中島京子のレビュー一覧

  • 眺望絶佳

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    スカイツリーからの手紙に始まって、東京タワーの返信で終わる短編集。

    ジャケットが可愛い!
    この表紙からも、東京タワーが視点で遠くにスカイツリーが見えている。

    東京タワーがスカイツリーに教えたかった、下界のあれこれは、どれも一見きれいなようで入り込むほどドロドロとした人間のあれこれ。
    読んでいて、ちょっと重たくなるようなテーマも含んでいる。

    ダイエット応援サイトを運営する女性が、アドバイスを通り越して狂気に近付いてゆく「アフリカハゲコウの唄」。
    双子姉妹が住んでいる薔薇屋敷が、実はゴミ屋敷であった「金粉」。ちなみにこの話には更に一段階奥のゾッ、、、が秘められている。

    東京タワーがスカイツ

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    2015年01月28日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    こんぺいとう商店街の店を舞台にしたアンソロジー。
    カフェスルス、あずかりやさん、伊藤米店、チンドン屋、三波呉服店、キッチン田中、砂糖屋綿貫。

    店がメインのもの、人がメインのもの等作家さんにより色々です。
    伊藤米店(彩瀬まる)は主婦視点の話の中に米店が出てくる。
    日常から逃避したくて非現実的な事を想像しがちだけど、想像に使ってる相手も結局は普通の日常を生きてるんだよね…その辺の表現が上手いなぁと。「さらりと乾いた親しさ」とか。
    キッチン田中も恋愛色強め。そして切ない。

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    2019年05月26日
  • イトウの恋

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    『小さいおうち』が好きだったので、こちらも手に取りました。現代と過去を行き来しながら、「真実」を読み解いていく、というところで系統が同じかなというイメージ。面白かったんだけど、もう少し何か欲しかったな。「語りすぎない」のは良いんだけど、突然物語が切れた印象を受けたので、あと少しだけ。

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    2014年12月12日
  • 均ちゃんの失踪

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    14/12/02

    この世の憂さを忘れるには、目をつぶって寝てしまうのがいちばんいいと思っている均ちゃん。なんて掴み所のないだらしない適当な男なんだと思いつつ、なぜかきらいになれない。均ちゃんは優しくてかわいそうなひとだから。
    景子先生の“筋金入りの楽天的思考”はいいなあ。すごくいい。


    「みんな、いなくなる」
    と、情けない声を出した。
    「均ちゃんが悪いのよ」
    空穂は均ちゃんの頭を抱き寄せ、自分の頬をくっつけて目をつぶった。
    「均ちゃん、四ヵ月もほっぽっとくから、女はみんないろんなこと決めちゃったのよ」(P227 出発ロビー)

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    2014年12月02日
  • さようなら、コタツ

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    初めの方が面白い。というか、はじめにの部分が一番面白い。世界には部屋が無数にあって、それぞれでそれぞれが生活を営んでいる。ふしぎー

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    2014年11月01日
  • 桐畑家の縁談

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    【本の内容】
    「結婚することにした」ある日突然、妹から告げられた桐畑露子。

    お相手は台湾の青年らしい。

    おくてな妹が自分より先に結婚なんて…27歳、無職で妹の家に居候中の露子は、落ち着かないながらもしぶしぶ職探しを始める。

    実は彼女も恋人からプロポーズされていたが、乗り気になれないのだった―。

    娘の国際結婚に戸惑う両親も巻き込んだ、迷走姉妹のユーモラスでちょっとビターな物語。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    恋愛に恵まれてきた姉が、おくてなはずの妹に結婚で先を越され、その動揺をコミカルだけれど繊細な筆で描く。

    行き当たりばったりの結末のように見えて、救済がそこにはある。

    文学作

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    2014年09月19日
  • 東京観光

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    7つの短編。「植物園の鰐」「シンガポールではタクシーを拾うのは難しい」「ゴセイト」「天井の刺青」「ポジョとユウちゃんとなぎさのドライブウェイ」「コワリョーノフの鼻」「東京観光」。
    ピンと来る話もあり、そうでも無い物もあり。
    期待が大きくハードルを上げすぎたかとも思いましたが、ネット上を見てもさほど絶賛はされてないようです。
    7篇のうちの一つ『コワリョーフの鼻』は先日読んだアンソロジー『REBORN』に収録されていた作品でした。

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    2016年05月29日
  • さようなら、コタツ

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    【本の内容】
    15年ぶりに、しかも誕生日に、部屋に恋人未満の男を招くことになった36歳の由紀子。

    有休を取り、ベッドの到着を待ち、料理を作って待つが、肝心の山田伸夫が…来ない!

