中島京子のレビュー一覧

  • 花桃実桃

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    ネタバレ

    初めての作家さんだけど、まず、表紙の可愛さと主人公の年齢に親近感を持ち購入。
    読み始めると、独特な文章に少し違和感があったけど(いちいち主人公をフルネーム呼びするところや、古めかしい言い回しが多い?)、内容はほんわか緩い雰囲気なので読みやすかった。
    1話につき1部屋フィーチャーして話は進んでいく。
    中盤あたりで、このまま特に何もなく終わっちゃうのかしら?と心配になったが、読み進むにつれて、最終話はお父さんが登場か?!とか、茜もいよいよ結婚?!と勝手に私の気持ちが先走ってしまったので、あれれ?という感じで終わってしまった。
    だから、ちょっと物足りないような気もするけど、よく考えると悪くない終わり

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    2021年02月08日
  • 本格王2020

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    【収録作品】「惨者面談」結城真一郎/「アリバイのある容疑者たち」東川篤哉/「囚われ師光」伊吹亜門/「効き目の遅い薬」福田和代/「ベンジャミン」中島京子/「夜に落ちる」櫛木里宇/「時計屋探偵と多すぎる証人のアリバイ」大山誠一郎

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    2021年01月02日
  • 黒い結婚 白い結婚

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    窪美澄さん目当てで読み始めたけれど、このように色々な作家の作品が読めるのは良い事だ。やはり‘白い結婚’ラスト2話が とても良かった。

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    2020年09月20日
  • 黒い結婚 白い結婚

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    結婚にまつわるアンソロジー。
    黒い方が私は好みだな(笑)

    でも、最後の話はちょっとグッと来た。

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    2020年07月19日
  • ゴースト

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    うーん、普通。良くも悪くもない。
    幽霊にまつわる話について短編が7話。
    「きららの紙飛行機」と「亡霊たち」が好き。

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    2020年06月20日
  • イトウの恋

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    情熱的で狂おしく切ない恋のお話だった。海を渡る。

    好きな女ができたなら、追いかけていってつかまえておあげよ。それがつかまる恋ならばね。

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    2020年05月26日
  • ゴースト

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    ゴースト(幽霊)をテーマにした短編集。
    実際に幽霊の登場するものもあり、昔のものの魂みたいなものだったり、様々。
    「キャンプ」に出てくる逸話が、「おさるのジョージ」の作家夫妻の話とそっくり、と思ったら、それをモデルにしていた。なぁんだ(笑)

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    2020年01月22日
  • 彼女に関する十二章

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    面白かったけど少し違和感を感じました。主人公とその夫の性格設定が私には不自然に感じました。性格に微妙に統一感がないというか、知識があるのかないのか分からないところが変な気がしました。こう考える人ならこう考えるはず、これを知らないならこれも知らないはずというのが私の感覚とはズレていて、そういう些細な違和感が私は気になって作品に入り込めませんでした。他の方々のレビューは概ね高評価で面白いとあるので私が変なのでしょうけど…。

    伊藤整の『女性に関する十二章』というエッセイをベースに展開される物語自体はすごく面白いです。うまいこと繋げてくるなぁと感心してしまいます。金を使わない人生を送る片瀬さんやゲイ

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    2019年12月24日
  • かたづの!

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    南部氏が治めていた青森、岩手、秋田にまたがる地。
    その地で生まれ育った袮々は、女大名として手腕を振るう。
    しかしそこに至るには、悲しみと、怒りと、忍があった。

    物語の語り部はアオシシ、羚羊である。
    しかも一本角の!
    彼もまた美しき白い羚羊と出会い、悲しみの別れを経験している。
    死後は霊となり、物語を語り続ける。

    本書で繰り返されるのは、「戦で一番重要なことは戦をやらないこと」だ。
    どこぞの大馬鹿者(それを選んだ有権者も相当程度責任があると思うが)が、我が土地を戦争で取り返しましょうといっていたが、戦争をゲームか何か、血は流さず、自分も死なないと思っているのだろうか?
    それともただ単に、「戦

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    2019年09月22日
  • さようなら、コタツ

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    短編集。表題作が良い。40歳くらいの冴えない男の人が初めて部屋に来る、ウキウキして落ち込んで、でも前向きでグラタンを温めていいことがある。

    あと冒頭の「ハッピーアニバーサリー」女性2人でルームシェアしてる部屋に父親が突然来る、雑貨屋の夢、現実味のある父親、大須磨の弁当。

    「私は彼らのやさしい声を聞く」夢うつつの中の、夫婦の会話。英語の歌、カタカナのヨジジュクゴ、子供の頃に熱を出した記憶。温かく感じられる。
    全部好き。全部、なんとなく温かい話になっちゃうんだなぁ。架空の部屋の、でも実体を感じるお話。

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    2019年07月20日
  • 平成大家族

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    一気読み。そして初読みの作家さん。とにかく読みやすかったです。本当は平成のうちに読んだほうが良かったのかもf^_^;
    まぁフィクションとはいえこんなに大団円で終わって良いものかと、ひねくれ者は思いました。
    でもちょっと泣いたり笑ったり共感したりできる本です。不妊治療の辛さにわかるわかると共感し、中学生のいじめに怖っ!とおののき、克郎がんばれとちょい泣きし。
    ほか作品も読んでみたいです。
    いつもの脳内再生は、龍太郎さんは中村雅俊さん、春子さんは風吹じゅんさん、逸子さんは広末涼子さん、友恵さんは深田恭子さん、克郎くんは松山ケンイチさんでした☆

