中島京子のレビュー一覧

  • いつか、アジアの街角で

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    6人の作家さんによるアンソロジー
    アンソロジーは買ったことがなかったのですが装丁のマンゴーかき氷に心奪われて手に取りました。

    「停止する春」心に刺さる。また読み返したい
    「チャーチャンテン」読んでいてワクワクした
    「猫はじっとしていない」蜃気楼のような空気感のある話

    私はこの3つがとても好みでした。台湾、香港旅行好きな方におすすめです。
    なんとなく敬遠していたアンソロジーでしたが読んだことのない作家さんの魅力を知るきっかけになってたまにはこうやって新しく本を開拓していくのもいいなと思いました。

    台湾で食べたマンゴーかき氷はほんとうにおいしかった。。また行きたいなぁ

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    2025年01月28日
  • 妻が椎茸だったころ

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    どの話も読み終えると不思議な感覚に陥る。どれも愛には変わりないんだろうけど、不思議。最後の一行まで見逃せない話ばかりで、読み手にその後のことを想像させるような話だった。

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    2024年12月19日
  • いつか、アジアの街角で

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    6作家の短編集。

    どの作品も作家さんならではの内容でした。

    大島真寿美のチャーチャンテンがいちばんテーマにも合って良かったな。著者作、最近見かけないな、そろそろかしら。

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    2024年12月18日
  • 夢見る帝国図書館

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    壮大な歴史の物語と、喜和子さんとわたしの交流を織り交ぜたストーリー。
    雄之助くんや織部さんなど、わたしが関わる人達が魅力的。

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    2024年11月19日
  • 平成大家族

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    ネタバレ

    緋田龍太郎
    緋田家の当主。七十二歳。

    緋田克郎
    龍太郎の長男。定職につかず一日中家にこもったまま。物置のさとると部屋を交換する。かっつん。

    春子
    龍太郎の六歳年下の妻。

    逸子
    龍太郎の長女。夫が事業に失敗し、龍太郎と同居する。

    柳井聡介
    逸子の夫。事業に失敗して多額の借金を抱え、会社は倒産、自身は自己破産に追い込まれ、都心のマンションも車も一切合財、手放した。

    さとる
    逸子のむすこ。父の自己破産により、中高一貫の私立校を退学する。物置に立てこもり、二人目の引きこもりになる。克郎と部屋を交換する。地元の桃中に行く。

    川島
    龍太郎の囲碁仲間の元大学教授。

    吉野タケ
    龍太郎の姑。

    友恵
    龍太郎の次女。大学を卒業して都内の出版社に勤めたが、仕事の関係で知り合った新聞記者と恋愛して結婚し、夫の転勤に伴って大阪へ居を移した。が、別れた。駆け出し芸人の若い兄ちゃんとの間に妊娠。

    和仁
    友恵の元夫。

    しんご
    漆畑慎吾。友恵の妊娠相手。十四歳年下。うるうるしんご。趣味が編み物。

    佐藤耕太
    さとるの友人。開蔵中。

    小宮山敦
    小太りで眼鏡をかけている。桃中。

    渡辺力也
    桃中。

    藤代美緒
    桃中。

    丸元
    理科の先生。

    野々原満智子
    担任。

    小松
    男子の体育の先生。

    水原
    女子の体育の先生。

    木村緑
    桃中。

    田中
    クラス委員。

    外村
    開蔵を辞めることになり、葛城男衾国際教育学園に転校。

    チャコチャン
    おじいさんの妹で、旅順の印刷所に勤めていた旦那を兵隊に取られた。一年ちょっと、タケと一緒に暮らした。

    皆川カヤノ
    タケのヘルパー。

    セイシロウ
    カヤノの元カレ。

    まるやまてつお
    まるちゃんの猫の手サービス。

    丸山
    まるやまてつおの両親。農家。

    マチャポン
    春子の高校時代のお友達。

    ヒラメ

    オキちゃん

    緋田健太郎
    友恵の息子。

    熱川建夫
    しんごより九歳年上の芸人仲間。

    横尾幸久
    建夫と「タテヲ・ヨコヲ」という名で活動している。

    小春崎ユリ
    しんごとは芸人学校時代の同期で、いまはうれないお笑い系小劇団員。


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    2024年11月12日
  • うらはぐさ風土記

