中島京子のレビュー一覧
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中島京子さんの作品は、これまで「やさしい猫」しか読んだことがなかったので、このような不思議な作風に最初は驚いたものの、そこには取材の賜物なのか、それとも知識が豊富なのか、本当っぽいんだけれども調べてみたらフィクションであったことと、実際にあったマニアックなエピソードを一緒に盛り込んだ、その混沌としながらも説得力を感じさせるような、確かな世界観の構築に共通したものを感じられたのが、とても印象深い。
そして、本書(2013年作)は『第42回泉鏡花文学賞』受賞作なんだけれども、読んだ印象としては幻想的要素のないものもあったり、怖さだけではなく次第と愛おしさも感じられてくる物語もあってと、やはり -
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Long good-bye 実際にそう表現することがあるのだろうか。緩慢な別離。認知機能の衰え、記憶の喪失は、その人がその人であることからの離別である。
認知症の進行につれ、求められる介護は格段に難しくなる。どう見てもキャパオーバーだが、いっぱいいっぱいになりながらも、母と3人の娘たちは諦めずに奮闘する。父を否定することなく、父のことで姉妹が険悪になってしまうこともない。病状の進行と共に、介護が手に負えなくなってゆく様子は、読んでいても辛い。その一方で、その父に寄り添うことを放棄しない母と娘たちの姿は温かい。どこにあるのかわからない父昇平の気持ちが語られることはないが、不幸ではないと思いたい。 -
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「秀吉の朝鮮出兵」について、河童族(水神)が見聞きしたことを記録した文書「水神夜話」。その内容を、朝鮮出兵の拠点となった佐賀で、現代の作家が、水神と何か関係のありそうな?陶芸家夫妻から聞くという話。
「秀吉の朝鮮出兵」は遠い昔、歴史の授業で習ったけれど、「そういう事実があった」程度しか教わらなかったので、こんなに大勢が亡くなった、16世紀最大規模の国際戦争だったと初めて実感した。
河童の記録という体裁なので、本作には幻想的だったりユーモラスな雰囲気もあるのだけれど…
何故戦争をするのかよくわからないまま始まった戦争であることや、なかなか終わらせることができずに無駄に続けられたこと、トップ(秀 -
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姫路城は忍びよけの為シャガが植わってます。
シャガは根っこからスポッと抜けるそうです。
忍者がシャガを掴んでコロコロリ
子供がシャガを見るたびにコロコロリ~と歌っていたのを思い出しました。
あんまりシャガシャガだったので。
大谷資料館にはアンディ・ウォーホル展に行ったなぁ~
大谷石をしょってのマリリンモンローは迫力あったなぁ。
伊能忠敬が1800年の蝦夷地測量の最初の一歩を踏み出した像があったのは、富岡八幡宮だったなぁ
忠敬もアサリ飯を食べて出かけたのかしら?
ぼーっ とするためには
こんなに事前リサーチがいるの?
来週、池上梅園に行こうと。
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ネタバレ秀吉の朝鮮出兵を止めるべく、水神(河童)が奔走した話を語り継ぐ「水神夜話」を、著者が陶工から聴いてしたためた本。という体をとっている。
水神と人間が目に見えて共存する世界を、史実を背景にして書いている。このよくわからない設定を最後まで読ませるのは、著者の筆力だろう。
ただ、途中で何を読まされているのか、よくわからなくなってくる。登場する河童たちは基本的に人間と似た思考回路を持っているので(「嘘」が理解できないことを除けば)、あまり面白みはなく、河童独特の世界に浸れるわけでもない。また史実がベースになっているが、あくまで河童とそのまわりの人々が主役なので、歴史のダイナミックさに没頭できるわけでも