中島京子のレビュー一覧

  • 花桃実桃

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    会社を辞めた43歳シングル女性が、父の遺産で相続した古いアパートの大家になり、そこに住んで住人と交流するハートフルな物語。
    クスッと笑える文章が面白いし、散りばめられた百人一首などの和歌もいい雰囲気。

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    2024年08月30日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    やはり作家ごとの色があって、合うものもあれば合わないものもあり。
    ただ、全体的にそう転がってくれてよかったー、という気持ちになる終わり方ですっきりはする。

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    2024年08月18日
  • 小さいおうち

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    ネタバレ

    戦争に向かっていく日本と、当時生きていた人たちの生活・認識がタキさんの手記という形で細かく描かれていて、とても面白かった。

    最終的には現代に戻ってきて健史視点で描かれるように視点が切り替わった瞬間は驚きがあったものの、全体的にはそこまで複雑な物語ではなく、どちらかというと戦争当時の様子を感じられる読み物という面白さが強かったように感じる。
    また、私がこれまで読んできた戦争ものとは違い、たとえば戦争に対してどこか他人事と思っている人たち、そんななかでもジワジワと戦争が生活に染み出してくる様子が描かれていて、なんだかとてもリアルに感じられた。


    タキさんが女中として働いていた一家の奥様・時子さ

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    2024年08月17日
  • いつか、アジアの街角で

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    暑い夏の小旅行のお供にと手にした文庫。
    台湾多めのアンソロジーで、待ち時間にちょこちょこと読むのに丁度よかった。

    台湾には若い頃訪れたことがあるけれど
    桜庭一樹さんも角田光代さんも描いていた「月下老人」は聞いたことがなかった。
    角田光代さんの猫をモチーフにした輪廻にまつわる短編が、ぼんやりとした結末にも関わらずグッときた。(やっぱり角田さんといえば猫ですね…)
    私自身に前世の記憶はないけれど、私の姉もひょんなことから前世の記憶が蘇ったという。
    角田光代さんの前世の記憶が気になる…

    前世の記憶はないけれど、私も生まれ変わったら出逢うべき人に出逢えるようにいつか月下老人にお参りに行きたい。

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    2024年08月11日
  • いつか、アジアの街角で

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    台湾多めのアジアの話、6篇。

    ズバリその国に出かけて行ったり、その国の人との交流だったり、ただ出てくる食べ物がアジアのものなだけだったり、と、アジア度はそれぞれなれど、どれも体温の通ったあったかいお話でした。

    「停止する春」「チャーチャンテン」の2篇がおすすめ。

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    2024年08月03日
  • いつか、アジアの街角で

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    旅にでたーい!アジアー!
    この暑い夏、暑い国に旅行したい!旅気分を味わいたくて手に取った。6人の作家の短編集なのでお得♪

    ○印象的だったもの
    「隣に座るという運命について」中島京子
    日本で感じる台湾。ちょうど電車の中で読んでいたので、隣に座っている人を意識してしまった。

    「チャーチャンテン」大島真寿美
    香港迷の奈美子と香港からやってきたケリーのやりとりに、あるあるとニヤニヤしてしまった。
    ケリーが香港で活動していたこと、そのことをきっかけに家族と距離ができてしまったこと、香港をでて日本で暮らしていること、こんなふうな気持ちで暮らしている若者が今どこかにいるかとおもうと悲しくなってしまう。彼

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    2024年08月02日
  • やさしい猫

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    スリランカの子どもの本が題名のヒント
    入管法、外国人という言い方、偏見を考えさせられた。子どもの立場からかいてある

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    2024年07月28日
  • 長いお別れ

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    同じような年代の両親を抱える身としてはホラー。この本のケースは暴力とかがないからまだマシで、それでも各家庭で納められる問題か、これからに向けていつまでも目を背けられる訳じゃないことを認識させられる。
    女性らしい文章でした。

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    2024年07月21日
  • 妻が椎茸だったころ

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    気になるタイトルに思わず手に取ってしまう。

    5つの短編集になっているが、どれもちょっと謎っぽくて、理解できないわけではないけどあえて理解したくない…不思議なままでそっとしておきたいと思うようなものばかり。
    どれもぎゅっと「偏愛」が色濃く詰まっていて楽しめた。