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    うらはぐさと呼ばれる地区にある叔父の家にアメリカ生活を終え離婚して引っ越してきた女性が周囲の人たちとゆるい接点を持ちながら過ごしていくお話。近所の人たちとの関わりって何でもないように見えて、いざとなれば深く強いものなんだろうなと思った。

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    2024年11月01日
  • オリーブの実るころ

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    結婚、家族にまつわる6つの物語。
    家族って他人と簡単に言ってしまえるほど遠い存在でもなく、よく考えると難しい関係だよなと思った。
    距離感って難しい。
    幸せの形は人それぞれ。

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    2024年10月29日
  • いつか、アジアの街角で

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    アジアというか東南アジア大好きな私にとって、なんとなくふわっと面白い短編集でした。

    一番好きだったのは、「月下老人」

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    2024年10月23日
  • やさしい猫

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    自分の無知を思い知らされた。
    まだまだ自分にとって身近な話とは思えない問題であり、その問題の重さが読み進めるごとにのしかかってくるようだった。
    結末が途中で読めてしまい、わかっているはずの結末にたどり着くまでの手続きが長すぎて非常に疲れた。
    考えすぎて、感動に至まで至らなかった。

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    2024年10月19日
  • 均ちゃんの失踪

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    キョンキョンの推薦文を読んだことがあって気になり読んだ。軽やかな恋愛小説とあったけれど恋愛というより情愛のような人間愛のような感じだった。憎めないタイプの均ちゃんみたいな人は近くにいると厄介だな。

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    2024年10月15日
  • いつか、アジアの街角で

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    私も同じ経験をしているので、「停止する春」は当時の事を思い出すと同時にあれから月日が流れて今居る自分の居場所、気持ちも含めて共感出来るものがあった。

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    2024年10月07日
  • 冠・婚・葬・祭

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    冠婚葬祭といった伝統が形を変えていく、批判するわけではなくごく自然なリアルな描かれ方だった。劇的な何かがあるわけでない、穏やかだけど少し奇妙な面もあった。
    一番好きなのは「この方と、この方」。津村真知から送られてきた言葉がとても気に入った。年を取ったときに自分の支えとなるのはそれまでどう生きてきたか。何事も義務や圧に追われて行うのではなく自らたくさんの冒険をしたいと思った。

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    2024年10月02日
  • いつか、アジアの街角で

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    表紙のイメージからてっきり「食べ物」「旅」のアンソロジーかと勘違い。実際は台湾や香港を感じられるアンソロジーでした。

    特に好きだったのは、
    「隣に座るという運命について」 
    幽霊疑惑のエイフクさんとのクスリとなるエピソードが好きでした。大学生が描かれており、懐かしい気持ちにもなりました。

    「チャーチャンテン」 
    初読みの作家さん。何だか“縁”を思わせるストーリーも、作品に漂うごちゃごちゃしてるけど安心感のある雰囲気も、とても心地よくて好みでした。

    「停止する春」 
    「あぁ、これは…」。心が痛むのに読まずにいられない。言葉が自分のなかに爪痕を残していくような妙にあとを引く感じ。島本さんの心理描写にひかれました。

    角田光代さんの短編「猫はじっとしていない」では、ストーリーとはまた別に、猫の町がすごく気になりました。
    アンソロジーは初読みの作家さんとの出会いが嬉しい!
    今回は大島真寿美さんとの出会いが嬉しい。
    他作品も読んでみたい。

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    2024年09月26日
  • いつか、アジアの街角で

