中島京子のレビュー一覧

  • オリーブの実るころ

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    短編集、なんか読んだことないような不思議な感じだった。表紙の絵の感じでほっこり系かと思ってたが、なんか想像してた中身とはやや違ってたけどおもしろかった

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    2026年09月26日
  • うらはぐさ風土記

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    登場人物たちがどこかトボけていて、愛嬌があり、ユーモアを含んだ文体でストーリーが綴られていく。社会課題やシビアな問題が埋め込まれているけれど、重くならずに、読者は穏やかな気持ちで読み進めることが出来る。

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    2026年09月26日
  • 小さいおうち

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    面白かった!
    女中とその仕える家の話。
    でも過去を語る形だから、語らない部分もある…が最終章でまざまざと語られるので、面白い。

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    2026年09月09日
  • 妻が椎茸だったころ

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    題名が面白くて読んだ本。読みやすい短編が5つ。
    不思議系のお話が多かったです。
    「リズ・イェセンスカの許されざる新鮮な出会い」
    結末を知ってから2度読みで怖くなる話。題名も意味深。
    「ラフレシアナ」
    植物好きにちょっと刺さる。
    「妻が椎茸だったころ」
    男性の私としてはちょっと身につまされますが、この話が一番好きです。
    「藏篠猿宿パラサイト」
    これ絶対パラサイトだわ…。
    「ハクビシンを飼う」
    とある女性の不思議な話。おばさんは誰と暮らしていたのか?

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    2026年09月03日
  • 堤中納言物語

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    読みやすい訳で、和歌を五・七・五・七・七の短歌調で訳してあるのも良かった。根合や貝合といった遊びなど、当時の風俗が分かるのも面白い。

    特に気に入った話は「虫めづる姫君」。現代の漫画に出てきてもおかしくないようなマイペース姫君が主人公で、この時代の短編集にこういうキャラが登場していることに驚いた。続編がありそうな終わり方なのにないのか。相手役(?)の物怖じしないイケメン御曹司といい、ラブコメの第1話を読んだ気分になった。

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    2026年09月01日
  • ムーンライト・イン

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    えーーー!という感じ
    ここで終わっちゃうの??
    と。。。
    何だか不完全燃焼な読後感
    きっとマリージョイの言う通りに
    なる可能性が高いし
    きっと彼女も…とは
    思うのだが。。。

    訪れた住人、それぞれが抱えている悩みは
    重ためなものだった
    かおるさんの話は
    いたたまれない感じ。
    マリージョイも 本当のところは
    どうだったのか…と…
    喫茶店の店主の言葉に
    うんうん。と心の中で賛同した
    そうであってほしいと

    明確な結果は分からない
    けど それがリアル感を出しているとも
    言える。
    よなぁ。。。
    ほのぼのとしているようで
    修羅場あり。な…

    読んでいて ムーンライトインの周りの
    景色が、澄んだ空気が
    伝わってくるようだった
    緑豊かな場所に憧れた

    人間って それぞれ
    本当にいろいろ
    人生。悩み、考え方、個性。
    面白いものだよなぁと思った
    不完全燃焼とは言いつつも
    とても楽しめた作品だった
    それだけキャラひとりひとりに
    愛着を感じたという事だ
    だって 幸せになってほしいもの

    私も。私の人生を
    生きよう

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    2026年08月23日
  • 坂の中のまち

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    ネタバレ

    富山からお茶大に進学し小日向台にある祖母の親友の家に下宿する坂中真智が主人公の連作短編。祖母の親友が実は実祖母で坂オタク。ボーイフレンドになる明大法学部のエイフクは昭和文学オタクで文学関係地あるき大好き。
    フェノロサの妻(切支丹坂)、琴のそら音(幽霊坂)、D坂の殺人事件(団子坂)、機械・春は馬車に乗って(たくさん)、こころ(富阪)と坂にまつわる小説がモチーフに。エイフクからの恋文は黒手組の暗号で解くと「ツキガキレイデスネ」
     読んでいると、本を片手に東京散歩をしているようで。

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    2026年08月10日
  • 小さいおうち

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    ネタバレ

    8月。この時期にたまたま選んだ本がこの本で、読めて良かったと思う。
    戦争は歴史の教科書を通して知ることが多くて、〇〇年〇〇事変勃発、みたいに出来事としての認識だった。戦争が起きていても、どこか他人事で生活が続いていく。でもだんだんと普通の生活が変化していく様が痛いくらいに伝わって、ああ戦争って日常をこうやって壊していくんだな、恐ろしいな、世界中で今もこんな思いをしている人がいるんだな、と今ある平和への感謝と願いが残った。

    この本は最近引っ越したこともあって、なんとなく家(生活)をテーマにした話なのかなと読み始めたので、思っていたストーリーとはだいぶ違った。しかも初めの方は特に展開も無く、ダラダラと話が続いていく印象があって途中で辞めようかと思ったけど読み切って良かった。(その何事もない、ただ平和な日常がどれほど幸せだったか、読み進めていく中で実感する。)
    高台の小さな家が中心となって思い出話を元につながれていくストーリーが、当時のことを伝えてくれる。
    この先もどうか、戦争反対の国でいてくださいお願いします、と思わずにはいられない。

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    2026年08月09日
  • 平成大家族

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    緋田家の主人(72歳の男性 大黒柱だと自分では思っている)その妻・妻の母・息子+戻ってきた娘とその家族の物語
    家族の中には現代の社会問題になっている不登校、引きこもり、シングルマザー、認知症の者がいる

