長嶋有のレビュー一覧
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定点観測な連作集。
こういうのって「ひとり1話」みたいな
構成になっているものが多いと思うのですが
これは少し変わっている。
第一藤岡荘というアパートの一室に住んだ
歴代の住人たちの人生を書き留めるのに
「場所」や「もの」で章わけされているのです。
たとえば『雨と風邪』の章なら
部屋に響く雨音を風邪ひきの布団で聴く十畑保
乗り物の中にいるようだと感じる二瓶環太
天ぷらを揚げる音のように思う七瀬奈々。
『ザ・テレビジョン!』の章なら
白黒テレビだった藤岡一平から
父・野球、母・ワイドショー、子はアニメと
昭和そのものな視聴風景の二瓶一家。
1966年から2016年までの物語。
その時代、時 -
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ネタバレ初長嶋有。
表題作と「センスなし」からなる中編集。
1999年って、カセットテープと携帯電話が共存する不思議な時代だったんだよなー。ってことを思いながら読んでました。
泣かない女はいない。
タイトルがめっちゃ素敵。
変化がまるで感じられないような日常の中、昨日とは何かが違うと感じ取れる睦美の心の変化がリアルに伝わってきて、何だか切なかったな。
だって惹かれる気持ちって誰にも止められないんだもん。
泣いたことがない。という彼女が泣いたとき、それは幸せな涙であってほしいけど、人は案外幸せな場面では泣いたりしないのかも。ということを思いながら読んだ一冊でした。
でも、最後の場面では追い -
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「猛スピードで母は」にハマり、超速で買った長嶋有さん二作品目。
相変わらずのこのゆるり感。
良いですねぇ…( ´ ▽ ` )
修飾し過ぎない、伸びやかで透明感のある文体。
自然体を地で行く、さわやか純文学という感じでしょうか。
村上春樹さんとかとは真逆を行くイメージです。
そして、まあ何というかエモいですよねぇ…
お風呂のかき混ぜ棒とか、なんかそんなもん昔あったなぁ…とか(笑)
登場人物の名前とかも…朝子とか夕子とか…何か具合が絶妙ですよね。
あと、個人的にはもう瑞枝さんにひたすらにメロメロにされました…( ̄▽ ̄)
天真爛漫さとミステリアスさ、そしてときおり見せる弱さという、このバ -
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好きな作家、西加奈子さんが推薦していたので読んでみた。群像っていうの?とにかく登場人物が多くて、そして違う人物のシーンへ変わる時の「一息」みたいなものが全く無くてすぐ変わる。だからところどころ「え?今は誰の話?」「また人変わった?」と混乱もしてしまう。登場人物をきちんと(?)把握するためにも片手間に読むのではなく、腰を据えて集中して読むのがおすすめです。
「(○○だったら)なんと言いますか?」「(○○のとき)何をしたい?」などの質問の前半である(○○〜)部分を抜かして、「なんと言いますか?」「何をしたい?」と漠然とした質問をTwitterで投げかける。フォロアーたちは思い思いの答えを出してい