中島京子のレビュー一覧

  • ゴースト

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    幽霊をモチーフとした短編7編。原宿の家、ミシンの履歴、きららの紙飛行機、亡霊たち、キャンプ、廃墟、ゴーストライター。

    戦争時代のグレーの夢のイメージ。現代から離れた過去があるところ。

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    2018年04月09日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    森見さんの竹取物語目当てで読んだ。真面目なようで小馬鹿にした感じが面白い。伊勢物語と堤中納言物語も予想外に面白かった。平安時代って和歌のセンスが問われて大変そう。代筆多かったんだろうな…。

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    2018年04月02日
  • ゴースト

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    目には見えないけれど、無力だけれど、人を恨んだり祟ったりもできないけれど、いろんなところにいっぱいいるゴーストたち。そんなゴーストたちを描いた七編の短編集。

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    2018年03月29日
  • ツアー1989

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    なんだか、なんだか不思議な話だった

    ネタあかしが、絶妙で。
    なんとなくスッキリしたような、
    でも冷静に振り返ると、しっかり説明なんてされてないような
    それこそ自分が参加したツアーが
    実は迷子つきツアーだった、ということに
    気づくはずもない、一旅行者のような

    そしてやはり
    アジアの雑踏に、行きたくなった

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    2018年03月18日
  • 冠・婚・葬・祭

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    ネタバレ

    冠婚葬祭にまつわる4つのお話。
    読み進めていくうちに、登場人物のつながりもわかって面白かった。
    中島さんは、日常の風景や登場人物の心情を描くのが本当に上手。
    最後のお盆を読んで、自分自身もお盆の集まりがあった頃を思い出してノスタルジーに浸ってしまった。
    家族のつながり、人とのつながりをもっと大切にしたいと思えた一冊。

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    2018年02月12日
  • ゴースト

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    タイトルから怪談的な話を予想していたのだが、1番心に残ったのは反戦のメッセージだった。特に未練を残して死んだ人たちがあの世に渡る前にいる「キャンプ」の話が印象に残った。

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    2018年02月03日
  • ゴースト

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    ネタバレ

    ミシンの履歴、きららの紙飛行機、キャンプがお気に入りかな。作品によって好き嫌いがありそう。何かしら戦争が絡んでいて、中島さんらしいといえばらしい。けど、思わず涙はしませんでした。

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    2017年12月20日
  • かたづの!

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    女大名、その波乱万丈の一生。

    骨太の歴史小説かと思いきや、河童も出てくるし、羚羊の角が語り手だし、ファンタジーのよう。

    「戦でいちばんたいせつなことは、やらないこと」を信条に祢々は、次々と降り注ぐ過酷な運命に立ち向かう。矜持よりも命。でも、分かり合えないこともある。異なる意見の人もいる。これが祢々の一人称だったら、もっと引っ張られたり、反発したりしたかもしれない。でも、語り手は角なので俯瞰的になっている。河童の話もあって、民話や伝説のようだ。そこが他の歴史小説と違う。

    今年の大河ドラマがちょうど井伊直虎で、祢々も尼になっているからか、どうしても脳内イメージは柴咲コウになってしまう。で、こ

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    2017年12月21日
  • 平成大家族

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    30を過ぎた息子、90を過ぎた姑と暮らす夫婦の元へ結婚して出ていった娘たちが戻ってくる。
    長女は夫と息子の家族と共に。
    次女は離婚して。その後、子供が宿っていることに気付くといった具合。
    そこが昔の家族とは違い、平成となっている所以なのだろうなぁ。

    2017.12.15

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    2017年12月15日
  • ゴースト

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    ゴースト、幽霊に関する短編。
    第一話の『新宿の家』が好き。
    こんなにうっとりしたのなら、相手がゴーストであってもいいじゃない。都会の中で時間が止まったような場所ってそれだけで味があっていいもんだな。

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    2017年12月07日
  • かたづの!

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    江戸時代にたった一人、奥州南部藩に実在した女大名の祢々(後に清心尼)を主人公にした歴史時代小説。
    祢々は八戸南部氏の当主・直政の妻となるが、夫や幼い嫡男が不審な死をとげる。
    これはかねてより八戸を狙っていた叔父の仕掛けた陰謀だと確信した祢々は城を継ぎ、女亭主となった。
    その後も叔父の策略によって次々に襲いかかる難事に翻弄される祢々の長い闘いが始まった―。

    中島さん初の時代小説。
    実在した女大名を描いた物語ということで面白そうだなと思って手に取りましたが、読んでみてびっくり。
    なんと語り手は祢々のそばに寄り添うカモシカで、死んで角だけになっても「片角(かたづの)」として彼女を助けるという存在。

