歌野晶午のレビュー一覧

  • 首切り島の一夜

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    修学旅行を再現した孤島への旅行。
    そこで殺人が起こり、参加者の隠された真実が1人ずつ描かれています。全ての参加者に動機がありそうでワクワクしながら読み進めました。殺人事件の真相はストーリーと全く関係ないところで、しかも不鮮明なままあかされます。
    が、すっきりしなさすぎる最後を作者は提供してくれたのかなあ?とも思えて仕方ないです。
    結論、「これってミステリー」って作品でした。

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    2025年09月01日
  • 中にいる、おまえの中にいる。

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    ネタバレ

    期待値が高すぎた?
    面白かったんですけど、期待していた方向とは違ってたの。
    以下、ネタバレ。

    前作で憑依してきた巳代子を葬ろうと、蒼空がボールペンで耳をさすという迂遠な方法での自殺を試みるところで終わっていました。今作はこっからです。

    あんな方法でうまく死ねるわけもなく、蒼空と巳代子は仲良く共存してます。
    この両者の掛け合いがユーモラスで最高。でも、蒼空は、いづれ完全に巳代子に乗っ取られるであろう自分を守るため、いろいろとあがくのですよ。
    今作で、巳代子の邪悪度がかなりマイルドになっているようで、「宿業」とかいいながら、蒼空との共存生活、かなりエンジョイしてるみたい。蒼空の悲壮さとは裏腹に

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    2025年09月01日
  • それは令和のことでした、

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    ネタバレ

    「彼の名は」太郎なのになんで女扱いされていたのか不思議だったが、読みがはなこだったと最後に判明して謎が解けた。この名前がリトマス試験紙になってるという母の言い分は理解できなかった。
    「有情無情」そんなつもりは一切なかったのに小児性愛者だと決めつけられて行き場を失ったお爺さん。たとえ危険な目に遭っている子供だとしても自分が助けようとするとまた勘違いされてしまうため助けることはできないと悟って自死してしまう結末は悲しかった。
    「わたしが告発する!」両親が事故に遭って2人とも他界したあと、引きこもりの姉と実家や遺産はどうするかと揉める話。死産なのか自分で殺したのかは不明だが、子供を天井裏に隠してずっ

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    2025年08月17日
  • 首切り島の一夜

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    ネタバレ

    サブタイトルを付けるなら「こんな同窓会は嫌だ!」でしょうか。「映像化不可能!」でもあるかな。

    一章ごとに語り部を変えて、それぞれの秘めた嘘が述べられる本作。厳密には全員が嘘をついてるわけではないし、今回の事件に直接関わるような嘘をついてる人間は実は一人もいないっていう、まさかの展開。


    今作最大の謎が「誰が同級生の一人を殺したか?」であると見せかけて、実は意外な叙述トリックが仕掛けられててそっちがメイントリックだったっていうのは嫌いじゃないんだけど、犯人が意外な人物っていうか最早アウトでは?なギリギリなところ攻めまくってて、ちょっとがっかり。「意外な犯人」って言うかさ…そっちはあかんやろ…

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    2025年08月17日
  • 中にいる、おまえの中にいる。

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    2019年に刊行された『間宵の母』の続編。

    約6年ぶりの続編という事で前作の内容を全く覚えていなかったが特に問題なし。

    暑い夏の夜は、やっぱりホラーだよねと手に取ったが、これが全く怖くない。

    装幀とタイトルから受けたイメージとのギャップが半端なく、良い意味で騙され、笑いながら読み進めた。

    他人の身体の中に入り込み、寄生虫のように宿主の体や心を思いのまま操る稀代の悪女、間宵己代子。
    のはずが悪女感は全くなく宿主との絡みはテンポのいい漫才のよう。

    帯には著者最恐のホラー・ミステリーとあるが、本作は最狂のホラー・コメディ。

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    2025年08月16日
  • 首切り島の一夜

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    なんというか、びっくり。
    想像してたのんと全然違ったー
    え?こんなのアリ?

