新装版 正月十一日、鏡殺し

新装版 正月十一日、鏡殺し

792円 (税込)

3pt

彼女が勤めに出たのは、このままでは姑を殺してしまうと思ったからだった―。夫を亡くした妻が姑という「他人」に憎しみを募らせるさまを描く(表題作)。猫のように性悪な恋人のため、会社の金を使い込んだ青年。彼に降りかかった「呪い」とは(「猫部屋の亡者」)。全七編収録。鬼才初の短編集を、新装版で。

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新装版 正月十一日、鏡殺し のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年10月15日

    装丁が違うけどこのタイトルはこの新装版しかないみたいなのでこちらで登録。歌野さんの中では第三期の作品だと。好きな作家さんなんで昔のものから読もうと。第一期と第二期は読み終わった。贔屓目からかどれも面白い。これは著者初の短編集。7つの物語が入っている。ボキャブラリーがないので、どれも面白かったとしか言...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年07月11日

    ずっと読みたかった本。大胆なトリックと、読み進めるほどに強まる「嫌〜」な感じ、とても楽しめました。処女短編集とは思えない。
    「逃亡者 大河内清秀」の大どんでん返し、大好きです。

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    Posted by ブクログ 2021年09月27日

    昔読んだものを再読。やっぱり最後の3作(「美神崩壊」「プラットホームのカオス」「正月十一日、鏡殺し」)のイヤミス感がたまらない…。歌野さんのイヤミス好き。あとは「逃亡者 大河内清秀」も好き。どっちが主体の話なのか分からない感じなのも。

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    Posted by ブクログ 2019年10月05日

    短編集。最初の方にある作品は読後感が良い意味でそれほど悪い話ではないのだけれど後半になるほどイヤミス度が上がっていく。それがまた面白いのだけど表題作である「正月十一日、鏡殺し」はなんとなく結末の予想は最初からつくものの読後感は「やっぱりここまで来たかー!」と思った。個人的に「プラットホームのカオス」...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月31日

    短編集。
    ベストは猫部屋の囚人かなー。追い詰められる感じがコワイコワイ。でも全体として軽いのが好みですね。やっぱり現実の殺人はこういうものなんですよ。最後のやつは激イヤミスだけど、まあさもありなん。

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    Posted by ブクログ 2020年08月04日

    近所に新しく出来た有隣堂で、まんまとカバーのインパクトに惹かれて買った今作。短編集は非常に読みやすくサクサクと進むけど、作品を楽しむには少し物足りないと改めて思った。人が狂う様や、殺人現場の描写のグロテスクさは好みではありました。

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    Posted by ブクログ 2019年02月08日

    彼女が勤めに出たのは、このままでは姑を殺してしまうと思ったからだった。

    歌野さんの初短編集。イヤミス詰め合わせ。とはいえ謎を解くことがメインではなく、事件に向かっていくさまがメインなのでよりいや〜な感じが楽しい。「記憶の囚人」がなんか好き。いつも通り全部悪夢みたいな短編。(褒めてる)

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    Posted by ブクログ 2018年06月18日

    「新装版 正月十一日、鏡殺」
    初版の刊行は1996年。


    長編が全く書けなくなった頃、代わりに文量が少ない短編を書くことに集中した結果、また創作意欲が湧き出したとのこと。短編のおかげで今があると作者は語っています。新装化にあたり、修正は施していないため、作者当時の若さを感じ取れる。


    *結末の後...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年09月14日

    歌野晶午の初期短編集という事で、これまで読んできた後発の作品のアイディアに繋がるようなネタが散見された、特にプラットホームのカオス。これと表題作の読んでる最中の嫌な気分と後味の悪さはやっぱり歌野晶午だなぁと思う。

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    Posted by ブクログ 2015年09月04日

    短編集。読み進めるごとに話が重苦しくなる。それぞれ最後にはまさかの結末、やっぱり驚かされる。
    流石歌野晶午‼

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