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    2017年12月26日
  • 桐畑家の縁談

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    笑えた小説でした。
    ニヤリというより吹き出す感じ。そんなユーモアが随所に思わぬ所で現れ楽しめました。
    しかし中島さんの作品は、何処か奇妙です。
    ストーリーや設定も多少は奇妙なのですが、それも川上さんや栗田さんの程ではありません。それよりもむしろ視点の奇妙さのようです。正面から描くのではなく、かといって斜に構えて横からでも無く。足の指先にでも目をつけたら、こんな視点になるのかもしれません。
    何かそんな不思議さを感じさせる作家さんです。

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    2017年11月30日
  • 眺望絶佳

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    なんとも風変わりなスカイツリーと東京タワーとの往復書簡。その間に挟まれた8つの短編は、それぞれにまったく別の様相を呈し、相互に繋がりがあるわけでもなし。

    ダイエット中の顧客とその相談に乗る社員。ある出版社の倉庫番だった男との恋を思い返す女社長。なんでも屋の兄弟が関わった老女。地震にあった少年とその両親。ふと足を踏み入れたギャラリーで妙な体験をする女子大生。薔薇屋敷と呼ばれるゴミ屋敷に暮らす老姉妹。初恋の相手と再会して結婚を果たした人。キッズ対象の英会話教室を始めた女性。

    すべてを繋ぐのはただ東京の空。スカイツリーと東京タワーが見つめる空の下、人はあたふたしながら生きています。

    同年代の小

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    2017年09月07日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    【収録作品】一軒目 大島真寿美「カフェ スルス」/二軒目 大山淳子「あずかりやさん」/三軒目 彩瀬まる「伊藤米店」/四軒目 千早茜「チンドン屋」/五軒目 松村栄子「三波呉服店―2005―」/六軒目 吉川トリコ「キッチン田中」/七軒目 中島京子「砂糖屋綿貫」

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    2017年04月06日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    『あずかりやさん』は単行本で読んでいた。このお店は特殊だけど、不思議なお店ばかりが集まる商店街なわけではなく、地元を離れた息子・娘が戻って店を継いだり、幼馴染みがいたりと昔ながらの商店街のお話。

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    2017年03月07日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    明日町こんぺいとう商店街という架空の商店街の短編が詰まったアンソロジー。 各話がどことなく繋がっていて、思わずこの商店街の住人になった気持ちになる。 お気に入りの話は「あずかりやさん」「伊藤米店」。 どちらもほっこりする話である。特に伊藤米店は露店で売っているおにぎりが美味しそうで買いに行きたくなる。 「カフェ スルス」も歳取っても、きゃあきゃあできる人になりたいと思える一話である。

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    2017年01月30日
  • 桐畑家の縁談

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    裏表紙のあらすじとは、中身がだいぶ印象違うなーって思いました。
    露子の性格がなんだかフワフワしてよくわからないからなのか、妹が先に結婚することに焦りを感じてるようにも思えなかったし、しぶしぶ職探しっていうけど、それほど真面目に探してる感じもなかったなあ。
    桐畑氏の稟議書みたいな手紙が一番おもしろかったです。

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    2016年08月02日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    スカイツリーのお膝元の架空の商店街を舞台に、7人の作家さんがお店を開店、短編を繋ぐアンソロジー。

    まず設定が面白い。

    そして文体も手法もそれぞれ違うのに、なんだろう、違和感なく一冊まるっとアンソロジーとしてではなくひとつの作品としてまとまっている印象。

    それぞれの物語にちょっとずつ他のお話のお店が登場して、繋がっている感じがいい。

    よそのお店が出てくると、もう一回その店のお話に戻って読んでしまったりして、実際に商店街を歩くように、あっちこっち寄り道しながら読んでしまう本。

    そして最後のお話のラストのラストで、また一番最初のお店にお客さんを呼び戻しちゃうあたりが、うまいなぁ〜!

    一冊

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    2016年06月27日
  • ココ・マッカリーナの机

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    ココ・マッカリーナのアメリカ滞在記録エッセイ。
    最近中島京子さんの講演を聴く機会があり、とてもほんわかした女性という印象があった。世間の人がしないような勇気ある人生の決断をし長年勤めた会社を辞め、アメリカに渡り、『やらないよりやったほうがいい』と確信をお持ちになるまでのアメリカ滞在のさまざまなお話をとても興味深く読んだ。学校の子供たちとの交流あり、先生の私生活話あり、ステイ先の食事事件あり、多岐におよび、まるで自分が経験しているかのようにさまざまなことが起こって楽しい。
    「今いちばん読んでみたい本」が好き。

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    2016年03月21日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    文学全集なんて・・・!と絶句しないで。このまったく新しいシリーズには漱石も、谷崎も、源氏も古事記も、村上春樹もあります。古典作品は森見登美彦、町田康といった若い作家が訳していてとっつきやすく、この巻の川上弘美訳『伊勢物語』でも、ひたすら恋に泣く男と女の姿が見えてきて古典の印象が変わりますよ◎

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    2016年02月04日