
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東京バンドワゴンと似たような雰囲気かなとおもいきや,わりと暗めな雰囲気でリアルな世界観だった.各家族メンバー視点が切り替わりながら描写されてて,自分とその他の視野や見えてるものに対しての捉え方が違ってて,そうだよなあと思いながら読んでた
出てくる単語で,ああ平成だなあ..って思えた.なつかしい.
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大家族小説と言えば「東京バンドワゴン」を連想するのだが、この小説はあれほどにぎやかで幸せに満ちた一家ではない…いや、静かではないし、とんでもない不幸というのはないし、起こっている事件もあのシリーズでとりあげてもいいようなことばかりなのだが…。
東京バンドワゴンが昭和の良き日のテレビドラマをリスペクトしているなら、こっちはサザエさん、それもアニメじゃなく、長谷川町子が新聞連載した4コマを平成(コロナ以前と言い換えればよいか)に再現した感じ。
どこの家族にもある、下手すると大きな事件につながりかねない火種、そういうものを家族が時にはそろって、時には単独や数名のチームで消していく。そういう雰囲気が、サザエさんっぽいのである。
Posted by ブクログ
「うらはぐさ風土記」、「小さいおうち」を読んですっかり中島京子さんのファンになってしまった。本作品も良い意味で期待を裏切られた。
問題を抱えた家族の詳細を知れば知るほどに荒んだ気持ちになって、どよーんとした空気に耐えられないなぁと思っていたら、あれよあれよという間に、あっけらかんとビックリするような展開に
とっても面白かった。登場人物それぞれの視点の描き方が秀逸❗️
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語り手が変わっていくことで各人各様の悩みがあることがわかります。次から次へ家族が帰ってきて大家族になり、またそれぞれ出ていきます。その過程がとても面白かったです。
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目次
・トロッポ・タルディ
・酢こんぶプラン
・公立中サバイバル
・アンファン・テリブル
・時をかける老婆
・ネガティブ・インディケータ
・冬眠明け
・葡萄を狩りに
・カラスとサギ
・不存在の証明
・吾輩は猫ではない
昨日読んでいた本とは全く違って、世俗の垢やら浮世の義理やらで雁字搦めの家族の話。
語り手が話ごとに代わっていくけれども、どのエピソード、事件も深刻というには規模が小さく、だからこそ誰に訴えるというわけにもいかずにずっともやもやしているような話ばかり。
特に世代の近い、主人公の妻・春子の屈託は、膝を打って「わかる!」と言いたくなるほど。
「いつも大変なんだから、今日くらいはゆっくり休みなよ」と言ってくれるのはありがたいとしても、なんで上から言うの?って思っちゃうよね。
私のペースで私が休んではいけないのですか?と。
久しぶりに会う友達に愚痴ってみようと思っても「あなたは幸せよ」と断じられ、あとは友達の愚痴を聞きながら、吐き出せない思いがずっと消化できずに残っていく。
私の場合は、それは職場の先輩や同期たちだったので、「あー、はいはい」とマウント取らせ放題で聞き流すことも上手くなりましたが。
昭和の大家族は家族全員で食事して、みんなで同じテレビを見るのが当たり前だったのかもしれないけれど、平成の大家族はそれぞれがそれぞれのペースで家族とかかわり、つかず離れずなのがいいのかもしれない。
昭和生まれのわたしですら、常に家族が同じ歩調で生活していくというのはちょっと息苦しい。
主人公の龍太郎は、家族の大事を相談されないきらいはあるけれど、決してないがしろにされているわけではない。
言いたいことを言い合って、けれど決して傷つけあわない。
いい家族だなあと思います。
子どもたちの配偶者も皆いい人。
