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Posted by ブクログ 2017年05月24日
ゴミ屋敷に住まう高齢姉妹の話に魅かれて。『金粉』なぜこのタイトルなのか。もちろんすぐには分からない。姉妹はふたり仲良く暮らしている。気心分かり合えるのはこの二人だけだから。家を出れば敵ばかり。元は薔薇屋敷、今はごみ屋敷。嫌われる理由は正当にある。でも姉妹にも理由はある。誰も分かってくれないけれど。生...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月06日
ひとつひとつ、後味が悪かったりよかったり、ふしぎだったりいたたまれなかったり、それぞれ読後感の異なる短編、
それぞれも面白いのだけれど、
往信と復信がとても良い具合に包み込んでくれている
復信が何よりもぐっと掴まれるし、
それを読んだ後にもう一度読む往信もいい
毎日毎日みているスカイツリーが
さ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年01月13日
スカイツリーが「小説」の世界に登場している!単行本が刊行された、2012年前後の東京を実感する短編集。
それぞれの人物を描く小説のテーマとしては統一感がないようにも思える。けれども、ブログ形式だったり誰かに話しかける風で話を展開していったり、書簡形式だったりと、表現形式が面白い。
そしてなんといっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年12月08日
東京の片隅でおきたエピソード8編をあつめたもの。冒頭スカイツリーの【往信】、巻末に東京タワーの【復信】が入っているけれど、スカイツリーは書き下ろし。
東京タワーは東京に建ち、東京を眺めているけれど、「私」にできるのは「立つ」ことだけ。でも、それがなにより大事だと「彼女」は言う。この擬人化されたツリー...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月07日
なんとも風変わりなスカイツリーと東京タワーとの往復書簡。その間に挟まれた8つの短編は、それぞれにまったく別の様相を呈し、相互に繋がりがあるわけでもなし。
ダイエット中の顧客とその相談に乗る社員。ある出版社の倉庫番だった男との恋を思い返す女社長。なんでも屋の兄弟が関わった老女。地震にあった少年とその...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月15日
前後にスカイツリーと東京タワーの往復書簡が置かれ、その間に東京に暮らす人々を描いた8つの短編が置かれているという構成です。中の短編は雑誌に書かれたもので、それに前後の往復書簡を足して一冊の本に仕上げられたもののようです。
正直言って、ちょっと戸惑いながら読んでいました。作品もバラバラ感がありますし、...続きを読む
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