中島京子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
スカイツリーからの手紙に始まって、東京タワーの返信で終わる短編集。
ジャケットが可愛い!
この表紙からも、東京タワーが視点で遠くにスカイツリーが見えている。
東京タワーがスカイツリーに教えたかった、下界のあれこれは、どれも一見きれいなようで入り込むほどドロドロとした人間のあれこれ。
読んでいて、ちょっと重たくなるようなテーマも含んでいる。
ダイエット応援サイトを運営する女性が、アドバイスを通り越して狂気に近付いてゆく「アフリカハゲコウの唄」。
双子姉妹が住んでいる薔薇屋敷が、実はゴミ屋敷であった「金粉」。ちなみにこの話には更に一段階奥のゾッ、、、が秘められている。
東京タワーがスカイツ -
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Posted by ブクログ
【本の内容】
「結婚することにした」ある日突然、妹から告げられた桐畑露子。
お相手は台湾の青年らしい。
おくてな妹が自分より先に結婚なんて…27歳、無職で妹の家に居候中の露子は、落ち着かないながらもしぶしぶ職探しを始める。
実は彼女も恋人からプロポーズされていたが、乗り気になれないのだった―。
娘の国際結婚に戸惑う両親も巻き込んだ、迷走姉妹のユーモラスでちょっとビターな物語。
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恋愛に恵まれてきた姉が、おくてなはずの妹に結婚で先を越され、その動揺をコミカルだけれど繊細な筆で描く。
行き当たりばったりの結末のように見えて、救済がそこにはある。
文学作 -
Posted by ブクログ
【本の内容】
15年ぶりに、しかも誕生日に、部屋に恋人未満の男を招くことになった36歳の由紀子。
有休を取り、ベッドの到着を待ち、料理を作って待つが、肝心の山田伸夫が…来ない!
表題作ほか、新入りが脱走した相撲部屋の一夜を描く「八十畳」。
やもめ暮らしの大叔父が住む、木造平屋に残る家族の記憶をひもとく「私は彼らのやさしい声を聞く」など、“7つのへやのなか”を、卓越したユーモアで描く傑作短篇集。
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ちょっと探せばどこにでもいそうな、垢抜けない普通の女の人が登場するのですが、その人のキャラクターに引きずられて、友達の日常を見ているような気さえしてくる、なんと