【感想・ネタバレ】そして名探偵は生まれたのレビュー

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Posted by ブクログ

数年前に『葉桜の~』を読み面白かったので購入。
読み始めて短編集(中篇?)だと気付いた。短編などの場合、先が読めてしまうことが多いが、これはそんなことなく楽しんで最後まで読むことが出来た。それぞれが独立した話で、どれも面白かった。

特に4話目は作者の狙いにきれいに引っかかってしまい、読み終えたときに「やられた!」と一人で叫んでた。笑

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2016年02月29日

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ネタバレ

4つの短編のうち、「生存者、一名」が特におもしろかった。冒頭で、生存者一名、死者五名と出てくるので、誰が生き残るのか想像しながら楽しく読めた。

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2015年09月27日

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おもしろかった!読者に嘘を吐かなち描写で、謎解きに参加できるのが大変おもしろかった。文体も読みやすい。作者の他の本もとても読みたくなった。

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2023年12月22日

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雪の山荘や絶海の孤島など、ミステリ好きならたまらない舞台の中編が4本。作品自体に繋がりはないので、どれから読んでも楽しめる上に読み応えもバッチリ。4本の中では孤島が舞台の「生存者、一名」が結末が意外で面白かったです。

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2023年11月07日

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ネタバレ

中編作四遍からなる本。
この中では『館という名の楽天で』が一番好きだった。いかにもな館で起きる殺人事件、はミステリ好きには王道で憧れなので、それを大人になったらごっこでも実現させたい!と思う気持ちはすごくわかる。
被害者役がほんとに死ぬやつだろ…?!て思ってたらそんなことなくてよかった笑
最期はしんみりしたけど、それでも彼らは最後にミステリ好きの仲間たちと夢が叶えられて嬉しかっただろうなあ。

『生存者、一名』はサバイバルものですごく好きな題材なんだけど……
女性の妊娠と、そこで生まれた子供が〜、みたいな仕掛けはまじで妊娠出産を軽く身過ぎてるから嫌い。ちょっと気持ち悪くなって、そしたらあとはお腹の膨らみさえクリアできれば普段通り行動できると思ってる?なめてんのか?
フィクションだしと言われればそれまでだけどこういうトリックは受け付けなかった。

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2023年07月11日

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「そして名探偵は生まれた」 読んだ後が少しイヤミス寄りの後味。
四作とも密室だが、それぞれ趣が異なり楽しめた。

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2022年10月15日

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どれも平均以上で、とても面白かった。

「そして名探偵は生まれた」
"名探偵"という存在そのものに焦点を当て、そして密室トリックも混ぜ込んだ作品。
この探偵シリーズ化してほしいな...

「生存者、一名」
教団に裏切られ、無人島に閉じ込められてしまう5人を描いた作品。色々な意味で予想できない結末はとても良かった。

「館という名の楽園で」
見事なトリック。まんまと騙された。
個人的にはこの作品が一番良かった。

「夏の雪、冬のサンバ」
叙述トリックには気づいたが、お金の隠し場所は面白かった。後から考えると、生卵が伏線だったのか...

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2021年04月06日

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ネタバレ

推理小説短篇集。

『そして名探偵は生まれた』は、麻耶雄嵩のとある助手に似たようなキャラが出てきて麻耶作品好きの私には最高だった。

『生存者、一名』は、この中で一番面白かったかな。
孤島のサバイバルということでハラハラ感もあった。もう一人ってまさか…となんとなく察したような気になったが最後の最後にまた驚かせてくれた。

『館という名の楽園で』は、この中では展開が読みやすく驚くポイントはそんなになかったけど、懐かしいような切ないような気持ちになれる作品。

『夏の雪、冬のサンバ』は、これもオーソドックスな推理小説かな?と思いきや犯人がわかったときに「え?誰!?え?!あぁ!」となって一番純粋に驚いた。
読者に嘘をつかず、かと言って分かりやすすぎないようにうまい具合にミスリードさせていて凄いなあと。

全体的に読みやすいし、気をつけていても驚くポイントがあって、ミステリってこの「えっ!?あぁなるほどー!」という閃きが気持ちいいんだよなぁとあらためて思えた短篇集だった。

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2019年02月06日

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■圧巻の密室トリックと驚愕の結末に瞠目せよ!

