あらすじ
目をこらすと今も見える、あなたの隣の幽霊……うっそうとした原宿の館に出没する女の子、戦時中活躍したミシン、ぼけたおじいちゃんが繰り返す謎の言葉、廃虚と化した台湾人留学生寮。温かいユーモアに包まれ、涙がこぼれる七つの幽霊連作集。
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Posted by ブクログ
おどろおどろしい感じでもないしゾクゾクもないし、でも前編が幽霊話。もう10冊なるのかなあ、どこも人物像が擦れてないし、亡霊たち曾孫なんか素直で優しいから。戦後の時代だから大変なのもあるけどミシンとか味がある、終わりがあっさりしてるのもあるし、その後どうなるかとかあるけど。
Posted by ブクログ
魂の執念や記憶、想い、
ありとあらゆる角度からゴーストを書いた作品です。
人を脅かしたり、怨んだりと、幽霊=怖い
というイメージですがこの本の幽霊は全くそんなことは無く、
なんだか少し寂しいものなんだなと思ってしまいました。
語れない魂達の生きた記憶、少し覗いてみませんか…?
ホラー作品ではありませんので、
気になる方は是非読んでみてください。
Posted by ブクログ
色々な角度から「戦争」について知ることのできる幽霊がテーマの短編集。
幽霊は、自らの意思で本当の思いを伝えることはできない。
生きている人間が、自分自身の後悔や罪悪感、不安、喜びなどをきっかけに作り出す思いを勝手に感じているだけという表現に納得した。