中島京子のレビュー一覧

  • パスティス ──大人のアリスと三月兎のお茶会

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    元の小説を知らないため、楽しみは少なくて残念です。それでも充分面白かったです。本当に酔っているかのような気分になりました。

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    2025年02月26日
  • 坂の中のまち

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    不思議な話だった。
    坂好きにはたまらないかも。確かに東京は坂が多いです。あとこれに出てくる本を読んでたらもっと楽しいでしょうね。友達のよしんばが面白い。なかんずくとかゆくりなくとか日常生活で使ってみたい。

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    2025年02月13日
  • いつか、アジアの街角で

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    好きな感じの短編集だった。
    特に好きだなと思ったのは、宮下奈都の「石を拾う」と角田光代の「猫はじっとしていない」だった。
    心の底から突き上げてくる怒りをマグマと表現していたり、喪失感からくる寂しさを埋める旅をしてみたり、心の模様を石や猫をモチーフにして上手に描いているところが良かった。
    好きになった作者の他の作品も読んでみたいと思った。

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    2025年02月07日
  • 小さいおうち

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    昭和初期の世の中のイメージが変わりましたね。生活史は政治史や世界史とは違う。男の歴史ではなく市井の歴史、雰囲気が分かりました。ストーリー的には抑え気味で盛り上がりはそんなになく、淡々という感じ。

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    2025年02月05日
  • 堤中納言物語

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    日本最古の短編集として素晴らしいと思うし確かにお話ひとつ一つは面白いのだが、わかっちゃいるけど平安時代の制度というか習慣とかが、私にはどうしても気になる。
    こんなにほいほい他人の侵入を許したり生活覗き見されたりって、防犯上どうなの?
    気に入ったからってさらうって…え、誘拐でしょ?
    侍女の手違いで恋人じゃない人と関係もたされる…気持ち悪っ!
    そもそも強引に言い寄られたらほぼ拒否権無い平安時代の女性、不憫過ぎる…
    『おちくぼ姫』な感じを期待して読んだら、物語以外のところで引っかかりすぎて、集中できなかったのであった。

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    2025年02月02日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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    記憶と自分の繋がりを意識させる豊かな表現と心踊る暖かな出来事の連続。大人になって思い出して、はじめてわかった思い出、記憶の断片から想像力の世界を旅する物語。

    喫茶店を舞台に、死生観やアイデンティティ、恋、人との出会い、家族の話が織りなされる。それぞれのお話しにコーヒーのような甘酸っぱさやほろ苦さが漂う。
    ファンタジー世界と現実世界の境界を崩して夢のごとく人生の記憶を辿る中で、少しずつ「自分」が見えてくるというカラクリが自然な形でじんわり心に入ってきた。

    他者と出会い、言葉を交わし合う中であるいは離れる中で紡がれた途切れ途切れの記憶を、想像や妄想で繋ぎ留めて、今の自分があると思えた。

    読み

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    2025年01月22日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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    タイトルに惹かれて読んだけど、ファンシーすぎてなかなか入り込めなかった。
    地元の野球チームに勧誘されないために、
    喫茶店に入って野球の話が聞こえたら帰るという男性の話が面白かった。
    巻き込まれないために事前に退くというのも手段かもしれない。

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    2025年01月16日
  • いつか、アジアの街角で

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    *あの街の空気が呼びおこす遠い記憶と、かすかな希望、そして――
    人気女性作家6人による、心に染みる珠玉のアジア・アンソロジー*

    どの作家さんのお話もそれぞれの特徴が良く出てるけど、
    全編一様にアジア調の空気が漂っているので統一感もありつつ、
    独特な浮遊感も楽しめる不思議な短編集。

    特に良かったのは、中島京子さんの「隣に座るという運命について」。
    ふわふわと柔らかくて、キュートな登場人物たちと優しい読後感が好き。

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    2025年01月06日
  • 長いお別れ

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    認知症を患うお父さんの世話に向き合う妻と3人の娘達。妻の献身的支えは、愛情から生まれているのに加え、無意識の内にそれは当然の務めとの認識がある様に感じる。
    彼女達は、それでも公的支援としてヘルパーさんやショートステイ等を適宜利用していたと思うが、お父さんがかなり弱って来てから医者が「最後は娘さんの頑張りが必要」と覚悟を求める場面があり、ここには少々違和感を感じた。出版が2018年という事なので、家族で面倒見るのが当然、との意識は今時点よりも強かったのだろう。