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    2019年07月09日
  • ゴースト

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    ネタバレ

    *目をこらすと今も見える鬱蒼とした原宿の館に出没する女の子、二〇世紀を生き抜いたミシン、おじいちゃんの繰り返す謎の言葉、廃墟と化した台湾人留学生寮。温かいユーモアに包まれ、思わず涙があふれる7つの幽霊連作集*

    幽霊のお話と言うよりも、目には見えない、あたたかくて柔らかくて大事な何か…のお話。特に「ミシンの履歴」と「きららの紙飛行機」が心に染入る。中島京子さんの、淋しくてやるせないのにほわりと温かな何かが残る読後感が好き。

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    2019年06月19日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    スカイツリー近くにある架空の商店街、明日町こんぺいとう商店街。昭和の香りの商店街のお店を舞台に、それぞれの作家が一話づつ書き下ろす。
    それぞれの話に、他のお店が登場したり…。続編3まで刊行中。

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    2019年03月22日
  • ツアー1989

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    15年前、「迷子付きツアー」なる奇妙なツアーが実施されていたという。現地で不意に姿を消す参加者がいることで他の参加者になんとも言えない喪失感や余韻を残すための手法だという。
    そのツアーに絡む手紙と、それを受け取った15年後の人々の話。

    話の設定を理解するのがちょっと大変。

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    2019年03月21日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    還暦後の遊び場‥探さなくては‥いや、自分で作るのか。さて、私はどんな遊び場を作ろうかな!
    商店街7つのお店の物語、「伊藤米店」が好みかな♪

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    2019年03月02日
  • ゴースト

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    幽霊をモチーフにした7編の連作集。
    7編いずれも、先の戦争と戦後に何らかの関わりを持つ。
    ただ、連作といっても、各作品の舞台や登場人物には何の繋がりもないし、作風も見事なくらいバラバラ。

    ネット上の感想をいくつか眺めてみると、戦争孤児を題材にした『きららの紙飛行機』、SFっぽい作風の『キャンプ』あたりが好評価のようだが、反戦臭が直截的過ぎてやや鼻につく。
    人を描いて教条的になるよりも、『原宿の家』『ミシンの履歴』『廃墟』など、建物やモノに化体して時の流れを感じさせる作品が好ましい。
    そういえば、作者の直木賞受賞作は『小さいおうち』だったね。

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    2019年01月06日
  • ゴースト

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    タイトルの示すとおり、ゴーストの登場する7編からなる短編集。

    幽霊といっても怖がらせるオカルトではなく、背景にある戦争や昭和の設定がうまく生かされていて、現実の出来事とリアルに結びついている。
    亡くなった人たちの切ない思いを、今を生きている私たちが受け継いでいくことの大切さを静かに教えてくれる一冊だった。

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    2018年06月19日
  • ゴースト

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    温かい気持ちになったあとに、思わず涙があふれてしまう。
    ――風格のある原宿の洋館はGHQの接収住宅でもあった。
    そこに小さな女の子はなぜ出没するのか?
    戦時中、「踏めよ 殖やせよ」と大活躍し焼夷弾をあびながらも生き延びたミシンの数奇な運命とは?
    少しぼけた仙太郎おじいちゃんが繰り返す、「リョーユー」という言葉の真意は孫娘に届くのか?
    おさるのジョージの作者たちは難民キャンプで何をしていたのか?
    やわらかいユーモアと時代の底をよみとるセンスで、7つの幽霊を現代に蘇生させる連作集。

    【目次】
    第一話 原宿の家
    第二話 ミシンの履歴
    第三話 きららの紙飛行機
    第四話 亡霊たち
    第五話 キ

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    2018年06月17日
  • ゴースト

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    これだけ科学も医療も発達しているのに、話からにことは数え切れないほどある。
    見えるものだけが真実だとするのはあまりに乱暴で短絡的だ。

    本書は「ゴースト」にまつわる七編の物語だ。
    『ミシンの履歴』
    祖母が使っていたミシンを思い出した。
    祖母は工賃をもらって仕立物をしていたそうだ。
    幼い頃は手作りの手提げや服や色々なものを作ってもらっていたけれど、既製品の方がカッコよく見えて、使うのが少し恥ずかしかった。
    それでも、祖母のミシン部屋は好きで、いつもそこにいたものだ。
    私の思い出はともかくとして、戦前から戦後にかけてミシンがたどった歴史は九十九神と化したミシンの思い出だ。
    必死で生きてきたあの時代

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    2018年06月09日
  • 均ちゃんの失踪

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    ネタバレ

    どうしようもない男は
    優しさとダメさを抱えながら変わらない。変われない。
    一方、女たちは苦しさと対峙して変わってゆく。
    愛情ゆえにその失踪、喪失に悩み、苦しみ、
    もがきながらも自らの想いと闘う。
    ラストに哀しみのなかにスカッとする思い。
    読後に前向きになれたのは、私も女だからかな。

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    2018年05月20日