中島京子のレビュー一覧

  • うらはぐさ風土記

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    アメリカ人の夫の浮気をきっかけに八年半の結婚生活を終えて日本に帰ってきたサキは、認知症で施設にいる伯父の家に一人で住み始める。土地の呼び名「うらはぐさ」は、イネ科の植物の名前で花言葉は「未来」だそうだ。小さな庭の実りに喜び、伯父が置いていったお酒を楽しむ姿は幸せそう。母校である女子大の先生として働き、時々生徒たちが遊びに来る。伯父の囲碁仲間で、今でも庭の手入れに来てくれる老人は三年前に超高齢結婚をしていて、小学校の「野菜の先生」をしてくれるよう校長先生に声をかけられたと嬉しそうに報告する。商店街には再開発などの問題もあるが、若い人々も混ざり合い、あちこちで人と人の繋がりができて、変化しながら柔軟に進んでいく明るい「未来」が見える良い物語だった。

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    2024年09月23日
  • うらはぐさ風土記

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    初読みの作者さんでしたが、この人のゆったり流れる文章が心地よくって、感性がキラキラしてて、知的好奇心もくすぐるし良質のギャグにも癒さるしエピソードがてんこ盛りで久しぶりに充実した読後感を味わえました。

    8歳年下のアメリカ人と離婚して30年ぶりに帰国した日本。今もなお当時の面影が残る商店街を歩きながら2年前まで叔父が暮らしていた一軒家に引越して出身大学の非常勤講師としての生活が始まる。「うらはぐさ」とうイネ科の固有種が生息した台地に人々の歴史を追う物語、トリビアも秀逸です。
    主人公、紗季52歳の周りの人々も個性的。庭木の手入れをしてくれる秋葉原の爺さんは植物や鳥の生態に詳しく野菜作りなど教えてくれる高等ユーミン。大学生のマーシーは敬語のお使い方が駄目駄目の不思議っ娘。弁論大会でうらはぐさシティの歴史を熱く語りだす。
    土地に根付いた話は結構好きなんです。食卓には自家製野菜が彩を添え、語られる会話もワクワクします。
    寝る前にスティルトンチーズを食べると明晰夢を見るとか、復員兵のPTSDの話で戦後は狼男が結構いたとかも興味深くて、そういった小ネタを投入されるとメラメラきます。
    馴染みの居酒屋も代が替わってたり、少しづつ新陳代謝をくり返し未来へとつながっていく「うらはぐさシティ」。パーツを全とっかえしたテセウスの船は、はたしてテセウスの船と呼べるのかとかゆう哲学まで出てきちゃって好奇心ギラギラで、まったり沁みるコミュニケーションに憧れてしまいます。

    すごく好感度上がってしまいましたので、中島京子さんの過去の作品も追っかけてみたくなりました。

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    2024年09月13日
  • やさしい猫

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    お父さんが亡くなってから、母のミユキさんと2人で暮らしてきたマヤ。
    保育士として働いていたミユキさんは、東北の被災地で炊き出しを手伝うことになり、そこでスリランカ人のクマさん(クマラさん)と出会います。

    娘思いのシングルマザーミユキさんと、真面目で真っ直ぐな青年クマさんは、ミユキさんの母にもようやく許しをもらい、やっとの思いで結婚するのですが、婚姻届を出したあと、在留資格の手続きに東京入国管理局に行ったクマさんは、警察に捕まって収容されてしまいます。

    私たちの住む日本という国が、外国人にこんなにも厳しいなんて知らなかった。

    日本人同士なら法に触れないのに、外国籍の人と日本人との結婚は何かと問題にされるとか、外国人が日本語を読めないのをいいことに、無理やりサインさせて不当に解雇したりとか、理不尽な現状を知って驚きます。

    ミユキさん、クマさん、マヤちゃんの三人は、優秀な弁護士の先生と出会って裁判することを決意します。
    三人で幸せに暮らすための、長い長い戦いが始まるのです。

    この小さな家族の物語は、”きみ"に向けて、娘のマヤの目線でやさしく語られていきます。
    国籍なんて関係なく、この世に生まれてきた一人一人の命がとても尊いものだということを忘れないでいたい。
    少しでも多くの人にこの本を読んでもらえたらよいなと思います。