    日々問題が起こり、どうすればいいのだろうか?なぜ自分の家族が⋯と悲観することばかりだがなぜか、この家族はどこかユーモアがあってポジティブな考えなので、読んでいても暗くならないどころか明るくなり、落ち込んでいても物事は好転しないと思わせてくれます
    2024/12

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    2026年08月08日
  • 坂の中のまち

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    中島さんの国文力が存分に発揮されて楽しい。東京の地理には疎いワタシにもワクワク伝わる。好きやなこういうの。

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    2026年07月23日
  • 長いお別れ

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    軽い感じで始まったが、最期まで有り得る話だよなと感じられた。
    認知症の家族はそれぞれ状況は違うが、老老介護は増えているし、子供に負担をかけたくない思いも分かるが自宅で1人でみるのは大変なはず。分からないと投げ出さず、家族の協力が必要だということがこの本を読んで少しでも理解者が増えてほしいと思った。

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    2026年07月18日
  • 今日もぼーっと行ってきます

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    中島さんのぼーっとする小旅行記。ぼーっとするために行く場所・時間の使い方に憧れます。野鳥公園はぜひ行きたい。どの季節も行きたい。伊能忠敬のことも調べて自分なりに踏査してみたい。でも中島さんは仕事だけど自分は趣味でとなると、なかなか足がむかない。休みの日に~色々調べて~・・・ううハードル高っ。交通費だって馬鹿にならないじゃないか。と考えるあたり、ぼーっとするのも難儀である。ぼんやするのは得意だけど、気合を入れてぼーっとするのは苦手なのかもしれないな。

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    2026年07月10日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

    ネタバレ 購入済み

    七人の作家が書く、明日町こんぺいとう商店街の七つの店舗の物語。大山淳子さんの「あずかりやさん」は、、先に読んで知っていたけど、ここから生まれた物語だったんだ。へぇ〜

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    2026年07月04日
  • 妻が椎茸だったころ

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    タイトルに惹かれて購入。短編集。
    結論が明記されることもないし謎解きのようなワクワク感もないけど、どこか不思議なでもなんだか心が揺さぶられるような話が詰まっていた。
    特に椎茸とハクビシンが好きだった。幸せのカタチとか考えてみたり。やけにちらし寿司が美味しそうに思えたり。描写が綺麗で好きな文体だったな。

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    2026年06月29日
  • やさしい猫

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    本を手にした時、少し読んだ時は、あたたかいほっこりする話と思っていたのだけど、読み進んで行くと、違っていて、いい意味で裏切られた。在留外国人のこととか入管のこととか、書かれていることが全てではないだろうけど、知らないことばかりで、もっと知りたいと思った。読後、あたたかい気持ちにはなるけど、それだけではない読み応えのある、視野を広げてくれた本。

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    2026年06月27日
  • やさしい猫

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    高校生の娘マヤの語りでとても読みやすかったのと、外国人という偏見や差別、そしてビザとかの問題など分かりやすく描いていた。

    ただ家族で一緒に過ごしたいだけ。

    とても良い本だった。

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    2026年06月25日
  • 今日もぼーっと行ってきます

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    東京近郊の、ぼーっとできるスポットを巡って書かれた散策記エッセイ。
    田舎者の私からすると、東京なんてどこに行っても人だらけで落ち着かなさそう…というイメージだったのだけど、読んでみると、行ってみたくなる魅力的な場所がたくさんあった。
    特に東京港野鳥公園、小石川植物園、伊能忠敬記念館、そして葛西臨海水族園と西葛西のリトルインディア!
    そこに行くまでで人に酔ってしまいそうな気もするけれど、いつか東京に行く機会ができたら行ってみたい。

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    2026年06月13日
  • 花桃実桃

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    父親の残した3階建てのアパートを相続した花村茜、独身の43歳。花桃館には、父親の愛人の老婆を始め、ウクレレコンテストで生計を立てようとする青年、整形しまくって年齢不詳の女性、勝手に猫を持ち込む探偵、母親に逃げられた子供3人を育てる父子家庭など、難しい店子ばかりであった。

    脱サラしてアパートの管理人になった茜の、各住人とのアレコレを描いたオムニバスタイプの小説。この手の作品の特徴として、普通の勤め人はほぼでてこなくて、無職だったり水商売だったりである。

    それぞれの章では、それぞれの住人とのトラブル込みのやり取りをネタに描いているのだが、単純にキャラクターを動かしてどうってことのない話にとどまらず、百人一首の英訳だったり、小ネタを散りばめて深みを出しているところはさすがである。

    深みをだすというと、コロナビールやオロナミンC、『スイミー』に『ワイルマイギタージェントリー・ウィープス』、あと百人一首の個々の句など実際の固有名詞などが出てくるところが好感を持てた。こういうの、いちいち削る出版社や編集者がいるんですよ。具体性を出したほうが良いんだよ。

    内容的に、採点がちょっと甘いかなとも思うが、シンプルに楽しめる作品で、純文学だのなんだのはございません。それでいい。

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    2026年06月08日
  • 小日向でお茶を

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    コロナ禍による生活の変化、加齢による自分自身の変化。止めることができないなら、受け入れてうまく付き合っていくしかない。そしてどんなときにも、おいしいものや美しいものは、人を救ってくれる。私自身もコロナ禍で、人は身体と心、両方に栄養を必要としていることを実感した。そして、人は人の役に立ちたいというのも、その通り。誰かの役に立っているという気持ちは、生きる支えになると思う。

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    2026年05月26日
  • うらはぐさ風土記

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    新しいものは本当に一瞬でできるけど、古いもの?は、その年数を重ねないことには出来上がらない。
    壊すことより、そのものを活かすことを。
    ただ、「変化」も大事だ!

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    2026年05月24日