影浦逸水は、下世話な愚痴が玉に瑕だが、正真正銘の名探偵である。難事件解決のお礼に招かれた伊豆の山荘で、オーナーである新興企業の社長が殺された。雪の降る夜、外には足跡一つなく、現場は密室。この不可能犯罪を前に影浦の下す推理とは?しかし、事件は思わぬ展開に……。(「そして名探偵は生まれた」より)“雪の山荘”“孤島”など究極の密室プラスαの、ひと味違う本格推理の傑作!

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2018年07月16日

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ミステリーはつくづく面白いな、と思える一冊だった!!
騙されぬように慎重に読み、たまに真相を想像することはできるが、結局は騙されていたり。
名探偵は生まれた、というのは読み手のことでもあるのかな?と思ってしまった。
中短編が4作おさめられた本作だが、どれも名探偵気分が楽しめる内容になってる。

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2018年04月25日

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まさか…の裏切りというか、狂気。殺人より恐ろしいものがあるとしたら、正常で純粋な狂気かも?

ここまで悲しみに包まれた名探偵は見たことない。それだけに頭脳明晰さがより際立って見え、それがより哀愁を生んでいた気がしました。

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2018年02月25日

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ネタバレ

2017年53冊目。
短編・・ってか中編だったのね。知らずに手にしたけど、シチュエーションの異なる中、それぞれがとても面白かった。
中でもやっぱり「生存者、一名」がいちばんかな。
歌野晶午作品は、「葉桜・・」に次いで2作目。
あたしの中の好きな作家ランキング、急激に順位が上がったw
次作も楽しみ。

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2017年11月13日

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ちょっとブラックユーモアが効いてると言うか、
捻りがあるというか癖があるというか。
こういうストーリー大好きだ!

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2017年07月29日

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短編集は物語に入り込む前に終わってしまうことが多いのであまり好きではなかったが、こちらはそれぞれの設定が変わっていて飽きずに読める。最後の最後に騙されることが多く、一種のミステリとして楽しめる。

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2016年11月29日

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4本の中編本


『生存者一名』目当てだったのですが、最初の『そして名探偵は生まれた』が一番好きだったのでした。

この、探偵とワトソンの関係。大好きなのです
完全無欠の探偵だったり、冷血探偵だったり、優しいだけが取り柄の探偵だったり、とにかくカッコイイ探偵だったり……。
好きな探偵は色々なのですが、それぞれの探偵とワトソンの関係も、探偵の人物像を感じる手掛かりなのですよね

図らずも助手になってしまったワトソン、どこまでも着いて行きたいワトソン、自分が助手だと気付いていないワトソン……と、ワトソンも色々いるのですが
探偵に憧れ、清廉潔白でクールな探偵にこそ着いて行きたい!と願うワトソンの気持ちもとっても分かるのです
探偵とワトソンの理想のスタイルを再認識したお話だったのでした。


目当てとしていた『生存者一名』なのですが
「例の目撃描写」があった時点で「……ああ、これ、そうなっちゃうヤツなのですよね」
と、気付いてしまう人は多いのではないでしょうか

そのつもりで読んでいると、「おや?……どうなっちゃうんだろう?」と一筋縄では行かない感じ。
流石歌野晶午。
その二段構えが解ける頃にはもう読み終わる所に来ていて、単なるクローズドサークルではなかったのですね

その『生存者一名』よりも好きなのが『館という名の楽園で』だったのです

この、館の俯瞰図を見た途端にニヤニヤしたくなる感じ。大好きなのです。
これ、思うのですよね?見た瞬間、思うのですよね??
トリック云々よりも、館の主やそのお友達が、いいなぁ……と思えてしまったのです。