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    2024年09月12日
  • 堤中納言物語

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    ネタバレ

    河出文庫・古典新訳コレクション、中島京子による現代語訳。 あとがきを読んでびっくりしたのが「ひとつ、大きく決断したのは、挿入される歌を、現代短歌として三十一文字で訳すことだった」。なんと、てっきり原典からの引用だと思っていた短歌は訳者の労作だったのだ! 「原歌への冒瀆、歌人でもない人間が僭越きわまりないという批判には甘んじようと思う。しかし学者ならぜったいにしない蛮行に及ぶのでなければ、小説家が仕事を引き受けた意味はない」という腹に括り方もカッコよく、原作者も草葉の陰で喜んでいるんじゃないかな

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    2024年09月07日
  • うらはぐさ風土記

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    久しぶりの中島京子
    やっぱいいですね~、この方の小説は

    マーシーの敬語が最高
    何故かお酒が飲みたくなる(医師に減らせと言われて実行してるけど、誘われて飲んでしまった)

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    2024年09月04日
  • やさしい猫

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    無知は罪と、改めて思わされました。それも、知らないなんて!と、責め立てられないスタンスなので、じんわり沁みます。解説がまたいい!その通りっ!!はぁ〜めっちゃよかった!!

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    2024年09月04日
  • 妻が椎茸だったころ

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    このタイトルが気になって読まずにはいられませんでした。5篇の短編集ですが、どれも面白かったです。

    『妻が椎茸だったころ』は妻を亡くした夫が妻が生前予約していた料理教室に代わりに参加するお話ですが、これは想像力を掻き立てられますね。私は昔何だったのだろう?

    そして一時期「石」に興味を持っていた時があったので『蔵篠猿宿パラサイト』のお話はとても楽しく読めました。猿宿温泉も鍾乳洞も実在してないようですが、『宇宙からの色』という小説はあるようなので読んでみたくなりました。

    どの短編も不思議な世界観と最後のオチも良く楽しめました。これまで中島京子さんの作品は長編を2冊読んでいますが、私の好みは断然こちらの短編集。興味を引くタイトルの付け方にもセンスを感じました。

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    2024年08月26日
  • やさしい猫

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    とにかく読んでほしい。誰でも読んでほしい。最近読んだ本の中で、これほど「読んでよかった」と思えた本はない。
     とにかく私のイチオシです。読んでください。
     素晴らしい本です。

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    2024年08月08日
  • うらはぐさ風土記

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     東京都心にありながら未だ昔の風情が漂う町、うらはぐさ地区。
     30年ぶりにアメリカから帰国し、古きよき時代の人情が残るこのうらはぐさの古家で、ひとり暮らしをはじめた熟年女性の日々を描くヒューマンドラマ。
              ◇
     玄関脇の50㌢四方ほどの土の部分から、蔓性の植物が伸びているのに気がついた。河童の手のひらのような葉を広げ、黄色いつぼみもつけている。
     伯父が植えたものか尋ねると、従兄の博満は即座に否定した。伯父は認知症が進み、2年前から施設に入っているからだ。

     私の伯父は博満にとっては祖父に当たる。その伯父が住まなくなった家の管理に困っていた博満は、30年ぶりにアメリカから帰国し住まいを探していた私に、格安で貸すことにしたのだった。

     家の中の説明から地域のゴミ出しのルールまで細々と語る博満は、記憶の中の伯父にそっくりだ。そんな博満は私より5歳上だからもう還暦が近い。
     月日の流れをぼんやり考えているうちに、ひと通りの説明を終えた博満は、家賃の振込口座はメールで知らせる旨を告げ、そそくさと帰っていった。

     1人になった私は6畳間にぺたんと座り、ガラス戸の向こうにあるこじんまりした庭を見る。昔からこんなふうだったかなとぼんやり眺めていると、柿の木の葉先からポツンポツンと水滴が落ち始め、すぐにザァーッと激しい雨に変わった。
     久しぶりに見る日本の夕立。東京でのひとり暮らしの始まりを私は実感していた。
      ( 第1話「しのびよる胡瓜」) ※全9話。
        
          * * * * *

     大学卒業後アメリカに渡り、カリフォルニアの大学で職を得た田ノ岡沙希。年下のパートナーと結ばれて、幸せな日々を送っていました。
     風向きが変わったのが、勤務先の大学で沙希の担当する学部の閉鎖が決まったこと。
     夫との間も上手く行かなくなっていた時期でもあり、離婚に踏み切った沙希は、アメリカでの生活にピリオドを打つことにしたのでした。

