中島京子のレビュー一覧
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中学校で外国籍の生徒に日本語指導をしています。日本語が専門ではないので、なかなか大変です。子ども達は自分の意思とは関係なく親の都合で連れてこられた子、学校では日本語を使いますが、家では日本語以外の母語を使っています。
夏の研修で、日本の入国管理について学びました。その話を学校司書さんにしたら、この本を貸してくれました。
以前名古屋の収容施設で亡くなられたウィシュマさんが牛久観音の前で撮った写真を見たことがあります。なぜ牛久?と思いましたが、入管と関連性があったのかもしれないですね。研修では、入管審査は審査する人で変わると言われ、いい人に会うかどうかは運ともいわれ?が飛びましたが、この小説の -
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久しぶりにアンソロジーを読んだかも。中島さん、大島さんが初めて…かな?どれも日常な感じでスッと馴染んで読みやすくて、その中に何か引っ掛かるものがあって良かった。
隣に座るという運命について/中島京子
読み始めからスッと読めて、この本読みきれそうだなと思った。なんか途中ふわふわしてて迷子になりそうになったけど、サッと読み終えて面白かったな、と思えた。
月下老人/桜庭一樹
どこかにありそうなハチャメチャストーリー始まって面白かった。
停止する春/島本理生
途中までごちゃごちゃしててわけわからんくなりかけてたけど、後半でスッと収束して心に残った。
P95「生きたいと思うことと、死にたいと思う -
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アメリカ人の夫の浮気をきっかけに八年半の結婚生活を終えて日本に帰ってきたサキは、認知症で施設にいる伯父の家に一人で住み始める。土地の呼び名「うらはぐさ」は、イネ科の植物の名前で花言葉は「未来」だそうだ。小さな庭の実りに喜び、伯父が置いていったお酒を楽しむ姿は幸せそう。母校である女子大の先生として働き、時々生徒たちが遊びに来る。伯父の囲碁仲間で、今でも庭の手入れに来てくれる老人は三年前に超高齢結婚をしていて、小学校の「野菜の先生」をしてくれるよう校長先生に声をかけられたと嬉しそうに報告する。商店街には再開発などの問題もあるが、若い人々も混ざり合い、あちこちで人と人の繋がりができて、変化しながら柔
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初読みの作者さんでしたが、この人のゆったり流れる文章が心地よくって、感性がキラキラしてて、知的好奇心もくすぐるし良質のギャグにも癒さるしエピソードがてんこ盛りで久しぶりに充実した読後感を味わえました。
8歳年下のアメリカ人と離婚して30年ぶりに帰国した日本。今もなお当時の面影が残る商店街を歩きながら2年前まで叔父が暮らしていた一軒家に引越して出身大学の非常勤講師としての生活が始まる。「うらはぐさ」とうイネ科の固有種が生息した台地に人々の歴史を追う物語、トリビアも秀逸です。
主人公、紗季52歳の周りの人々も個性的。庭木の手入れをしてくれる秋葉原の爺さんは植物や鳥の生態に詳しく野菜作りなど教えて -
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お父さんが亡くなってから、母のミユキさんと2人で暮らしてきたマヤ。
保育士として働いていたミユキさんは、東北の被災地で炊き出しを手伝うことになり、そこでスリランカ人のクマさん(クマラさん)と出会います。
娘思いのシングルマザーミユキさんと、真面目で真っ直ぐな青年クマさんは、ミユキさんの母にもようやく許しをもらい、やっとの思いで結婚するのですが、婚姻届を出したあと、在留資格の手続きに東京入国管理局に行ったクマさんは、警察に捕まって収容されてしまいます。
私たちの住む日本という国が、外国人にこんなにも厳しいなんて知らなかった。
日本人同士なら法に触れないのに、外国籍の人と日本人との結婚は何か -
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このタイトルが気になって読まずにはいられませんでした。5篇の短編集ですが、どれも面白かったです。
『妻が椎茸だったころ』は妻を亡くした夫が妻が生前予約していた料理教室に代わりに参加するお話ですが、これは想像力を掻き立てられますね。私は昔何だったのだろう?
そして一時期「石」に興味を持っていた時があったので『蔵篠猿宿パラサイト』のお話はとても楽しく読めました。猿宿温泉も鍾乳洞も実在してないようですが、『宇宙からの色』という小説はあるようなので読んでみたくなりました。
どの短編も不思議な世界観と最後のオチも良く楽しめました。これまで中島京子さんの作品は長編を2冊読んでいますが、私の好みは断然 -
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東京都心にありながら未だ昔の風情が漂う町、うらはぐさ地区。
30年ぶりにアメリカから帰国し、古きよき時代の人情が残るこのうらはぐさの古家で、ひとり暮らしをはじめた熟年女性の日々を描くヒューマンドラマ。
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玄関脇の50㌢四方ほどの土の部分から、蔓性の植物が伸びているのに気がついた。河童の手のひらのような葉を広げ、黄色いつぼみもつけている。
伯父が植えたものか尋ねると、従兄の博満は即座に否定した。伯父は認知症が進み、2年前から施設に入っているからだ。
私の伯父は博満にとっては祖父に当たる。その伯父が住まなくなった家の管理に困っていた博満は、30年ぶりにアメリカから -
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おもしろい。昔の日本語の美しいこと。品があふれてる。言葉尻から人となりまで垣間見れ情景が目に浮かぶ。
コロナや戦争、現代と近しい部分も多く、なんだか似たような状況だと時代は繰り返し、もしやまたここに書かれてるような世界になるのでは!そうなったときのヒントなんかないだろうか。等
現代と照らし合わせながら楽しめたのも良かった。
戦争の描写がなんとも現実的というか、フィクションかもしれないけれど、わたしたちが歴史の教科書を見て知るのは極々一部分で、地震も一緒で同じ日本にいながら全く昨日と同じ生活が続く地域にいる人と被災地の方との認識の違いのように、感じ方や体験が天と地ほど違うということがよくわかっ -
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旅の途中、夜の高原の駅でいきなり雨に会った栗田拓海。
暴風雨の中、たどり着いた元ペンションには、年齢も国籍も違う謎めいた4人の男女が住んでいた。
語り手を変えながら、「ムーンライト・イン」に住む人たちの関係と、それぞれの過去が少しずつ明かされていきます。
ユーモアがたっぷり含まれていて、中島京子さんの描き方が本当に上手いんです。
ミステリーを読んでいるみたいに、物語にどんどん引きずりこまれていきます。
彼女たちは何から逃げて、ここで暮らしているのだろうか。
ここではお互いに助け合い、詮索もされず、夢みたいな生活ができる。
だけどどんなに深い事情があっても、いつまでもここにいるわけにはいかな