長嶋有のレビュー一覧

  • ご本、出しときますね?

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    最近オードリーの若林さんにハマっており、たどり着いた一冊です。
    この番組見たかったなー。対談相手の作家さんも好きな人達ばかり!

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    2023年08月26日
  • ご本、出しときますね?

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    ◆心に刺さったワード◆
    ⚫一日の中に締切があると、規則正しく進む
    ⚫中途半端な人こそ自分を天才に見せようとして横柄になる
    ⚫仕事してる間は、自分の内側のことで悩まなくていい。それに、金銭が発生すると「社会に必要とされてる」と思えて、自分のなかの欠落感が埋まった気になる。その「必要とされてる感」を失う怖さ。今仕事がなくなったときに、その欠落とうまく付き合う 技術や、人間 力への自信がない。そこから来る 強迫観念かもしれませんね。
    ⚫強い心は強い肉体に宿る
     

    ◆読んでみたい本◆
    ⚫変な恋愛の短編を集めたアンソロジー 岸本佐知子 『恋愛小説集』
    ⚫肩の力を抜きたい人 森鷗外 高瀬舟
    ⚫世界の実相

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    2023年08月18日
  • もう生まれたくない

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    変わったお話。
    最初、構成についていけず、ついていけても、なんなんかなー、このお話はと思いながら、最後まで読めました。

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    2023年07月14日
  • 猛スピードで母は

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    淡々と描写されているが、不思議な家族像。洋子さんとの出会いが、主人公の生き方に大いに影響を与えていきそうで、続きが気になる。

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    2023年06月16日
  • ご本、出しときますね?

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    若さま一人のエッセイのほうがだんぜん面白い。
    暗くて、ネガティブで、面倒臭い部分がいいのだ。
    聞き役にまわると、気を使う感じが透けてみえるから

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    2023年06月07日
  • 猛スピードで母は

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    芥川賞としては、あっさり読みやすく所謂モヤモヤする感じは無く軽め。

    文章構成は上手いし平易な文体で手に届く小さい世界を上手く描いてる。

    難解さはなく不快感もほぼない。作者自身の人柄が前向きなんだろうと思う。

    ただ、人の奥に潜んでる闇や美のようなものは描かれていないのが、芥川賞にしては物足りないと思われ、選評もやや割れていた笑。

    選評委員では宮本輝氏、池澤夏樹氏、河野多恵子氏が◎

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    2023年05月19日
  • もう生まれたくない

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    フィクション(小説)の中にノンフィクションである『死』(有名人であったり)が散りばめられてる。
    同じように(?)『死』は私たちの生活の中に突然入り込んできたりと散りばめられてる。
    そういう予期しない『死』というものが、心を動かしたり、止めたり、衝撃的であったり、無関心であたったり。

    ま、ま、そんな感じに捉えました。
    最初は、う〜ん…とは思ったけど、だんだんと世界に入り込んでく感じでした。
    終わりもすーーーっとフェイドアウトのような終わり方。

    よかったと思います。

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    2023年04月05日
  • もう生まれたくない

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    有名人の死や、話題になった事件の死に関して、世間話·雑談の中で、話されていく少し変わった話。話のつじつまを考えながら読むと、なかなか進められなくて、やっと読み終えた本。
    「死」と聞くととても重いテーマなのか…と思うけれど、この物語は、ドライに話されていて、1つ1つの死が新聞やニュースで取り上げられているくらいの軽さで終わってしまう。何が言いたいのか、何となく消化不良な感じは否めない。

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    2023年04月04日
  • 問いのない答え

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    22/10/15
    震災後にTwitterではじまった言葉遊び、謎かけを楽しむコミュニティの群像劇。コンセプトもエピソードもいいのだけど、もう少し登場人物を減らしたら読みやすかったんじゃないかな…この人誰だっけな、に気持ちを分断されがちでした

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    2022年10月15日
  • ご本、出しときますね?

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    若林さんと人気作家さんとの対談形式の本です

    作家さんって孤高な存在のような気がしていたけど、
    みんなそれぞれ(いい意味で)普通に人間なんだなって思いました。

    創作活動の話も聞いてみたかったですが、
    ゆるい内容だったので1日で読めました。

    ここから興味を持った方の
    著書を読んでいこうと思います!

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    2022年09月16日
  • 三の隣は五号室

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    定点観測な連作集。
    こういうのって「ひとり1話」みたいな
    構成になっているものが多いと思うのですが
    これは少し変わっている。
    第一藤岡荘というアパートの一室に住んだ
    歴代の住人たちの人生を書き留めるのに
    「場所」や「もの」で章わけされているのです。

    たとえば『雨と風邪』の章なら
    部屋に響く雨音を風邪ひきの布団で聴く十畑保
    乗り物の中にいるようだと感じる二瓶環太
    天ぷらを揚げる音のように思う七瀬奈々。

    『ザ・テレビジョン!』の章なら
    白黒テレビだった藤岡一平から
    父・野球、母・ワイドショー、子はアニメと
    昭和そのものな視聴風景の二瓶一家。