     30年ぶりに帰国した沙希ですが、両親はすでになく当然実家もありません。でも幸運なことに、母校の女子大から特任教授として迎えられ、住まいも大学近くで空き家になっていた伯父宅を借りられることになりました。
     こうして始まった日本での沙希の生活の様子が、淡々と描かれます。

     大きな事件が起こるわけでもドラマチックな展開が待っているわけでもないのですが、不思議と読まされる作品です。理由はいくつもあります。

     まず1話ごとの分量がちょうどいいこと。読んでいてきれいに頭の中でまとまります。
     それに、各話のタイトルもなかなかシャレていていい。
     「しのびよる胡瓜」。何と素敵なタイトルでしょうか。調べてみたらホントにそんな胡瓜があるので感動しました。 ( メロスリア ペンデュラという種類だそうです。)

     次に、登場人物が実に魅力的な好人物揃いであること。
     特に伯父の友人で庭の植栽の世話をしてくれている秋葉原さんとその妻の真弓さんは、何となく安らぎを感じさせるような、味のある人たちです。
     また、教え子学生のマーシーこと亀田マサミもなかなかいい。おかしな敬語を操り行動も少し変なのですが、本人は至って真面目で一生懸命なところに、しみじみ癒されます。

     そして何より、中島さんの描写が心にしっくりくること。
     大発展を続ける東京都心にあって、取り残されたように昔の姿を保っているうらはぐさ地区。ここで沙希の目にする天気なり植物なり街並みなり料理なりのイメージや風情が、頭の中でふわぁーと広がるのです。
     
     この街で生活することにより、失職や離婚のダメージから少しずつ回復していく沙希の姿が物語の中心ですが、もう1つ物語の核となるのがうらはぐさ地区再開発の話が持ち上がっていることです。
     沙希は、うらはぐさが近代的な街に姿を変えることについて、やむを得ないとは思いつつも受け入れ難い気持ちが拭えません。

     けれど街の商店街で丸秋足袋店を営む秋葉原さん夫妻や、布袋という3代続く焼き鳥屋の店主である田中さんは、もっと恬淡として受けとめています。
     その感覚は、施設に面会に訪れた沙希に伯父が口にしたことば、「いいもんにあれしなさい」によく表れていて、ほのぼのした希望が見えた気がしました。

     中島京子さんの作品世界や文章の持つリズムを私がもともと好きなせいもあるのでしょうが、ずっとつかっていたいぬるめのお風呂のような心地よさが堪能できる作品でした。

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    2024年08月04日
  • 花桃実桃

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    中島さんのちょっと毒のある笑いが好きです。
    ウィットにとんだ優雅な返しも。こんな風に受け答えできたらなぁと憧れる。

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    2024年04月03日
  • ムーンライト・イン

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    旅の途中、夜の高原の駅でいきなり雨に会った栗田拓海。
    暴風雨の中、たどり着いた元ペンションには、年齢も国籍も違う謎めいた4人の男女が住んでいた。

    語り手を変えながら、「ムーンライト・イン」に住む人たちの関係と、それぞれの過去が少しずつ明かされていきます。
    ユーモアがたっぷり含まれていて、中島京子さんの描き方が本当に上手いんです。
    ミステリーを読んでいるみたいに、物語にどんどん引きずりこまれていきます。

    彼女たちは何から逃げて、ここで暮らしているのだろうか。
    ここではお互いに助け合い、詮索もされず、夢みたいな生活ができる。
    だけどどんなに深い事情があっても、いつまでもここにいるわけにはいかないとみんな思っている…。いつまでもこんな生活が続くわけがないと。

    現在の日本が抱えている社会的な問題、日本人が考え直さなくてはいけないと思われる事柄がたくさん書かれていて、フィリピンから来たマリー・ジョイの言動がとても的を得ていて、胸に突き刺さります。

    最後にそれぞれの選んだ道は、どこか安心させてくれるような、何とも言えない独特な面白さがあって、とても楽しめました。

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    2024年03月16日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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    あったかい...
    また好きな本が増えてしまった



    この作品も含め、「ほんとっぽい」小説に出会うたびに、これ実話なのかな?と気になるのだけど、小説家にそれを聞いてはならないらしい。
    確かにそうだ、と納得した。

    小説家はそれが楽しくて書いてるんだろうな。
    真実はこれを書いた私にしか分からない。
    このちょっとした優越感みたいな?
    知らんけど

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    2024年02月24日
  • かたづの!