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    星3.5
    有名女性作家たちが書いたアジアを舞台にしたアンソロジー、と思ったら実際アジアに行った話は角田光代さんのだけだった。アンソロジーのいいところは、普段手に取ることのないようなジャンルの物語を読めること。この中にも、私がいつもは読まないような不思議な話がいくつかあった。
    角田さんの話に出てくる迪化街は去年ぶらぶらして歩いたので、不思議な話でもどこか納得してしまった。また、私は猫にあまり興味がないのだが、角田さんの猫の描写はくすっと笑ってしまった。
    表紙のマンゴーかき氷の絵が好き。

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    2024年09月18日
  • うらはぐさ風土記

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    大きな出来事は起こりません。
    ゆったりとした時間と、くすくすと笑える小さなユーモアでじんわりあたたかな気持ちになるお話しでした。

    直前に読んでいた本が、どんどん読み進めたくて止まらなくなるようなタイプの本でした。だから最初はこのゆっくりと流れる時間にチューニングが合わなくて、少々退屈だと感じてしまいました。

    でも、読んでいるうちにこのリズムが心地よくなって、読み終わる頃には、個性あふれる登場人物とうらはぐさという土地が好きなっていました。

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    2024年09月08日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    懐かしくほのぼのとした短編集。昭和の味を出していて、人情物と言えるかも。シリーズ化しているようなので、続きも読んでみたい。それぞれの作家さんの雰囲気と特徴があって楽しめた。微かなリンクもニヤリとする。

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    2024年08月31日
  • 花桃実桃

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    会社を辞めた43歳シングル女性が、父の遺産で相続した古いアパートの大家になり、そこに住んで住人と交流するハートフルな物語。
    クスッと笑える文章が面白いし、散りばめられた百人一首などの和歌もいい雰囲気。

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    2024年08月30日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    やはり作家ごとの色があって、合うものもあれば合わないものもあり。
    ただ、全体的にそう転がってくれてよかったー、という気持ちになる終わり方ですっきりはする。

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    2024年08月18日
  • 小さいおうち

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    ネタバレ

    戦争に向かっていく日本と、当時生きていた人たちの生活・認識がタキさんの手記という形で細かく描かれていて、とても面白かった。

    最終的には現代に戻ってきて健史視点で描かれるように視点が切り替わった瞬間は驚きがあったものの、全体的にはそこまで複雑な物語ではなく、どちらかというと戦争当時の様子を感じられる読み物という面白さが強かったように感じる。
    また、私がこれまで読んできた戦争ものとは違い、たとえば戦争に対してどこか他人事と思っている人たち、そんななかでもジワジワと戦争が生活に染み出してくる様子が描かれていて、なんだかとてもリアルに感じられた。


    タキさんが女中として働いていた一家の奥様・時子さんはかなり魅力的な女性で、板倉さんだけではなく友人の睦子さんやタキさんまで魅了していたことが最終的にわかる。
    実際、タキさんの手記に登場する時子さんは、とてもかわいらしい女性だった。

    そして、板倉さんが戦後の作品「小さいおうち」で2人の親密な女性を「聖なるもの/守るべきもの」として描いていることがとても素敵だと思った。
    思い出の家もなくなり、当事者もみんな亡くなった時代においても、2人の親密さが形として残っていることが非常に尊く、切ない気持ちになった。

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    2024年08月17日
  • いつか、アジアの街角で

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    暑い夏の小旅行のお供にと手にした文庫。
    台湾多めのアンソロジーで、待ち時間にちょこちょこと読むのに丁度よかった。

    台湾には若い頃訪れたことがあるけれど
    桜庭一樹さんも角田光代さんも描いていた「月下老人」は聞いたことがなかった。
    角田光代さんの猫をモチーフにした輪廻にまつわる短編が、ぼんやりとした結末にも関わらずグッときた。(やっぱり角田さんといえば猫ですね…)
    私自身に前世の記憶はないけれど、私の姉もひょんなことから前世の記憶が蘇ったという。
    角田光代さんの前世の記憶が気になる…

    前世の記憶はないけれど、私も生まれ変わったら出逢うべき人に出逢えるようにいつか月下老人にお参りに行きたい。


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    2024年08月11日