歌野晶午のレビュー一覧

  • 密室殺人ゲーム王手飛車取り

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    ネタバレ

    面白かった。
    ネットの友人と推理ゲームをするが、そのゲームで使う事件は実際に自分達で起こすという話。
    みんなで順番に事件を起こしていって自分達で推理をするというのが斬新。
    残虐な事件のはずなのにみんなが当たり前のようにしていて感覚が狂う。
    みんなの会話が本当に友達と話してる感じで面白い。ただの仲良しじゃなくて議論している感じも良かった。
    1個1個の事件が短いから短編集のような感覚で読める。
    屋根裏に1ヶ月潜伏していたトリックの事件が1番面白かった。
    続きが気になる終わり方だったからシリーズ全部読みたい。
    面白かった。

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    2025年03月23日
  • 密室殺人ゲーム王手飛車取り

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    ネタバレ

    前評判を聞いて期待値が高まり過ぎていたのか、少し物足りなさを感じた。構造上whyとwhoには触れられないことが原因か(最後はwhoの要素があったが、前振りが丁寧なのでよめる)。
    設定は面白いし、他作品と差別化はできているので良作ではある。
    続編はまた気が向いたときに。

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    2025年03月09日
  • それは令和のことでした、

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    ネタバレ

    主に叙述トリックメインの短編集。

    今の時代だからこその生きづらさ、窮屈さの描写がすごくリアルだった。
    引きこもり、外国人の不法滞在、ブラックバイト、ヤングケアラーなど題材も令和の世の中を反映している。
    本来は悪くないはずの人間がいつの間にか当事者になり追い詰められていく様は見ていて苦しい…。

    どの話も、最後まで読めばそういうことだったかと納得できるオチがあるのですっきりする。
    とはいえ後味が悪いというか、善人が善人でいられないのが令和の時代なのかな…暗い話が多くて気持ちは沈む。

    「花火大会」だけは、え?それだけ?と拍子抜け。
    わざわざこの短編集のラストにあるのは何か意味があるのでしょうか

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    2025年02月13日
  • 死体を買う男

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    江戸川乱歩と萩原朔太郎が探偵役、と聞いて気になり、読んでみました。
    登場人物が双子にありがちなトリックとオチかと思っていたら、二重、三重に罠が仕掛けられていて、なるほど!と思いました。
    タイトルの意味は分からず、検索して理解しました。
    そこにも仕掛けてたか〜とびっくりです。

    江戸川乱歩より、萩原朔太郎がノリノリで面白かったです。


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    2025年02月12日
  • 7人の名探偵

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    2017年。アンソロジー。
    「水曜日と金曜日が嫌い」これは既読。麻耶さんの首にへびが巻いてあるのは何故?
    「毒饅頭怖い」山口雅也。パンク探偵、完読できなかったんだよなぁ。
    「プロジェクト・シャーロック」我孫子さんは初読。もうゲーム界にいるのかな。
    「船長が死んだ夜」火村さん&アリス。これはせつないね。
    「あべこべの遺書」のりりん。
    「天才少年の見た夢は」歌野さん。
    「仮題・ぬえの密室」トリは綾辻さん。のりりん、我孫子さんと集まり、自宅で嫁とともに語らう。京都ってミステリー好きがいっぱいいていいね。

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    2025年02月05日
  • 新装版 正月十一日、鏡殺し

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    歌野さんの作品を読むのは2冊目ですが、こちらも面白かったです。短編集ですがどれも読みやすくまとまっています。表題作が一番好みでした。

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    2025年01月30日
  • 死体を買う男

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    初めて読んだ歌野さんの作品。登場人物が多すぎず、ザという感じの推理作品だった。作中作品は嫌いではないし、面白いトリックだったが、教科書的すぎたので⭐︎2.5くらい。

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    2025年01月09日
  • ブードゥー・チャイルド

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    オチが分かってからのウンチクが極めて長い。
    そのオチを主人公の晃士が理解するまでも長い。

    母親の友布子の事を考えると悲しい。
    辻占ジュリアンの登場は、物語を終結させるためのご都合主義ではないか?
    チャットやネット検索の仕組みを説明しているので、発売時のIT技術が未成熟な時代背景が伺える。
    切り取り的な感想だが、作品の設定はナイス!
    ただ、全体としては物足りないかな。

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    2025年01月05日
  • それは令和のことでした、