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    時代小説棚にあるのがわかっていて、どんどん時間が過ぎてしまった。ようやく読めた。読み応え半端ねえ、その分満足感がある。直虎を見ていたので、でも寧々さんは知らなかった、悔し涙。歴史に翻弄されたんだけど、性格そのままで器でした。羚羊の字も良いし、語り口も500年以上生きている筈の伝説ですね。遠野に行った事あるので景色が浮かび、河童が主役ってとても素敵だな、とにかく色々要素が織り込まれて賞も獲れる思います。いやあ読み切ったよ、長いお別れに小さいお家にどんどん読めてる

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    2024年02月14日
  • 東京観光

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    独特の短編の短編集でした。闇、病みのあるのが特徴的なってこと。どんな終わり方とかじゃなくて出だしに問題定期して先に進むのが、どうなって終わるのかと思いながらでしたが、特に解決策がある訳ではなくてアワアワと進んで終わってしまったよ。ポジョも振り回されて、でも受け入れて、ずいぶんやりたい放題だけどと思うけれど。東京観光も不思議だけど、最後に笑ってお別れして良い思い出話でしたね。思ってたのと違うのが1番思う事かも、さよならコタツに平成大家族にの家族ものかなぁなんて勝手に思っていたよう。なんだかめっちゃ読んでる

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    2024年02月14日
  • 冠・婚・葬・祭

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    冠婚葬祭の意味もわからない時期もあったなあー、言葉はわかるのに、意味はと考えると、はて。ダメだね自分。オムニバス4話と非常に読みやすいし、それぞれ引っ掛かる良い話。深く掘り下げない展開、これもまた良いのかな。ちくま文庫はお店に置いてなくて、たまたまジュンク堂で手に取りました。いい出会い、家から500メートルに本屋があった時代もあり、どんどんなくなって今では5キロが1番近いという悲劇。コンビニで本を買ってビニール袋に入れられてしおりも無い、そんな無意味な気分は二度としないので、本屋で本を買うのはやめないので

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    2024年02月14日
  • さようなら、コタツ

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    タイトルが凄い気になって本屋にないけど注文した。思っていたのと違うかも、長いお別れからずっと好きで読んでます。それぞれ起こった出来事が生々しいとかで、こんな一面もあるんだな。アパートが取り壊しになって小学生のマナがお母さんの男の運転で居なくなってで終わるとか物凄い心配だよ。いたずらされてどうにかなるしか思わんて。なんとかしてよ中島京子さん

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    2024年02月14日
  • 花桃実桃

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    構成好きかも。201号室の誰々とか、どんどん登場人物が出てきて展開する。基本茜さん側の話なんだけど、充分に管理人の器があるから、ビックリする出来事はないけど、味わい深いので、管理人か結婚か選択を迫られるのも良いよね。ラストの百人一首の場面がまるで理解出来ず申し訳ない、あそこが作者の肝なのに。小さいお家では羽目を外さないけど、ここは遊びがあって好きです

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    2024年02月14日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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    作者の実話かと思わせる幼い頃の何気ない日常を描けてた。登場人物も独特で、でも味があって、樽の中から見てたんだー。そこでなければダメだったんだー。一気に読めたし、ほっこりしたから。

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    2024年02月14日
  • ゴースト

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    おどろおどろしい感じでもないしゾクゾクもないし、でも前編が幽霊話。もう10冊なるのかなあ、どこも人物像が擦れてないし、亡霊たち曾孫なんか素直で優しいから。戦後の時代だから大変なのもあるけどミシンとか味がある、終わりがあっさりしてるのもあるし、その後どうなるかとかあるけど。

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    2024年02月14日
  • 平成大家族

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    出だしの龍太郎が見ていた世界が1番分かってない場面だった。もしも家を出る兄弟が舞い戻るとか状況に自分がなったならとても上手く付き合うこと出来ない無理だ。本当に勝手だよ、でも結果全員を受け入れる。家族だけど家族じゃない家族の様な事、全員が食事したのが10話って、相当な相関関係だけど、所々で歪が出て物置小屋に克郎が住むとか、でも結果幸せになれるから不思議だね。それぞれの心の中が見て取れるのは良かったよ、克郎の章がなんだか1番印象的だよ、あとカヤノさん。東京バンドワゴン毎年読むけど、真逆だよ。

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    2024年02月14日