中島京子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
八ヶ岳を望む高原にある元ペンション「ムーンライト・イン」。事情を抱えそれぞれの居場所から逃げてきた3人の女性と老齢のオーナーが暮らすその場所に、職場を突然解雇され自転車旅行中の35歳・栗田拓海が迷い込むところから始まるちょっと奇妙で、それでいて優しくて、夢のような生活。
年齢も国籍も性別もさまざまな5人の日常は互いに問題を抱えていることを知りながら、決して過剰に踏み込まず、思いやりと節度を持って流れていく。その加減が実に心地いい。
それぞれの問題はなかなか深刻なのだが、先送りして過ごす日々は長く続くことはないとわかっているだけに、楽しいけどどこか寂しい。
社会的な問題をさりげなく盛り込み -
Posted by ブクログ
なんだか不思議な話だった。
子供の頃の記憶は、なんとなく…であり、本当のことだったのかわからないこともある。
タタンと自分が似ているようなところもあって懐かしい気持ちで読めた。
私も小学校に入学した頃は学校に馴染めず、近所に飼われていた犬が大好きで、帰宅してからよくその家に犬を見に行っていた。
そのうち飼い主さんが家にあげてくださるようになり…。
ただ、どんな話をしたのか全く思い出せない。
ある時、我が家でも犬を飼うことになりいつの間にかその犬に会いに行くこともなくなり、飼い主さんも引っ越しをされて。
なんだか、飼い主さんとワンちゃんにお礼を伝えたくなりました。