読んで心がほぐれていくような気がしました。
Posted by ブクログ
普段あまり小説で笑わないのだが、何度か吹き出してしまった。中島京子は今まで真面目な印象だったのでちょっと意外。特に、男衾の学校の名前を何度も間違えるところがなぜかツボだった。
ドラマにしたら面白そうだけど、読んでいてたまにひんやりする。おばあちゃんの言うチャコちゃんて誰?とか。お母さん、あの先生と?とか。
引きこもり長男のエピソードが好きだった。
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ストーリーラインは極めて悲惨、72歳の当主に66歳の妻、30歳の引きこもり長男3人家族に、自己破産した娘婿家族、離婚して未婚の母となる次女、そして姑。よくここまで集めたなといったオールスター軍団がひとつ屋根の下で集う(正確には3つ屋根の下、なんなら一つの敷地でもよい)物語。一つ一つの家族の形は取り出してみると、昔ほどは悲惨ではないが、でもやはり厳しい状況である。そしてそれが一つの敷地に集うとなると通常は「親の育て方が悪い」となるが、それはほとんど感じないのである。なるべくしてなった、そんな自然な形で物語は構成されている。
しかし、である。どことなく明るい。おそらく想像だが少しずつ上向き気味に描かれていて、この展開はあとから振り返るとなるべくしてなったと言いようがない。それは例えば引きこもりがいきなり結婚したり、自己破産した娘婿は新しい生きがいを見つけるし、いじめられないように慎重にストーリー建てした孫は、取り返しのつかない態度を悔い改めることで前向きに吹っ切れ等など。どこはかとなく明るかったものが、物語の展開とともにくっきりとした明るさに変化していうのだ。いつまにかシーンが置き換わる、これを映画ではなんというか知らないが、小説としてはかなり良くできた作りだと思う。
『平成大家族』は『小さなお家』で直木賞を受賞した中島京子の作品。『小さな~』には到達できていないが、全体のトーンを垣間見ることはできる。しかも完全にダークグレーという世界ではなくどちらかと言うと青空が広がる爽快感に包まれる物語で読後感が非常によい。だって、どうみて暗い状況が無頓着な家族のおかげで、明るい喜劇的な小説に仕上がっており、そして最終的には世界と自分の平和を祈ることができるかな!(ご長男とご相談)
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ひきこもりや離婚やシングルマザー。
それぞれが抱えている問題は決して軽い物ではないけれど、
それでも皆が前向きにどこか楽しげに生きていて、
それが軽やかな読後感になりとても気持よく読み終わる事ができました!
これから先もいろんな問題あるだろうけど、
この一家ならだいじょうぶそうですよね。
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「笑顔いっぱいで育ってくれたら」
という言葉を根底に、上にいろいろ乗せてしまう。
すくすく育って
自我が芽生えて
要望を言うようになって
社会に出始めて
解決という頂点への道しるべはきっとなくて、
その都度頭を悩ませるんだろうなぁ。
道のりで歌ったり道草くったり
たまに引き返したり立ち止まったり。
深呼吸、も忘れないようにしておこ。
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出て行った娘たちがそれぞれの理由で戻ってくることになり突然8人の大家族に。
家族個々の視点で描かれているのが面白い。
それぞれ抱えている問題は深刻だったりするけどどこかほのぼのしており悲壮感はなく家族っていいなあと思う読後感。
Posted by ブクログ
序盤は、何とも救いようのない家族が当主・龍太郎宅に集まる描写に、がっかりしながら読み進めた。「さようなら、コタツ」のようにオチのない物語だったらどうしよう、と……でも、尻上がりにジワジワと面白くなってきた。訳あって集まった家族が、それぞれ様々な問題に対峙していくうちに、それぞれが収まるべき鞘に収まっていく。そんな構成に好感が持てた。