    表題作ほか、新入りが脱走した相撲部屋の一夜を描く「八十畳」。

    やもめ暮らしの大叔父が住む、木造平屋に残る家族の記憶をひもとく「私は彼らのやさしい声を聞く」など、“7つのへやのなか”を、卓越したユーモアで描く傑作短篇集。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    ちょっと探せばどこにでもいそうな、垢抜けない普通の女の人が登場するのですが、その人のキャラクターに引きずられて、友達の日常を見ているような気さえしてくる、なんと

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    2014年08月29日
  • さようなら、コタツ

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    短編集
    色んな部屋に起こるそれぞれの物語
    中島さんは色んな描写が細かい!それが良かったり、いらなかったり、、、
    読みやすいお話ばかりで、サラサラ読めた。
    題名にもなってる、さようならコタツが一番良かったかな!

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    2014年08月26日
  • イトウの恋

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    維新後間もない日本の奥地を旅する英国女性を通訳として導いた青年イトウは、諍いを繰り返しながらも親子ほど年上の彼女に惹かれていく―。イトウの手記を発見し、文学的背景もかけ離れた二人の恋の行末を見届けたい新米教師の久保耕平と、イトウの孫の娘にあたる劇画原作者の田中シゲルの思いは…。

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    2014年03月30日
  • 均ちゃんの失踪

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    初めての作家さんでしたが、なかなか面白くて一気読みしました。均ちゃんと関わりのある3人の女性が、均ちゃん失踪中に急接近。ありそうでなさそうなお話に先の展開が気になってしまい、読む手を休められなかった。均ちゃんはダメ人間だけどなんだか憎めないなぁ~。最後はちょっとかわいそうだったけど、自業自得ということで。

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    2014年03月17日
  • 小さいおうち

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    ネタバレ

    あぁっ、映画の音楽がジブリっぽいって思ったら久石譲さんかぁ。
    吉岡さんと妻夫木さんが出てるのかーと、読み終わってキャストを調べるなど。映画版は結構違うところが多そうですね。
    音楽の先入観のせいで、風立ちぬみたいなアニメの映画になってもいいんじゃないかなって思ったり。
    実写版のお家はちょっとイメージが違う~。
    も少しやわらかなタッチが欲しい雰囲気。

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    2025年05月28日
  • イトウの恋

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    『ジャーニー・ボーイ』から。いろんな語り口があるんだなあ、と。でも、ま、そっか、と。しかしあっちのイトウくんの方が大人な感じがする。

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    2014年02月23日
  • さようなら、コタツ

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    それぞれの部屋で繰り広げられる人間ドラマの短編集だが、あまり心に残るものがなかった。さらさらっと読める。

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    2014年01月13日
  • エルニーニョ

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    2人が追われていること、行き当たりばったりだけど大切な出会いが続くこと、このふたつが次へ次へと読み進めたくなる理由だった。まるで一緒に旅するみたいに読めて楽しかった。

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    2013年12月31日
  • 桐畑家の縁談

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    医者の卵を恋人に持つ、人もうらやむ状況の露子。
    だけど何故だか幸せそうでは無く、彼と結婚するつもりも無さそう。
    ある日昔の恋人と街で偶然再会したことから、
    その時の大失恋で負った心の傷がまだ癒えておらず
    前に進めなかったことに気付く。

    妹や妹の婚約者を通し、下らない拘りを捨て
    本質的な幸せとは何かに気付く露子。
    過去の恋にケリをつけ、世間体に惑わされず
    これから本当の幸せを掴むんだろうな。
    ほのぼのとしたハッピーなラストが良かった。

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    2013年12月18日
  • 桐畑家の縁談

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    パンチのあるエピソードが多い割に淡々と読み進めることができた。家族ものであり姉妹ものであり恋愛もの、というミックス感にも雑多な感じはなし。

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    2013年11月01日
  • 均ちゃんの失踪

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    再読
    ふらりといなくなった均ちゃんの家に泥棒が入り、均ちゃんの元妻とイマカノら三人が顔を合わせることに

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    2013年10月13日
  • 冠・婚・葬・祭

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    さらりと読みやすく、どれもちょこっと捻りが効いている。
    形骸化したものに対するシニカルな視線がいい。
    個人的には冠と婚が面白かった。

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    2013年09月11日
  • さようなら、コタツ

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    まぁ,自分に小説の鑑賞眼がないのでなんともいえないが,そんな素人を最後まで読ませたのだからそこそこ上手な物語なのかもしれない。今,目次をみて,ぱらぱらやってみても,しばらく前によんだはずなのに,物語がだいたい思い出せる。機会があれば別の作品も読んでみよう。

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    2013年07月23日