歌野晶午のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ主に叙述トリックメインの短編集。
今の時代だからこその生きづらさ、窮屈さの描写がすごくリアルだった。
引きこもり、外国人の不法滞在、ブラックバイト、ヤングケアラーなど題材も令和の世の中を反映している。
本来は悪くないはずの人間がいつの間にか当事者になり追い詰められていく様は見ていて苦しい…。
どの話も、最後まで読めばそういうことだったかと納得できるオチがあるのですっきりする。
とはいえ後味が悪いというか、善人が善人でいられないのが令和の時代なのかな…暗い話が多くて気持ちは沈む。
「花火大会」だけは、え?それだけ?と拍子抜け。
わざわざこの短編集のラストにあるのは何か意味があるのでしょうか -
Posted by ブクログ
ネタバレ令和の時代(かな?平成からあることかもしれないけど)の生きづらさを描いた8つの短編集。
○ジェンダーを意識した名前を付けられたばかりに苦労する太郎の話。「彼の名は」
○昭和の感覚でよその子に接したら、強制わいせつを疑われてしまった話。「有情無情」
○引きこもりの姉がいる弟が、両親が亡くなった後、何とかしようとするがならなかった話「わたしが告発する!」
○いなかから自由を求めて都会に出たのはいいものの楽を求めていくうちに廃人になり、あげくに殺人の罪をきせられる話。1番主人公がダメなヤツと思った割には、つけてもらった弁護士が優秀で、意外に最後ホロッとさせられてよかった。「君は認知障害で」
○親の呪 -
Posted by ブクログ
【2024年186冊目】
人形師と消えた友人、妹を待ち続ける姉、記憶を失った老人、村落での殺人、視線に悩む妻。悪意が引き起こす5つのミステリー短編集。
いや、ホラー小説ちゃうんかい!
ええ、私が悪かったですよ、いつもあらすじ読まずに読み始めるので今回もそうして読み始めたわけです。でもさ、でも、表紙に「これを読んだら、家にはもう帰れません」とか書いてあったら、「ほほう、家に纏わるホラー小説か…?」って思うじゃないですか。いや、帰れるが?大手を振って帰るが…?
ということで、ホラーじゃなくてミステリーなので、家は舞台装置でしかなく、家自体に怖い要素はありません。安心してください。怖いのは人間で