    壮年の男女が修学旅行を模して当時の先生も加え島に行った先で一人が首を斬られ、嵐になって閉じ込められるって流れと思うじゃん。
    章ごとに旅行の参加者の生い立ちや若かりし頃の話しになって
    犯人は唐突にラスト5ページくらいで明かされる。
    これ、いつ推理になるの?第2の犠牲者は?と思ってるうちに読み終わってしまった。

    あ〜、ビックリ。

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    2025年08月14日
  • 中にいる、おまえの中にいる。

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    不幸と業の倍々ゲーム! 弱肉強食と歪んだ社会を皮肉るホラーミステリー #中にいるおまえの中にいる

    ■あらすじ
    間宵己代子は深い業のなせる能力により、栢原蒼空の意識に入っていた。己代子は身体を乗っ取りたいが、蒼空は対抗し続けており、お互い不満ながらも共存していた。二人は己代子の新たな宿主を見つけるため、遠縁の少女を訪れるのだが…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    よくもまぁこの設定で続編を書こうと思ったな、という感じの作品。でも、面白いっ

    いわゆる意識がひとりに同居するという、特殊設定ホラー&ミステリーといった趣ですね。前作のネタバレになちゃうので、あらすじは詳しく書かなかったのですが、こうな

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    2025年08月11日
  • それは令和のことでした、

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    ハッピーエンドにさよならを、みたいなブラックな短編集。今の問題を色々絡めた内容がひねった感じで楽しめた。こうしてみると令和暗いなー。

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    2025年08月10日
  • ブードゥー・チャイルド

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    前世の記憶がある少年の家で起きた母の殺人事件。そして数日後、父も襲われる。少年が持つ前世の秘密とは…

    ブログ文化懐かしい。ジュリアンの登場で一気に解決に向かうところは急だったけど、なんか物悲しさと、でも前向きに生きようとするところが良かった。

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    2025年08月06日
  • 中にいる、おまえの中にいる。

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    真宵の母=真宵己代子は、宿主を変えて生き続けていた…

    前作では、孫娘に取り憑いていたのだが、娘が全てを消し去ろうと火をつけた際に栢原蒼空の身体に乗り移ってしまった。
    頭のなかで聞こえる己代子の声を終わらせるには死ぬしかないと尖ったペン先を耳の奥に突き刺したのだが…。

    蒼空を思いのまま操り、支配し続ける己代子。

    蒼空と己代子の会話は、普通に孫を諌める頑固な祖母といった感じなのだが、思いのまま動けない蒼空。
    自分の家族が最悪であった為に同じ匂いのする者がわかるのか、訳ありのリアナのことを突き放すことができない蒼空が、父のミツルと対峙する。
    彼が命をかけてとった行動は…

    恐怖なのだが、ここま

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    2025年08月03日
  • 春から夏、やがて冬

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    ネタバレ

    平田誠
    スーパー「ベンキョードー吉浦上町店」まの保安責任者。

    末永ますみ
    万引き犯。二十代。

    丸橋
    万引き犯。初老の男。

    リョウ
    山岸亮太。ますみの彼氏。

    中島勢津子
    スーパーの従業員。

    三村柚那
    スーパーの従業員。十七で出産し、十八で結婚、二十歳で第二子をもうけ、二十二歳の現在、第三子を妊娠中。

    平田英理子
    平田の妻。自殺した。

    平田春夏
    車に轢かれて十七歳で死んだ。平田の娘。

    小瀬木
    医者。平田の高校の後輩。

    塚本
    スーパーの店長。

    森泉麻尋
    平田の姪。

    森泉三千代
    英理子の妹。麻尋が四つの時に離婚し、女手一つで家庭を守っている。

    ナカちゃん


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    2025年07月16日
  • Dの殺人事件、まことに恐ろしきは

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    江戸川乱歩の名作群を現代風にアップデート!?
    乱歩オマージュ短編集。
    椅子の中に人間はいるのか?「椅子?人間!」
    あのD坂と同じ動機なのか?「Dの殺人事件、まことに恐ろしきは」
    人間以外への恋の果てには「人でなしの恋から始まる物語」
    乱歩読んでたらより楽しめる作品!