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『小さいおうち』しか読んだことがなかった中島京子。直木賞受賞作のそれは映画化されたさいに原作ということで読み、とても心に沁みました。その作風しか知らなかったら、これは森見登美彦などにも通じるコミカルなタッチ。びっくりしましたがさらに好きになりました。
72歳の緋田龍太郎と66歳の妻・春子。90歳を過ぎた姑と30歳のひきこもりの息子との4人暮らし。いろいろ文句はあるものの、穏やかに暮らしていたはずだった。ところが、事業に失敗して破産した長女一家が同居させてくれと言う。続いて次女が出戻ってきて、一気に倍の8人所帯に。
本作はそのひとりずつの目線で語り継ぐ11話。なにしろ1話ごとのタイトルからして面白い。龍太郎が好んで使うややこしい横文字に始まり、「酢こんぶプラン」、「公立中サバイバル」、「時をかける老婆」などなど。特に好きだったのは長女の息子編。家にお金がなくなったせいで、猛勉強して入学した私立から公立への転校を余儀なくされ、公立でどう生き延びるかをひたすら考えます。各話にたびたび姿を現す少しボケ気味の姑もなくてはならない存在。時折声に出して笑ってしまうほどユーモラスでした。
『小さいおうち』以外ノーマークでしたが、これは大人買いしたくなってしまう作家です。
Posted by ブクログ
引きこもりの長男と90歳過ぎの姑と共に穏やかに暮らしていた緋田夫婦のもとへ、自己破産した長女一家(長女、娘婿、その息子)が戻ってくる。程なくして、離婚した次女(妊娠している)までもが戻ってくる。
次から次へと騒動が押し寄せる、てんやわんやの物語。
知らぬへ当主のみ。語り手が変わっていくところが共感でき面白かった。
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緋田龍太郎
緋田家の当主。七十二歳。
緋田克郎
龍太郎の長男。定職につかず一日中家にこもったまま。物置のさとると部屋を交換する。かっつん。
春子
龍太郎の六歳年下の妻。
逸子
龍太郎の長女。夫が事業に失敗し、龍太郎と同居する。
柳井聡介
逸子の夫。事業に失敗して多額の借金を抱え、会社は倒産、自身は自己破産に追い込まれ、都心のマンションも車も一切合財、手放した。
さとる
逸子のむすこ。父の自己破産により、中高一貫の私立校を退学する。物置に立てこもり、二人目の引きこもりになる。克郎と部屋を交換する。地元の桃中に行く。
川島
龍太郎の囲碁仲間の元大学教授。
吉野タケ
龍太郎の姑。
友恵
龍太郎の次女。大学を卒業して都内の出版社に勤めたが、仕事の関係で知り合った新聞記者と恋愛して結婚し、夫の転勤に伴って大阪へ居を移した。が、別れた。駆け出し芸人の若い兄ちゃんとの間に妊娠。
和仁
友恵の元夫。
しんご
漆畑慎吾。友恵の妊娠相手。十四歳年下。うるうるしんご。趣味が編み物。
佐藤耕太
さとるの友人。開蔵中。
小宮山敦
小太りで眼鏡をかけている。桃中。
渡辺力也
桃中。
藤代美緒
桃中。
丸元
理科の先生。
野々原満智子
担任。
小松
男子の体育の先生。
水原
女子の体育の先生。
木村緑
桃中。
田中
クラス委員。
外村
開蔵を辞めることになり、葛城男衾国際教育学園に転校。
チャコチャン
おじいさんの妹で、旅順の印刷所に勤めていた旦那を兵隊に取られた。一年ちょっと、タケと一緒に暮らした。
皆川カヤノ
タケのヘルパー。
セイシロウ
カヤノの元カレ。
まるやまてつお
まるちゃんの猫の手サービス。
丸山
まるやまてつおの両親。農家。
マチャポン
春子の高校時代のお友達。
ヒラメ
オキちゃん
緋田健太郎
友恵の息子。
熱川建夫
しんごより九歳年上の芸人仲間。
横尾幸久
建夫と「タテヲ・ヨコヲ」という名で活動している。
小春崎ユリ
しんごとは芸人学校時代の同期で、いまはうれないお笑い系小劇団員。
