中島京子のレビュー一覧
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6人の作家さんによるアンソロジー
アンソロジーは買ったことがなかったのですが装丁のマンゴーかき氷に心奪われて手に取りました。
「停止する春」心に刺さる。また読み返したい
「チャーチャンテン」読んでいてワクワクした
「猫はじっとしていない」蜃気楼のような空気感のある話
私はこの3つがとても好みでした。台湾、香港旅行好きな方におすすめです。
なんとなく敬遠していたアンソロジーでしたが読んだことのない作家さんの魅力を知るきっかけになってたまにはこうやって新しく本を開拓していくのもいいなと思いました。
台湾で食べたマンゴーかき氷はほんとうにおいしかった。。また行きたいなぁ -
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ネタバレ緋田龍太郎
緋田家の当主。七十二歳。
緋田克郎
龍太郎の長男。定職につかず一日中家にこもったまま。物置のさとると部屋を交換する。かっつん。
春子
龍太郎の六歳年下の妻。
逸子
龍太郎の長女。夫が事業に失敗し、龍太郎と同居する。
柳井聡介
逸子の夫。事業に失敗して多額の借金を抱え、会社は倒産、自身は自己破産に追い込まれ、都心のマンションも車も一切合財、手放した。
さとる
逸子のむすこ。父の自己破産により、中高一貫の私立校を退学する。物置に立てこもり、二人目の引きこもりになる。克郎と部屋を交換する。地元の桃中に行く。
川島
龍太郎の囲碁仲間の元大学教授。
吉野タケ
龍太郎の姑。
友恵
龍太郎の次女。大学を卒業して都内の出版社に勤めたが、仕事の関係で知り合った新聞記者と恋愛して結婚し、夫の転勤に伴って大阪へ居を移した。が、別れた。駆け出し芸人の若い兄ちゃんとの間に妊娠。
和仁
友恵の元夫。
しんご
漆畑慎吾。友恵の妊娠相手。十四歳年下。うるうるしんご。趣味が編み物。
佐藤耕太
さとるの友人。開蔵中。
小宮山敦
小太りで眼鏡をかけている。桃中。
渡辺力也
桃中。
藤代美緒
桃中。
丸元
理科の先生。
野々原満智子
担任。
小松
男子の体育の先生。
水原
女子の体育の先生。
木村緑
桃中。
田中
クラス委員。
外村
開蔵を辞めることになり、葛城男衾国際教育学園に転校。
チャコチャン
おじいさんの妹で、旅順の印刷所に勤めていた旦那を兵隊に取られた。一年ちょっと、タケと一緒に暮らした。
皆川カヤノ
タケのヘルパー。
セイシロウ
カヤノの元カレ。
まるやまてつお
まるちゃんの猫の手サービス。
丸山
まるやまてつおの両親。農家。
マチャポン
春子の高校時代のお友達。
ヒラメ
オキちゃん
緋田健太郎
友恵の息子。
熱川建夫
しんごより九歳年上の芸人仲間。
横尾幸久
建夫と「タテヲ・ヨコヲ」という名で活動している。
小春崎ユリ
しんごとは芸人学校時代の同期で、いまはうれないお笑い系小劇団員。
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表紙のイメージからてっきり「食べ物」「旅」のアンソロジーかと勘違い。実際は台湾や香港を感じられるアンソロジーでした。
特に好きだったのは、
「隣に座るという運命について」
幽霊疑惑のエイフクさんとのクスリとなるエピソードが好きでした。大学生が描かれており、懐かしい気持ちにもなりました。
「チャーチャンテン」
初読みの作家さん。何だか“縁”を思わせるストーリーも、作品に漂うごちゃごちゃしてるけど安心感のある雰囲気も、とても心地よくて好みでした。
「停止する春」
「あぁ、これは…」。心が痛むのに読まずにいられない。言葉が自分のなかに爪痕を残していくような妙にあとを引く感じ。島本さんの心理描写にひかれました。
角田光代さんの短編「猫はじっとしていない」では、ストーリーとはまた別に、猫の町がすごく気になりました。
アンソロジーは初読みの作家さんとの出会いが嬉しい!
今回は大島真寿美さんとの出会いが嬉しい。
他作品も読んでみたい。 -
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ネタバレ戦争に向かっていく日本と、当時生きていた人たちの生活・認識がタキさんの手記という形で細かく描かれていて、とても面白かった。
最終的には現代に戻ってきて健史視点で描かれるように視点が切り替わった瞬間は驚きがあったものの、全体的にはそこまで複雑な物語ではなく、どちらかというと戦争当時の様子を感じられる読み物という面白さが強かったように感じる。
また、私がこれまで読んできた戦争ものとは違い、たとえば戦争に対してどこか他人事と思っている人たち、そんななかでもジワジワと戦争が生活に染み出してくる様子が描かれていて、なんだかとてもリアルに感じられた。
タキさんが女中として働いていた一家の奥様・時子さんはかなり魅力的な女性で、板倉さんだけではなく友人の睦子さんやタキさんまで魅了していたことが最終的にわかる。
実際、タキさんの手記に登場する時子さんは、とてもかわいらしい女性だった。
そして、板倉さんが戦後の作品「小さいおうち」で2人の親密な女性を「聖なるもの/守るべきもの」として描いていることがとても素敵だと思った。
思い出の家もなくなり、当事者もみんな亡くなった時代においても、2人の親密さが形として残っていることが非常に尊く、切ない気持ちになった。 -
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暑い夏の小旅行のお供にと手にした文庫。
台湾多めのアンソロジーで、待ち時間にちょこちょこと読むのに丁度よかった。
台湾には若い頃訪れたことがあるけれど
桜庭一樹さんも角田光代さんも描いていた「月下老人」は聞いたことがなかった。
角田光代さんの猫をモチーフにした輪廻にまつわる短編が、ぼんやりとした結末にも関わらずグッときた。(やっぱり角田さんといえば猫ですね…)
私自身に前世の記憶はないけれど、私の姉もひょんなことから前世の記憶が蘇ったという。
角田光代さんの前世の記憶が気になる…
前世の記憶はないけれど、私も生まれ変わったら出逢うべき人に出逢えるようにいつか月下老人にお参りに行きたい。