【感想・ネタバレ】堤中納言物語のレビュー

あらすじ

作者・編者ともに不詳、ミステリアスでユーモアに溢れる日本最古の短篇物語集『堤中納言物語』。中島京子による名訳により生き生きと蘇る「可笑しみ」を堪能できる10篇を収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

河出文庫・古典新訳コレクション、中島京子による現代語訳。 あとがきを読んでびっくりしたのが「ひとつ、大きく決断したのは、挿入される歌を、現代短歌として三十一文字で訳すことだった」。なんと、てっきり原典からの引用だと思っていた短歌は訳者の労作だったのだ! 「原歌への冒瀆、歌人でもない人間が僭越きわまりないという批判には甘んじようと思う。しかし学者ならぜったいにしない蛮行に及ぶのでなければ、小説家が仕事を引き受けた意味はない」という腹に括り方もカッコよく、原作者も草葉の陰で喜んでいるんじゃないかな

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2024年09月07日

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日本最古の短篇物語集といわれる「堤中納言物語」を楽しめる新訳集。
中島さんのわかりやすくウイットに富む文章が古典嫌いにとっても面白い。

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2025年08月19日

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虫好きのお姫様、続きは2巻で。どうなってしまったのでしょう、右馬助は。諦めたのか、またの機会を狙ったのか。お姫様は唯我独尊ですが。

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2024年03月15日

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日本最古の短編集として素晴らしいと思うし確かにお話ひとつ一つは面白いのだが、わかっちゃいるけど平安時代の制度というか習慣とかが、私にはどうしても気になる。
こんなにほいほい他人の侵入を許したり生活覗き見されたりって、防犯上どうなの?
気に入ったからってさらうって…え、誘拐でしょ?
侍女の手違いで恋人じゃない人と関係もたされる…気持ち悪っ!
そもそも強引に言い寄られたらほぼ拒否権無い平安時代の女性、不憫過ぎる…
『おちくぼ姫』な感じを期待して読んだら、物語以外のところで引っかかりすぎて、集中できなかったのであった。

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2025年02月02日

Posted by ブクログ

平安版恋愛短編小説アンソロジー。
和歌の素養が無いとブンガク出来ない時代の作品集ですが、中島京子さんのおかげで何とか読みました。
いつの時代も、桃色脳のオトコってしょーもないなぁ。

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2024年04月30日

Posted by ブクログ

古典をわかりやすく、人気の作家たちが現代風に翻訳するシリーズ。
源氏物語をはじめ、どうしても面白さを理解できないのだけれど、著者の翻訳本であること、読み人知らずの本であればまだいけるかもと読んでみる。

なるほど、読みやすくクスっと笑えるところも。
この時代の恋愛模様、こんなタッチであれば受け入れやすいかも。

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2024年04月25日

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