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心温まる、わけではないが大家族もの。
中学生以来引きこもりの三十路の息子、卒寿過ぎの姑と共に静かに暮らしていたが。
破産した長女一家、離婚したと思いきや結婚中に浮気した男の子を孕んだ次女が実家に出戻り。
次から次へと事件が巻き起こる。
大家族ものになると、ハートウォーミングなものが多いが本作はそうではない。
どこにでもありそうな、ある家族の物語が綴られる。
『小さなおうち』もそうだったが、中島氏はこういったものを書かせると秀逸ですね。
どんな家庭にも様々なドラマがあるものです。
Posted by ブクログ
緋田家の子供は3人。
長女と次女は結婚して家を出て行った。
長女には男の子が一人いる。
長男はひきこもり。
別棟に妻の母が住んでいるが、それなりに安定した穏やかな生活をしていた。
ところが
長女一家が破産して戻ってきた。
次女も離婚して戻ってきた。
あろうことか、次女は妊娠していたが父親は別れた夫ではない。
11章の各章で、それぞれが語り手となってそれぞれの混乱と状況を語る。
Posted by ブクログ
解説でも言っていたけども。
人気の東京バンドワゴンシリーズにとてもよく似ている話ではあるんだけど。実際問題、こっちの方がよくあるんじゃないかな。と思わされる皮肉のような家族ストーリー。笑笑
東京バンドワゴンは、とにかく家族が仲良しで、ずーっとみんなで一緒!みたいな話が永遠と続きそうな内容だけども。実際は平成大家族のように、みんなそれぞれ大小の不満を抱えてしか同居はできず、ある程度動きが取れるようになったら出て行くっていうのが、ホントだよなぁ。
と。
笑笑
そう考えると、東京バンドワゴンは理想でこちらは現実大家族かな。笑笑
それより、これも大概にしてなかなかない状況ではあるし、大家族になれたらまだいい方な気もするそんな令和ではなかろうかと思いました。
Posted by ブクログ
一気読み。そして初読みの作家さん。とにかく読みやすかったです。本当は平成のうちに読んだほうが良かったのかもf^_^;
まぁフィクションとはいえこんなに大団円で終わって良いものかと、ひねくれ者は思いました。
でもちょっと泣いたり笑ったり共感したりできる本です。不妊治療の辛さにわかるわかると共感し、中学生のいじめに怖っ!とおののき、克郎がんばれとちょい泣きし。
ほか作品も読んでみたいです。
いつもの脳内再生は、龍太郎さんは中村雅俊さん、春子さんは風吹じゅんさん、逸子さんは広末涼子さん、友恵さんは深田恭子さん、克郎くんは松山ケンイチさんでした☆
Posted by ブクログ
30を過ぎた息子、90を過ぎた姑と暮らす夫婦の元へ結婚して出ていった娘たちが戻ってくる。
長女は夫と息子の家族と共に。
次女は離婚して。その後、子供が宿っていることに気付くといった具合。
そこが昔の家族とは違い、平成となっている所以なのだろうなぁ。
2017.12.15
Posted by ブクログ
今週は会社の展示会でずっと有明に出張。最終日の家族向けのイベントには多くの親子連れが朝早くから来られたけれど、私なんて子供にこんなことをしてやったことが無く、皆さん偉いなぁって感心して見てました。
で、嫁さんにリクエストされ買ってきたこの本、夫婦と祖母、引篭りの長男の4人が静かに暮らす家庭に、嫁いだ娘二人がそれぞれ訳ありで複数になって舞い戻り、期せずして4世代同居の大家族になってしまっての物語。
父、母、祖母、息子、娘、孫、娘婿、出入りの介護士…、それぞれの視点から描かれるそれぞれの事情と有り様。空いた時間でサクサクと読めて、時にシニカル、巧いです。
ただ、この家族、春子さんのお友達が言うように「なんのかんの言っても、平和そのもの」で、その緩さに今イチ★付ける気にならなかったですねぇ。
色んな家族の形がありますけど、私の場合、仕事ばかりで、たまに連れて出るのは競馬場しかなかったけれど、それでも曲がらずに育ってくれた息子たちには感謝です。