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    2025年01月06日
  • 東京観光

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    不思議な不思議な短編集でした。
    植物園に鰐を探しに行く話、天井に女の裸の絵を書いてる男と部屋を交換する話、ムカシハナアルキの話などなど。
    よくわからないのにおもしろかった。

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    2025年01月04日
  • 長いお別れ

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     認知症の家族を支える妻と娘たち。
    ゆっくり進行していく症状と介護の現実の描写がとてもリアルでした。
     決して他人事ではない話だけに、時々胸が締めつけられそうになった。

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    2025年01月04日
  • いつか、アジアの街角で

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    6人の作家さんによるアンソロジー
    アンソロジーは買ったことがなかったのですが装丁のマンゴーかき氷に心奪われて手に取りました。

    「停止する春」心に刺さる。また読み返したい
    「チャーチャンテン」読んでいてワクワクした
    「猫はじっとしていない」蜃気楼のような空気感のある話

    私はこの3つがとても好みでした。台湾、香港旅行好きな方におすすめです。
    なんとなく敬遠していたアンソロジーでしたが読んだことのない作家さんの魅力を知るきっかけになってたまにはこうやって新しく本を開拓していくのもいいなと思いました。

    台湾で食べたマンゴーかき氷はほんとうにおいしかった。。また行きたいなぁ

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    2025年01月28日
  • 坂の中のまち

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    まず、物語の内容が詰め込まれたような装丁画の雰囲気が、細かくていい感じだなと思いました。

    大学進学を機に上京した坂中真智の下宿先は、亡き祖母の親友の久世志桜里の家でした。そこから物語は始まります。

    どこまでが本当なのかと思ってしまうような出来事が続いた物語でした。志桜里さんと真知の祖母の深い繋がり、真知の個性的な友達とのこと、エイフクさんとのやり取りなどと比べて、文豪のことやその小説の中身を深く理解していないと、そうなんだという感じを受けるしかない場面もありました。

    その中で、志桜里さんの話を読むうちに、文豪が住んでいた場所とか、小説に出てきた場所が近くにあるのは、羨ましいなと思いました

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    2024年12月24日
  • 妻が椎茸だったころ

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    どの話も読み終えると不思議な感覚に陥る。どれも愛には変わりないんだろうけど、不思議。最後の一行まで見逃せない話ばかりで、読み手にその後のことを想像させるような話だった。

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    2024年12月19日
  • いつか、アジアの街角で

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    6作家の短編集。

    どの作品も作家さんならではの内容でした。

    大島真寿美のチャーチャンテンがいちばんテーマにも合って良かったな。著者作、最近見かけないな、そろそろかしら。

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    2024年12月18日
  • 夢見る帝国図書館

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    壮大な歴史の物語と、喜和子さんとわたしの交流を織り交ぜたストーリー。
    雄之助くんや織部さんなど、わたしが関わる人達が魅力的。

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    2024年11月19日
  • 平成大家族

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    ネタバレ

    緋田龍太郎
    緋田家の当主。七十二歳。

    緋田克郎
    龍太郎の長男。定職につかず一日中家にこもったまま。物置のさとると部屋を交換する。かっつん。

    春子
    龍太郎の六歳年下の妻。

    逸子
    龍太郎の長女。夫が事業に失敗し、龍太郎と同居する。

    柳井聡介
    逸子の夫。事業に失敗して多額の借金を抱え、会社は倒産、自身は自己破産に追い込まれ、都心のマンションも車も一切合財、手放した。

    さとる
    逸子のむすこ。父の自己破産により、中高一貫の私立校を退学する。物置に立てこもり、二人目の引きこもりになる。克郎と部屋を交換する。地元の桃中に行く。

    川島
    龍太郎の囲碁仲間の元大学教授。

    吉野タケ
    龍太郎の姑。

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    2024年11月12日
  • うらはぐさ風土記

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    うらはぐさと呼ばれる地区にある叔父の家にアメリカ生活を終え離婚して引っ越してきた女性が周囲の人たちとゆるい接点を持ちながら過ごしていくお話。近所の人たちとの関わりって何でもないように見えて、いざとなれば深く強いものなんだろうなと思った。

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    2024年11月01日
  • オリーブの実るころ

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    結婚、家族にまつわる6つの物語。
    家族って他人と簡単に言ってしまえるほど遠い存在でもなく、よく考えると難しい関係だよなと思った。
    距離感って難しい。
    幸せの形は人それぞれ。

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    2024年10月29日
  • いつか、アジアの街角で

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    アジアというか東南アジア大好きな私にとって、なんとなくふわっと面白い短編集でした。

    一番好きだったのは、「月下老人」

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    2024年10月23日