    「妻が椎茸だったころ」は、亡き妻のレシピ帖に書いてあった、どこかの時代にいけるなら、私は私が椎茸だったころに戻りたいと思う。という記載に想像力がついていかないという夫が、あたりまえに面白く思った。


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    2024年07月15日
  • 長いお別れ

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    音楽が鳴り、舞台が回り出し、木馬が上がったり下りたりしはじめた。昇平はおお、と息を漏らし、脚の間にいる小さな女の子を片手でしっかり押さえた。回転木馬が光を撒き散らしながら夜の後楽園を回る。隣の女の子はときどき馬から片手を離して昇平に手を振って笑う。なんだかとてもよく知っているように感じられる温もり、熱といっしょに伝わってくる重みが昇平の腿と腹のあたりにあった。昇平の腹に体をあずけた小さな娘がとてもかわいらしい高い声で笑い、首をねじって見上げてくる。
    ともかくこの娘をしっかりしっかりつかまえていよう。それはとてもだいじなことなんだー。
    題名は忘れてしまったが馴染みのあるメロディが流れ、木馬が回る

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    2024年07月21日
  • ムーンライト・イン

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    表紙買い。「あなたもムーンライト・フリットでしょ」人生で言ってみたいセリフだ〜〜。
    歩み寄らないとわからないことだらけなんだなって再認識させられる作品。

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    2024年06月17日
  • ゴースト

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    色々な角度から「戦争」について知ることのできる幽霊がテーマの短編集。

    幽霊は、自らの意思で本当の思いを伝えることはできない。
    生きている人間が、自分自身の後悔や罪悪感、不安、喜びなどをきっかけに作り出す思いを勝手に感じているだけという表現に納得した。

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    2024年06月07日
  • ムーンライト・イン

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    05月-08。3.0点。
    自転車で放浪旅をする若者、老人男女と中年女性とフィリピン人の女性が共同生活をする家に。ひょんな事から居候になるが、同居人たちはそれぞれ事情を抱え。。

    読みやすく面白かった。

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    2024年05月20日
  • 堤中納言物語

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    平安版恋愛短編小説アンソロジー。
    和歌の素養が無いとブンガク出来ない時代の作品集ですが、中島京子さんのおかげで何とか読みました。
    いつの時代も、桃色脳のオトコってしょーもないなぁ。

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    2024年04月30日
  • 小さいおうち

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    戦前戦中の日常を描いたような作品で時代や表現方法は違えどノスタルジーを描くという点でなんとなく三丁目の夕日をイメージした。
    女中とか奉公とか馴染みがないけれど殆ど違和感無く読めた

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    2024年04月26日
  • 堤中納言物語

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    古典をわかりやすく、人気の作家たちが現代風に翻訳するシリーズ。
    源氏物語をはじめ、どうしても面白さを理解できないのだけれど、著者の翻訳本であること、読み人知らずの本であればまだいけるかもと読んでみる。

    なるほど、読みやすくクスっと笑えるところも。
    この時代の恋愛模様、こんなタッチであれば受け入れやすいかも。

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    2024年04月25日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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    ほんわかする話から、しんみりする話まで、いい話が多かったです。主人公が子どもの頃を振り返って語る形になっており、「記憶の変化によって脚色されているかもしれないが」という前置きがあるのが、リアルでいいと思いました。

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    2024年04月20日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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    喫茶店で樽の中で座りながら過ごすのが好きだった女の子。お店の常連客やその他の来訪者との不思議なやり取りを、幼い日の記憶を辿りながら振り返る。記憶のせいなのかお話はどれも少し不思議で、真偽や結論もわからない。終盤でこの理由の一端を知ることができたが、この本の伝えたいことは謎の解き明かしではないのだろう。現実と空想の線引きに意味があるのか、それより大切で素敵なことがあるのでは。そんなことを思い起こさせてくれた。

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    2024年04月18日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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    表紙とタイトルに惹かれて読んでみました。
    幼少時代の記憶が真実なのか、虚構なのか、タタンに聞いてみたくなるお話しでした。答えてはくれないだろうけど。

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    2024年03月15日
  • 樽とタタン(新潮文庫)

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    確かな経験と朧げな記憶を行ったり来たり。思い出は補正されていく。ふと思い出す幼少期の記憶が本当かどうかなんて誰もわからないんだな。

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    2024年03月05日