鳴海さん達もこんな風に同窓会?したりしてたらいいな……とか。
まあ、この同窓会は困るのですけどね。

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2016年10月28日

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無性にクローズドサークルものが読みたくなったので「生存者、一名」目当てに再読。何度読んでもこの結論には唸るなあ…4本の中編集ですが、それぞれ違う面白さがあって楽しめます。

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2015年10月01日

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どの話も面白かった。ただ短編集だからか王手飛車取りとかほどの衝撃感はなかったように思う。安定の面白さという感じ。

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2015年08月17日

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【そして名探偵は生まれた】最後の3ページに驚く。しかしそれより前にも衝撃の出来事が…。一体何段構えなんだ!?と驚かずにはいられません。【生存者、一名】最後の最後のまで読めそうで読めない結末。世間での報道と現実との対比が面白い。【館という名の楽園で】直前の生存者一名で人がどんどん死んでいったのでこちらは安心して読めました。館の主人が語る話とリアル謎解きとの関係、ゲームだからこそできるほのぼの感。ラストは途中でなんとなーく読めましたが1番好きなお話です。【夏の雪、冬のサンバ】犯人までわかるかはさておき、よく考えればトリックは気付けそうなのに…まさかあれも伏線だったなんて。ただ他の3作品のインパクトが強すぎたので少し物足りなく感じました。
なんだかんだ言って気に入った一冊です。
「葉桜の季節に君を想うということ」も読んでみたいと思います。

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2015年08月09日

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「生存者一名」のタイトルに見覚えがあったが、結末は記憶になかった。漫画で読んだのだろうか。
いずれの話も結末に意外性があり楽しめます。
でもわたしの中では「葉桜….」を超えることはできなかった。
どの話も漫画で読んだかも。でも、主人公や犯人が違っていたような…。同じ作者の類似作品もあるのだろうか。

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2023年11月09日

Posted by ブクログ


「密室」をテーマとした四遍からなる中・短篇集。密室と言っても舞台が山荘だったり絶海の孤島だったりで、どれも趣が異なります。特に本書のタイトルにもなっている「そして名探偵は生まれた」がまさかの展開だったりで楽しめました。

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2022年09月02日

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ちょっと期待し過ぎたかな?
歌野晶午ということでどんでん返しを期待したのだけど。とはいえ4編どれも面白かった。無人島へ逃げたお話は二転三転。平均点以上でした。

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2022年08月11日

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密室系を集めた短編集。
短編集にも、あっさり迷わされる自分に対して、自己嫌悪たっぷりになりながら…
好きな感じのは、以下の2つ。
「そして名探偵は生まれた」
 少し探偵におふざけ入れて面白かったが、ラストは…で、名探偵は生まれてない気がする(^^;;

「館という名の楽園で」
良くある館もんやけど、その目的が、何か物悲しくて…
そんな気になるわなと。

他のも含めて短編〜中編やけど、楽しめた。
でも…やっぱり…長編が好きや!(^_^)v

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2021年01月11日

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密室がテーマの4つの短編集。
雪の山荘、無人島、館、雪の住宅。

①表題
雪の山荘での密室殺人。
名探偵の誕生方法に注目だ。

②生存者、一名
無人島での連続殺人。
読者には事後の新聞記事が提示されているが、
生存者一名が誰なのか、最後まで目が離せない。

③ 館という名の楽園で
館での殺人ゲーム。
ミステリー好きが高じて、奇妙な館を建てた男性。
知人を招待して推理ゲームを行う。
館の主人の気持ちになれたのが新鮮。

④ 夏の雪、冬のサンバ
外国人ばかりが暮らす古いアパートでの殺人。
古いアパート、外国色、が味噌。

どれも一味違うトリックで驚きがあったが、
短編なのでどっぷりと世界観に入り込めなかったのがやや残念。

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2019年12月22日

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中編集。四つの話が収録されているが一番気に入ったのは「生存者、一名」かな。全部密室ものなのだけれどどれもこれもただの密室ではないところが良い。