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    2025年07月13日
  • 名探偵、初心者ですが 舞田ひとみの推理ノート

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    ネタバレ

    面白かった。
    んだけど、浜倉市で起きている一連の事件が、最後に1つの原因に収束してめっちゃ納得できるのかな?って思いながら(期待しながら)読んでたから、最後が肩透かしだった。
    「最近、なんでこんなに物騒なの」って愛さんが言う理由がそれなのかな~って思ってたから…。
    だから、「え?理由ってそっち側??」ってなりました。
    推理としては、歳三が突然ピーンと線と線がつながってバタバタ解説に入ってしまうので、一緒に推理しながら読みたい時には合わないかも。

    これこれこういう事件がありました⇒主人公ピーンときた⇒いきなり解説

    というショートショートの連続でその背景で主人公家族の群像劇が少々という感じだっ

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    2025年06月27日
  • 絶望ノート

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    ネタバレ

    胸糞悪い終わり方でびっくりした。
    分厚いし読めるかなと思ったけど、思ったよりあっという間に読めてしまった。
    ラストは驚きが多いけど…家族で話す時間が少しでもなかったのだろうかと悲しくなった。
    みんな救われないし読んでて辛い。
    爽快感もないので読む時のタイミングでは引きずってしまいそう

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    2025年06月08日
  • 世界の終わり、あるいは始まり

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    よんだことあるようないような…記憶が笑。今回のは読むのさいごつかれちゃったな。ループものみたいなかんじで…すこしくどかった

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    2025年06月05日
  • 死体を買う男

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    江戸川乱歩の未発表小説が発見された!?

    帯にあったこの一言を見て即買い
    小学生の頃に江戸川乱歩にハマり完読した私にとって、歯間からよだれが漏れ出るほどそそられた

    2重3重で仕掛けられるトリックについていくのがやっとでした

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    2025年05月31日
  • 死体を買う男

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    なかなか面白かった
    タイトルの意味が、ネタバレを見てなるほどと思わされた
    トリックなどはある程度予想は出来たものの、ラストまでしっかり楽しめた

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    2025年05月23日
  • それは令和のことでした、

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    ネタバレ

    7編の短編と1編のショートショート。
    イヤミスでスタートし徐々に暗くやりきれない話題ばかりが続くが最後の叙述トリック物の「彼女の煙が晴れるとき」で気分が逆転する構成はよかった。
    だがどれも令和ならではの話題とは言えず本の題名とのつながりはよくわからない。

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    2025年05月02日
  • 世界の終わり、あるいは始まり

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    つくりは非常に面白い。
    どの展開も説得力があり、納得させられる。

    しかし、親父が頼りないような気がしないでもない。

    自分が親父ならどうするだろうか。

    子供が真っ直ぐに育つとは何なのか。
    人を殺さなければ真っ直ぐなのか。
    悪さをしなければ、いい子なのか。

    親と子の正しいあるべき姿とは一体何なのか。

    子育てを自分に出来るのか。
    そんな事を考えさせられた一冊である。

    作品は非常に読みやすくハラハラさせられる。
    何よりこのタイトルが好きだ。

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    2025年04月06日
  • それは令和のことでした、

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    『葉桜の季節に君を想うということ』以来のファンです。
    小説ならではの死角トリックというか、ものすごく文章が上手いのだと思う。
    なんの違和感も抱かせずにミスリードされています。
    どのキャラクターもいきいきとしていて、話も面白く、ひきこまれているうちに、アッと驚かされ、舌を巻きます。
    短編では勿体無いようなキャラがたくさんいて、面白かったです。

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    2025年03月27日