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    ネタバレ

    令和の時代(かな?平成からあることかもしれないけど)の生きづらさを描いた8つの短編集。
    ○ジェンダーを意識した名前を付けられたばかりに苦労する太郎の話。「彼の名は」
    ○昭和の感覚でよその子に接したら、強制わいせつを疑われてしまった話。「有情無情」
    ○引きこもりの姉がいる弟が、両親が亡くなった後、何とかしようとするがならなかった話「わたしが告発する!」
    ○いなかから自由を求めて都会に出たのはいいものの楽を求めていくうちに廃人になり、あげくに殺人の罪をきせられる話。1番主人公がダメなヤツと思った割には、つけてもらった弁護士が優秀で、意外に最後ホロッとさせられてよかった。「君は認知障害で」
    ○親の呪

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    2024年12月17日
  • 絶望ノート

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    いじめの描写が長くて長くて、読まなくてもストーリー的に影響ないかな…と思ってしまい、ぱらっと読み進めてしまう部分もありましたが。

    どんな展開になるか手探りの状態では、どの人の立場で見ていけばいいか、分からず、
    あれ、あなた脇役なの? それともメインキャラなの?
    という感じで、ニュルニュルっとした気持ちでした。

    主人公のイメージがあっち行ったりこっち行ったりして

    全体的に鋭くてしんどい話を読んでるはずなのに、もやもやぁとした変な気分

    オチもそれなりに楽しめました!

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    2024年12月11日
  • ずっとあなたが好きでした

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    短編とはいえ分厚いのもあり、しばらく積読になってしまっておりましたが、読んでみるとあっという間に読んでしまいました。
    歌野晶午さんということもあってただの短編集ではないだろうなと思いながら読みましたが、やっぱりそうでだったー!
    個人的にはすごく楽しめました。
    ただのハッピーエンドでは終わらないあたりが個人的に好みでした。

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    2024年12月09日
  • 新装版 長い家の殺人

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    なるほど、プロローグはそういうことだったのか。流石に音楽のメッセージは分からんわ。島田荘司の薦で歌野晶午誕生の話も垣間見れて面白かった。

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    2024年11月30日
  • それは令和のことでした、

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    ネタバレ

    ぼんやり読んでいると取り残されてひっくり返される。
    年齢や性別など、古典的な叙述トリックばかりだけど、さすが大御所。安定している。だけどベタでイヤミスなのかお涙頂戴ものなのか判然としない。どんな反応取ればいいのか戸惑うとこも含めて、その薄さが令和のことなのかもしれない。

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    2024年11月29日
  • 7人の名探偵

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    十角館の殺人から30周年を記念して7人の作家に書き下ろされたアンソロジー。いずれも、なんだかその辺にありそうな、なさそうな、本格ぽくもあって、さらりと軽く読める、そんな作品が集まり、メインディッシュのような前菜のような1冊となっていた。

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    2024年11月27日
  • それは令和のことでした、

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    ラストの鮮やかなどんでん返しが続く短編集ですが、この著者の傑作「葉桜の季節に君を想うということ」を越えるものではありません。

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    2024年11月25日
  • 新装版 長い家の殺人

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    書かれた当時と今では読む側の知識とか情報量とか色々違いがあると思いますが、オーソドックスで読みやすかったです。

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    2024年11月22日
  • 絶望ノート

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    最初の方は珍しい文の書き方、ストーリーの進め方で読みづらく、ただ永遠といじめの描写が鮮明に書かれているだけで面白味にも欠けていたけど、途中からどんどん面白くなってページを捲る手が止まらなくなった。3分の2読み終えたあたりから面白くなります❗️❗️

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    2024年11月07日
  • 世界の終わり、あるいは始まり

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    読み終われば、なんだみんな妄想かとわかったが、途中は混乱した

    どの結末も良かった?が、最終的な結末も気になる

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    2024年11月06日
  • 名探偵は反抗期 舞田ひとみの推理ノート

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    かなり変わった性格で父子家庭の娘である舞田ひとみが叔父で刑事である歳ちゃんが担当する事件に首を突っ込んで、意外と鋭い読みで事件を解決するという構成は前作と同じだけど、今回は何故か語り手が同級生の少女になっている。
    中学生にしては行動的過ぎるけれど、またフィクションだから許容範囲であり、それなりに面白く読めました。

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    2024年11月03日
  • それは令和のことでした、

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    全編面白かったんだけど最初の2編がイヤミス過ぎて、この先もずっとこんな感じ?とびびりながら読んだ。結果後半にポジティブな結末もあったり、結末はアレだけどまぁ理不尽と言う訳でもなかったり自業自得だったりで全体的には読んで楽しかった

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    2024年10月21日