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2019年10月05日

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表題作『そして名探偵は生まれた』は雪の密室。探偵と助手の関係が面白い。トリックが杜撰だが名探偵をテーマとした皮肉が良い作品。『生存者、一名』は孤島の密室。サバイバルものであり謎解きでもある。フェアでない一文が残念だが、一気に読ませる魅力的な良作。『館という名の楽園で』は館の密室。これが一番良かった。王道のミステリ、読者への挑戦もある正当でフェアなそれでいて惹き込まれる傑作。『夏の雪、冬のサンバ』も雪の密室。こちらも密室モノとしてなかなか良い良作。全話共通してミステリファンなら大好きな要素が散見する一冊。

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2017年08月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

歌野晶午さんといえば、
「葉桜の頃君を想うということ」での
想像もしない驚きの結末があまりに印象深く
今回も期待して読んだのだけど
短編集だからかな、最後の方はちょっと飽きちゃった

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2016年09月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

雪の山荘,孤島などの密室小説を集めた短篇集。歌野晶午の作品は,本格ミステリらしい本格ミステリが多く,好きな作家の一人である。
「そして名探偵は生まれた」では,関わった事件について書いた小説によって損害賠償を請求されたことがあり,関わった事件について語ることすらしなくなった卑屈な探偵役が登場する。なんともひねくれた作品。真相を解明するのではなく,犯人をゆすろうとし,ワトソン役に殺されるという真相。ワトソン役が,名探偵になろうと誓うラストシーンが「そして名探偵は生まれた」というタイトルと相まって印象に残る。
「生存者,一名」は爆発テロを行った新興宗教団体のメンバーが無人島で希少な食料をめぐって殺し合いを行うという作品。最後に生き残った1名は誰かという,生き残る人物を当てる,一風変わったミステリで,生き残ったのは登場人物のうち,一人の子どもというオチ。新本格系ではちょくちょくあるようなトリックだが,妙に印象に残る作品である。
「館という名の楽園で」は,息子に先立たれた夫婦がトリックを使うために館を建てて,推理ゲームを開催するという作品。こちらも,寂しい雰囲気の作品で,妙に心に残る。
「夏の雪,冬のサンバ」は,キノシタという人物が,日系ペルー人の「アルベルト・キノシタ」であるということを隠した叙述トリックの作品。これは比較的軽いトリックの作品。
いずれも歌野晶午らしい作品揃いだが,できはそこそこという感じ。評価は★3かな。

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2022年08月21日

Posted by ブクログ

いわゆる本格もどきの作品を集めた中編集。
なかでも表題作は、名探偵ってどうやって食ってるんだろう?という子供の頃に感じた疑問に対する答えを盛り込んだ遊び心ある作品でした。
その他も歌野氏らしいなぁという印象の作品ばかりだと思います。

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2015年09月10日

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そして名探偵は生まれた
生存者、一名
館という名の楽園で
夏の雪、冬のサンバ
中編3つ、短編1つ。
①は愚痴の多い名探偵が事件解決のお礼に招かれた山荘でオーナー兼社長が殺された。山荘内、密室。もちろんそれだけではない。
②は宗教教団によるテロを起こした犯人達が海外逃亡準備が整うまで孤島に隠れることになったが…。教団に裏切られた犯人達の心情、そして一人一人と人数が減っていく。犯人というより生き残るのは誰だ!
もちろんそれだけではない。
③推理小説好きが頑張って、夢である館を建てた。大学時代の仲間を集めて推理ごっこをすることになったが…。館にまつわる甲冑の話がトリックに絡んで来るため、これを解かないと。
もちろんそれだけではない。
④アパート内で殺人が発生する。住人は1名の日本人以外は全て外国人、さらに外では雪が降っていた。短編ではあるが、話もトリックも申し分ない。
兎に角、作者はフェアであるため、読む側としては充分に条件が揃っているのに解けない…、しかも話しが面白く、次が気になり読んでしまう。何と抜群な作家だろうか。

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2015年08月16日

Posted by ブクログ

中短編集。
推理系のものとサスペンス系のもの。
無人島の話がいちばんおもしろいかも。
全体的にやられた感はうすい。

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2015年07月10日

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