歌野晶午のレビュー一覧
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歌野晶午さんらしい仕掛けが随所に施されており、終盤で短編同士がつながっていく展開には多少の驚きがありました。ただ、作者の作風を知っているだけに、「きっとこういうことだろう」と予想しながら読んでしまい、伏線回収も期待したほどの衝撃ではありませんでした。
何より、各短編がそれほど面白いわけではないうえに、全体のページ数がかなり多く、最後まで読み通すのは少ししんどかったです。
一方で、「恋」と「愛」の違いや、人間関係のすれ違いなどを描いた文章には印象に残るものがあり、いくつかの短編では考えさせられる部分もありました。
歌野晶午さんならではの構成を楽しむ作品だとは思いますが、個人的には長さに見合う -
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最初の一行は共通で、あとの展開が作者によって異なる、メフィストリーダーズクラブのショートショート企画の第七弾。「検索結果はありません」の一文で始まる24の短編集。
この一文で始まるので、あるはずのものがない、という内容が多め。そのためか、「小説版の世にも奇妙な物語短編集」のような内容が多く、楽しめた。
少々、落ちがわかりにくかったものがあったのはやや残念。
(ちなみに、短編集なので、ボリューム不足云々言うのはお門違いだと思ってる)
特に面白かったのは、風森章羽「検索の怪物」、金子玲介「お前のためのハンバーグ」、梨「被り拒否強火担なんで自衛でブロックします」、時農(著)阿井幸作(訳)「変容」、 -
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ネタバレ続編ということもあり、どのような話になるのか気になりながら読み始めた。最初は前回からのつながりが見えずに困惑。しかも頭狂人が男であることがわかり動揺した。
前回の狂気的な殺人ゲームが公になってしまったことにより、真似する人間が現れてしまったのだ。
最後の殺人の犯人が間宮で、自殺したのでは?とは考えていたが頭狂人のチャットによってミスリードされてしまった。
狂気的な事件が起きると、それを真似してしまう人間が現れてしまうという点が現実の世界でも起きる事象なのだと考える。そして狂気の行き着く先が自らの死であるという点が興味深く感じた。 -
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2026.07.28
このショートショート企画のなかでいちばん「これ、おもしろいな」と思った本。
お気に入りは3作。
市塔承さんは『最後の一行』がはじめましてで口調の軽さが好きで読みやすかったのだけれど、今回も突拍子もない物語でありながら一気に読めた。想定外にほっこり。
横関さんははじめましての作家さん。会社勤めしたことある?と思える内容。ヤマシタ、人事が天職だわ。出来る人ってこうよねと関心してしまった。
河村さんの物語はクイズ作問者ならではの視点かもしれない。動画でふくらPが「使う側より作る側が強い。世の中ってのはそういうもん」という言葉を思い出してにそにそした -
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少年を誘拐して身代金200万を要求され、なぜそんな中途半端な金額なんだろう?と皆が思いつつも、とりあえず指定通りに身代金をゴミ箱へ入れると、たまたまそこら辺で暮らしていたホームレスが拾ってしまい、犯人を捕まえることはできなかった。
その後、少年を見つけることはできたものの、身代金の受け渡し前に既に殺されていたことが判明。
そのような似た事件が続く中、息子・雄介がなぜか、それら被害者家族らの名刺を持っているのを発見し、まさか息子が事件に関わっているのでは?と父親がこっそり調べていく&想像する話。
途中までは面白かったが、そこまで発覚した上で色んな想像パターンを読ませておいて、なんだこの終わり