【感想・ネタバレ】堤中納言物語のレビュー

あらすじ

作者・編者ともに不詳、ミステリアスでユーモアに溢れる日本最古の短篇物語集『堤中納言物語』。中島京子による名訳により生き生きと蘇る「可笑しみ」を堪能できる10篇を収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

河出文庫・古典新訳コレクション、中島京子による現代語訳。 あとがきを読んでびっくりしたのが「ひとつ、大きく決断したのは、挿入される歌を、現代短歌として三十一文字で訳すことだった」。なんと、てっきり原典からの引用だと思っていた短歌は訳者の労作だったのだ! 「原歌への冒瀆、歌人でもない人間が僭越きわまりないという批判には甘んじようと思う。しかし学者ならぜったいにしない蛮行に及ぶのでなければ、小説家が仕事を引き受けた意味はない」という腹に括り方もカッコよく、原作者も草葉の陰で喜んでいるんじゃないかな

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2024年09月07日

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