長嶋有のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
枡野さんの描く小説が好きで、
短歌は、買って読もうと思う自分ではないので読まないだけで、
何かの拍子に目にするものはおもしろいな、と思っていて、
そういうわけで枡野さんの本を漁っていたときにこの本の存在を知った。
うわ、そんなこと書いちゃうんだーと、読んでみたくなったのは、興味本位というか、噂好きのおばちゃんの域を出ない感じだった。
短歌はもともと感情をストレートに表すものだけれど、
書評部分と言い、解説といい、興味本位で覗いちゃいかん世界だった。濃いいです。
いや読んでみて良かったよ、でも。
そこに人が居る、という感じがした。
男の人と、女の人では、感想が違いそう。 -
Posted by ブクログ
最近気になる作家、長嶋有。何なのだこのはなしは。連作短編で全体でようやくなんとなく繋がる話。すべてが曖昧。主人公は名前も年齢も経歴もあえて曖昧なまま、そのまま話は進む。多分30前後、多分仕事を辞めてまとまった貯金を持っている。家はあるけど帰れない事情があり、そこには誰かが待っているのか、いないのか、でも誰かがいそう。そんなふうにあいまいなヒントから想像する主人公の彼。彼の周りも何か事情がありそうなのに、それも曖昧な感じで進んでいく。みんな仲良し。あることをきっかけにようやく家に帰ろうとした彼、夕子ちゃんの近道を通って帰ろうとしたのに。なんだかはっきりしないまま全員がいつの間にかパリにいる展開。
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Posted by ブクログ
長嶋有、文庫になってるのはたぶん全部読んでいるけれど内容は忘れていて、またこれもすぐに忘れそうな気がして、読まなくてもいいんじゃないかって気もするんだけど……。なんだか、淡い穏やかな感じがけっこう好きで。変わった人が出てきておかしなことも起きているんだけど、まったく違和感なく淡々と感じられるここちよさ。ハッピーエンドってわけでもないんだけどなんとなくハッピーエンドな気がするここちよさ。力の抜けた感じが好き。 主人公がゲーム制作者ってことでゲームの話もけっこう出てくるんだけどそれもなかなかおもしろかった。稽古させすぎると力士が夜逃げする、とか、足手まといだから置いていこうとしてもついてきちゃう弟