中島京子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ぼーっとしたい。
ということで、タイトル買い。
ぼーっとを目指し、あちこちへ。
紀行文としてもおもしろく、
さりげない描写、表現に
さすがだなぁ、と思うこともしばしば。
『ぼーっとする、ぼーっとすると書いてきたが、
本質は「よく生きる」ということだと思う。
理性を保ってよく生きるには、自分が
「ああ、これなら息がつける」と思える
ある程度のスペースと、ほどほどの人との
関わりが必要だ』
という一節。
あぁ、このぼーっとの時間が
作者の次の名作を紡ぎ出すエネルギーに
きっかけになるのだな、と思った。
紹介されたスポットを、ゆっくりと
訪れてみたい。 -
Posted by ブクログ
初読み作家。
ちょっと不思議な大人のおとぎ話みたいな短編集。
文章がシンプルなのに人間味があって、
スッと入ってくる感じがして読みやすく、面白かった!
個人的に好きな話は
1話目の
テレビから外国で起きたニュースが聞こえてきて
そういや昔あの辺りの地域に行ったことあるなぁって思い出す回想シーンが始まり、
そこでたまたま出会ったお婆さんが結構プレイボーイならぬプレイガールで、5人の男と結婚して別れてを繰り返してた人で、
あのお婆さんに助けてもらったのに恩返しできなかったなぁ、、、って友達に話して現実世界に話が戻ってくるんやけど、
このお話の最後の終わり方が世にも奇妙な物語っぽくて良かった!
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Posted by ブクログ
ネタバレこれは好みが分かれる作品のようだ。
私は『かたづの』のような作品が好きなので、中島さんの妖なるものと歴史との絡みは面白いジャンルだと思っている。
今回は「水神」から見た、秀吉の朝鮮出兵の時代。
現代と、水神が記録した歴史を行き来して物語は進むが、水神から見た人間は、なんとも理解し難いほどの野蛮と支配欲を持った生き物だ。実際の歴史ではなく、水神から見た歴史というところが面白い。
水神は戦を止めることはできないが、できるだけ役に立ちそうなヒトに近いて、なんとか種族を守ろうとする。
歴史は事実なのだが、そこに水神が絡むことによって、より歴史の悲しさや虚しさが表れる。
本当にスランプなのかわからないけ -
Posted by ブクログ
ネタバレ何も考えずに読書をのんびり楽しめる一冊。中島京子さんの本は、たぶん4作目?だけど、いつも言葉選びが知的かつユニークで、それなのに文章にクセがなく、人の温かさが感じられて、すばらしい作家さんだと思う。
本書は閉経を迎えるか否か、という年齢の聖子さんを主人公に、人との出会いやちょっとした生活の変化にまつわる心の機微を描いている。あーそういう気持ちになることあるよね、という感情を上手に描くので、追体験ができる。印象的なのは、息子の彼女への感情の変化。愚鈍に見えて、なんでこんな子を、と思っていたのに、頼りにされた瞬間、全力で守ろうとする聖子さん。人と人が交われば、そこには何らかの関係と感情が生まれる、