    1966年から2016年までの物語。
    その時代、時

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    2022年08月01日
  • もう生まれたくない

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    初めての長嶋有さんの作品。
    有名人の訃報を耳にして、それぞれが思いを巡らす。
    なかなか登場人物の関係性や、結局主のストーリーが掴めず、誰にも入り込めないままなんとか読み終わった感じだった。

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    2022年04月27日
  • 猛スピードで母は

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     2001年第92回文學界新人賞受賞作の「サイドカーに犬」と2002年第126回芥川賞受賞作の表題作「猛スピードで母は」の2作品収録の短編集。
     2作品とも子どもの視点から大人を捉えている。「サイドカーに犬」は父の愛人、「猛スピードで母は」は母親だが、どちらもやっていることはどうなんだろうと思うが、格好よく見えてしまう。ここまで振り切れてしまっている人というのは、案外そういう風に見えるものなのかもしれない。話題も話題なので明るい話ではないが、読後感は想像以上にスッキリする不思議な魅力のある作品。

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    2022年03月26日
  • 泣かない女はいない

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    ネタバレ

    初長嶋有。
    表題作と「センスなし」からなる中編集。

    1999年って、カセットテープと携帯電話が共存する不思議な時代だったんだよなー。ってことを思いながら読んでました。

    泣かない女はいない。

    タイトルがめっちゃ素敵。

    変化がまるで感じられないような日常の中、昨日とは何かが違うと感じ取れる睦美の心の変化がリアルに伝わってきて、何だか切なかったな。

    だって惹かれる気持ちって誰にも止められないんだもん。

    泣いたことがない。という彼女が泣いたとき、それは幸せな涙であってほしいけど、人は案外幸せな場面では泣いたりしないのかも。ということを思いながら読んだ一冊でした。

    でも、最後の場面では追い

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    2022年02月17日
  • パラレル

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    ネタバレ

    七郎と奈美さんの掛け合いと気持ちの小さな変化がすごく絶妙。不倫も離婚も気持ちはわからないけどなんか文化を失うっていう喪失感はわかる気がする。

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    2022年02月06日
  • もう生まれたくない

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    今まで死について深く考えてなかったが、その人が生きてる間にどのくらい自分と関わったかで、その死に対する感じ方が変わってくることに気付かされました。

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    2021年12月08日
  • 掌篇歳時記 春夏

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    ネタバレ

    二十四節気をさらに三等分した七十二候をもとに、年末から夏にかけて、それぞれ人気作家がつづる短編集。
    季節がテーマで、純文学系の作家が中心ということで、その表現を楽しむ小説であることは間違いない。
    でも、その反面、連想で思考があちこちに飛んでしまうので、集中できないのも確か。
    寂聴氏の作品を初めて読んだが、住職っぽくなく驚いた。もうすぐ100才。

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    2021年10月23日
  • 夕子ちゃんの近道

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    「猛スピードで母は」にハマり、超速で買った長嶋有さん二作品目。

    相変わらずのこのゆるり感。
    良いですねぇ…( ´ ▽ ` )

    修飾し過ぎない、伸びやかで透明感のある文体。
    自然体を地で行く、さわやか純文学という感じでしょうか。
    村上春樹さんとかとは真逆を行くイメージです。

    そして、まあ何というかエモいですよねぇ…

    お風呂のかき混ぜ棒とか、なんかそんなもん昔あったなぁ…とか(笑)
    登場人物の名前とかも…朝子とか夕子とか…何か具合が絶妙ですよね。

    あと、個人的にはもう瑞枝さんにひたすらにメロメロにされました…( ̄▽ ̄)

    天真爛漫さとミステリアスさ、そしてときおり見せる弱さという、このバ

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    2021年10月06日
  • 俳句は入門できる

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    Webサイト「LIKE THIS」の連載「俳句ホニャララ」を改稿したものなのだとか。
    長嶋さんが俳句やってるとは知っていたが、その本は初めて。
    とはいえ入門書以前の雑記集という感じで、それが長嶋さんらしいとも思うけど。
    順調に中堅作家としてコミュニティを作ったり離れたりしているんだろうな、と個人的にはルサンチマンの思い。
    秋葉の加藤へ思い入れていた頃には凄みを感じたけど。
    でも面白い記事も多い。
    「車を捨てましょう」のくだりは、臨場感たっぷり。

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    2021年09月06日
  • 猛スピードで母は

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    文學界新人賞受賞作「サイドカーに犬」と芥川賞受賞作の「猛スピードで母は」の2作を収録した贅沢な本書。
    どちらも、同じ世界を幼い頃の物事をあまり理解していない目と、大人の現実感をもった目で描かれている感じが読んでいて裏表紙にあった"皮膚感覚で描いた"とはこの空気感かと思った。
    とんでもない大事件が起こるわけでもなく、それぞれがもつ人生の一部分をフォーカスしただけの話なんだけど、知らずに岐路になっていた部分って感じがして良かったな。

    長嶋有さんの本はこれが初めてだったんだけど、色々読んでみたくなった。

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    2021年06月12日